かくして、強者はますます強く・・・
昨日付けの繊研新聞さんに、元エゴイストのカリスマ販売員だった森本容子さんが、今秋冬物から、オンワード樫山さんの「ヴァニラコンフュージョン」のファッションアドバイザーに就任する、という記事が掲載されていた。
前にも書いたけれど、さくらは森本さんは凄い方だと尊敬しております。今回も、商品のイメージ写真がやっぱり凄くかっこよくて、しかも、微妙なパターンの修正とか、企画を単品重視に変えていく、という趣旨の発言を読んで、「かなり期待できそう」と思い、何かネット上に情報が出ていないかと思って調べてみたんですが・・・。
ないですよね、当然。まだ早すぎますから(笑)。
仕方がないので、代わりに今の商品ですが、こんな感じ(今はエレガンス寄りですが、相当に変わるのではないかという気がします)。マガシークさんのサイトでご覧下さい。「ヴァニラコンフュージョン」は、マガシークさんと、楽天さんにオンワードさんが出しておられる公式サイトのみでの展開のようだ。
オンワード樫山さんと言えば、今日の繊研新聞さんにも、伊勢丹との「ドーリーガール・バイ・アナスイ」のライセンス提携の記事が。こちらは、いつもながらの伊勢丹さんの力技っぽい(百貨店業界の競争が激化するにつれ、今後、益々この種の力技、増えてくるのではとさくらは思っております)のだが、個性がはっきりした、パンチのきいたガーリーな世界観は、ファンを掴むだろうから、こちらもかなりイケるのではないだろうか?
話は戻るが、同社の最近のニュースだと、日本繊維新聞さんのサイトに出ていた中国子会社増資の記事も、目を引くものでしたね。
あれこれ探しているうちに、ライバル会社のワールドさんの2007年3月期決算発表にまで行き着いてしまった。売上高及び、純利益以外の各段階の全てが単体連結共過去最高をマークしたとか。
2003年から、この4年間の間に、連結決算で売上高を1,000億円以上伸ばしておられる、というのは、驚きですね!
最近はM&Aなんて荒業も日常茶飯事になりつつあるが、本来アパレルビジネスには奇手妙手というのは通用しにくいものだ。企画・生産・販売の各段階及び広告プロモーションにおいて、きめ細かな施策を打ち出し、お客様のニーズに応えられる企業が伸びていく。
最近のしまむらさんのファッション化の話題を見てもお感じの方は多いと思うけど、ファッションの世界って単純なプッシュ型量産型のマスマーケティングが通用しにくい複雑な分野なので、特に「MD」は重要ですよね。
それがわかっていて、仕組みの構築と人材の育成を着々と行っている企業さんは、これから時代環境がアパレル業界にとって厳しくなればなるほど、益々強くなってくるような気がしますね。
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