なんばマルイ、9月22日(金)にオープン
多くの関西在住ブロガーの皆さんが書いておられたけれど、先週末の22日(金)に、大阪・ミナミに、なんばマルイがオープンしている。
何でも、開店前には約1,000人ものお客様が列を作っていたとのこと。皆さん、やっぱり新しいお店が大好きなんですね。
大阪というと、最近はキタの話題が何かと多かっただけに、マルイさんの参入がきっかけになってミナミが活性化されればいいな、と思います。
現場に足を運んだ訳ではないのだが、ホームページ上から得られた情報を元にある程度推測できることを書いてみたい。
なんばマルイの売場面積は約17,000平方メートル。一般的な都市型百貨店としては非常に小型ということになるだろうが、ファッションビルとしては結構な大きさになる。神戸マルイが7,000平方メートルらしいから、その倍以上だ。関東の方は、新宿3丁目のマルイシティ新宿がAB両館会わせて12,000平方メートルだから、それよりも大きいということになる。
ちなみに、昨日ポッドキャスティングで、有楽町マルイの出店計画について話したが、そちらは20,000平米もの大きさだ。
MDについてだが、まず、1階の靴売場に、ユナイテッド・アローズさんの「オデット・エ・オディール」が入っているのが目を引く。マルイさんの靴売場というと、大概は「卑弥呼」を除いて全体的にプライスが低めで衣料品に比べてパワー不足が否めなかったが、パンプスで25,000円~30,000円上代の商品を求める客層にもこれで十二分に対応できるだろう。
婦人服だが、一般的には、下の階から、ヤングーヤングアダルトーキャリア、と上の階に行くにつれてターゲットの年齢層が上がっていくケースが多いが、なんばマルイのMDは逆だ。
2階に「ダブルスタンダード・クロージング」「インタープラネット」「ラルトラモーダ」「ジェットラグドライブ」「インディヴィ」「フリーズショップ」(フリーズはちょっと若いけどね)と、アラサー世代こと、30代前後のキャリア層向けのブランドをラインナップ。
3階がモテ系、フェミニン系、4階がヤングキャラクター系とデニムを核としたブランド、という構成だ。
ワールドさんのアラサー向け新ブランドは、2階ではなく4階に入っている。但し、「ブラックバイマウジー」と「スマッキーグラム」の間なので、ロケーションとしては不自然な感じではないと思いますね。
丸井さんお約束の、「ローリーズファーム」には一等地に大箱をドーンとご用意、というパターンは今回も予想通り踏襲されていました(笑)。それから、同社のPBのフロアも、面積の拡充に伴って益々広くなったな、という感じである。
業界紙各紙が報じていた通り、これまでのヤング向け一辺倒のイメージを脱却し、より年代の高い客層を取り込もうとする店作りの第一歩となるのが、今回の大阪新店なんだと思う。
しかし、皆さんの書かれたブログの中に、「0101」というロゴを見て、「オイオイ」と読んだ、というのが結構あったのには、笑えました。さすが関西人!
アパログにもブログ連載中↓↓↓
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やっぱり、行っちゃいました(笑)
土曜日で、一階は人が並んでいましたが、地下からはすんなり入れたみたいです(苦笑)。
人が多いし、メンズしか私、見れていませんが、ふと思ったのはナンバCITYとかぶってないかなあって。
ここはナンバwalkもできて、やや過剰になる気がしてしまいます。
一番の具体例だとワールドのタケオキクチさんです。
1・心斎橋大丸
2・難波高島屋
3・難波CITY
4・丸井
と、同じ地区に四店舗あります。
しかも、この中でコレクションまで置いている旗艦店は難波CITYなんですよね。
だから、通常は百貨店だとタケオキクチが一番混んでるのですけど、ちょっと閑散としていました。
コムサさんは逆に、丸井にコレクションと、アルチザンというアッパーラインを置いているのですが、アルチザンは申し訳ないけど、コムサにくる顧客と価格帯が違うみたいで、苦戦してるような印象を受けます。
プロパーではデザイナーズブランドと同じ価格になっていますから。
アルチザンブランドはバーゲンで凄く、あまってるんですよね…。
クラシカルに頑丈に作ってあるとは、(素人の)私は思うんですけど。
ただ、アバハウス ベグジットはいい感じでキレイメにまとめていて、よかったです。
チョット、他のお店と違う感じがしましたし、ヒューゴは品揃えがよくってドイツ人らしいデザインで肩幅もゆったりしていて、僕にはとても面白かったです。
あとのオドロキはヴィヴィアンにメンズがあったことです。
ちょっと、でも、あの独特のカッティングは華奢な男性ではないと難しいのかなぁって思いました。
また、きっと、丸井についてはblogに書くと思います。
投稿: 田中およよNo2 | 2006年9月26日 (火) 00時33分
田中およよNo2さん、詳細なレポート、有難うございます。
長いこと行っていないんで最近の状況はわかりませんが、確かに、なんばCITYとは一番かぶりそう。
「タケオキクチ」の問題は、おっしゃられる通りなんですよね。セレクトショップに対抗できるワンブランドショップで数少ない人気ブランドなんで、猫も杓子も「出店してほしい」と言っておられるやに聞いたことがあります。
最近はワールドさんもメンズの他のブランドも開発してきているんですけどね。現場サイドでは、「上司を説得しやすいのは実績のあるブランド」というのは、かなりあると思います。
「アルチザン」についてもご指摘の通りでしょう。「ヒューゴ・ボス」は、めきめきよくなってますね。予断ですが、この2月にスイスに行った折は、ドイツ語圏だったのでヒューゴ人気は凄かったですよ。
投稿: 両国さくら | 2006年9月27日 (水) 00時12分