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2007年11月14日 (水)

充実の度合い増すCBF(クリエーション・ビジネス・フォーラム)

さてさて、セミナーの片づけやら準備の合い間を縫って、13日(火)から有楽町の東京国際フォーラムで開かれているCBF(クリエーション・ビジネス・フォーラム)へ行ってきた。

業界内の皆様は業界紙の報道等で既にご存知かと思うが、この展示会は、次回の4月展を最後に、JC(ジャパンクリエーション)と統合されることが決まっているようだ。ただ、そうなった折の運営がどのようなものになるのか、現時点でははっきりしていないことが多く、出展社の方々は状況の推移を固唾を呑んで見守っておられるように見受けられた。

CBFには、質重視、商談重視、東コレ系クリエーターとのコラボレーション、染色加工業のようにJCにはほとんど出展しておられなかった業種の参加などの長所があり、それらがうまく来年10月以降にも継承されればよいなという気がする。

国の予算も、平成20年度以降は個別産業対策のものは原則廃止、繊維関係はJFWとカーボン繊維関連の2つに大きく言って集約されていく見込みのようだ。だから、JCそのものも、JFWの冠下に入り、更にCBFもそれと一緒になる、ということである。中身の議論以前に、「予算がない」という問題が背景にあるのだ。

時代環境も、特に衣料品用途は前売りの状況が極めて厳しくなってきているため、最早昔のように、組合主導、お祭り的な展示会では立ち行かないだろう。本当にやる気があって、しかも価格に見合った価値を提供できる生地や加工を揃えられる企業さんだけが集まってくるようになると思う。

そして、この意見には異論のある方も多いだろうが、JCについては民間の、展示会のプロによる主催の方がよいかもしれないし、近い将来はアジア勢も含め、海外の企業にもオープン化した方が、活性化するのではないかと私は思う。

話は戻るが、今回のCBFも非常に見ごたえがございましたね。プルミエール・ヴィジョン組や、海外のラグジュアリー・ブランドと取り引きのある企業さんなどを筆頭に、ハイエンドな価格帯に向けて、緻密で丁寧なものづくりをさせたら、日本の企業に及ぶものは世界にも少ないのではないかと心から思う。

こういう企業さん達は、テキスタイルのシーズントレンドのツボを押さえて、自社なりに租借して発信されるのが非常にうまくなってこられている。力のある取引先とお取り引きをしておられるうちに、自然とレベルが上がってこられているのだという気がする。つい2,3年前はセールストークもたどたどしかった方々が、非常に流暢に企画のポイントや売り筋のご説明をして下さるのを伺うと、感無量という感じである。

もっと具体的に細かく気づいていることもあるんですが、うちの会社が関係している先様のこともあったりするので、これ以上の論評は差し控えさせて頂きます。リアルの友人知人の皆様は、社名、商品名を挙げて語り合いましょう。

商売には、たぶんざっくり言って2タイプがあって、1つは高感度・高付加価値型のテキスタイルや加工開発。

これについては、とことんハイレベルならば、正直、営業ベタな企業さんであっても大丈夫だと思う。それは、商社さんやコンバーターさんが必ずやってくれるし、どうしても自社でやりたければ専門人材を採用しさえすればよいのだから。

クリエーターさんがへたにマネジメントを勉強する前に、まずはクリエーションのレベルをとことん上げることが大切なのと同じだ。

「何でも出来ます」という企業さんが、実際は何といった特徴もなく取引先からみて魅力がないのと同じで、自社のトンガリの部分を益々とがらせて行かれた方がよいと思う。

後は、国内外の優れた同業他社の製品や、美しい2次製品、売り場、さらにはアート作品などを数多く見て、トレンドをハイエンドマーケット向けに自社素材に落とし込むこと。これは、トレーニングを積めば積むほど、どんどん出来るようになってくるのではないかと思う。

私のようなものが申し上げるのもおこがましいが、CBFの良いところは、そういう優れた同業他社さんの製品が一堂に会していること!このチャンスを逃す手はないですよね。

もう1つ、差別化定番品クラスの商品を、量をうまく回す=商売の回し方がうまい企業さん。実は、1番目と2番目の双方の機能を兼ね備えているところも多いが、この部分が利益の源泉となるので、家業ではなく企業の規模を維持しようと思ったら、こういう経営的な観点も大変に重要であろう。

これまで述べてきた視点とは逆に、クリエーター、アパレルサイドの問題についても少し。

エントランスのすぐ近くに、CBF名物のコラボレーションステージがあって、15組のデザイナーさん達が出展社の素材を用いて作った作品が並べられていた。

その中では、まだ東京コレクションデビュー前の、小野原誠氏の作品が目を惹いた。目白デザイン専門学校卒後、ロンドンカレッジオブファッションファウンデーションを主席で卒業されたとのことだが、最近レディスでこういうタイプの若々しさを感じさせてくれる新人さんを暫く見ていないような気がして、新鮮だった。90年代後半の、ジャパニーズ・デザイナーズ・ブームの頃をちょっと思い出したりなんかして。

アントワープ系のコンセプチュアルなスタイルとは違った、ビートの利いたストリートの香りがする。経歴を拝見すると、バンタンさんで現在講師もなさっておられるようで、日本のヤングのリアルな感性からもずれておられないようにお見受けした。日本で受ける「かっこよさ」があるんですよね。

周りにおられる皆さんが、盛り上げて差し上げたら、面白いことになるのではないだろうか。みんなでムーブメントを作っていかれたらいいと思いますよ(^^)

それから、シアタープロダクツさんの企画は、やはりプロの企画ですね。クリエーションとしてもレベルが高いのだが、コーディネートの核になるような個性的だが着易い単品が多く、少し高くてもお金を出して買いたくなる商品であろう。これも売りやすいと思う。

坂部三樹郎氏。前、「ヨーロッパで出会った新人たち」のインスタレーションの際ご本人にも申し上げたのだが、出始めの頃のヘルムート・ラングを思い出したりなんかして。こういうクールなミニマリズムは、正直、日本でのマーケットはそう大きくない。キャリア系のブランドは本来はこうあったって悪くはないと思うんだけど、例えばオンワードさんの「ICB」とかサンエーインターナショナルさんの「ボディドレッシング」なんかは、こうはなっていかないのが、日本という国の特性なんだ。

だけど、だからこそ、逆に彼のクリーンでクールな感じは、グローバルなんですよね。

さくら的には、坂部氏をリンク・インターナショナルさんの「セオリー」のクリエイティブ・ディレクターにでも大推薦したらどうかと思うくらいなんですよね。グローバル展開にはうってつけだと思うんだけどな。

まあ、こういうレベルのクリエーターさんというのは、本当にごくごく少数で、普通にセレクトショップさんと商売をやりやすいのは、素材から始まって、「服飾史上確立されたスタイル」をきっちり押さえてそこからインスパイアされたものづくりをすることである。

フレンチトラッド、イタリアントラッド、ブリティッシュトラッド・・・。アッシュペーさんなんかは例外として、ほとんどのセレクトショップさん、特にメンズ発のところは、トラッドがベースになっている。

今日のCBFの出展社さんのブースでいうと、一宮のタッカさんがそういう典型の品揃えでしたが。こういうことをきっちり、本当に深く勉強していれば、天才肌のデザイナーさんでなくても業界でご飯はちゃんと食べていけるのではないかとさくらは思っているのですが。何か、ちょっとエラそうになってしまってすみません(^^;;

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