最近のトラックバック

2018年7月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

両国さくらのお気に入りリンク♪

お断り

  • 本ブログと無関係なコメント、トラックバックは予告なく削除させて頂きます。

当方の連絡先について

  • 当方の連絡先は、次の通りです。#の代わりに@を入力してメールをお送り下さい。 ジャーナリスト「両国さくら」としての取材領域は、女性の目線で見たモバイル・ビジネス及びケータイ(モバイル)通販、ネット通販等が中心です。お気軽にお問い合わせ下さい。 ファッション・ビジネスについての取材は、本業との兼ね合いでお受けできるものと出来ないものがございます。ご相談事は、極力本業の方でお受けするようにしておりますので、予めご了解下さい。 underground1103#yahoo.co.jp

« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »

2006年11月29日 (水)

テストマーケティング用のラック

皆さ~ん、今日のウンチク話は現役バリバリの方は重々ご承知のことだと思うので、学生さんやキャリアの浅い方、異業種の皆さんだけ読んでチョ。

昔、岡山や広島辺りを取材やリサーチしていた頃はそんなことは全く感じなかったのだが、都心部の有力百貨店さんを見ていると、時折、あるハンガーラックにかかっている商品が、他店にはない新商品ばかりになっていることに気づくことがある。

というか、それらの商品を手に取ったりしていると、「こちらは○○店だけで先行発売させて頂いているものなんです」と、はっきりとショップスタッフの方がおっしゃられる場合すらある。

これがいわゆる、テストマーケティング用のハンガーラックなのだ。売り上げが大きく、そのブランドがメインターゲットとしている顧客中心の構成になっているショップを選んで、発売するか否か、発売した場合どのくらいの量が全国で売れそうかをテストしているのである。

この時大切なのは、ショップスタッフの方が、売れた理由、売れなかった理由をきちんと類推しておくことだ。POSには売り上げの記録しか残らないが、実は、定性的な情報の方が先を読む上で重要になってくる場合が多い。

よくあることだが、何人ものお客様が手に取って試着までされるのに売れない、というケースでは、サイズに部分的に難があったり、着てみると意外に太ってみえた、と言った理由があったりする。

色が派手すぎる、とか、値段が少し高いとか、会話を交わしていけばいろいろとわかることはある筈だ。

昨今のアパレルさんで仕組みがきちんと出来ているところは、それらの情報を週報で吸い上げたり、あるいは営業担当者がショップまで出向いて聞き出したりする形ですぐに企画や生産にフィードバックしている筈である。

最近は、多品種少量で死に筋になりそうなものを深追いすることは昔と違ってなくなっており、大半の企業さんはアウトレットも活用しているので、ショップの人達が昔に比べて死に筋にちょっと鈍感になっておられるのではないかと思うことがある。しかし、本部に報告してしまえば終わり、ではなくて、店頭にある商品で残ってしまいそうなものこそ、意識してそれが似合いそうな方に売って売り切っていく、という努力は絶対に必要だ。

特に、デザイン面での差別化が行われている見せ筋のコートやジャケットなどは、単価が高いですからね。プロパーで売るのと、マークダウンでどれだけ利益が違ってくるか考えてみると良い。お客様は千差万別、死に筋にも魅力はもちろんあるし、そういうデザインを好まれる方、それが似合う方もいらっしゃるのだ。

もう1点、関連する話を書いておくと、売れない理由の中には、競合するお友達ブランドの同様の商品に素材やデザイン、ディテール、微妙な色などで競り負けている、ということがあったりする。最近は雑誌掲載があったかなかったか、という問題もありますしね。

それをチェックするのは営業担当者の仕事だと思うが、優秀なショップスタッフさんならば当然お昼休みや夕方の休憩の折なんかにさりげなくライバルブランドの商品を見ておく必要があるだろう。

顧客に近い目線で、そして顧客の立場に立って、そのような意見を本部に上げていくことが大切だと思う。

しかし、そうやって意見しても、「うちのブランド、全然良くならへん」と思えることもあったりして、皆さんやる気をなくされたり腹の立つことも多いと思いますが・・・。

仮に駄目な会社であったとしても、商品に対して沢山の気づきが出来るようになるということは、自分自身のためだと思うのだ。商品知識が増えてくると、仕事は間違いなく楽しくなります。セントラルコントロールで、自分自身がバイイングできなくても、豊富な知識を持ったショップスタッフさんは必ず売り上げを上げることは出来ます。そして、お客様に喜んでもらうことも出来るのだ。

もしも、自分が今勤めている会社の商品レベルを超えるくらいまで成長できたと思ったら、そのときは円満に「卒業」=転職させてもらえば良いと思うんですよ。

逆に言うと、企業さんは優秀なショップスタッフに逃げられないよう、商品力や企業としての体制を整える必要があるだろう。

アパログにもブログ連載中↓↓↓

YouTubeとVerizon Wireless、動画サービス利用で提携(H18.11.29Japan.internet.com)」

今日はアパログの方のみ更新しました

皆さ~ん、最近東京の夜はかなり冷え込むようになって参りましたね。通勤電車の中でもマスク姿の方、せきこむ方をチラホラ見かけますが、手洗いうがいを励行して風邪を引かないように気をつけましょうね。

さて、今夜はアパログの方のみ更新致しました。ドロップシッピングに、富山でネットを活用して頑張っておられる縫製工場のレスターさんが早速チャレンジしておられる、という話題です。↓↓↓

レスター、卸直配のネット販売ー在庫抱えず商品を拡充ー(H18.11.27日経産業新聞)」

2006年11月27日 (月)

不景気に泣いてきた姉キャン世代はこれからハジける!?

今日11月27日(月)付けの繊研新聞さんに、雑誌『CanCam』編集長・大西豊氏のインタビュー記事が掲載されていた。

ご覧になられた方も多いと思うが、ファッション業界に対して、非常に厳しいご意見を連発されていた。売れ筋追従型のMDブランドの企画手法や、百貨店の家賃の高さ、小売業の業態間の縄張り意識など、至極もっともなことばかりだなと頷きながら読ませて頂いた。

この記事は、来年3月に『姉Can』を月刊化する、というニュースに続いて、「クオリティーの高さとインターナショナル性が彼女たちを満足させるキーワードとなる」(同紙より引用)という文言で締めくくられている。

実は昨日も、横浜に「g.u.(ジーユー)」さんを見に行った帰りに横浜高島屋さんを覗いてきたのだが、一部のブランドを除いて、やはりイマイチ元気がなかったヤング、キャリアの婦人服の平場に対して、「ルイ・ヴィトン」「グッチ」「カルティエ」などのラグジュアリーブランドの売り場の混雑振りが対照的な様相を呈していたので、大西氏が指摘しておられることは実際そうなんだなぁ、という風に強く感じた次第である。今、人気のある百貨店さんは、週末に訪ねるとどこもそうなんですよね。

もう1つ、いわゆるモテ系のブランドがここに来てダウントレンドに陥っているのは、ブームから約3年、お客様に飽きられたということと、顧客の成長ということもあるのだが、もう1つ、時代が変わったからではないかというのを私は感じているので、今日はその仮説について少し書いてみたい。

この間、上原仁保田隆明藤代裕之の著名ブロガー3名が共同執筆された新著『口コミ2.0』(明日香出版社、定価1,500円+税)を読んだ。私は上原さんとは全く面識がないのだが、ガ島さんこと藤代さんは、何故かマイミク?だし、保田さんとはジャパン・ブロガー・カンファレンスの後の懇親会で少しお話しさせて頂いたことがある。3名共私(40代前半)より一回り若く、1973年もしくは74年生まれの30代前半の男性だ。

この本の中で、一番目を引いたのは、P86から87にかけて書かれている、「まだまだ、インターネットの中の人口は、男性の方が多数を占めています。特に口コミの源・情報発信者となっているブログの書き手やメルマガの発行人といった、インターネットへの理解度の高い層では、よりいっそう男性比率が高くなっています。しかも普通の人とは一風変わった、特徴のある情報アンテナを持った人が多いのです」という部分である。

私はこの意見には根本的に異論があって、自営業の女性ネット店長さんとかママさんアフィリエイターとか女子大生ブログなんかの中には相当に面白いものがあるし、特に楽天ブログの中では、女性同士のクチコミの輪が相当に消費を喚起している部分があるので、リアルと同様にネット上にも女性主体のクチコミコミュニティーは既に形成されている、と思っているのだが・・・。

この3名が、「女性のブログは面白くない」と思っておられる大きな理由として考えられるのが、この方々と同年代もしくは少し年下の、30歳前後から、24歳までの女の子、女性達が、mixiの中はともかく、オープンなブログで個性を発揮している例は、私の知る限りでも確かに少ないような気がするからだ。

その理由は、恐らく、この世代の女の子、女性達が、空前の就職氷河期で就職に苦労し、不本意就職や、就職したくても正社員になれず仕方なく派遣社員やフリーターになったりして、気持ちを萎縮させて青春を過ごしてきたから、なのではないだろうか。(今年の8月にうちの会社で三浦展氏のセミナーを開催したのだが、その打ち合わせの折にも三浦氏も同様のことをおっしゃっておられた)。

モテ系ファッションで皆に嫌われないように、素敵な彼が現れたら早く結婚を、というスタイルが流行ったのは、そういう時代の空気がバックグラウンドにあったから、なんだと思うんですよ。そして、その裏トレンド、古着やポイントさんの「ローリーズファーム」に代表される地味系ファッションもまた、就職で都心に出ることもなく、地元で堅実な生活を送っているフリーター族のための服で、根っこの部分のメガトレンドは同じ=不景気、だったのだ。

そういう時代に、周囲から浮いてしまうかもしれないような情報発信なんて、もちろんNGでしょう。

ただ、どこの専門学校さんや大学さんに聞いても、そういう状況は明らかに昨年から様変わりし、今や新卒の就職は超売り手市場、第2新卒にも、転職のビッグチャンスが到来している。格差社会は厳然として存在しているのだが、昨年や今年はボーナスが増えている企業さんも多い。何となく気分が明るくなってきた、これからいろいろやりたいことをやろう、という女の子達は多い筈だ。

特に、同じように時代に泣かされてきた子達でも、30歳前後の子と、25、6歳では残念ながら後者の方が圧倒的に有利だ(30歳の人、怒らないで下さい。これは一般論で、頑張ればもちろんチャンスはあると思いますので)。まだ若いので、平均値を取ればまだまだ遊びたい、ハジケたいという元気に溢れていると私は思う。

なので、『姉Can』族は、やっと時代の追い風を得て、これからハジける、ブレイクするのではないか、というのが、さくらの予感です。この子達の中での勝ち組や、親御さんから受け継いだ資産の多い人達は、上質なものをバンバン買いますよ、きっと。

この世代は、就職で苦労しているので表面的には静かにしていても、大手企業や有力IT系企業などに入社している人は非常に優秀だ。ブログなんか書かずとも、既に企業の商品開発やマーケティング、営業、広報宣伝等のセクションで活躍しているのではないかと思います。

彼女達が「個」を発揮するのは、その中の一部の人達が結婚で止むを得ず職場を離れざるを得なくなった時、だという気がしますね。本業で充足している人には、ブログは必要ない、SNSさえあれば十分なのでは、というのが、さくらの意見です。

ということで、超優秀でハイセンスな『姉Can』族の今後の動静を予想しながら、CanCamTVのサイトと、Yahoo!動画のCanCamTVをご覧下さい。

動画の中に登場しているCanCamTVの局アナの皆さんは、みんな、可愛い(^^) そして、すごく賢いです!!

口コミ2.0 ~正直マーケティングのすすめ ~ 口コミ2.0 ~正直マーケティングのすすめ ~

著者:上原 仁,保田 隆明,藤代 裕之
販売元:明日香出版社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

アパログにもブログ連載中↓↓↓

「『Nutty Collection』の(株)エスクルーをサイバードホールディングスが子会社化

2006年11月26日 (日)

問題山積、だがオトク感で女性客を引っ張る「g.u.(ジーユー)」

皆さ~ん、一つ下のYouTube動画はご愛嬌、ということで、今日の本番エントリは「g.u.」さんの話題です。

横浜駅の西口から歩いて7、8分くらいのところにあるダイエー横浜西口店内のお店を初めて見てきました。小1時間くらいずっと売り場の中で商品やお客様を観察して参りました。

ファッションコンサルタントの小島健輔先生のブログにも書かれていたような、素材や縫製、VMDの問題など、ファッション業界内にいて常日頃からそこそこ良い物を見たり買ったりしておられる方ならばちょっと許容限度を超えているかな、相当にひどいな、と思われるものが多かったんですが、何故か、女性ばかりが並んで購入していたんですよね。

やはり「安さ」のパワー、「お安くなってまっせ」という呪文がマスコミやら新聞の折込広告やらご近所からのクチコミから聞こえてくると、「行ってみなきゃ」と思うのが女心なんだと思います。私自身も、職業柄リサーチしなきゃ、という義務感もあるんですが、やっぱり同様の心理から行動している、という部分がありますからね。

ただ、本当にお金に困っている人はともかく、歩いて10分も行ったところにある「ビームス」さんやら「ユナイテッドアローズ」さんの商品でもPBならば、「g.u.」で買うのを2.5枚止めれば1枚は買えると思ったら、2回目からは「買うのやめとこか」となる人もかなりおられると思います。

ポッドキャストの中でも話した通り、同じコンサバな層でも世代によって基本となるスタイリングはかなり違うし、男性の場合、本当に貧乏になってきたら極限まで服は買わなくなってくるのでは(意欲をなくして出不精になる場合も?)という仮説を私は持っております。「ユニクロ」さんが多くのお客様に支持されている最大のポイント=ものが良い(素材が良い)という点を完全に放棄したところから出発している「g.u.」の前途がどうなるのか、今後に注目したいと思います。

ではまず、お写真をどうぞ。

その1:横浜駅西口。下のYouTube動画と同じ場所で撮影。

181126gu01

その2:クルリと振り向いて、横浜高島屋と相鉄ジョイナスのビルをパチリ。

181126gu02

その3:相模鉄道の横浜駅前から、ダイエー方向に向かって歩く。同方向に「ビッグカメラ」「ビブレ」「東急ハンズ」などもある。歩道はかなりの人だかり。

181126gu03

その4:本論と関係ないんですが、「ドンキホーテ」。地方の方も上京された折には是非ご覧下さい。ドンキこそ、所得の高い低いに関係なく、「楽しいから」売れているお店です(うちでもよく講義をお願いしているT先生がそうおっしゃっておられますが、全く同感)。

181126gu04

その5:ダイエー横浜西口店の側まで到着。「g.u.」の看板も掲げられている。

181126gu05

その6:ダイエーさんの入り口。日曜日だが特別お客様は多くはない。今や、普通の食品スーパーさん、といった風情。

181126gu06

それでは、ポッドキャスティングをどうぞ。お時間は12分弱です。

「2006_11_26_15_18.mp3」をダウンロード

午後の横浜駅西口(YouTube)

試しにドコモのFOMAP902iで撮影してみました。時間帯は午後1時43分から1分弱。

画像は荒いですが、やはり動画ならではの味がありますね。後で見ると、自分の肉眼では捉えられていなかったようなことに気づかされます。

これはクセになりそう(^^) もっとちゃんとしたビデオを購入して、東京や海外のストリートを撮影してみたいです。

天丼てんやのメニュー変更に思う、自店の主力客層のウォンツを汲み取れ

この間、本当に久々、2年振りくらいに、天丼の「てんや」でご飯を食べた。

関東以外の方、ごめんなさい。お店がないので想像しにくいと思うんですが、「てんや」は天丼のチェーン店だ。(ご参考までに、こちらの公式サイトをご覧下さい)。なので、当然、「今日は天丼を食べよう」と思って店内に入ったのだが・・・。

あれれ、なんだか様子が違う。店内の8割くらいの人が、天丼と一緒におうどんを食べているのだ。小うどんの人もいるし、もっと量の多い稲庭うどんとのセットの人も。

これ、前はメニューにはなかったんですよね。私が記憶している前、というのは、最初に書いた通り2年も前のことだから、いつの時点で始まったことなのかわからないが、皆さんがおいしそうにおうどんにパクついている姿を見て、「このメニュー変更は正解だな」とさくらは感じました。

というのは、たぶん、この「てんや」の主力客層は、天婦羅、揚げ物が好きな人、しっかりご飯を食べたい人だと思うからだ。清潔感があって入りにくい雰囲気ではないのでファミリーやヤングのカップルなどもいるが、やはり、男性の1人客が多い。逆に、女性で1人、しかも細身で小食そうな人はほとんど見ない。

小食の人なら天丼一杯でもお腹一杯、というところなのだろうが、てんやさんの幹部の方やお店の方々は、「まだもの足りないと思っている大食漢のお客様がかなりいる」と見たのだろう。ひょっとしたらアンケートでも取って調べられたのかもしれない。

「天丼」というメインメニューは、女性のグループやこじゃれた雰囲気を好むカップル、小食になってしまった年配者等を取り込むのは難しい商品だ。だったら、主力客層の「しっかり食べたい」というウォンツを捉えて、プラスワンメニューで客単価をアップしようーーこの戦略、ズバリ的中しているように私は思いました。

これは、自店の主力客層が何を欲しているのか、何が自店に不足しているのかをうまく察知して改善を進めておられる良い例だと思います。

実は、アパレルでもそうなんだけど、ここまでの仮説を立てるのは簡単なのだが、では、何のメニューを何品加えるのか、価格及び原価率をどの程度にするのか、という商品開発が一番難しい。アパレルのMDの場合は、飲食と違って多品種少量で短サイクルになっているので、仮にヒットを当てても長続きしにくい、というのが最近の実例だろう。

しかし、MDが細かくなればなるほど、顧客のウォンツを微に入り細に穿ったところまで余計に細かく汲み取っていく必要が生じてくる筈なのだ。「ウォントスリップ」なんて最近あまり言われなくなってきたのだが、目的意識を持った方の来店が多い百貨店さんや量販店さんではやはりこういう考え方は必要なのではないかと私は思います。

アパログにもブログ連載中↓↓↓

11月23日(木)付けのエントリ、ビットレイティングス・佐藤社長ブログへのリンクを追加しました

2006年11月25日 (土)

映画「プラダを着た悪魔」、見てきました

仕事がいよいよてんこ盛りになって、大変な状況になりつつあるのだが(^^;; 会社を早めに出て錦糸町でレイトショーで「プラダを着た悪魔」を見てきました。

実は10月にミラノに行った折に、金曜日の夜、定宿の斜め前の映画館の前に午後8時頃行列が出来ていたので、「何事か」と思って見たら、「The Devil Wears Prada」を見るために並んでいるミラノっ子の皆様方だったのだ。

さすがファッション都市だなぁ、と思って感心致しました字幕はイタリア語でもセリフは英語のままだろうから、ミラノで見てしまおうか、とちょっと思ったりもしたのだが、日本に帰ってからのお楽しみに取っておいたのだ。

日本でも既にそこそこヒットしているようで、ネット上にもかなり多くの感想が記されていますね。

ここから先は、まだこの映画を見ていない方はネタバレになっちゃうので読み飛ばして頂きたいのだが、私にとっては何と言っても往年の演技派女優、メリル・ストリープが健在振りを遺憾なく発揮していたことがすごく嬉しかった。

昔、大ファンだったんですよ。やはり、うまいですね。どちらかというとファッショニスタという感じの女優さんではない彼女が、ミランダ役になりきっているところが良かったです。腕組みをして「フーン」という感じでアン・ハザウェイを眺める様子とか、車に乗り込んで少しアゴを上向きに上げて雑念を振り切るようにしてきゅっと前を向く姿とか、せりふよりも表情が、ミランダという孤高の編集長のキャラクターをよく表していた。

原作を読んでいないのでそれとの比較はできないが、映画自体はコメディータッチで誰が見ても楽しめる内容になっていた。

しかし、エディター、ライターに限らず、ファッション関連の仕事に就いている皆さんは、この映画を見て少なからず考えさせられるところがあったかもしれませんね。多忙な生活で徐々に恋人との距離が開いていくシーン、仕事に強烈なプロ意識を持って頑張っている人達の集団であるという反面、相手を蹴落としたり仲間を裏切ることも場合によっては止むを得ないという競争社会の現実・・・。

元々ジャーナリスト志望だったアン・ハザウェイ扮する主人公アンドレアが、結局、ファッション雑誌の編集アシスタントは辞めて、一般紙の記者になる、というシーンでこの映画は幕を閉じるのだが、このストーリーはコミカルな体裁を取りながらもファッション・ジャーナリズムの光と影の両面をうまく描き出しているように思った。

見た目は華やかだが、実際は体力勝負のハードな職場だし、それ以上に、主人公のアンドレアは、「ファッション・ジャーナリズムは、ジャーナリズムであって、ジャーナリズムではない」と感じてしまったんだろうね。コマーシャルの原理で動いているんですよ。これは、うちの業界に入ろうとする人は真剣に考えた方が良い根本的な問題だと私も思っております。真面目な人にはファッションジャーナリズムの業界はかなりつらい業界なのだ。

まあ、そういう硬い話は抜きにして、パトリシア・フィールドがコーディネートしたという登場人物達のファッションを見ているだけでも非常に楽しい。アン・ハザウェイは細身だけど結構グラマーなので、ドレスや胸元が大きく開いたスーツが非常によく似合っていて、かっこ良かったです。それに対し、大人の魅力、ファーのコートをバンバン投げつけ(笑)貫禄で勝負するメリル・ストリープとの着こなし対決がこの映画の一番の見所だろう。

ご参考までに、日米の公式サイトと、映画の中でアン・ハザウェイが持っていたエディターズ・バッグを販売しているCOFFERSさんのサイトをどうぞ。公式サイトは、アメリカ版の方が日本版より断然イケてますね。

映画『プラダを着た悪魔』公式サイト

The Devil Wears Prada

COFFERSのPatricia Field Boutique

2006年11月23日 (木)

STELLA McCARTNEYスキンケアブランドをスタート(H18.11.20WWDジャパン)

(皆さん、昨夜は更新できずごめんなさい。疲れていたのか、PC開いたまま眠ってしまいました・・・)。

久々にデザイナーさんの話題。WWDジャパンさん情報だが、ステラ・マッカートニーがグッチ・グループのYSLボーテから、自然派化粧品の新ブランド「ケア」を発売するそうだ。アメリカでは来年2月から、まずはセフォラとセフォラ・ドット・コムで取り扱われるのだとか。

ご参考までに、海外のブログ2つにこの話題が取り上げられていたのでご紹介しておこう。

RealSelf Blogs

SASSYBELLA.comのブログ

以前、このブログのポッドキャスティングの中でもしゃべったことがあるんですが、日本の高級自然派化粧品市場というのは、あまり大きくない。しかし、こういうセレブというか、ソーシャライツというのか、知名度の高い人がプロデュースした商品というのは、断然インパクトがあるし、自然派でありながらお洒落感があるので、売りやすいと思います。いずれ伊勢丹さんや阪急さんあたりに入ってくる可能性はあるんじゃないだろうか。

但し、ここで重要なのは、商品開発やブランドのストーリー性に嘘があってはならないということ。プロデューサーが本当に心から自然派化粧品の必要性を感じて開発しているかどうか。そうではないことがわかった場合、消費者はあっという間に離れていってしまうのが、こういう世界なのだ。

ステラの場合は、元々動物愛護主義者として有名なので、そんな心配はないと思うんですけどね。最先端でハードワークに励んでいる人がストレスもあってか思想的にもラディカルになっていく、その好例だという気がします。

この記事を読んですぐ思ったんだけれど、「ナチュラル、エコでなおかつお洒落」、そういうキーワードで一流デザイナーがデザインしたアパレル、そういう商品が実はアパレルでも求められているような気がするのだ。この間もうちの会社のある講座で講師の方がおっしゃっておられたのだが、オーガニックコットンを使った商品なんかでデザインセンスの高いものが世の中には非常に少ない。既成概念にとらわれないブランディングや商品開発に、例えば東コレに参画されるクラスのデザイナーさん達には是非挑戦して頂きたいと思います。

アパログ、今夜はエントリ2本建て↓↓↓

モバイルSEMやら、モバイルSNSやら

「(株)ゼイヴェルの『girls shopping(ガールズ・ショッピング)』がiモードの公式サイトで10月3位に転落」

2006年11月22日 (水)

UNIQLO MIXーユニクロミックスー

今秋リリースされた新サイト「UNIQLO MIX(ユニクロミックス)」。

う~ん、やっぱり「ZARA」や「H&M」と比べると相当にスタイリングは単純でコンサバだなぁ。特にレディスは。

えっ、どこがって?プロの皆様なら、言わなくてもわかるでしょ。ご自身で考えてみてチョ(笑)。

2006年11月21日 (火)

「毛織物価格の引き上げを」-尾州産地有力10社が要請ー(H18.11.20センイ・ジヤァナル)

11月18日(土)付けのポッドキャスト「新たな局面迎えた国内繊維製造業」の中でも触れた話題に関連して・・・。

1週間前に記者発表されたニュースなんだけど今日付けのセンイ・ジヤァナルさんに掲載されていたから、おさらいの意味でご紹介しておこう。

こちらの中部経済新聞さんのサイトにある通り、尾州の複数の企業が一緒になって生地値の値上げを要請した、ということは、異例のことである。私が業界に入ってからも全く記憶にはないことだ。

センイ・ジヤァナルさんに列挙してあった値上げ要請の理由の中には、ポッドキャストの中で私が挙げた点以外(染色・整理の加工賃の高騰、円安=但しこれは輸出には有利に働く、重油の値上がり)に、原料・糸値の高騰、ということも指摘されていた。

詳しくは同紙を是非お読み頂きたいが、旱魃による豪州羊毛価格の上昇、ウールの糸値の上昇、中国の桑畑減少によるシルクの値上がりと、本当に泣きっ面に蜂、というか、悪条件が重なり合っているとしか思えない状況ですね。

センイ・ジヤァナルさんの紙面を見ると、もちろん産地の企業さんは一方的に値上げを訴えている訳でなく、「新しい世界に通じる商品の開発、ジャパンクオリティー=品質の向上、納期短縮の努力などの産地改革に取り組んでいく」(平成18年11月20日付けセンイ・ジヤァナルより引用)と自己改革の意思についても明確に述べている。

ビジネスだからどうしても売り手より買い手の方がネゴシエーションでは有利になる場合が多いのだが、状況が逼迫の度を強めているだけに、産地サイドの意向が通るケースも増えてくるのではなかろうか。

アパログにもブログ連載中↓↓↓

楽天さんの功績と長所をきちっと評価すべきでは?」

2006年11月19日 (日)

「Fashion2.0論」、mixiの中で執筆を始めました

皆さ~ん、遅くなりましたが、「Fashion2.0論」を今日からmixiの中で書き始めております。

全部で12回程執筆する予定です。本業も今月はセミナー関係が佳境に入っておりますし、このブログ、アパログの「両国さくらのネットで☆ファッション☆」も更新しなければならないので毎日は無理かもしれませんが、ボチボチ書いていきますので、よかったらご高覧下さい。

mixiの中でも「両国さくら」の名前を使っておりますので、宜しくお願い致します。

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の話になったのでついでに書いておきますが、ケータイの方でインデックスさんの「Gocco」と、DeNAさんの「モバゲータウン」の会員にもなっております。

さくらくらいの年齢の女性は、PC以上に相当に少ない、天然記念物的な存在なんじゃないかと思うんですが(笑)、実際に体験してみていろいろと感じるところがございましたので、いずれ折を見てアパログの方にでもそのことについて書いてみたいと思います。

「Gocco」も「モバゲータウン」も、「両国さくら」で登録しております。ちょっと危ないかな、とも思ったりもしたんですが(笑)、リアルのお友達、知人の皆様は友達として登録させて頂きますので、ヤングでPCカルチャーにしかなじみのない方や中高年の皆様も是非一緒にやりましょう(笑)。

「すみだ新ものづくりフェア2006」、行けなくてゴメンナサイm(__)m

一昨日から今日まで、墨田区のすみだ中小企業センターなどで、「すみだ新ものづくりフェア2006」という催し物が開かれていた。

今年度は、うちの会社の先輩格に当たるすみだ中小企業センターさんの開館20周年に当たる記念の年だったので、企画の数も盛り沢山で非常に大掛かりな催し物になっていたのだ。

さくらが日頃お世話になっている墨田区役所の方々を始め、地元の企業さんも多数参加なさっておられたので、本来ならば私も顔を出さなければいけないところだったのだが・・・。

金曜日はうちの会社主催のセミナーとバッティングしていたし、昨日は私用、今日は本業からみの別件のイベントと重なってしまったので、とうとう足を運ぶことが出来ませんでした。言い訳がましいのですが、本当にごめんなさいm(__)m

ちなみに、墨田ってブロガーが結構多い(「フロンティアすみだ塾」や、久米繊維工業(株)の久米信行社長などの功績が大きいんだけどね)地域なので、皆さんが催し物の様子などレポートして下さっているのではないかと思い、先程検索をかけてみたら今日付けのものはまだ見当たらないようだった。

明日か明後日になれば結構ネット上に情報はアップされてくると思うので、楽しみに待とうと思うのですが、せっかくなので催しの告知のエントリや昨日、一昨日のエントリをご紹介しておきますね(当たり前だけど、リアルの知り合い比率が高いっす)。

◆マルヨイン 「すみだ新ものづくりフェア2006

◆カラーユニバーサルデザインのススメ 「すみだ新ものづくりフェア2006

◆レザー ニュース 「”フォーラム・イン・すみだ”を皮切りに

◆Avenue Blog! 「本日は、フォーラム・イン・すみだ2006です

◆誰にも負けない努力をする!! 「すみだものづくりフェア2006

アパログにもブログ連載中↓↓↓

村井亮・木村菱治著『ビジネスSNSブック』」

新たな局面迎えた国内繊維製造業

皆さん、今日のポッドキャスティングは、生産の話題を取り上げたいと思います。

先週、今週と、都内では地方の産地展や独立行政法人中小企業基盤整備機構主催の「クリエーション・ビジネス・フォーラム(CBF)」などが立て続けに開かれました。

幾つかの展示会を訪問し、また、日ごろから耳にしている最近の産地の動向について感じたことをまとめました。

なお、ポッドキャストの中で紹介しているstyle.comさんのビデオポッドキャストですが、今年6月から始まっております。

同サイトからだとダウンロードの方法がわかりにくい、という方は、「ポッドキャストナビ」のこちらのページからトライしてみて下さい。日本語で説明されているので、やりやすいと思います。

それと、産地の動向、と一口で言っても、取り扱っている素材や地域ごとにかなり状況は違います。同じ綿でも西脇と大阪南部、浜松ではかなり違っていたりということもございます。また、同じ尾州の中の織物とニットが違っていたりとか。

こういう川上の情報には、繊維ニュースさんが一番詳しいですので、本紙及びHPをご参考になさってみて下さい。実際のビジネスでは、そういう個別具体的な情報の方が総論以上に重要になってくると思いますので。

では、お時間は15分強です。どうぞ。

「2006_11_18_23_50.mp3」をダウンロード

ドロップシッピングの話題続々!アパログにもブログ連載中↓↓↓

もしもドロップシッピング、会員数1万人を突破

2006年11月18日 (土)

今日はアパログの方のみ更新しました

ついこの間までサンダルを履いていたと思ったら、最近はもうブーツが手放せなくなっちゃいました。

人一倍太っとい、たくましい足のさくらは、コールハーンのブーツがお気に入り。ご存知の方も多いと思うけど、数年前にナイキの傘下に入ったので、ソール(靴底)にスニーカーと同じようなエアーを使ったものが何型か発売されているのです。

それこそ、卑弥呼さんが出しておられるウォーターシューズ「カムイ」のような感じで、かなり履きやすいです。展示会などで一日中歩き回っていなければならない日には、これに限るな、という感じです。

さくら、「ハッシュパピー」も何足も愛用しているんですが、何せ体重が重いので(^^;; どうしてもファッションよりも機能性重視になってしまうんですよね。「バリー」とか「エミリオプッチ」「アンテプリマ」とか、そこそこいいお値段のものをバーゲンの時なんかにちょこちょこ買っているんですが、やはり、足が痛くなってしまうので結局はお蔵入りしていることの方が多いのです。

やはり、歩けなきゃ靴は駄目なんですよね。仕事柄、日中しっかり歩いているので、夜会社や自宅でPCを使って仕事をかなりやっても床につけばグッスリ眠れます。お蔭様で毎日すごく健康に過ごせているように思います。

閑話休題、今日はニュースの解説や展示会の話題等はお休みさせて頂きますが、アパログの方は更新致しました。

今日は、第10回日本オンラインショッピング大賞の発表と授賞式があったのです。さくら、仕事があったので残念ながら参加できなかったんですが、嬉しいことに、今、赤丸急上昇中のアノ企業さんが大賞を受賞されました。おめでとうございます!↓↓↓

「(株)リアルコミュニケーションズが第10回日本オンラインショッピング大賞を受賞

2006年11月17日 (金)

富裕層男性向けWebマガシン「@ZINO(アットジーノ)」に会員登録しました(笑)

9月に記者発表されていた、「ちょい悪オヤジ」の流行語の生みの親で、雑誌『LEON』の元編集長だった岸田一郎氏がプロデュースする新しいWebマガジン「@ZINO(アットジーノ)」が正式なリリース前に会員登録の受付を開始したというベタ記事を今日付けの日経MJさんで見たので、早速サイトに潜入。

いやはや、これはなかなか作り込みが凄くて、面白い。ホームページ、というよりは、やはり編集や広告のプロが作る雑誌=マガジン、なんですよね。紙媒体の雑誌『Zino』は来年3月に月刊で創刊されるらしいが、ネット上でプロモーション&通販を先行し、顧客を囲い込もうという戦略のようだ。

野次馬根性が人一倍強いさくら、早速会員登録致しました。しか~し、非常に非常に勇気が要りましたよ、いくら私でも。ラグジュアリーブランドの路面店に入ったり一流ホテル内の高級レストランに入ったりする程度のレベルじゃない。

外車のディーラーとか、高級マンションのショールームとか、そういうところに入り込んだような、場違いなバツの悪さを感じてしまいました。

というのは、会員登録する際に、住居が本人所有か両親の所有か賃貸かとか、会社名や役職などは必ず記入しなければならないし、アンケート項目として年収(さくら、モチ、一番下のランクでした・・・笑)を聞いてこられたりとか、ファッション系の好きなブランドにチェックを入れさせるコーナーがあるのだけれど、並んでいるのはラグジュアリーブランドばかり(しかもちょいコンサバ系・・・笑。「バルバ」とか「クルチアーニ」「インコテックス」などといったセレクトショップに並んでいるような、ひねりのきいたブランドは皆無。もちろん、日本のブランドもございませんでした)だったりとか・・・。

要するに、「年収5,000万円以上」の客層向けのサイトですよ、ということをありありと感じさせる内容だったのだ。

さくら、貧乏でしかも女性のくせに堂々と申し込みのメールを送ったんですが、恐らく商品購入能力に乏しい会員と判断されて、あまりメルマガなんかも届かないかもしれないと思いますので、「@ZINO」に関するさくらのレポートは、99%当てにしないで頂いた方がよいように思います(笑)。

一応念のためにと思って、この話題を検索してみたが、「俺は@ZINOに入会しました」というようなことを書いているブログは見当たらないようだった(笑)。そりゃそうですよね、本当の富裕層は、そんなことを書いて普通の人にひけらかしたりはしないと思うので。経営者や医師限定のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の中ならまだしも。

この新しいウェブマガジンと新雑誌、ターゲットとコンセプトが非常に明瞭なので、私はかなり成功するのではないかと思っております。

ちなみに、今、Yahooのオーバーチュア広告やGoogleのアドワーズ広告を「@ZINO」のキーワードで検索してみると、こんな文言が踊っております。

「岸田のリッチーノ増産計画」

脱・ただのお金持ち、目指すはモテるお金持ち!

嗚呼、ターゲットを上方にシフトしても基本的なフィロソフィーは変わんない、というか、常に一貫しておられるところが素晴らしいですよね(^^)/ こういうユーモアが通じるお洒落なお金持ちの皆さんが増えていけば、日本ももっと明るくなるのでは?

ドロップシッピングの話題続々!アパログにもブログ連載中↓↓↓

イメージマジック、『UPSOLD』に組合せ自由なクリップアートサービスを追加(H18.11.14Venture Now他)」

2006年11月16日 (木)

ベネトンCEOとCFO辞任ー経営方針巡り会長と意見対立かー(H18.11.15日経産業新聞)

今日付けの日経産業新聞の海外情報のページ、「エディー・バウアー身売り」の大見出しを見つつ目線を斜め右下にやった途端、今度はこんな見出しを発見してしまった。

「ベネトンCEOとCFO辞任ー経営方針巡り会長と意見対立かー」

経営幹部が2人も同時に辞めるなんぞは、どうみても只事じゃないだろう。こちらのchron.comというサイトによると、株価が一気に8.5%もダウンしたとか。

思い起こせばついこの間、2003年には、ルチアーノ・ベネトン氏は「ベネトン一族は経営から身を引く」といった発言をしていたんですからね(今、ネットを検索したらやはり間違いなくそういう報道が出ていました)。そういう時期もあったんですよ。一体どういう理由なのだろうか。

最近インドへの進出に注力するというニュースも業界紙の紙面に小さく掲載されていたばかりなのだが・・・。詳報を期待します。

アパログにもブログ連載中↓↓↓

モバイル・ドロップシッピングをビジョナリーが開始

2006年11月15日 (水)

今日はアパログの方のみ更新しました

皆さ~ん、今日はアパログの方のみ更新致しました。

小ネタですが、成程!という感じの話題です。是非ご覧下さい。↓↓↓

RSSフィード、こんな使い方もー『ロイズ・アンティークス』の例ー

2006年11月13日 (月)

「成城コルティ」の写真、再アップしました

皆さん、昨日のエントリ「富裕層の街・成城学園前の小さな駅ビル『成城コルティ』」の写真やウェブサイトへのリンクが全部抜けていて失礼致しました。

今、修正しましたので、良かったらもう一度コチラをご覧下さい。

あと、特に見て頂きたいのは、「HANSEL&GRETEL」のホームページ。絵本の体裁を取りつつ、内容はお客様へのメッセージになっているんですが、文字だけでなく素敵な声でのナレーションまで入っております。

さくらのように忙しい人間にとってはちょっと長いな、とも思えるんですが、主婦の方なんかが昼下がりに紅茶でも飲みながらじんわりと聞くとすごくいいんじゃないかな、という内容です。

◆HANSEL&GRETEL  http://www.hanselandgretel.jp/

PS.「Fashion2.0」Tシャツ、見に来て下さった皆さん、有難う!想像していた通り、若い人達ばっかりでした(^^)/ いろいろな方にブログを読んで頂いて、本当に嬉しいです。未来は君達の手の中に!

アパログにもブログ連載中↓↓↓

スタイライフとサマンサタバサ、ECサイトの企画運営などで業務提携(H18.11.13Japan.internet.com)」

「Fashion2.0(ファッション2.0)」Tシャツ、mixiにて大公開中!

(今日は1つ下の「成城コルティ」に関するポッドキャスティング&写真もご覧下さい)。

皆さ~ん、大変お待たせ致しました。

両国さくらpresents「Fashion2.0(ファッション2.0)」Tシャツを、mixiの中で公開致しておりますので、さくらのお友達の皆様、是非是非チェックなさってみて下さいね!

(マイミクではない方、ハンドルネーム「両国さくら」で検索してお越し下さい。顔写真の代わりに貼っております)。

デザイナーは、私両国さくらではございません。科学Tシャツ「Dreaming Is Free」のデザイナー、宮城史朗さんです。

宮城さんは、誰もが知っているような超有名メーカーの技術者さんで、この間も開発に携わった商品の写真が某有名雑誌の表紙を飾るなど、恐れ多いような方なのです。

9月にエニシングの西村和弘さんが主宰しておられる「Tシャツビジネス塾」の中級編に参加した折、宮城さんがこちらの「俺2.0」Tシャツを着ておられるのを見て、ピンと着て酒の席ですぐに商談をまとめました(笑)。

「セクシブ系、お兄系のようなロゴにしてっ!!」などと、かなり無理難題を言ったりなんかして、相当に悩ませてしまったかと思うんですが、非常に沢山の案を出して頂き、恐縮の極みでした(^^;; その中から、一番シンプルで力強いものを選び、金箔を全面に使ってゴージャスで両国さくららしい(笑)デザインに仕上げました。

そして、ボディは、久米繊維工業さんの「ゴールデン・レイ」です。同社の久米常務(おもしろすぎる方っっ!!)も、同じ酒の席におられましたので、すぐにその場で発注しちゃいました。

{ちなみに、久米繊維さんはどういう会社か、なんですが、同社の久米信行社長は、ネットの世界では超有名人なので、説明はあまり必要ないかと思います。GoogleかYahooで検索して頂ければ、山程情報は出てきますので。この間も11月6日(月)に、日経産業新聞の1面連載「ウェブで拓くBizスタイル2.0」の冒頭で紹介されていましたね(^^)}

「ゴールデン・レイ」の特徴は、生地が柔らかいこと。例えばアンヴィルさんなんかだと、胸の大きい女性が着脱する際にごわつきを感じたりするかと思うんですが、「ゴールデン・レイ」の場合、非常に楽です。そして、女性がたぷっと着ても、ドレープ感が出て綺麗ですよ。

サイズはメンズのMで作成しましたので、身幅50センチ、身丈70センチです。

この「Fashion2.0(ファッション2.0)」Tシャツを、さくらのお友達の皆様に、先着5名様まで限定販売したいと思います。赤字なんですが、消費税込み2,500円、お届けできない場合は送料をプラス200円、ということで。

通販をやっておられる方はご存知だと思いますが、特商法(特定商取引に関する法律)というのがあって、不特定多数に販売する場合はその法律をクリアする必要が出てきますので、あくまでもリアルで現物をお見せして納得してご購入頂ける方に限って、ということで、お願い致します。

「どんなTシャツか見たい」「見せて」「欲しい」という方、mixiの「両国さくら」宛てにメールを下さい。適宜ご対応させて頂きますので。レディス用のSサイズも、もし希望のメールが多ければ作成を検討させて頂きます。

さくら、職業柄、いろいろなクリエーターの方のTシャツ作りのお手伝いをしたことは何度もあるんですが、自分でやってみると嬉しさ数倍、楽しさ数倍、ですね。自分のイメージがカタチになって、それを仲間と共有(シェア)できる、という喜びには格別のものがあります。

これが好評なら、続編は今度はイラレ(イラストレータ)を買って、私自身でデザインしたものも売っても良いかなぁ、なんて思ったりしているんですよ。

ということで、Tシャツと一緒に発表する予定だった両国さくら的「Fashion2.0(ファッション2.0)」論についても、近々mixiの中で発表することに致しました。さくら、決してメジャーになるつもりはございません、オルタナティブが大好きですので、ゆるゆると、行きたいと思います。内容は、ネットワーカーであるさくらの仲間達へのメッセージになりますので、気長に(笑)、楽しみに待っててチョ。

2006年11月12日 (日)

富裕層の街・成城学園前の小さな駅ビル「成城コルティ」

皆さ~ん、1日お休みしてしまってごめんなさい。昨日は運動しすぎて、筋肉痛でウンウン言いながらそのまま床についてしまっておりました(^^;;

しかし、週末恒例のポッドキャスティングは、ちゃんと準備しておりましたので、ドーンと公開致します。11月9日(木)に、小田急線の成城学園前駅に生まれて初めて降り立ち、9月28日にオープンしたばかりの駅ビル「成城コルティ」を見て参りました。

行く前に実は全然下調べも何もしていなかったので、見たままの印象を正直に話しているんですが、後からわかったことを付記しておきますと、「Grastiara(グラスティアラ)」という婦人服&子供服のショップはサンリオさんがやっておられるようです。

まだ2店舗しかお店がないので、効率もよくないだろうし、MDもコンサバだなぁ、と思える部分もあったりするんですが、資金力のある企業さんのチャレンジだけに、既存のアパレル発のショップとは違ったアプローチで面白いお店が出来るかもしれないですよね。子供の頃からサンリオさんの大ファンだったさくら、大いに期待しております(^^)

それから、ワールドさんの「HANSEL&GRETEL(ヘンゼル&グレーテル)」、こちらも、まだ1店舗しかないのでバイイング中心で決して儲かる構造にはなっていないんですが、「高感度な未来の消費者」がどういう方向に向かうのか、ということを、きっちりと見据えた店作りをしており、VMDや雑貨の品ぞろえ以前の、「哲学」の部分に非常に感嘆致しました。

ショップの商品構成は、向かって中央に食器や調理道具などの生活雑貨(要するに、生の食べ物は置いてはいないけれど「食」)、同右手にアロマや自然派化粧品や、小物入れ、タオル、ハンカチ等(「住」)、同左手が、メンズ&レディスとキッズの衣料品(「衣」)、更に、中央奥が子供用の絵本や本(人間として生きるう上で必要な「教養や哲学」)という風になっており、その面積もバランスが良いものになっていたのが、非常に暗喩的だなぁ、と思ったんですよね。

人間って成熟してくると、ファッションだけに偏るのではなくて、衣食住及びライフスタイルの全てのバランスが取れ、それぞれにセンスの良いものを求めるようになってくる。トレンドを追うのではなく、スタイルを持った人向けの提案。専門店として究極のあるべき姿の一つをここに見たように感じました。

但し、もうちょっと言うと、初めてだったんですが成城学園前のミセスは、例えばカシミアのニットとかプリーツやレースの綺麗なミセス服とか、いいもの、上質のものをお召しなんですが、ひょっとして例えば二子玉川とか目黒辺りのミセスほどトレンディではないのは近隣にトレンドを提案する強力なお店があまり存在しないから、かもしれない、という仮説も成り立つように思うのだ。

お金は十二分にお持ちの方々なので、良い提案さえあればもっともっと買われる可能性は大なのだ。「地域のお客様を育てるのは地域のお店」であるようにも思うんですよね。一旦衣食住のバランスが取れた方のベクトルをいかにお洒落の方に引き寄せることが出来るかは、地域の専門店さんや百貨店さんのパワーにかかっているのではないだろうか。

ではでは、まずは写真からどうぞ。その下に、ポッドキャスト用のリンクをはっておきます。

その1:小田急線の成城学園前駅。この線は夜9時台もかなり混んでますね。町田辺りから都心に向けて通っておられる方は大変だと思いました。

181109seijyo002

その2:2階から成城コルティを吹き抜けの向こう側に向けて撮影。

181109seijyo003

その3:「HANSEL&GRETEL」で買ってきたアレッポの石鹸の「オリーブオイルソープ」(レシート失くしちゃったんですが、500円台でした)。私は石鹸が好きで、いろいろな所でポコポコ買っちゃってます。アフィリエイトやドロップシッピングで売りたいものの候補の1つは石鹸なんですよね。この石鹸は、ちょっとくせのある香りだけど、洗った後は結構お肌がしっとりして調子がよくなりました。

181109seijyo005

お待たせしました。ポッドキャストのダウンロードはコチラからどうぞ。

「2006_11_09_19_31.mp3」をダウンロード

2006年11月11日 (土)

アンガールズってスキニージーンズが似合いすぎ!

残業の合間に、夕食を取りつつ『メンズ・ノンノ』12月号を読んでいて、感心してしまった。

モノクロ印刷の情報ページに連載中の「アンガールズのあらっ、モード?」で、スキニージーンズのはきくらべをやっていたんだけれど・・・。

まだご覧になられていない方も大方想像がつくと思うんだけど、アンガールズの田中氏も山根氏もスリムな方達なんで、メチャメチャ似合ってるんですよね。特に山根氏の方は太ももが細すぎるためにスキニーと謳った商品でもだぶつきが出ているものもあって・・・。

極めつけは、「ユニクロ」のレディスの25インチ(!)を、綺麗にはきこなしたりなんかして。山根氏だけでなく、田中氏の方も何とかファスナーを上まで上げておられるから凄い。

いやはや、超ウラヤマシイ。体脂肪率はどれくらいなんだろうか。

でも、今の時代は、若い男性にはこういう細い人が結構多いんですよね。さくらのお尻や太もものお肉を分けてあげたいなぁ、と、ため息をつきながらクリームスパゲティにパクついたのでありました。

2006年11月10日 (金)

カシミアの価格高騰をチャンスに変えよう

今日は素材展2つをハシゴしてきたのだが、産地の企業さんが口を揃えて語っておられたのが、カシミアの価格高騰だ。

ウール関連の話題を非常に詳しく取り上げているザ・ウールマークカンパニーさんのサイト(同サイトは記事の無断引用、転載を禁じておられるから、直接リンク先をご覧下さい)にも書かれているような事態が今年の状況なのだが、来年は今年より更に2割くらい原料の値段が上がる見込みのようである。

その最大の理由は、カシミア山羊がそこら中の草を食べ尽くしてしまい、カシミア山羊を飼っている地域が砂漠化してしまう、というところにあるらしい(この話題、まださほどネット上では取り沙汰されていないが、さすがである。紳士服の有力専門店さん・ジャック野澤屋さんのサイト「Savierowclubー余話バックナンバー」が取り上げておられた。バックナンバーのNo.191をご覧下さい)。カシミア山羊飼育の世界最大の産地は中国の新疆ウイグル地区なのだが、中国の政府筋は砂漠化は好ましくないと思っているようで、今後はもう、カシミア山羊の頭数が増えるということはないようなのだ。

需要と供給の関係で、そうなると当然価格は上がって当たり前なのだが、日本のアパレル業界は、現状ではまだ、商品の店頭上代はなるべく現状維持で頑張ろう、としている状況のようだ。

しかし、無駄なコストを省くのならともかく、混ぜ物をするなどそのために原料の品質を落として質感を悪くするくらいなら、「高級品」ということで値上げの理解をお客様にも求めていった方が良いのではないか、私はそう思うんですけどね。最近また、「ルイ・ヴィトン」が為替にスライドさせて上代を上げたけれど、合理的な理由があればお客様は意外と納得されるものなのだ。

逆に、「こういう厳しい状況なので、商品調達の方法や生産の方法を工夫し、頑張って値ごろ感を出しました」という打ち出し方もある。その良い例が、大丸さんのホームページに掲載されている「大丸バリュープライス」である(残念ながら、ネット通販はやっておられないようだが)。

今はしかし、ヨーロッパのブランドのインポートの場合は、原料高に加えて為替の問題があって、更に価格は割高になっている。だから、ヨーロッパからの製品輸入にとっては不利で、メード・イン・ジャパンの方がまだ条件面は良いと言えるのではないか。

今日の展示会でも、決して「プリングル」やら「ルシアン・ペラフィネ」やらのインポートのカシミアのニットに、品質では負けていないと思われる商品が出品されていた。原料高に負けるな、日本のニッターさん達!

アパログにもブログ連載中↓↓↓

著作権保護期間延長問題を考える国民会議、発足

2006年11月 9日 (木)

Under Costructionー東京ミッドタウンー

展示会の合間、夜の六本木にて、FOMA P902iで写しました。

只今建設中の、東京ミッドタウン ・・・。

181103roppongi

めっちゃ、でっかい(@@)

せっかく六本木まで来たので、この後、黒兵衛で、「黒兵衛スペシャル」(なんと、ラーメンなのに1,200円もするっ!!)を食べて帰りました(^^)

2006年11月 8日 (水)

中国合弁が本格生産ーリネアピウ・グループ、伊のデザイン・技術力保証ー(H18.11.7繊研新聞)

忙しいので最近新聞や雑誌もかなり読み飛ばしているかもしれないのだが、どうも先週東京で開かれた「イタリアン・ヤーン・ランデブー」関連の報道がどの新聞にも掲載されていないような気がする。

ネットで検索しても、私が昔書いたエントリくらいしか出てこないんですよね(笑)。今回、出展社数も9社しかなく、イタリアで開かれているヤーン展「ピッティ・フィラーティ」同様、ちょっと元気がなくなってきている様子なのが非常に残念なのだが・・・。

それと裏腹の現象として、ニットのヤーンの生産は今や完全に中国へ、という動きが見られる。今日付けの繊研新聞さんに掲載されていたリネア・ピウグループのニュースも、その典型的な事例だ。

この記事に登場しているトップライン寧波テキスタイルという会社は、リネアピウだけでなく、フェニックスグループとコンサイニーという会社の合弁だとのこと。糸から縫製(繊研さんの記事の「縫製」は「編み立て」の誤りかも?)までの一貫生産が出来る大型の工場で、当然、まずは内販よりは欧米や日本向けを狙っているようだ。

記事を見て「おっ」と思ったのは、「価格は1キロあたり20~25ドルを中心としつつも、将来的には25~30ドル前後の商品へのシフトを予定している」と書いてあったこと。中~高級品の生産を行い、完全に「メード・バイ・イタリー」の体制を確立しようという目論見だろう。

6月にも書いたと思うけど、センイ・ジヤァナルさん主催のIKAEが開催された際に、上海のスピンエキスポの日本サイドのエージェントの方がおっしゃっておられたのだが、回を重ねるごとに来場者が増え、「良い素材を見せる展示会」だというイメージも定着しているとのことなのだが、ニッターだけでなく、紡績も中国に生産拠点が移管すると、益々その流れに拍車がかかるだろう。

益々のユーロ高も後押しして、イタリアという産地は完全に空洞化して、アメリカや日本、フランスなどの先進国同様の厳しい状況に置かれているのだが、有力企業は日本同様、本社はイタリア、生産は海外、という体制に切り替え、生き残りをかけた懸命の努力を重ねているのである。

アパログにもブログ連載中↓↓↓

礼儀正しく、簡単オプトアウトが魅力ーユナイテッド・アローズのケータイメールー

2006年11月 6日 (月)

「H&M」のオンラインショップ・イン・オランダ

WWDジャパンさん情報(平成18年10月9日)ですが・・・。

「H&M」初のオンラインショップ(ネットショップ)が、今年8月、オランダにオープンしたそうだ。そのサイトは、コチラ

リアルのショップをご覧になったことのある方は「H&M」の品揃えの凄さは十分ご存知だと思うが、同店の商品ははっきりとした色のものが多いので、ネット上でもその魅力は十二分に伝わってきますね。そして、とにかく安い!

WWDジャパンさんによると、「来年の秋、売り上げが伸び悩んでいるドイツとオーストリアにオンラインショップを導入」(同紙より引用)とあるが、これは正しい戦略だと思う。

今は、消費者が何でもまずネットで検索して調べようとする時代。ネット上にストアブランドと商品の正しい情報の露出を増やす、というのは、単にネット店の売り上げ云々に留まらないPR効果をもたらし、リアルの売り上げも底上げできるはずだ。

ネットビジネスをやっておられる方は重々ご存知だと思うが、今や、AIDMAではなく、AISASというのが、若い消費者の消費行動の標準的なプロセスになっている。この、S=サーチ(ネット上での調査)と、更に購入後のS=シェア(ネット上での感想の共有)の部分にきちっと対応することが、特に消費財を販売する企業にとっては重要な課題なのである。

しかし、「H&M」さん、日本でリアル店舗を出店される前に、ネットショップだけでも出店されたらどうだろうか。リアルは確かにリスキーな部分もあるのだけれど、ネットやモバイルはローコストだし確実にイケルと思いますね、私は。

アパログにもブログ連載中↓↓↓

検索エンジン対策ー間違えやすいカタカナ表記は両方を記そうー

アパログにEC研究会さんのWeb2.0に関する新著について書きました

今日は1つ下にポッドキャスティングもアップ致しましたので、お時間のある方には是非そちらも聞いて頂きたいんですが・・・。

もう一丁、アパログの方にもエントリを挙げました。

EC研究会さんの本『全図解 Web2.0ビジネスのしくみ』が出版されました

エントリにも書いたんですが、この本は是非、IT系企業さんだけでなく、中小企業の皆さんに読んで頂きたいと思います。事例が豊富で、非常にわかりやすい本だと思います。

さっきamazon.co.jpを見たら、在庫があと3冊になっていました。ひょっとしたらリアル書店さんの方が早く買えるかも!といいつつ、表紙をお見せしたいということもありますので、アフィリエイトリンクを貼っておきますね。

全図解 「Web2.0」ビジネスのしくみ Book 全図解 「Web2.0」ビジネスのしくみ

著者:EC研究会
販売元:あさ出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2006年11月 5日 (日)

地方百貨店が地方の富裕層に満足して頂くには?

皆さ~ん、週末恒例のポッドキャスティング、今週は「富裕層マーケティング」について考えてみました。

といっても、好調だという話が聞こえてくる東京の話題ではなくて、消費の流出に苦しむ地方の話題です。地方百貨店さんが地方の富裕層にどのようにアプローチすればよいかについて、考えて見ました。

とはいいながら、冒頭では伊勢丹さんや東京の老舗系百貨店さんの話題にも少し触れております。お時間は17分強です。どうぞ!

「2006_11_05_17_57.mp3」をダウンロード

2006年11月 4日 (土)

「LOAPS(ロープス)」って、知ってる?

久々にゆったりとネットサーフィンしていて見つけたサイトがコチラ

この「LOAPS(ロープス)」は、既に出来て1年ほど経っているようなので、ご存知の方も多いかと思うが、アート系SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)+投稿サイトであると同時に、アートや広告の業界の目利き達(「LOAPS LOOKER」と命名されている)に選ばれればプロとして活躍できる可能性も有り、というところが大きな魅力だろう。

トップページの、「3D gallery LOAPS AS Cube」は、面白い仕掛けですね。リアルの美術館やギャラリーでも、人間は動かずに壁の方が動く、という試みがあってもいいような気がします。

コラムやインタビューも、さすがにプロの手による編集なので、読ませるな、という感じである。

但し、肝心の投稿者の作品を見ようと思うと、トップページのイメージ画像が小さいので、いちいち拡大しないと作品が判別しにくいのが難なんですけどね。それと、検索ウインドウはついてはいるのだが、画像の検索にはやはりキーワード検索だけでなくイメージ検索の機能もないと不十分だろう。

だが、ファッションの業界でもそうなんだけど、プロが見れば、沢山の作品の中に並んでいても光る物はわかる、ということもあるので、広い世界で活躍したい、と思っておられる方は、是非投稿なさってみてはいかがだろうか?それもありだし、まずは試しにとか、見て楽しむだけという方も、気軽に登録できるところが、ネットの良さだと思う。

ひょっとしてプロのアーティストになんか全然なる気がない人の方が選ばれちゃったりするかもしれないんですよね。「週末アーティスト」の方にも、お勧めだと思います。

ミラノにて想う、「ZARAの躍進に死角はないのか?「ベネトン」の再生は可能なのか?

イタリア旅行編、とぎれとぎれに書いて参りましたが、今回が最終回です。

今日は、ミラノで大手SPA企業のショップ、特に「ZARA」「ベネトン」及び「H&M」を見て感じたことについて書いてみたい。

上記2店舗のうち、「ZARA」と「H&M」は、リサーチに赴いた日が土曜日だったのでそれこそバーゲンセール並みの混雑振りを呈しており、そこそこ人は入ってはいるものの、往時の勢いは見る影もない「ベネトン」とは対照的な様相を見せていた。

特に、ターゲットをティーンからヤングに絞り、カジュアル中心の品揃えになっている「H&M」については、ショップスタッフが常時店頭への品出しばかりを行っていないと欠品だらけになってお店が回っていかないような状況になっており、店舗数が2店舗に増えたとはいえ、土曜日だからということもあろうが、バジェット市場を独占しすぎてかなりオペレーション上の限界状態に近づいているのかな、という感すら受けた。

(上記の問題、「g.u.」でも見られるのではないかと気になっている。一時期の「オゾック」でもストックから売り場に商品を運ぶ選任のスタッフがフル回転する姿が見られたが、この品出し人員の人件費というコストも実はかなり大きいのである)。

それに対し、「ZARA」の方が、入店客数自体は「H&M」よりも多かったのだが、そこまでの状況には陥っていないように見えた。ミラノの「ZARA」は、レディス&キッズ館とメンズ館が、隣同士に隣接して立っており、レディス&キッズ館は、B1キッズ、1階レディス、2階レディスカジュアル、3階「TRF」(「ZARA」のサブブランドで、ナチュナルテイストのカジュアル)、メンズ館では、1階が「モード」、2階が「クラシコ」、3階が「スポーツ」という構成になっている。

つまりは、レディス、メンズ共、ショップの顔となる1階の部分に、エレガンス系、モード系の大人をターゲットにした商品を揃えており、しかも、SKU数が特にレディスの方は多い。

商品をチェックしていると、やはり店頭に欠品は数多く出ていて商品出し(もしくは生産)が間に合っていないかとも思えるのだが、商品バリエーションが豊富なので他の代替品を買って頂くことでクレームは免れることが出来る程度にはなっているように見えた。

試着の列も長く、ボトムスなんかは買うのを諦めているお客様もかなりいらっしゃるかと拝察できるのだが、旬のコレクショントレンドを反映したお洒落な重衣料という、普通なら高くて当たり前の商品が、同業他社に比べ相当に安い、という魅力があまりにも大きいので、文句を言わせない、というところなのだろう。

「ZARA」の強みは、やはり、どう見てもレディスの1階、なんですよね。カジュアルに関してはイタリアにも「ディーゼル」があるし、日本にもまだまだベタではあるが「ユニクロ」がある。「アバークローンビー&フィッチ」などアメリカ系のSPAで次々と有力なブランドなりショップが登場してくるけれど、エレガンスゾーン、というのは、実は世界的に見ても空白なのだ。

ここをやるためには、重衣料の生産背景を押さえる必要があるし、それと、パリ・コレやミラノ・コレなどの情報を企画に落としこむための相当数の企画の人員が必要だ。グローバルに展開している店舗への物流も確立する必要がある。その仕組みを他社に先駆けて、そして徹底(空輸までするそうですからね)して作り上げたところが、インディテックス社の凄さだろう。

では、現在の「ZARA」に、果たして死角はないのか?

まず、これだけの商品を「多品種大量」に生産する、ということは、当然、1点1点の商品の企画が外れた際のリスクというのが格段に大きくなるだろう。

だが、「ZARA」の場合は、「売り切り御免」的に動いている部分が大きく、売れ筋を深追いするよりは、長短はあるもののどの商品も足は早めに切って次の企画を投入しているように見えるので、「スキニージーンズが外れたらどうしよう」といったような深刻な心配はないのではなかろうか。

そこまで高くない数多くの山の集積が、結果として売り上げの大きな山を形成しているように思う。

とにかく、店頭にはありとあらゆるコレクショントレンドのエッセンスがこれでもかこれでもか、といった感じで出尽くしていますからね。日本のアパレルさんみたいに、「どのテイストでうちは行こうか」という風にはあまり悩んでいないのではないか。あれだけの店舗面積、メガショップだから取れる戦略なのだが、全部やっておけばとにかく外れはないのだから、非常に安定的なビジネスモデルだ。

しかし、私が過去何年か見た印象では、少なくともミラノでは、「ZARA」にはメンズが弱い、という弱点があるように思う。

日本でも「ZARA」には黒い服が多い、という印象を未だに持っているお客様が多いようだが、メンズに関しては現在もその点は変わっていないんですよね。

いわゆる「モード系」なのだが、それがそもそも、イタリアの男性の主流派には受け入れられにくいように見えるのだ。

そう、メンズの業界の場合、もちろんトレンドに左右されて市場が動く部分もあるのだが、トレンドよりスタイル、というお客様の方が圧倒的に多いのである。

「ZARA」の強みと裏腹の弱みというのが、メンズを見ているとレディスとは対照的に噴出しているようなところがあって、例えば、パターンも胸板が厚いイタリアの男性にはあまり合わないようなペタンとした感じだし(レディスのパターンもイマイチのものもあるが、多少悪くてもトレンドにつられて皆買っているのだ)、ニットに至っては、素材に難があるものがちょくちょく見られる。

例えば、棚の上に大きく打ち出されていた39ユーロのメリノウールが、全然売れていなかった。中年の男性が、そっと商品を触って、それから「駄目だこりゃ」という感じで離れて行っていたが、さくらも触るや否や、「あかん、これは」と感じました。

そういう「外れ」の数もたぶんレディスより多いのだろうし、在庫回転率もレディスとは恐らくかなり差があるような気がする。また、SKU数そのものが、特にカジュアルでは少ない。そもそもジーニングを核としたブランドとの勝負を避けているのだろう。

イタリアの男性は特に他国以上に目の肥えたお客様が多いと思うので、デザイン、パターン、素材の全てに対し要求度が高いのだと思う。

恐らく、「ZARA」の社内においても、メンズよりはレディスの方に優秀な人材は多数配置されているのだろうが、メンズに関してはまだまだ改善の余地はあるように思いました。

よく言われることだが、プロセスイノベーションとプロダクトイノベーション、というのがあって、SPA(製造小売業)のビジネスモデルというのは、プロセスイノベーションで成功している典型的な例なのである。

そこがうまく言ったら、今度は、価格でごまかさず商品そのもののレベルを本質的に上げていくプロダクトイノベーションを進めていかないと、この間からの「ファッション2.0」を巡る議論じゃないけれど、「グローバルSPAは安かろう悪かろうを売っているのか」ということになってしまう。

「安くてトレンディ」ということだけでなく、「安くてトレンディで、しかもそこそこ素材やパターンがいい」という風にすると、コストが上がってくるだろうが、出来れば「ZARA」さんには世界の王者としてその部分ももう少しレベルアップしてもらえたらな、と思います。

最後に、「ベネトン」に関してだが、イタリアで思ったのは30分くらい店内に居たんですがとにかく日本人が一人も入店してこないな、ということ。海外ではまだそうでもないようなんだけど、特に日本での人気の凋落が著しいのではないか。

日本人はファッションに関しては非常に敏感ですからね。競合も多いし、正直さくらも、日本でのベネトン再生は、かなり難しいんじゃないかという気がしております。

但し、ミラノにはまだ根強いファンがいるように思ったし、ボローニャにもFCらしき店舗が数店舗存在した。ヨーロッパは元々日本と違ってそんなに百貨店が多くなく、個店型の専門店が多い地域だ。

そういう専門店さんが、大手や中堅のSPAに押されて苦悩する姿は日本と同様なのだが、その中で意欲のある方と組んで残存者利潤を共に追求していく、というビジネスモデルでは、日本でも「スペッチオ」さんなんかがそれで伸ばしてきているし、成り立ち得ないことはないとは思うのだ(但し、超大手のポジションはそれではキープできないと思うけど)。

その際のポイントとなるのは、MDの内容の変更だろう。

まず、同社は、「ニット屋」に立ち返るべきだと私は思う。競争力のないドレスの重衣料から撤退し、横編みのニット及びカットソー、布帛はカジュアルのみに絞り込む。

そして、FCの専門店が、ニットの部分のみをカセットで抽出して小型店を形成できるような組み立てにしたMDを組むのだ。

ミラノで久々にベネトンを見たのだが、同社の商品、カットソーやニットに関しては、他の大型SPAやアパレルブランドに決して負けていないものが半分はある。13.9ユーロの半袖カットソーの素材の質は価格の割に質は非常に良い(但し、ロゴは不要か)と思ったし、長袖のプルオーバーのニットについては、29ユーロ、39ユーロ、99.9ユーロから120ユーロのカシミアまで取り扱われている。

問題はこのうち、一番下の価格のところの商品が、ウール100%といいながら、かさかさで粗悪さを感じさせるような素材になってしまっているところにあるように思う。ここの商品が、同社にとっては客寄せになる肝心要の部分なのに競争力が低下しているのだ。

「ZARA」のレディスにはアクリル、アンゴラ、ナイロン混で24ユーロのニットがあって、ウール100%ではないが手触りが非常に良いので非常によく売れていた。

ウール100%にこだわるのであれば、ベネトンは安い価格のゾーンに関しては中国生産を取り入れてでも素材の質を上げ、しかも「ZARA」と同等かその少し上にまで価格を下げるべきであろう。

そして、帽子、手袋、マフラーや巻物などのニットの小物のバリエーションを圧倒的に増やすこと、プルオーバーやカーディガン、ベストなどの衣料品の2割くらいはカラー展開の豊富さではなく、デザインの面白さをウリにした見せ筋に代えてはどうか。

また、自社工場という生産背景を生かし、FC店からイレギュラーサイズのお取り寄せもOKにするとか・・・。

今までの「品番数小、カラー展開は大」というパターンから、品番数も少し増やして見せ筋の部分の回転率を上げ品揃えの奥行きを感じさせるように代えてはどうかと思うのだが・・・。

先述したように、「ディーゼル」のようなデニム特化型のファッションストアがあるのだから、ニット特化型のショップがあってもおかしくはない。というか、ベネトン以降、誰もそのゾーンにはライバルはまだ参入していないから、総合化はやめて本来の同社の強みであるその部分にもう一度立ち返れば、勝機はまだあるのではないか?

その際重要なのは、FC店との間にバーチャルSPA的な、情報のスピーディーな共有化が行われる仕組みが出来ているか、ということだ。それがなく、単に商品の在庫リスクを軽減しお店の側に商品をどんどん押し込んでいく、という格好だと、再生はおぼつかないのでは?

但し、ベネトンさんは企業全体としてはファッション以外の異業種のビジネスの多角化も進んでいる、という話もあるようで、リスクヘッジをなさっておられるようだ。もはや、ファッションはワン・オブ・ゼム、ということなのかもしれず、それが本来の本業に身が入らない原因になっているのかもしれない。創業者のルチアーノ・ベネトン氏の引退で、その辺にどのような変化が見られるか、果たしてファッション分野で往時の勢いを取り戻せるのか、注目したいところである。

2006年11月 2日 (木)

アパログにB2Bサイト「ネッシー」とフロンティア展の提携について書きました

皆さん、3連休前の休日、いかがお過ごしでしょうか?ファッション好きの方の中には、ネットショッピングモール巡りをなさっておられる皆さんも多いかと思います。

さくらは久々に本を読もうと思い立ちましたので、今日はブログの更新はアパログの方のみにさせて頂きました。

3日も前のニュースでちょっと恐縮なんですが、かなり大きいニュースだと思いますので。DeNAさんの新事業であるB2B卸サイト「ネッシー」と、カジュアル合同展示会「フロンティア」さんが提携した、というニュースです。この話題に、日本型ドロップシッピングの仕掛け人・リアルコミュニケーションズさんもちょっとからんでいるんですよ。要チェックです。↓↓↓

フロンティア合同展、卸販売サイトと提携(H18.10.30日本繊維新聞)

2006年11月 1日 (水)

ココログのアクセス解析が変わった

あちこち脱線ばかりしているので、なかなかイタリア旅行編が終わらない。あと1回、SPA(製造小売業)の話を書くつもりですが、明日か明後日まで待って頂くとして・・・。

今、ココログにログインしてみて、私が利用しているココログフリーのアクセス解析がバージョンアップしていることを発見!

これは、非常に便利になりましたね。会社で使っているMovable Typeと互角のレベルである。

特に面白いのは、「検索ワード」とか「検索ワード/フレーズ」の項目だ。ブックマークやRSSリーダからではなく、検索エンジン(サーチエンジン)に何かのキーワードを入力して来訪してこられた方が、何と言う言葉を入れたのか、ということがわかるのだ。

例えば通販サイトとかアフィリエイトサイトの場合は、それがばらつきすぎている、というのは、あまり良いことではない。小さな企業さんや個人が作るサイトの場合は、自分が狙った深く狭いキーワードに、ちゃんと集中しているかどうかが大切なのだ。

私のような「総合型」というのは、あまりやらない方が望ましい例なのだが、この結果からいろいろ面白いこともわかるので、ちょっとご紹介してみよう。

この4か月間に、来訪者がどんなキーワードを入力したのかのベスト10である。

1位:「両国さくら」(3.6%)

2位:「ユニバーサルミューズ」(3.3%)

3位:「マークスタイラー」(2.9%)

4位:「ラグナムーン」(2.2%)

5位:「ドーバーストリートマーケット」(1.2%)

6位:「水野直昭」(1.1%)

7位:「マーレマーレ」(0.7%)

8位:「ラグーナムーン」(0.6%)

9位:「mit mitte」(0.6%)

9位:「エパゴス」(0.6%)

皆さん、どのように思われましたか?これらは恐らく、市場に情報を知りたいというニーズがかなりあるのに、他のサイトであまり取り上げられていないものなのだ。

続いて、その下の方にランクインしているものの中から、気になるものをピックアップしてみると・・・。

25位(同順位で9件有):「文化服装学院」「バーニーズジャパン 売り上げ」「吉田美和」等(0.3%)

34位(同順位で11件有):「シルク 弾性複合糸」「OEM ブランドビジネス 活用」「両国 衣料品」「小島健輔 lwt」「fashion おちまさと 事務所」等(0.2%)

48位(同順位で25件有):「デザビレ村長 ブログ」「ファッションショー ヌード」「消費 社会」「MeEの勉強」「H&M 日本進出」「インキュベーションオフィス 成功率」「亀山隆広」等(0.2%)

いやはや、皆様、ホント、いろいろ一生懸命調べておられますね。お疲れ様です。デザビレの鈴木村長さんとかMeEさんなどさくらのブログ仲間のお名前なんかも登場していたりして、なかなか興味深い。

パーセンテージを見て頂くとおわかり頂ける通り、本当に1つのキーワードへの集中がなくて、この後、ダラダラと様々なキーワードが続いていくのだが、これが「ロングテール」なのである。

最初の話に戻るが、私のブログは話題が多種多様に分散しているため、ロングテールの始まりの部分のヤマが非常に低い。これを、戦略的に高く持って行くのが、通販やアフィリエイトで成功するコツなんですよね。

ココログユーザーの皆さん、早速いろいろ調べてみられてはいかがでしょうか?

リアルクローズとリアルクローズもどき

さすがtakaさんですね、これだけ力の篭ったエントリや書き込みを連発されると、酒の席でシャレで思いついた(笑)両国さくら的「ファッション2.0論」を発表しづらくなっちゃいました。

それと、今日頂いたコメントの中の、「ファッションの民主主義化は安かろう悪かろうではない」「ファストファッションの店舗にとっては演出力、ソリューションが重要」という2点には全く持って同感で、核心を突いたご指摘だと思います。

この間アップしたミラノの写真の数々をご覧頂いてもおわかり頂ける通り、アメリカやヨーロッパのSPA(製造小売業)の多くは、店舗環境の演出及び顧客に対するソリューションについては、日本のブランド、ショップよりもMDが単線的な場合であっても非常に優れている場合が多い。日本のセレクトショップの方が、商品編集力においては勝るものの、前述の2点についてはむしろ今ひとつだったりするようにも思うのだ。

逆に、ラグジュアリーブランドの店づくりの方が、最近ではファストファッションのエンターテインメント性を真似ているのでは、と思えるくらいですからね(例えば、「D&G」など)。

ということで、今日はtakaさんの話から、さくら的Web&モバイルの観点から見た「ファッション2.0」に話を移行しても良いのだが、一昨日、「リアルクローズとリアルクローズもどき」について書く、と宣言してしまったので、公約を果たすことにしたい。

正直、こういう話を、うちの会社の勉強会で業界内の著名な講師陣が詳しく紐解いて下さっております。私がえらそうに語るのはかなりおこがましいことなので、中小企業の方、製造メーカーの方はうちの会社で、また、大企業の方、アパレルや小売業の方は、takaさんや私も学んだことのあるIFIビジネススクールさんで是非本格的に学んで頂きたいと思うのだが・・・。

アナリストやIT系企業さん、ジャーナリストの皆様(最近私達のブログがかなりネタ元になっているようですので・・・笑)、一般のファッション・ファンのために、オリジナルの見解も混ぜつつちょっとうんちくを。

実のところ、「リアルクローズ」の定義も、人によって若干違っていたりする。よく言われているのは、「オートクチュールやプレタポルテのコレクションに登場するような現実離れした服ではなく、日常生活の中で着られる洋服」という意味のようだ。

但し、takaさんも以前、こちらのエントリの中で、「ステラ・マッカートニー」を引き合いに出しておられた通り、今や、コレクションに登場する服の多くがリアルクローズになっている。先日もうちのMD講座でK先生がそのことを指摘しておられた。マーク・ジェイコブスがデザインする「ルイ・ヴィトン」なんかもその筆頭。表参道のお店に行ったって、シルエットが奇妙だったり素材が一般的でないようなものはほとんど皆無と言っていい程見当たらない。

では、厳密に言う所の「リアルでないクローズ」というのは、一体どこに存在するのか?たぶん、多くの人が、無意識のうちに、「コレクションブランドの中でも、アヴァンギャルドな服」だと思っているのだと思う。

ここで注意しておかなければいけないのは、よく言われている「今はリアルクローズはよく売れているけれどアヴァンギャルドは売れていない」という言説は、必ずしも正しくない、ということだ。確かに、御三家(ギャルソン、ヨウジ、イッセイ)のコレクションの作品自体に80年代のパワーは見る影もないようにも思うのだが・・・。

日経MJさんで発表されているギャルソンの売り上げは、確か、昨年度も一昨年度も悪くなかったように思う(間違っていたらごめんなさい)。それから、イッセイさんの系列の中では、「ツモリチサト」「メルシーボークー、」などを擁するエイネットさんは好調なのではないかと思う。

それらのブランドに比べると、いわゆる往年のマダム向けのプレタや、そこそこキャリアのある中堅デザイナーのヤング服の方が余程日常向きのデザインだ。だが、それらの服よりも、津森さんやや宇津木えりさんのデザインの方に魅力=夢や輝きを感じるのは私だけだろうか?

次に、「リアルなクローズ」についてだが、こちらについては、アバンギャルドではない服全ての呼称として捉えるのではなく、ヤングの女性向けの今流行っている特定のテイストのみに限定して使っているのではないかと思われる場合が多い。

すなわち、大まかに言って、渋谷109系ブランドとモテ系ブランド(プラス、最近ではアラサー世代向けブランドまで)を指しているように思うのだ。

もっと言うと、雑誌でエビちゃんもえちゃんが着ているような服、あるいは、ゼイヴェルさん主催のTGC(東京ガールズコレクション)に参加しているようなブランドの服、という意味だ。

takaさんは「ローリーズファーム」や「グローバルワーク」の名前を挙げておられたが、上記2ブランドや「ハニーズ」さんとこの辺のブランドはかなり違う。また、マルキュー系とモテ系も、また違う。

ここのところが、実は、ビジネスのキモになる部分だと私は思っていて、「ターゲット」「テイスト」「ビジネス手法」が全て違うのだ。

私は、takaさんもよく褒めておられるポイントさんやハニーズさんのビジネスモデル(マーケット・イン型と呼びたい)が一番強く、次にマルキューという強力な集客装置と渋谷系ギャルのライフスタイルやセンスに根ざした販売員発のブランド(マーケット+創意工夫型、とでも命名しようか)もリアルクローズなのだが・・・。

モテ系については、実のところ、「アプワイザー・リッシェ」以外の多くのブランドは、多分にMDブランド的要素が強いな、と思っており、これらのブランド群は、渋谷109系ブランドや神戸エレガンス系ブランドに触発されて開発もしくはブランドコンセプトを転向した「リアルクローズもどき」だったのではないかと考えている。

基本的に、雑誌販促という上からのプッシュ型マーケティングで引っ張っていますしね。

但し、フランドルさんにしてもジュンさんにしてもオンワードさんやらワールド出身者が率いる「JOIAS」なんかにしても、ここのゾーンの業務に携わっておられる方々は現在の日本のファッション業界のトップゾーンを走る精鋭ばかりだ。なので、売り場を見る度に、「ほほぅ」と唸らされるような数字を作るための仕込み、仕掛けを感じるので、彼らの手法を研究すれば皆さんのMD力は確実にアップすると思いますよ。学生の皆さんも、是非研究なさってみて下さい。

いろいろと言い出すときりがないくらい微妙なことっていろいろあって、逆に、マルキュー出店ブランドの中では、「セシルマクビー」はMDブランド的要素が強いと思いますしね。

しかし、怖いのは、今まで述べてきた、狭い意味でのリアルクローズは、今、まさに、2006年の秋冬という今の時代の「ブーム」になっている、ということだ。

とことん市場を見据える「ローリーズファーム」や「グローバルワーク」、「ハニーズ」のようなブランドや、カリスマ販売員達が30歳前後を迎え、思い思いのポリシーを持って自然体で次のステップに向かおうとしているのと違い、MDブランドは根っこの部分が弱い。

実際、顧客自身もこの3年の間には23歳だった女性は26歳へと、年を取っており、エビちゃんもえちゃんも年をとって、押切もえさんは既に姉キャン世代になってしまった。

そろそろネクストのジェネレーションからの芽がないのか。業界の中にも、焦りににた感情を持つ方がおられるのではないかと思うが、ヤングの少なくなった成熟社会では、やはり、トレンドよりスタイルを持った着こなし、というのが、徐々に勢力を伸ばしてくるのではないかという気がしてならない。

つまりは、飛んだりはねたり、という“お子様ファッション”は卒業し、トレンドに関係なく自分のスタイルを持って、洋服を選び、大切に着ていく客層の増加である。

そうなると、やはり、フレンチトラッドやワーク&ミリタリーベースのセレクトショップとか、あるいはジーニングカジュアル系&進化系ベーシック(ここでもやはりポイントさんや「ユニクロ」は選ばれやすいだろうね)というところが、底力の強さを見せてくるように思う。

ジーニングカジュアル系の延長線上で、例えばこの間うちの講座の講師も褒めておられたけれど「45RPM」さんとか、「ヒステリックグラマー」とか「フルカウント」みたいなややキャラクター色の強いブランドも、やはり、息の長い人気は続くように思うし、もっというと、デザイナーズブランドでもスタイルを持った人に選ばれる要素を持ったもの(「グリーン」「トキト」など)は、セレクトショップさん自身にまず選ばれ続けるだろうから、こちらもまた、存続できるだろう。

リアルクローズと言いながら、実は、「リアルクローズブーム」に乗っているにすぎないモテ系ブランドの方が、ブームが去った折には百貨店やファッションビルから退場せざるを得なくなってしまう可能性は大きいのではなかろうか。やはり、単なる売れ筋や同業他社の模倣ではなく、微妙な差異ではあっても自社ならではの個性や何らかの強みというのを明確に打ち出して戦う必要があるのではなかろうか。

« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »