台東デザイナーズビレッジの岡田茂樹氏セミナー
2日も前の話だけど、やはりこのセミナーについては書いとかなきゃな、と思ったので。
デザビレさんこと、台東デザイナーズビレッジさんが、CFD(東京ファッションデザイナー協議会)の元議長・岡田茂樹氏をお招きして開いたビジネスサポートセミナーの件だ。
今回のセミナー、たぶんいつものデザビレさんのセミナーに比べて若干受講者が少なめだったような気がしたのだが、多分それは正解な部分があって・・・。
「東コレ」こと東京コレクションだの、「パリコレ」だのといったものには、誰もが軽々しくチャレンジできるものではない。クリエーターやデザイナーを支援すべき立場のものがそんなことを口にすべきじゃないのかもしれないけれど。そういう当たり前のことを、セミナーを伺いながら再認識。
ボディコンブームの立役者として名を馳せた島田順子さんと、岡田氏の息詰まるような激しいやりとりは、超一流の者同士だから成り立つ、許される世界のことで、私達が通常よく耳にしているような、MDブランドでのデザイナーとMDとの仕事のやり方とはかなり違うように思うのだ。
ただ、強烈な自我と美意識を持ったデザイナーが、ただの壊れたわがままな人とは違うのは、自己の激しさを律することが出来る理性とか、周囲のやはり一流のプロ達の意見に耳を傾けることが出来る謙虚さ・素直さを併せ持っているかどうかではないだろうか。
岡田氏が、資金繰りのくだりにかなりの時間を割いておられたのと、消費者への直接アピールの重要性を説いておられたのが印象的だった。
岡田氏が、日本のセレクトショップのことをどのように考えておられるのか、誰も質問しなかったのが、ちょっと残念。
セミナーの末尾で、「いい意味でコネを生かすように」とおっしゃっておられたのには、全く同感。
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