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2007年4月30日 (月)

SC全体としては成功、レディスアパレルテナント間の競争激化の時代へーららぽーと横浜ー

ゴールデンウィーク前半の3連休最後の今日は、今年3月15日に開業したばかりの横浜市郊外のららぽーと横浜に出かけて参りました。

行かれた方は皆さんお感じになられたと思いますが、相変わらず三井不動産さんはSC開発は上手いですね。見事なテナントリーシングです。

時間の関係上、ポッドキャストの中で触れなかった点について3点程語っておきます。

1点目。同じ三井不動産さんの案件で昨秋オープンしたららぽーと豊洲に比べて、こちらの横浜の客層は均質で(いわゆる「中の中」を中心に、「中の上」と「中の下」に固まっており、「上」と「下」が少ないように見受けられた)、MDは組みやすいという気がしました。

地勢的にも、このお店の周辺から横浜方面に出て行く人はいても、逆方向の町田や八王子に向かう、というのはあまり考えにくい。

周辺に大手企業も多く、堅実な生活を行っている中流層の日常生活に彩りをあたえるような商品にフォーカスすればよいので。

2点目。こういう立地に対して、敢えてアパレルや雑貨などのファッション商品は扱わず、高級食材に特化した大丸さんの「フードパーク」は大成功、といった感じでしたが・・・。

それに対し、イトーヨーカドーさんの食品ゾーンは、ちょっと精彩を欠いていたように感じました。同社の得手とするのは、地場の食品スーパーさんなどよりもやや上質な、「中の上」MD。その良さが、大丸さんと並ぶことでぶれてしまっているんですよね。休日のせいもあってか欠品も多く、特売品の打ち出しにも迫力がありませんでした。

IYさんはこのお店に関しては、婦人服は始めから面積を縮小し、アパレル・玩具を含めてキッズを広めにとっていましたが、少なくとも子供連れの集客には成功しており、次はいかにしてお買い上げにつなげるか、ということだと思います。

また、メンズこそが、食品と並んで売り上げのもう1つの核になるべきゾーンの筈で、専門店ゾーンには若向きのテナントしか入っていないのだから、40代後半以上、中でもリタイアされた60歳以上向けの遊び心のある商品をもっと増やしていかれると良いのではないかという気がしました。「接客」というのが、1つのポイントになると思います。

第3は、ポッドキャストの中で、SCで同業他社さんの追撃を受けているワールドさんは、次に「ZARA」のような業態を開発すべきでは、と少し触れたのは・・・。

より細分化したテイストの深堀りで商品開発の精度を上げる、という、中小企業にも可能な方法論ではなく、資金力とMDの専門家人材を数多く有する大企業にしか出来ない方法論があるのではないか、ということなのです。

日本のアパレル業界の常識は、年代によって多数派の女性の好む商品テイストは違う、という世代論を前提にしてブランド開発を行いますが・・・。

「ZARA」は、18歳以上は、60代も70代も同じ、自立した1人の女性が、その時々で好きな色、柄、テイストの商品を自分で自由にセレクトする、ということが前提になったMDを組んでいます。その女性の体型や肌の色は千差万別なのだが、それこそユニバーサルに、どんなお客様であっても服選びが楽しめる買い物環境を整えているのです。

「テイスト細分化」の発想だと、人口が減少に向かう日本国内においては、売り上げは一定以上は伸びない、伸ばさなくてもよい、という、縮小均衡の考え方に立たなければ成功はしません。その道を大多数の企業さんは好むと好まざるとにかかわらず選ばざるを得ない、限られたマーケットの中で益々微細な差異を競うようになってくる、というのが今後のアパレル業界だと思うのですが・・・。

発想を逆転し、海外も含めたもっと広い世界に目を向ける、という企業さんも、あっても良いと私は思うのです。

そのためには、まずは、日本的な世代論の常識を捨てること。アジアで、そして世界でグローバルに戦えるメガブランド育成のためには、民族の壁の前に、世代の壁をまず超えることの方が先のような気がします。

前置きが長くなりましたが、ではまずお写真からどうぞ。

その1:JR横浜線の鴨居駅改札。

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その2:振り向いて、北側から鴨居駅をパチリ。

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その3:鶴見川に架かる橋の上から、ららぽーと横浜が見えてきた。

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その4:ららぽーと横浜すぐ手前の横断歩道の下から。

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その5:ららぽーと横浜のセントラルガーデンから、「BANANA REPUBLIC」方向を。

190430lala05

では、ポッドキャスティングをどうぞ。お時間は11分強です↓↓↓

「2007_04_30_18_34.mp3」をダウンロード

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