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2006年6月 3日 (土)

カルティエ現代美術財団コレクション展(東京都現代美術館)を見た

遅まきながら、やっと行って来ました、東京都現代美術館で開催中の「カルティエ現代美術財団コレクション展」(MOTさんの公式ブログもあるようですね)。

今、私より先に行かれた方の感想を読もうと思ってネットを検索してみたら、プロ野球ロッテのボビー・バレンタイン監督のブログを発見!

バレンタイン監督って、非常にインテリジェンスのある方ですね。オープニング・パーティーの時にご招待客としてご覧になられているため、一般人のブログにはない写真も豊富にアップされている。これは、お見それいたしましたm(__)m

この展示会、4月22日(土)に始まったので、既にご覧になられている方も多いだろうから、あまり細かいことまで記述するのは止めてざっくりした印象を。

まず、とにかく大作が多い!(WWDジャパンさんの前編集長の三浦さんもコラムに書いておられましたよね)。アーティストの皆さんが、練りに練ったコンセプトで、制作費も時間も相当にかけて作りこんでおられる大きな作品のエネルギーの強さに圧倒された。

「コンテンポラリー・アートマン・プロジェクト」さんを始め、多くの方のブログに記されていたが、中でもロン・ミュエクの「イン・ベッド」は気になる作品である。

大きいだけでなく、髪の毛も血管が浮いた肌も眼も、すごくリアルだからだ。ここは「ガリバー旅行記」か「不思議の国のアリス」の世界か、っていう感じ。

感想の2点目。現代美術っていうと、何やらへたうま風の作品を想起する向きもあるかもしれないが、カルティエさんが購入しておられるのは、全て色彩的にも造形的にも美しいものばかりだ(ライザ・ルーの、大量のビーズで作りこんだ作品「裏庭」などはその典型だと思った)。但し、古典的な美の法則を知った上で何かの点でわざとバランスを崩しているものが大半なんだけどね。

3点目。絵画や大型のインスタレーションが素晴らしいだろう、というのは想像していたのだが、思った以上にメディア・アート系の作品に佳作が多かった。いい意味で裏切られた感じで、時間があればもっと1作ずつじっくりと見返したいくらいだ。

フィルム・モンタージュの手法を駆使した、アルタヴェスト・ペレシャンの「我々の時代」とか、ジェームズ・コールマンの、ボクシングの風景を細切れにし、その上に詩の朗読を重ねた(映像も詩も、まさにbeatonicだ!)「BOX」とか。

他にも、メディア・アート系の作品について「あお!ひー」さんのブログが解説なさっておられるので、是非ご覧下さい。

しかし、私が最も感心したのは、屋内展示の最後に登場した、マーク・ニューソンの「ケルヴィン40」である。

auのケータイのデザインを手掛けたことで一般の知名度も高いマーク・ニューソンのこの作品は今回の展示会の目玉として、開催前から数多くの媒体で取り上げられていたが、展示会場で実際に現物を見て、その「意味」を体感することが出来た。

この作品のあり様は、他の作品とは異質だ。前述した通り、現代美術の作品の大半は、古典的な美の概念を一旦解体し再構築しているか、もしくは第3世界など、異なる文化的視座から見た“異形の美”、あるいはカウンター・カルチャーとして、美の反対概念である「醜」を敢えて見せ付けるか、といった方法論を取っている。

しかし、この飛行機、「ケルヴィン40」は、普通に美しい。現実の飛行機のデザインが安全性やコストやマス受けを狙っているために微妙にダサくなっていることをつい想起し、「本当はこうだったらいいのにね」と思わせるような代物だ。

そうなのだ、これは厳密な意味での現代美術ではなく、プロダクトデザインとアートの境界に屹立する作品である。

この作品の凄いところは、マーク・ニューソン氏が、自分が乗りたい理想の飛行機をデザインしているにも関わらず、飛行機好きのマスの皆様(特に男性)のかなり多くの人達にも好まれそうな普遍性をも持ち合わせていることである。

工業デザイン、というものは、そうあってしかるべきなのだろう。非常に感心致しました。

ちなみに、「この飛行機って本当に飛ぶのかなぁ、どうなんだろう」と思っておられるアナタ、答えはここに書いてあります。ネタバレがいやな方はこの部分は読まずにMOTへお出かけ下さい。

その他、他の人があまり取り上げないだろうと思われる作品で私が面白いなと思ったものについてご紹介しておこう。

1つは、ジャン=ミシェル・アルベローラの一連の絵画を取り上げたコーナー。壁面をピンクと浅葱色のツートンカラーに塗り分けて、それぞれの色のイメージに合う作品をその部分にレイアウトしていた。

独特の神話的でシュールな世界観が面白かったですね。「内の空」という絵は、ピンクの壁の上に直に描かれていた。その絵は、人の顔が描いてあるのだが、右耳の上に、目が!他の絵にも、耳の上に目。耳で世界を俯瞰しているのかなぁ、この人は。頭の中に人の姿が出てきたり。一種の脳内イメージの再現なんだろうが、面白い感覚だ。

もう1人、アドリア・ヴァレジョンの作品。タイルをモチーフにした絵画やインスタレーションだが、「ラバの美人」というインスタレーションは、白いタイルとダマスク調のタイルの継ぎ目が、グロテスクな内臓がはみ出たような茶色で不気味な様相を呈している。

この展示会は、ほぼ大半が美しい作品で占められていたため、この作品の気持ち悪さだけが異質な感じで、ちょっと印象に残った。

(PS.文中でご紹介した全てのブログから、リンク&トラックバックさせて頂きました)。

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コメント

TBありがとうございました。
なかなかあれだけの内容のものを一カ所に集めて見せてもらえるってすごいことです。
でも、ブログで書こうとするとなかなかに内容が散ってしまいそうで難しいところなのですよね。
かなり独断で書いてしまってるブログですがリンクしてもらうとうれしいもので、また次に頑張ろうという気になりますね。

あおひーさん、コメント有難うございます。

おっしゃられる通り、1人の作家さんの展示会ではないので、感想書くのは難しいですよね。

でも、あおひーさんのエントリ、面白かったです。

私もちょこちょこアートについては書いておりますので、今後共よろしくお願い致しますm(__)m

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