宮内嘉久著『前川國男 賊軍の将』(晶文社)
仕事がまたまたプチ山積み状態になりつつあるというのに、六本木ヒルズの森美術館に出かけて「ル・コルビュジエ展 建築とアート、その創造の軌跡」を見てきた。
今、テクノクラティでブログ検索をかけてみたら、既に建築のプロの皆様も含めて数多くの感想がアップされているようだったが、多少なりともモード史をかじった人間の感想もネット上に残しておいた方が後世のためには良いだろうから、私も明日にでも感想を書きますが・・・。
同展に関連した別の話題を先に。帰り際、絵葉書2枚と書籍を2冊買い求めて家路についたのだが、そのうちの1冊、建築ジャーナリストの宮内嘉久氏の著書『前川國男 賊軍の将』が非常に面白かったので、今日はちょこっとその話を。
今、半分くらい読み進んでいるのだが、若き日にパリのル・コルビュジエ氏の下で2年間修行した建築家の前川國男氏と、前川氏の弟子から出発した丹下健三氏の生き様の対比、そして、建築業界が発展するためには建築ジャーナリズムの発展が不可欠である、という2点が、この本の命脈ではないかという気がする。
ポリシーが明快な本なので、好き嫌いがはっきりと分かれるかもしれませんが、ほとんど戦後のスタートと言ってもよい日本ファッション史と違って、「戦前」「戦中」が存在し、大学教育の影響も大きい建築の世界からファッション業界が学ぶべきことは多いのではないかと思います。
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前川国男―賊軍の将 著者:宮内 嘉久 |
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