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2006年10月24日 (火)

米ノヴァ・ニット全株取得ー島精機 世界へホールガーメントー(H18.10.21繊研新聞他)

イタリアの話題の途中に差し込む形のエントリになっちゃうけれど、私が渡欧している間にリリースされたニュースの中で一番気になったのが掲題のものだ(日本繊維新聞さんのサイトにもアップされております)。

最近はアパレルのワールドさんが製造メーカーを傘下に収めるような動きもなさっておられるが、繊維機械のメーカーが製品をOEM生産する工場を持つ、ということは、それとは又数段オペレーションが難しい、かなり思い切った戦略である。

但し、島精機さんの場合、ニットの編み機では世界NO1のシェアを持つガリバー企業だ。中でも、同社独自のホールガーメント(無縫製)のニットについては、自社内のデザインセンターにニッターさんや生産管理会社さん、企画会社さん、アパレルさん等の企画担当者を集めて編物設計の方法を伝授しながら普及させていった経緯があり、実際のところ、スフトに関するノウハウも島精機自身が一番蓄積している、と言っても過言ではない。

他産業でも機械メーカーが製品まで手がける、という例はない訳ではないので、是非島さんには頑張ってもらいたいのだが・・・。

気になっている点が2点ある。

1つは、このニュースと同時に発表された決算予想の下方修正。ヨーロッパ、特にイタリアでの編み機の販売が、中国勢との競争で苦労しているニッターさんの設備投資意欲の低下により苦戦しているとのことで、その一方で、アジアでは売れ行きは好調、といいながら、欧州での苦戦をカバーするまでに至っていない、という状況のようだ。

中国のニッターさんの事情、つまりは、貿易摩擦で欧米への輸出数量に割当制が取られている、という問題が応えているのではないか、とも推察できる。企業さんによっては、まだまだ手横で人海戦術で行こう、というところもあるのだろうし、思ったほど高いマシンがバンバン売れるとはいかないのだと思う。また、欧米や日本のクライアントさんの手前もあり、そちら向けと全く同じ対応を取ってしまうとまずいというところもあるだろうから、現在は難しい局面なんでしょうね。

リリースによると、欧州対策として代理店をはずして直販に切り替えるそうで、利益率の点でも、戦略の徹底という点でも、うまくいけばプラスの方向に持っていける方法だと私は思います。

ただ、もう1つ、ネット上でNova Knitsを検索していて非常に気になるテキストを発見してしまった。2006年3月にこのような文章がアップされているのだ。

アメリカの工場さんというのは、日本と全く同じで、先進国ならではのコスト高に悩んでいる。かといって、泣く泣く廃業する日本の工場さんや、仕方なく辞めていっている労働者の人達のように、おとなしく泣き寝入りはしない人達が存在する、という現実ーー。

ホールガーメントの機械をうまくオペレーションすれば、現場の生産ラインの人員は旧式の機械よりは少なくてすむ、という理屈は容易に考えられる。だが、それは、現場で働く人達が納得の上配置転換や場合によっては職場を変わるということを受け入れて初めて成り立つ図式だ。

思わぬカントリーリスクがなければよいのだが・・・。だが、これは、一人島精機さんのみが悩むべき問題などではなく、そもそも、「大人しい日本人なら何人辞めてもらっても構わない。ニッターが何社泣こうが関係ない」という日本の繊維業界の常識の方が間違っていると考えた方が良いのかも。日本のように国土が狭く、他産業の強い国においては、労働運動などは必要ではなく、雇用の安定のない業界からは、労働者は一目散に去っていくのみなのである。

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