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2007年11月30日 (金)

梅田に最大級のメンズ館ーH2Oリテイリング、6層1万6000平方メートルー(H19.11.29繊研新聞)

キターーーッ(シャレのつもりでやんす・・・笑)

「HEPナビオ」が、来年2月には「阪急百貨店メンズ館」になるんですね。まあ、伊勢丹さんの成功を見た瞬間に、エリアが違う企業の強みで即座にその成功事例を模倣し、「うちもやろう」となるのは、西地区でファッションNo1を自負する同店としては、当然の行動だろう。売場面積16,000平方メートルは、伊勢丹メンズ館の10,000平方メートルをも追い抜く、巨艦メンズ売り場である。

これは、関西のみならず、中四国のファッション血中濃度の高い男子諸君は狂喜乱舞しそうですね!

それだけでなく、メンズで新しい高感度な商品、ブランドを立ち上げている企業さんクリエーターさん達にとっても、朗報である。

最近ネットニュースやブログをこまめにチェックしていなかったので、今日11月29日(木)付けの繊研新聞さんを見て初めて知ったのだが、関西の新聞にはもう10月頃からこのニュースは出始めていたようである。ご参考までに、産経新聞さんのニュースサイト「イザ!」の11月24日付けの記事もご紹介しておこう。

今、阪急百貨店さんの公式サイトを拝見したところ、まだニュースリリースは発表されていなかったので、繊研さんの記事をみて感じたことを少し。

ラグジュアリーブランドとかクリエーターブランドを強化するということは当然予想されたことだが、自主編集売り場を、大阪出身の人気スタイリスト・野口強氏に委嘱し創設する、というのは、話題性十分だろう。

それも2つ作られるようだ。記事を見る限りでは、「クリエーターズセレクト(仮称)」「クリエーターズミックス(仮称)」と書かれているが、前者には海外ブランド、後者には国内ブランドの名前が割り振られており、そういう分け方になるのだろうか、それともテイストや見せ方など別の分類軸があるのか、よくわからない。

お取引先の方々は当然ある程度情報を得ておられるのだろうが、双方共、野口氏らしい、ドレスとカジュアルを取り混ぜた“ハイエンドなストリート”の濃厚な世界観が展開されるのではないかという気がして、楽しみである。

この他にも、伊勢丹と同様に、メンズビューティーゾーンを集積するとの記述もあったが、大きな違いは、5階にお兄系、グッドボーイ系などのヤングブランドを導入するとの部分だ。

ここのところに、例えばマルキューメンズのブランドが、どの辺りまで入ってくるのか。メンズのお兄系は、レディスのマルキュー系ブランドと違って、価格的にはそこまで安くなく、百貨店に入っても許されるレベルのブランドが中心なので、「感性的にあまりベタではないもの」という基準でセレクトされるのではないかと想像できる。

このフロアがどういうブランド構成で立ち上がるのか、また、実際にオープンしてからのお客様の反応、ズバリ言って、これまで百貨店に来店していなかったような層も取り込めるのか、その辺も楽しみである。

サイズ売り場、「L&T」で、スポーツ選手独特の体型に合わせたアスリートサイズを開発して下さるというのも、非常に嬉しいですよね。

ただ、伊勢丹さんとの違いというのが多分もう1点あって・・・。

伊勢丹さんがやっておられるような「統一什器」というのは、恐らく導入されないのだろうから、ラグジュアリーブランド以外のゾーンではやはり「ハコ」は残ることになるのだろう。現実にはその方がリーシングはしやすい部分があるとは思うんですけどね。

しかし、大阪地区でもメンズで阪急さんが伊勢丹さん同様のポジショニングを取ると、他の百貨店さんとの差が開いてくるのではないかという予感がしてならない。

ただ、「私はああいうこじゃれたお店には行かない」という客層もおられるし、東京での三越さん高島屋さんのような、富裕層でもコンサバな層が向かう先は、大丸さんの心斎橋のお店とか、高島屋大阪店さんだったりするだろうから、棲み分けが出来る部分もあるにはあるだろう。

とはいえ、厳しいようだが、これは本当に、先にやったもの勝ち、「HEPナビオ」を捨ててまで勝負に出た阪急さんがかなり優位に立っていくような気が致しますね。他社さんも負けずに頑張れ!

2007年11月28日 (水)

レペット60周年、CEOが語るブランドの歴史と未来(H19.11.28MODE PRESS)

バレエシューズブームに乗って、少し前から人気の「レペット」って、創業者がローラン・プティのお母様だったんですね。初めて知った・・・。

ご興味のある方、MODE PRESSの動画を、ご覧下さい。

2007年11月27日 (火)

商業界『ファッション販売』2008年1月号にビスコスクエア様について書かせて頂きました

師走と言ってしまうにはまだ少しフライング気味かな、という11月の月末なんですが、雑誌の世界では早くも1月号が発売になっております。

今日27日は、商業界の月刊誌『ファッション販売』の発売日。今号では、セーレン様のネット&ケータイ通販サイト「ビスコスクエア」様を取り上げさせて頂きました。

お忙しい中、取材に応じて下さいましたご関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。有難うございました。

皆様是非、ご一読下さい。

◆ビスコスクエア Online Shop https://www.viscosquare.jp/onlineshop/

◆ビスコスクエア 楽天店 http://www.rakuten.ne.jp/gold/vsquare/

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そろそろ忘年会モード

今週くらいから、めったにお会いしない方とは年末のご挨拶を交わすようになってきた。
勉強会の後の飲み会も、ちょっと忘年会モードなのであります。
そういう訳で、いつも以上に盛り上がり、酔っぱらって家路へと向かうのでありました。
ブログ、今夜はお休みさせて頂きます。

2007年11月26日 (月)

ユニクロの週4日ノー残業デー広告のインパクト

今日は、アパログの「両国さくらのネットで☆ファッション☆」の方にも、ユニクロさん(ファーストリテイリング)さんネタ「ファーストリテイリング様にご提案、MVNOで『ユニクロ・ケータイ』はいかが?」をアップしたんですが、

その内容はちょっとファッション業界向けではないぶっとんだ内容(笑)なので、こちらの個人ブログの方には、もう少しオーソドックスなファーストリテイリングさんネタを書いておこうと思う。

明日11月26日(月)発売のWWDジャパンさんが昨日早々と自宅の方に届いたので早速読ませて頂いたのだが、「激戦地ロンドンで『ユニクロ』は勝てるのか?」の記事の次のページに、(株)ユニクロさんの求人広告が掲載されていた。

「日本発 世界一」を支えるプロフェッショナルを募集」という見出しの広告の中で目を引いたのは、月曜日以外の火、水、木、金の週4日が、「ノー残業デー」、19時になると一斉消灯と書かれてあったことだ。

このことに関して、私は取材したり、裏を取っている訳でないので、本当にどの程度の割合で社員の方々が7時には仕事を終了出来ているのかどうかはわからない。だが、長時間残業が常態化し、「体を壊して退社」という現実が頻繁に起こっているわがファッション業界の中で、体育会系のノリでダラダラと長時間働くことが成果につながるといった風潮を排し、短時間で効率的に仕事を進めようという方針を全社的に打ち出しておられるだけでも、素晴らしいことなのではないか?

ぼちぼち、業務委託出身者だけでなく、今後過剰感が強まることが予想される商社さんの繊維部門の正社員の方なんかからも、将来性のある企業さんとして、ユニクロさんへの転職希望が増えてくるのではないかと、さくらは思うのです。

2007年11月25日 (日)

やっとCATV

先々週の週末、うちの賃貸マンションにもやっとCATVが開通、今日は固定電話をNTTからCATV経由へ、インターネットへの接続もADSLからCATVへ変える工事の日だった。

あれこれ設定し直さないといけないものが多くて、結構バタバタしました。まだ、ADSLの解約手続きが終わっていないので、明日以降に続きは持ち越しである。

ネットの方は、下りの回線速度だけでもかなり速くなったな、というのを実感している。何せ、ずっと8Mで我慢していたので。今調べたら現在は54Mになっていた。私はPCを部屋が狭いため常時接続していないので、毎晩会社から帰ってきたらPCを立ち上げるという作業から始めているのだが、その立ち上げが、特に速く、楽になったような気がする。

TVについても発見があった。CATVにすると、今まで地上派アナログ放送だけでは見ることが出来なかったチャンネルも写る。

地元・大田区のケーブルTV・大田ケーブルテレビや東京のUHF局であるMXTV、NHKの放送大学に始まって、オプション代金を払わなくても見られる幾つかの専門チャンネルなどだ。

これまではPCの小さな画面でしか見たことがなかったショップチャンネルやQVCを、大きな画面で初めて見て、改めて番組の持つ力というか長所を強く感じた。

TVの良さは、ご飯の支度をしながら見たり、PCを打ちながら見るといった、ながら視聴が出来ることや、疲れた時にぼんやり見ることが出来るところにある。

そうやって何気なく番組をつけっぱなしにしているうちに、「あらっ、これいいわね」と心の琴線に響く商品が目に耳に入ってきて、「どれどれ」と少し身を乗り出して番組を見ているうちに、だんだん買う気になってくる・・・というお客様(視聴者)の気持ちが、大きな画面で見るととてもよくわかるようになった。

最近は、地上派のキー局の番組が昔に比べてつまらなくなっているような気がする(私が年を取って、趣味嗜好が若い頃と変わってきたからなのかもしれないが、アダルトシニアの客層には私と同じように感じておられる方も多いと思う)ので、なおのことTV通販番組には追い風が吹いているように思うんですよね。

という訳で、さくら、暫くはCATVにはまってしまいそうです。

2007年11月23日 (金)

‘マス’ショップから‘ターゲット’ショップへーお客様目線でMDの抜本的見直しをー

週刊ダイヤモンドの「新聞没落」特集のことを以前このブログでもご紹介したが、もうマスメディアの時代ではない、ターゲットメディアとか、ニッチメディアの時代だよというような議論が、インターネットの普及浸透が進むと共にマスコミ周りの世界では真剣に語られるようになってきた。

この問題を考えるとき、私は、「ああ、これってアレにすごく似てるよな」と思うのだ。

「アレ」とは、流通業界のこと。百貨店、量販店(GMS)が衰退し、専門店が広く消費者の支持を得て売り上げを伸ばしている現象は、まさに、マスメディアからターゲットメディアの時代に移行しているメディアの世界の現象に近いものを感じるのだ。

アパレル発SPA(製造小売業)やセレクトショップ、TV通販やネット通販を見ていると、本当に、自店のお客様がどういう方々なのか、きちっと狙いを定めてMDやサービスを展開しておられる企業さんに勢いを感じますからね。

但し、相違点もある。ユニクロさんしまむらさんハニーズさんのような価格帯の低いゾーンは、これまで量販店の平場に通っていた方々を惹き付け、客数、客層共に幅広い。これらの企業さん達はそれぞれにビジネスモデルのある部分で強力な絞り込みだったり合理化が行われているのだが、対顧客という点においては、かつては量販店の平場に通っていたような方々を、客数、客層共に幅広く取り込んでおり、確かに「マスリテーラー」である。

昔から唱えられている、ある時代に一世を風靡した小売業も常によりローコスト・ロープライスな業態に優位な座を取って代わられるという、いわゆる「小売りの輪」の理論通りの現象が、日本でもアメリカ同様に起こっているということだろう。

ただ、いずれにしても、新聞やTVが最近、昔に比べて勢いがなくなってきているのと同じで(雑誌業界も不況だと思うんですが、別の観点からの考察が必要なように私は思っているので、同列には論じないように致します)、百貨店、量販店は最早「マス」の支持をバックにした安定などとはほど遠い、極めて厳しい状況に陥ってしまっていることは論を待たないだろう。

コスト構造そのものにメスを入れていく、ということが、問題の抜本的な解決のためには必要なのだろうが、それ以前に、もう一度、お客様目線、顧客目線に立ってMDやサービスを徹底的に見直すことが必要なんじゃないだろうか?

最近はこういうことは、ネット通販の世界なんかの方が、勉強熱心な店長さん達の間では徹底して行われていて、リアル出身者としてはお話を伺っていて「何でネットの世界でここまで短期間にノウハウが確立されてきているのに、実店舗ではこういう基本が忘れられていくのか」と情けなくなってしまうことが多い・・・。

例えば、最近リニューアルされた百貨店さんを見る度に思うのだが、お客様のデパ地下への期待値は極めて高い。正直、込み具合から見ても、お店によっては売り場面積が今の2倍でもよいのではないか、と思ってしまうくらいだ。

コスメの売り場も、やはりカウンセリングへのニーズがあったり、限定商品、高額品が好きな方が多いので、それなりには繁盛している。

いいか悪いかは別として、やはり、ラグジュアリーブランドが欲しいお客様というのは、世の中には多い。今後は観光客の需要もある。せっかく日本に来ているのに、日本国のブランドではないものを買って帰って行かれるというのは情けないことで、これに代わる提案もして行かなければならないのだが、確かにニーズはあるのだから現状ではこれらは排除できないとなるのも判る。

問題は、2階から上の、アパレルの売り場だ。

立地にもよるのでひとくくりには出来ないが、「40代の高感度な女性」を狙う場合、客数はぐっと絞り込まれてしまう、というのが現実だろう。

今、40代で働かずに家で過ごせる方というのは、余程ご主人の所得が高い恵まれた方か、もしくは身内に病人や介護しなければならない人がいたりご自身が体があまり強くない方であって、大半の方が、配偶者がいてもフルタイムもしくはパートタイムで家計を助けるため、あるいは自己実現のために働いており、平日にあまりのんびりお買い物などしている暇はないのではないかという気がする。

さらにそういう「40代の働く女性」の中には、もちろんディンクスや未婚の方もいるだろうが、大半はお子さんがいらっしゃって、土日も忙しい、とにかく時間がもっと欲しい、というライフスタイルなのではなかろうか。

平日の昼間、百貨店でのんびり、というのが可能なのは、フルタイムやパートの仕事をやめた50代半ばとか60代以上の方々なんですよね。

ところが、最近の百貨店さんのリニューアルでは、60代、70代向けの「等身大」のブランドがどんどん姿を消し、こじゃれた40代向けの服ばかりが増えていっている。しかも、価格もアップしていて、郊外や地方から出てきた方々がへそくりの範囲で気軽に買える商品が全くないと来ている。

具体的なアイテムの話まで始めるとエントリが長くなりすぎるのでこの辺でやめておきたいと思うが、年配の方々が密かに悩んでおられる悩みに対する「お悩み解決系」の商品の品揃えにしたって、ネット通販やTV通販の方が余程よく揃っているのではないか。

「お客様をよりお洒落な方向に導く」という志は結構なことだが、進みすぎているというのはよくない。半歩先、というくらいが、丁度良いのではないか。ファッションについて保守的なお客様かどうかということと、可処分所得が高いということは、必ずしも比例はしない。それと、時間のあるなしも、今の時代は様々だろう。

さらにもっと若い客層になってくると、もう、百貨店ブランドは欲しくない、ここをルミネにして欲しい、というくらいの拒絶感を持たれる場合もあるんじゃないかという気がする。「トゥモローランド」と「アンタイトル」があれば、それだけで私はいいのよ、とか。

結局、「マス」でお客様を捉え、はじめにお客様ありきではなく、はじめにブランドとか、商品とか、お取引先ありきの考え方だから、今まで述べてきたようなことになってしまうのではないかと思うのだ。

顧客のライフスタイルの洗い出しを行い、幾つかのグループにセグメント化した上で、全体におけるセグメントごとの分量のバランスを適正化し、その後、個々の売り場に割り当てたターゲットに向けて狙い打ちしたMDを作りこんでいく、ということだという気がする。

つまりは、百貨店は、‘マス’に向けたショップであることを止め、ワンターゲットである必要は必ずしもないが、複数のターゲットにきちんと照準を定めた売り場の集積=‘ターゲット’ショップの集積になるべきではないかと思うのである。

これを本気でやっていくと、お取引先様お任せ、なんてことはありえなくなる筈なのだ。なぜなら、お客様のことが本当に判っているのは、本来は一番お客様の近くにいる小売業の筈なのだから。

2007年11月21日 (水)

グローバル展開できる企業、業種は強いースポーツメーカーと総合アパレルの明暗

今日11月21日(水)付けの業界紙各紙を、苦虫を噛み潰すようなお気持ちでご覧になられたファッション業界の皆様は多いと思う。婦人服アパレル、総合アパレルの中間決算が、一部の企業を除いて大変厳しいものになっていたからだ。

ただ、その近くに、黒三角(▲)が並ぶ総合アパレルの中間決算業績一覧表とは対照的な表が掲載されていたことにも、皆様お気づきなのではないかと思う。スポーツメーカー企業の中間決算だ。

アシックス、ミズノ、デザント・・・非常に堅調な決算になっていたが、その理由は輸出の好調である。

スポーツメーカーの場合は業種全体の特性から言っても、輸出向きである。まあ、世界に出ればナイキ、アディダスといった超大手やら、中国の李寧などとの激烈な競争が待ち受けてはいるんだけれど、世界最高の素材を国内の有力企業(特に合繊メーカー)から調達出来、高い技術開発力、商品開発力を有する日本の大手企業の強みは、幾つかのカテゴリにおいては現場のアスリートに圧倒的に支持されているということもあって、十二分に世界に通じるものになっているという気がする。

ただ、マーケティングとか、政治的な動きという点で、ナイキ、アディダスの方が何枚も上手、というのは、門外漢の私が見てもちょっと感じるところはあるのだが、それでもまだ、世界の土俵に複数の企業が上がって行けている業種ということで、「日本のスポーツメーカー」という業種全体の将来性も高いだろう。

グローバル展開の長所は、単一エリアの好不況に左右されないリスクヘッジが出来るということである(とはいえもちろん、世界同時不況なんてこともありますけどね)。マーケティング的にも、先進国でまず売り、発展途上国へ段階的に広げるという手法を取ることができる。

量が売れるから生産コストを抑えることも可能となり、素材を提供する側にとってもうまみは大きい。だから。スポーツメーカー向けへの提案には、力が入るようになるんですよね。

日本の婦人服アパレル、総合アパレルもスポーツメーカーのようにグローバル展開出来ないものか?その点については、また機会があれば論考したいと思います。

ただ、残念だったのは、ゴールドウィンさんの決算。先程決算書を拝見したが、私はスポーツメーカーを専門にウォッチングしている訳ではなく、全てのカテゴリや業態の売り場をちゃんと見ていないので、単純にウィンタースポーツが最近ダウントレンドになっているからとだけ言って良いものか、判断しかねるところがある。プロではないのでコメントは差し控えたいと思う。

今日付けの日経MJさんには、同社がやっておられた「スロウフロウ」というヨガ教室も、リストラの対象となることが掲載されていた。日本の最近のヨガブームを早い時期からリードしてこられた企業さんブランドさんなので、非常に寂しいですね。

映画「バレエ・リュス~踊る歓び、生きる歓び」

金沢特集が読みたいと思って、雑誌『FIGARO japon(フィガロ・ジャポン)』さんの12月5日号を買ったのだけど、買ってよかった(^^)

こんな映画が封切られるのですね!最近、映画館からとんとご無沙汰してしまっているのだが、久々に心引かれる演題である。

◆『バレエ・リュス~踊る歓び、生きる歓び~

たまに私のブログでも、バレエ・リュスの話題を取り上げたことがあったかと思うが、この映画は、天才演出家・ディアギレフ時代のバレエ・リュスを取り上げるのではなく、ディアギレフ亡き後、バレエ・リュスがどうなったか、ということに焦点をあてたドキュメンタリーのようだ。12月15日から上映されるようです。

最近は非常にスケジュールが厳しくなってしまって、映画や美術展が全く見られなくなってしまっているんですよね(^^;; 年末に近くなるので、その頃は多少は今より暇になっていることを切望したいです・・・。

2007年11月20日 (火)

ロックの学園

三浦マラソン(三浦国際市民マラソン)について検索していたつもりが、何故かこのサイトに行き着いちゃったんだなぁ、モウ!

ロックの学園

さくらは京急沿線に住んでおりますんで、この催し物のポスターは最近イヤというほど見ているのだ。三浦市は、わが家からは近からず遠からず、くらいの距離感なので、この三連休、気が向いたら様子を見にいってくるかも。何せ、入場料はゼロ円なんで(体育館ライブは有料だけど)。楽しそうだし。

しかし、キヨシロー校長は、本当に3日間とも全く顔出さないんでしょうかね。こんな風に書いてあっても、ついついサプライズを期待してしまうんですが。

中庭ではマグロづくしのメニューが食べられる「三浦フレッシュマーケット」も開催されるみたいなので、おなかも満足しそう(^^) 

三浦市は、前が海で、つまりは一方方向=北からしか集客が出来ない不利な立地なんですよ。だけど、前が海、広い広い太平洋になっているというのが、最高の資産でもあるんですよね。

ロックフェスは夏やるものと相場が決まっていて、秋は学祭(学園祭)の季節なんですが、三浦は夏は十分集客できる場所なので、秋に学祭っぽくロックフェスを仕掛ける、というのは、正解なんですよ。

公式サイトを見ればわかるんですが、地元の人やロック初心者にも間口の広い催し物になっているけれども、それだけではないレベルの企画もある。そして、当日に向けて情報発信が波状攻撃のごとく続々と行われている。

プロの仕事、ですね。

但し大人の皆様、お車で三浦にお出かけになられる際には、渋滞には十分にご注意下さいませ(笑)。

2007年11月18日 (日)

【書評】小山昇/岡本吏郎著『儲かる会社の社長の条件』(アスコム)

(株)武蔵野の代表取締役社長・小山昇氏の著書「『儲かる仕組み』をつくりなさい」(河出書房新社)を以前読んだことがあって、非常に面白かったので、この本を立ち読みし始めたら、期待に違わずやはりものすごくためになる内容だったので、買って帰ってすぐに一気読みした。

今回の小山社長の著書は、経営コンサルタントであり税理士の岡本吏郎氏との対談形式になっている。小山社長も非常にユニークかつ、この本の中でご自身が「知能犯」と称しておられるように怜悧な頭脳の持ち主でいらっしゃるようなのだが、対談相手の岡本氏も負けず劣らず非常に分析力の高い方のようだ。

お二人共、苦労して育っておられるところが似ておられるように思えるんですよね。苦労人だけど、どこか苦労を苦労とも思っておられないような、まるで苦労を楽しんでおられるかのような「ゆとり感」すら感じるエピソードにも、相通じるものを感じる。

そういう子供時代の話から現在経営者として直面している種々雑多な問題への対応法に至るまでを余すところなく語り合った結果、岡本氏は「名社長は『エントロピー』が低いもの」(同書P158)というキーワードを導き出していくのである。ハイテンションな経営というのは結局は長続きしない。人生は長いのだ。静かに社員や周囲の人々を動かせるだけの力量、ゆとり感を持て、というのが、お二人(特に岡本氏)の一貫して主張されたいメッセージのようであった。

小山社長は、中堅中小企業向けのコンサルティング事業も手掛けておられ、現役の社長さんや社長の子弟を受け入れ、朝から晩まで自身の行動に動向してもらういわゆる「鞄持ち」研修も実施しておられるとのことである。この本の中には、わが業界の名岐地区のある企業さんの息子さんが鞄持ちをご経験されて劇的に変わられた、というエピソードもちらりと登場しておりますので、ご興味のある方は是非この本をご購読下さい。

さて、例によって、備忘録として私が気になったポイントを4点ほど抜き書きしておこうと思う。

・「効率の良いことがベスト」では儲かる会社は作れない 岡本氏(P12)

この考え方には、全く同感。「効率が悪いからこそ経験値がものを言い、参入障壁が高くなっている」(P14)ということは、わが業界周りの多くの業種に言えることなのではないかと思う。

・「事業を2倍、3倍にする」という考えがとても大事です 岡本氏(P75)

この言葉、ベンチャー企業の皆さんに特に噛み締めて頂きたいですね。私が支援したいのも、こういう方々。「1億円を1億2千万円にする考え方は、現在のやり方の延長でしかありません。(中略)2倍、3倍にするためには、新しいことをやるとか、どこかをブレイクスルーする必要がありますから、そちらの方が有望なわけです」。こういう風に考えた方が成功しやすいというのは、私が企業さんを見てきた経験においても、当たっているという気がする。

・経営とはバランスを崩すことである 小山氏(P106)

・税理士はなぜか「真四角」が大好き 岡本氏(P108)

これも、実際に商売をなさっておられる方にはすごく共感できることなのではないだろうか。現実の経営とは、攻めー守りー攻めー守り、という感じで、ダイナミックに動いていくものである。

裏を返すと、真四角が好きな、安定志向の方は、経営者には向いていない、ということになる。

・社長と同じ価値観の人を採用しなければならない 小山氏(P172)

新卒や中途で採用した人材の定着率アップというのは、中小企業にとっては非常に大きな課題だが、小山社長のこの考え方は、非常にリアルに現実を捉えておられるな、という気がする。

就職氷河期に採用した人材に今になってドンドン逃げられている中小企業さんは多いと思うのだが、「学校の成績より価値観をチェックする」という、(株)武蔵野さんの採用方法には、見習うべきところが多いのではないだろうか。

儲かる会社の社長の条件 Book 儲かる会社の社長の条件

著者:小山 昇/岡本 吏郎
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「儲かる仕組み」をつくりなさい----落ちこぼれ企業が「勝ち残る」ために Book 「儲かる仕組み」をつくりなさい----落ちこぼれ企業が「勝ち残る」ために

著者:小山 昇
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米国ブランド人気の裏の理由はユーロ高

11月16日(金)付けの日経MJさんの1面「マーケット仕掛人」のコーナーに、阪急百貨店ラグジュアリー商品統括部・山名伸治さんが登場しておられた。「<梅田『D・エディット』改装>他店にないブランド充実」という見出しで、今年8月から、阪急梅田本店のアパレルブランドのセレクトショップに「ジョボビッチホーク」「ザックポーゼン」「デレクラム」を投入、「売り上げは予想以上に好調だ」(同紙より引用)という趣旨のことが書かれている。

実は今年8月に岡山に帰省する途中、阪急さんの上層階に上がる暇がなかったのだが阪急電車からJR大阪駅に向かう途中に、阪急さんのショーウィンドウに「初登場」と銘打ってこれらの3ブランドが飾られていたのを見たのをはっきりと憶えている。その時私の頭にひらめいたのは、「ニューヨークのブランドばかりだな。ユーロがこれだけ高ければ、バイヤーがヨーロッパのブランドよりもアメリカのブランドに向かうのは当然だろうな」ということだった。

「ユーロ高だからアメリカのブランドへシフト」という趣旨の記事は、随分前にWWDジャパンさんでも拝見した記憶がある。阪急さんだけでなく、店頭を見る限りでは少なくとも首都圏の百貨店や有力セレクトショップさんは全て、少なからず同様の方向に向かっているように私は見ている。

日経MJさんの記事には「ユーロ高」の文字は一言も見られなかったが、川上から川下に至るまでわが業界の前線でご活躍の皆さんは、よくよくご存知のことだろう。最近は、例えばプルミエール・ヴィジョンを見に行ったりする折にも、派遣人数を減らしたり宿泊日数を減らしたりと、どこの企業さんも経費削減策を厳しく行っておられますからね。ミラノ・ウニカに至っては某コンバーターさんからの派遣がゼロになったらしいとか、対欧州がらみの商売で芳しい声は聞こえてこない。

それに対し、アメリカはどうか。ここ1年の為替変動のグラフを見ても、ここに来てちょっとまたドル安に触れてきていますからね。

ということで、アメリカンデザイナーズブームは、来春夏以降も続くだろうというのが、さくらの予想であります。

2007年11月16日 (金)

11月16日ブログお休みです

今週は毎日残業、今日はとどめの勉強会で、睡眠不足気味で朦朧とする頭にメチャクチャ濃いノウハウを詰め込み、その後飲み会になだれこんで、ハイテンションション気味で語りあっておりました。
嗚呼、なんだか右目の奥が痛い。
こんなペースで12月第二週までは走っていくと思います。
今夜は久々にゆっくり眠れそう。すみませんが、ブログはお休みさせて頂きます。

VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)赤信号

今日の午後、最近苦戦しているらしいということがいろいろな所から漏れ聞こえて来るあるセレクトショップさんの売り場を拝見して仰天してしまった。

いやはや、聞きしに勝る、悲惨な状態である。お客様の入りの悪さにも売り上げ状況はモロに現れているように思ったが、店頭の荒れ方がハンパじゃなかったのだ。

まず、定数定量が全く守られていない。どのハンガーラックにも、商品がかなり多めに陳列されていて、「ここは量販店さんの平場か?」と思ってしまうほどである。しかも、その数もバラバラ。

要するに、死に筋在庫が売り場に滞留しているのがモロ判りなんですよね。

次に、陳列方法があまりにも単純でシロウトっぽい。同一アイテム、同一ブランドのものを固めて、しかもさっき述べたようにギュウッと詰めている。しかも、カラーの配列にも全く気が使われている様子もない。

確かに、「モンクレール」だの「デュベティカ」のダウンなどのように、雑誌で頻繁に取り上げられ、それをめがけてくるお客様が多いアイテムをワンラックにドーンと固めて、「ここにありますよ」ということがわかりやすい状態にしておくのは効果的である。

ただ、どうみても今旬でないアイテムやブランドでそれをやったところで、「ああ、ちょっとミセスっぽいブランドだから残っているのね」と思われてしまうのがオチではないだろうか?

さらには、どのラックを見ても、スリーブアウト陳列オンリー。まあ、最初に書いた通り在庫がギュウギュウだから、フェイスアウト陳列にするゆとりすらない、というのは、理解出来るんですけどね。

平日の午後4時過ぎの時間帯だったが、一等地を与えてもらいながらお客様の入りが悪いこのお店とは対照的に、館内でもっと悪いロケーションにあってもどんどんお客様が入ってレジも空いているお店は幾つもあった。確かに、天候不順で今秋冬商戦は厳しいことは厳しいのだが、同じ環境下にあっても、健闘しているブランド、ショップもやはりあるのだ。

現に、このVMDの良くなかったお店の隣のお店には、ファッションフリークっぽい20代後半から30代、40代のお客様がかなり入って、私の目の前でそこそこ買って行かれる様子が見られたのだ。同じセレクトショップであっても、品揃えそのものも、前述のお店とは戦略が異なり総花的ではないのだが、とにかくVMDのレベルが雲泥の差。

ワンラック当たりの定数定量は守られ、店頭在庫はハンガーとハンガーに適度な間隔が空く様にすっきりと飾られている。そして、ハンガーの半分はスリーブアウト、半分はフェイスアウトという工夫をこらし、陳列順も、ショートコートーニットーワンピース・・・といった感じで、それをそのまま重ねて着ても様になるようにコーディネートを意識して並べてある。

色に関しても、テイストが絞り込まれているため、お店全体が茶系メーンのトーナル配色で、ところどころに差し色が入るという感じになっており、「うちはこういう感じが好きなお客様を待っているんですよ」というメッセージが伝わってくる感じだ。

最近思うのだが、ひと昔前、ルミネさんにセレクトショップが入り始めた頃は、「セレクトさんに入店してもらえば売り上げが上がる。救世主だ」という雰囲気が業界にあったと思うんだけど・・・。

今や、セレクトショップは完全な過当競争ですね。数が増えすぎて、同質化がはなはだしい。今日のショップさんとはまた違うショップさんにも見られる傾向ですが、オリジナルの利益率が高いことに味を占めて、糸や素材の質や目付けをちょっと落としたり、デザインもちょっと手抜きしておられるようなフシもかなり見受けられる。

そして、働いておられるショップスタッフさんのレベルも、教育をきちんとなさっておられるところと、そうでないところの差が、開いてきているような気がするのだ。

お客様の目は節穴ではない。どんなに有名なお店でも、店頭が荒れているお店からは客足は遠のく。それが長く続くと、ブランドイメージそのものも低下していくだろう。

もう一度、企業理念、基本に立ち返ることが、大切なのではないかという気がします。

2007年11月14日 (水)

充実の度合い増すCBF(クリエーション・ビジネス・フォーラム)

さてさて、セミナーの片づけやら準備の合い間を縫って、13日(火)から有楽町の東京国際フォーラムで開かれているCBF(クリエーション・ビジネス・フォーラム)へ行ってきた。

業界内の皆様は業界紙の報道等で既にご存知かと思うが、この展示会は、次回の4月展を最後に、JC(ジャパンクリエーション)と統合されることが決まっているようだ。ただ、そうなった折の運営がどのようなものになるのか、現時点でははっきりしていないことが多く、出展社の方々は状況の推移を固唾を呑んで見守っておられるように見受けられた。

CBFには、質重視、商談重視、東コレ系クリエーターとのコラボレーション、染色加工業のようにJCにはほとんど出展しておられなかった業種の参加などの長所があり、それらがうまく来年10月以降にも継承されればよいなという気がする。

国の予算も、平成20年度以降は個別産業対策のものは原則廃止、繊維関係はJFWとカーボン繊維関連の2つに大きく言って集約されていく見込みのようだ。だから、JCそのものも、JFWの冠下に入り、更にCBFもそれと一緒になる、ということである。中身の議論以前に、「予算がない」という問題が背景にあるのだ。

時代環境も、特に衣料品用途は前売りの状況が極めて厳しくなってきているため、最早昔のように、組合主導、お祭り的な展示会では立ち行かないだろう。本当にやる気があって、しかも価格に見合った価値を提供できる生地や加工を揃えられる企業さんだけが集まってくるようになると思う。

そして、この意見には異論のある方も多いだろうが、JCについては民間の、展示会のプロによる主催の方がよいかもしれないし、近い将来はアジア勢も含め、海外の企業にもオープン化した方が、活性化するのではないかと私は思う。

話は戻るが、今回のCBFも非常に見ごたえがございましたね。プルミエール・ヴィジョン組や、海外のラグジュアリー・ブランドと取り引きのある企業さんなどを筆頭に、ハイエンドな価格帯に向けて、緻密で丁寧なものづくりをさせたら、日本の企業に及ぶものは世界にも少ないのではないかと心から思う。

こういう企業さん達は、テキスタイルのシーズントレンドのツボを押さえて、自社なりに租借して発信されるのが非常にうまくなってこられている。力のある取引先とお取り引きをしておられるうちに、自然とレベルが上がってこられているのだという気がする。つい2,3年前はセールストークもたどたどしかった方々が、非常に流暢に企画のポイントや売り筋のご説明をして下さるのを伺うと、感無量という感じである。

もっと具体的に細かく気づいていることもあるんですが、うちの会社が関係している先様のこともあったりするので、これ以上の論評は差し控えさせて頂きます。リアルの友人知人の皆様は、社名、商品名を挙げて語り合いましょう。

商売には、たぶんざっくり言って2タイプがあって、1つは高感度・高付加価値型のテキスタイルや加工開発。

これについては、とことんハイレベルならば、正直、営業ベタな企業さんであっても大丈夫だと思う。それは、商社さんやコンバーターさんが必ずやってくれるし、どうしても自社でやりたければ専門人材を採用しさえすればよいのだから。

クリエーターさんがへたにマネジメントを勉強する前に、まずはクリエーションのレベルをとことん上げることが大切なのと同じだ。

「何でも出来ます」という企業さんが、実際は何といった特徴もなく取引先からみて魅力がないのと同じで、自社のトンガリの部分を益々とがらせて行かれた方がよいと思う。

後は、国内外の優れた同業他社の製品や、美しい2次製品、売り場、さらにはアート作品などを数多く見て、トレンドをハイエンドマーケット向けに自社素材に落とし込むこと。これは、トレーニングを積めば積むほど、どんどん出来るようになってくるのではないかと思う。

私のようなものが申し上げるのもおこがましいが、CBFの良いところは、そういう優れた同業他社さんの製品が一堂に会していること!このチャンスを逃す手はないですよね。

もう1つ、差別化定番品クラスの商品を、量をうまく回す=商売の回し方がうまい企業さん。実は、1番目と2番目の双方の機能を兼ね備えているところも多いが、この部分が利益の源泉となるので、家業ではなく企業の規模を維持しようと思ったら、こういう経営的な観点も大変に重要であろう。

これまで述べてきた視点とは逆に、クリエーター、アパレルサイドの問題についても少し。

エントランスのすぐ近くに、CBF名物のコラボレーションステージがあって、15組のデザイナーさん達が出展社の素材を用いて作った作品が並べられていた。

その中では、まだ東京コレクションデビュー前の、小野原誠氏の作品が目を惹いた。目白デザイン専門学校卒後、ロンドンカレッジオブファッションファウンデーションを主席で卒業されたとのことだが、最近レディスでこういうタイプの若々しさを感じさせてくれる新人さんを暫く見ていないような気がして、新鮮だった。90年代後半の、ジャパニーズ・デザイナーズ・ブームの頃をちょっと思い出したりなんかして。

アントワープ系のコンセプチュアルなスタイルとは違った、ビートの利いたストリートの香りがする。経歴を拝見すると、バンタンさんで現在講師もなさっておられるようで、日本のヤングのリアルな感性からもずれておられないようにお見受けした。日本で受ける「かっこよさ」があるんですよね。

周りにおられる皆さんが、盛り上げて差し上げたら、面白いことになるのではないだろうか。みんなでムーブメントを作っていかれたらいいと思いますよ(^^)

それから、シアタープロダクツさんの企画は、やはりプロの企画ですね。クリエーションとしてもレベルが高いのだが、コーディネートの核になるような個性的だが着易い単品が多く、少し高くてもお金を出して買いたくなる商品であろう。これも売りやすいと思う。

坂部三樹郎氏。前、「ヨーロッパで出会った新人たち」のインスタレーションの際ご本人にも申し上げたのだが、出始めの頃のヘルムート・ラングを思い出したりなんかして。こういうクールなミニマリズムは、正直、日本でのマーケットはそう大きくない。キャリア系のブランドは本来はこうあったって悪くはないと思うんだけど、例えばオンワードさんの「ICB」とかサンエーインターナショナルさんの「ボディドレッシング」なんかは、こうはなっていかないのが、日本という国の特性なんだ。

だけど、だからこそ、逆に彼のクリーンでクールな感じは、グローバルなんですよね。

さくら的には、坂部氏をリンク・インターナショナルさんの「セオリー」のクリエイティブ・ディレクターにでも大推薦したらどうかと思うくらいなんですよね。グローバル展開にはうってつけだと思うんだけどな。

まあ、こういうレベルのクリエーターさんというのは、本当にごくごく少数で、普通にセレクトショップさんと商売をやりやすいのは、素材から始まって、「服飾史上確立されたスタイル」をきっちり押さえてそこからインスパイアされたものづくりをすることである。

フレンチトラッド、イタリアントラッド、ブリティッシュトラッド・・・。アッシュペーさんなんかは例外として、ほとんどのセレクトショップさん、特にメンズ発のところは、トラッドがベースになっている。

今日のCBFの出展社さんのブースでいうと、一宮のタッカさんがそういう典型の品揃えでしたが。こういうことをきっちり、本当に深く勉強していれば、天才肌のデザイナーさんでなくても業界でご飯はちゃんと食べていけるのではないかとさくらは思っているのですが。何か、ちょっとエラそうになってしまってすみません(^^;;

アパレルSPAはいやだ、花屋さんになりたい

原宿の路地裏を展示会場へと急ぎ足で歩いていたら、小さな花屋さんの前で望遠レンズ付きの大型カメラを持った男性が何やらアングルを測っているようだった。雑誌か何かの撮影だったのだろうか。

私はお花が昔から好きで、岡山に居た頃は草月流をほんのちょびっと、その後、英国風フラワーアレンジメントを何年か習っていた。今の時期はクリスマス向けに、トピアリーやリースを作ったりしていたっけ。その頃は、雑誌『花時間』よりは、少し業界誌っぽい、大田花き市場の情報なんかが掲載されている『フローリスト』という雑誌が好きで、ずっと定期購読していたほどだった。

(蛇足だが、今や超有名人になった假屋崎省吾氏がまだ花業界以外では知られていない頃、同誌に連載を持っておられて、その内容があまりにも濃くて面白いので、私はその頃から「この人は絶対に売れる」と思っていたのだ。私と同じようなことを感じておられる方がきっと何人もおられて、どなたかがプロデュースなさったんでしょうね、きっと)。

東京に出てきてからも、今ほど忙しくなる前は、毎週末に花屋さんに行って、好きな花を選んできて自己流で活けたりアレンジを楽しんだりしていたのだ。最近は忙しくなってしまったのと、少ない時間は体力維持のための運動に充てないとまずいなと思って、お花からはちょっと遠のいてしまっているのだが、それでも街角でフラワーショップを見ると、ついついしげしげと中を覗いてしまう。

さくらが思うに、花屋さんって、結構良し悪しのレベルの差が歴然と判る、厳しい商売のように思うんですよね。飲食店さんと同じで、手を抜くとすぐに駄目になってしまうというか・・・。

業務用の鉢物を沢山扱っているようなところは別だが、大概店舗面積が狭隘なので、置けるお花の数は非常に限られてくる。なのに、以前フラワーアレンジの先生がおっしゃっておられたのだが、最近はバイオテクノロジーの力で毎年1万種の新しいお花やグリーンが誕生しているらしい。そのうち、何を選んで、何を選ばないかという品揃えの問題。

次に、食品と同じで、鮮度管理、在庫管理が極めて重要であること。哀しいかな、切花の命は短いんですよね。古くならないうちに売り切ること、古くなりそうになったらアレンジなどにしてうまく活用する工夫が必要である。鉢物には、水を沢山やるべきものとやらない方がよいものの双方があり、さらに、直射日光を好むもの、窓際がよいもの、部屋の奥に置いた方がよいものなど、多種多様だ。

お洋服や雑貨のお店には通常扉があるが、花屋さんは八百屋さんや魚屋さんと同じで、扉を開け放しているところも多い。ということは、これからの季節は、ふきっさらしで、非常に寒いんですよね。おまけにお水は使うし。

さらには、お客様の注文に応じて、花束やフラワーアレンジメントやブーケを作らなければならない。それも、前もっての予約だけでなく、急に来店してすぐに「これブーケにして頂けますか」ときやがる。そんな行列が数人も並んだら、軽くパニクっちゃいそうですよね。

正直、かなりの重労働なんだろうな、傍で見ていて、心からそう思います。

ただ、そうなんだけど、そうだからこそ、私はどうせ働くんなら、花屋さんみたいなお店をやりたいなぁ、と思うのだ。

自分は料理はあまり上手な方だとは思わないが、花屋さんは、ラーメン屋さんとかレストランなんかにも相通ずる点が多い仕事のように感じるのである。それは、お店の店主やスタッフが、何かを作ったり創意工夫を重ねたりという要素が大きく、プロの腕が奮える仕事だ、ということだ。

鑑みると、昔の仕入れ型のアパレル専門店には、そういう職人的な要素がかなりあって、その部分が働き手を惹きつけていたように思うのだ。それが、今のSPA型のショップでは、商品は本部からドーンと送られてくるだけ、VMDにしても言細かく指示が入り、お客様は「これ下さい」という感じで単品買いしていかれる・・・。

その方が、お店としては仕組みが完成されていて、スタッフの力量関係なしに売り上げが作りやすい、というのが、本部側の言い分だろうし、そういうお店の方が働きやすい、と思われる方ももちろんいらっしゃるんだろうけど。

私は、自分で腕を奮えないお店は、やっぱりいやなんですよね。小さくても、一国一城の主でいたい。お客様との会話があって、喜んで商品を買って頂いて、ものを買うだけでなく小さな幸せとかほっこりした気分を味わって頂きたい。そういう、情緒のあるお店に魅力を感じるんですよ。

だから、最近正直言って、どんどんどんどん実店舗のアパレルへの興味が失せていっております(笑)。

2007年11月12日 (月)

『MEN’S NON-NO』様、宣伝して下さって有難うございます(笑)

拝啓、集英社様・・・。

御社が発行しておられるメンズファッション誌『MEN’S NON-NO(メンズノンノ)』の最新号、12月号の特集の一つ

「冬季『MFC』ファッションセミナー、本日開講!」

・・・というのは、

うちの会社(○FC)の、パロディなんでしょうか???

自分でいうのも何ですが、わが社はファッション業界では最大級のファッションセミナーを兄弟会社と一緒にやっておりますんで。結構、業界内では、有名企業なんざんす。

もし、見当違いでしたら、失礼をお許し下さい。でも、もし当たっていたら、ネタ元にして頂いて大変に光栄です。有難うございまーす(^e^)

ヤフーカレンダーでのスケジュール管理

佐藤可士和氏の『佐藤可士和の超整理術』を読んでちょっと触発されたから、というのもあるのだが、前々からちょっと試してみたいなと思っていたことを先月中頃から2つ程始めている。

そのうちの1つについてだけを、今日はご紹介したいと思う。それは、スケジュール管理を、これまで使っていたファイロファクスの手帳を使った紙媒体による管理を止めて、ヤフーカレンダーによるPCとケータイによる管理に移行するための実験だ。

最大の理由は、仕事柄荷物が結構重く、手帳の持ち運びを止めればその分雑誌もしくは単行本1冊くらいは代わりに持てそうだな、と感じたからである。実際、手帳の持ち運びを止めてから肩こりが少し楽になりました。

ご承知の通り、私はケータイをそこそこ早打ち出来るので、PCではなく出先でケータイにスケジュールを入力しなければならない状態になった折でも特段支障はないのだ。ただ、「この人かっこつけてる」と思われてはいけないので、相手によってはスケジュールを確認するだけにして入力は後で電車の中とか会社に帰ってから行う場合もあります。

ヤフーカレンダーはドコモ、au、ソフトバンクモバイルの3キャリア全てで利用可能である。ただ、ソフトバンクモバイルの場合はヤフーケータイのトップページの「カレンダー」のリンクからすぐに閲覧できるので、私はソフトバンクモバイルのケータイのみで閲覧・書き込みをするようにしている。

20代前半の方でケータイに慣れておられる方なら、紙の手帳はなければないで、確かにほとんどの局面で支障はないんじゃないかな、というのが、この1か月程実験してみた感想である。

但し、自分の場合手帳を止めてもこれだけは持っておかなきゃな、と思っているものが2つある。1つは、2008年の年間カレンダー。日月火水・・・の下に、曜日が毎月ごとに割り振ってあるものだ。

紙の手帳の良いところは、あるページと別のページを両方見たければ、リングファイルから一方のページをはずしてしまえば同時に見ることが可能になることだ。

PCの場合も、ウィンドウを2つ立ち上げればそれは可能なのだが、ケータイの場合は今のところそれが不可能なので、年間カレンダー1枚だけは購入するか何かをコピーして常に携帯しておかなきゃ不便だな、という気がしている。

もう1つは、首都圏近郊の鉄道路線図。上京9年目だが、恥ずかしながらまだまだ鉄道網が頭に十分入っていないので、これもNAVITIMEのようなケータイサイトのみではちょっと自分の場合は足りないかなぁ、という感じがしている。

手帳を止めることによって、仕事のやり方が一つ合理化できたことがある。それは、これまで、月末にその月に頂いた名刺をまとめて整理していたのだが、整理の前半分の部分「名刺交換した日時と場所(催し物の内容)」を書き込む作業を毎日やるようになったことだ。

紙の手帳と違って、ケータイでは1か月のスケジュールを一覧しにくかったため、止むを得ず、という部分もあったのだが、これは思わぬ副産物であった。

但し、私は身の回りから紙を一掃した訳ではないんですよね。取材時にPC持参もたまにはあるのだが、ファッション系の媒体の場合は、展示会場などでは立って商品を前にしながら書かなければならないことが多いため、敢えてノートにメモする習慣は現時点では止めないようにしている。

To Do Listも、会社の方に勉強会で残ったレジュメの裏やコピーの失敗分の裏などが沢山あるため、A4サイズのそういう紙を半分にカットして1日1枚ずつ使っている。

それと、戦略や企画を考えたり、その日気づいたことや、問題点の整理などは、大概紙を使って行っている。喫茶店の中なんかで、紙ナプキンに書いていったり、新聞の折込広告の裏とか、その辺にあるものに好きなように書き込みます。どうしても身の回りに紙が見当たらないときは、ケータイのメモ帳に入力することもあるが、図が書けないので、こういう時は断然紙の方が使い勝手が良い。

だから、スケジュール帳の持ち運びは止めても、筆記具はやはり必要なのだ。最低ボールペン1本とシャープペンシル1本。だから今、筆記具を入れる素敵なレザーのケースを探しているところなんですよね。

ファイロファクスの手帳は、まだまだ使えるので、もちろん捨てずに保管しておきます。今後は、白い紙だけを挟むようにして、使っていくかもしれません。

佐藤可士和の超整理術 Book 佐藤可士和の超整理術

著者:佐藤 可士和
販売元:日本経済新聞出版社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2007年11月11日 (日)

COBE COBEの「恋空」バージョン

さくらがこよなく愛する、安くて可愛いクマちゃん「COBE COBE(コービーコービー)」が、ついにメジャーへの道を!

ケータイポータルサイト「魔法のiらんど」さんから生まれた超人気ケータイ小説「恋空」が、先ごろ映画化されましたが、映画の中にコービーのケータイストラップが登場しているらしいんですよね。

それと同じ、「恋空」×COBE COBEのコラボストラップが数量限定で発売されているようです。

お値段は1,050円と、ペアになってはいるものの通常のコービー399円よりもちょっと高め。でも、彼とペアでつけたい人や、コービーコレクターには喜ばれそうですね。

2007年11月10日 (土)

若いデザイナーはすぐに天狗になり、ベテランのデザイナーは落ち込みからなかなか立ち直れない

この間、勉強会の後飲んでいる時に、ある方が

「若いデザイナーはちょっと褒められたり注目されるとすぐに天狗になるね」とおっしゃられたので、

私は、「ベテランのデザイナーで、何かあった時の落ち込みがどんどん激しくなって、何とか褒めたり励ましたりして立ち直ってもらうのにものすごく時間がかかるようになる困った方もおられますね」

と言いました。

「あっ、オレのこと(私のこと)、噂してるんじゃないだろうな」と思われた方、ご心配なく。特定の方のことを指して言っているのではありませんので。

さっき書いたような傾向って、デザイナー職に限らず、他の職業にも通じる話だと思うんですが、デザイナーさん達は感性の強い方が多いので、一般的な「若さゆえの傲慢」のレベルを超えた、激しい自意識とかうぬぼれ、というのが実際あるように思う。

上に書いたような傾向と逆なタイプの方、すなわち、「若くて成功しかかっているのにビジネスの局面では自我を抑えて謙虚に学べる方」や、「ベテランらしく、失敗したり落ち込んだりすることがあっても立ち直り修正をかけるスピードの早い方」は、大成する可能性が高いのではないだろうか?

この話の流れの中で、同席していたある方は、「ベテランで、これまで何度もチャンスがあったのにものにしてこれなかった方に期待してももう駄目だよ」とおっしゃっておられました。スポーツの世界なんてある年齢になったら体力が衰え始めるので端的にそうなんですが、一般のサラリーマンでも、新人として多少の失敗が許してもらえたり、フレッシュさを期待してもらえる年齢には限りがある。大変なのは、デザイナー職だけではないんですよね。

己を鑑みても、感性は年と共に鈍くなるというのは、否めない現実のような気がする。チャンスの前髪は死んでも離すな。若くて周りが期待してくれるうちに、どんどんチャレンジし、経験を積んでいかれた方が良いですよ、皆様。

2007年11月 8日 (木)

Alcesteさんのブログ2つをリンク集に追加致しました

以前、国立新美術館の「スキンアンドボーンズ展」について書いたエントリにコメントを下さったことのあるAlcesteさんから、ブログへの相互リンクの依頼メールを頂きました。

Alcesteさんは、多分「ファショコン通信」さんの主宰者さんだと思うのです。ネット上でファッションに関する良質で大量の情報を早くから発信なさっておられる方で、非常にリスペクトしております。

結構長文の力作エントリも多いんですが、筆の立つ方で文章が非常に巧いので、滑らかに読み進めることが出来ます。

本来ならば当方からリンクをお願いさせて頂いて然るべきだったんですが、根が横着なもので、今頃に本当にごめんなさい。お詫びの気持ちも込めて、改めてご紹介させて頂きますね。

Alcesteさん、今後とも宜しくお願い申し上げますm(__)m

◆Alcesteのファッションブログ

http://blog.tsushin.tv/alceste/

◆Alcesteのお洒落徒然草

http://alceste.269g.net/

ズフィ・アレクサンダー、「モラビト」のバッグデザイナーに

電車の中でWWDジャパンさんの最新号(2007年11月5日号)を読んでいて、気になる記事を発見。

セレクトショップや百貨店で「ズフィ・アレクサンダー」というバッグブランドを見て、心に留めておられる方は業界のプロの方の中には結構多いのではないかという気がするのだが、そのズフィ・アレクサンダーさんが、老舗のバッグブランド「モラビト」のデザイナーに就任したようですね。

気になられる方は、是非同誌を買ってお読み頂きたいと思うが、同誌11月5日号に掲載されていた写真4枚は「モラビト」はオーセンティックなポジショニングのブランドなので、彼女個人のブランドに比べるとデザインはやはりコンサバだな、という感じはありますね。

ただ、ファッションコンサルタント出身らしいズフィさんは、圧倒的にデザインの引き出しが多い人だな、というのが私の印象です。自分のブランドでも「モラビト」でも、今後も多分面白いデザインのバッグが溢れんばかりにポンポン出てくるのではないだろうか。

ということで、今後の両ブランドと、そして、スフィさん個人の益々のご活躍が非常に楽しみになって参りました。

蛇足ですが、WWDさんは1ブランド辺りの掲載写真の点数が多い記事が多いんで、非常に重宝するんですよね。デザインって、単体での完成度もさることながら、ブランドとして面でどのように展開されているかが重要ですからね。

2007年11月 6日 (火)

11月6日ブログお休みします

さくらさんって飲み会ばっかりやっているんですか、なんてよく聞かれるんですが、確かに夜勉強会をやってその後飲み会、というパターンは多いかもしれません。
仕事がまたまた軽く山積み状態になっているのに、今夜もほろ酔い加減。
昨日のエントリへのコメント、ありがとうございました。お返事は明日させて頂きます。
今夜のブログは、お休みさせて頂きますm(__)m

マーク・ジェイコブス様、大丈夫なの?

今日11月5日(月)発売のWWDジャパンさんの最終面にもまたまたちょこっと掲載されているが、2008年春夏のニューヨーク・コレクションにデザイナーのマーク・ジェイコブス氏が遅刻し、ショーの開始時間が2時間遅れたという件は、ジャーナリストの間で相当に物議を醸したようだ。

日本の業界紙さんとか、多くの雑誌は明確な形では報道していないが、海外のネットメディアや、日本で発売されている雑誌でも向こうの雑誌の日本版には、マークが抱えているストレスの大きさについて、度々報道が行われている。

先月号だったかの『ハーパース・バザー』にバレエのチュチュを身にまとってモデルのナオミ・キャンベルと共に登場していたマークの姿は、痛々しかった。心なしか、スナップ写真に写った最近の彼の風貌には、精彩がないように感じられる。

『ルイ・ヴィトン』という、世界のトップブランドでクリエイティブと売り上げ数字双方を高いレベルでキープし続けなければならないプレッシャー。自分のブランドの仕事も含めると殺人的なスケジュールなのだろうし・・・。

ただ、私のような者が申し上げるべきことでもないが、ファッションって本来は「個」に始まり、「個」に終わるものではないか?自分の身体と心を痛めつけてまで、続ける必要はないように思うのだ。

マーク様、今回のコレクションに対する貴方の態度と、コレクションの内容そのものにも、私は強い不安を感じずにはいられませんでした。たまには十分な休息を。そして、私達にハッピーでラグジュリアスなコレクションを見せて下さい。

2007年11月 4日 (日)

洗濯代行サービスに拡大の兆しアリ!?

ネットスーパーの話題に続いて、最近情報誌や女性誌を賑わせているのが、「洗濯代行サービス」だ。

「洗濯代行サービス」というのは、旧来型のクリーニングとは違って、水洗い出来るものの洗濯、乾燥、畳み、配達までを行ってくれるものだ。

特に、今年8月24日から(株)アピッシュさんの「ウォッシュアンドフォールド」がampmで、10月1日からは(株)創楽さんの「デリウォッシュ」がヤマト運輸の受け取り窓口に指定されているセブンイレブンやファミリーマートの店頭での受け渡しを可能にしたため、一気に注目度が高まってきたようですね。

代金も、コンビニ店頭受け渡し分については、「ウォッシュアンドフォールド」さんはTシャツ50枚程度の分量までが1回1,600円から、「デリウォッシュ」さんはハーフサイズ(3-4キログラム、Tシャツ25枚程度)1回1,300円から。これなら、ヤングの単身者でもまずまず依頼しやすい金額だと言う気がする。

「ええっ、お洗濯を業者さんにやってもらうなんて?ケシカラン」という怒りの声も聞こえてきそうだが、都会では多忙な人(既婚・未婚を問わず女性は昔に比べ多忙になってきている)や男性のシングル、そして、今後都心地方を問わず、高齢者のみの世帯という有望な市場が前に広がっている。

「洗濯くらい自宅でやるものだ」という、古い価値観にしがみつくより、いいか悪いかは別として社会の変化を見抜き生活者の「困った」を解決するサービスを早期に開発してリリースした者の方が、企業家としては勝ちである。

その際のヒントは、やはり海外、特に米国にいろいろ見られるという、好例ですね。

さくらは職業柄、お洗濯は自分でやりたい(いつも書いているように、勉強になるからです)方なんですが、それでもこのサービスを見て一度頼んでみたいなぁ、という気になりました。

それは、「ウォッシュアンドフォールド」さんの方では、スニーカーも洗ってもらえること!

ほんと、東京に来て、スニーカーをどうやって洗うか、悩んでいたんですよね。庭と外の水道がない賃貸マンションの上層階で、土がついた靴を浴室で洗うのもいやだし、岡山の実家に持って帰って洗ってこようかと思うくらいで。

洗えないから、上京してからスニーカーを履かなくなっているくらいでしたので。

ものは試しで、このサービス、なるべく早く自分でも体験してみたいと思っております。

ウォッシュアンドフォールド

デリウォッシュ

2007年11月 3日 (土)

セーターで、あんな経験、こんな経験

東京は、来週辺りから気温がぐんと下がるという話もあるようですね。

今週は既に、巷でも冬物のジャケットやコート、ニットを着用しておられる方が増えていた。私はというと、昔は比較的寒がりな方だったのだが、最近はヨガやピラティスで少し血行が良くなったり代謝が上がったせいか、薄着が平気になってきたのだ。長袖のTシャツとベストにストール1枚くらいで街中を闊歩している。ほんと、業界人にあるまじき、「季節に遅れてついていっている」状態で、良くないことなんですが(笑)。

さすがに、来週くらいからウールの横編みニットの出番かな、と思って、クローゼットの中を整理していた。

ニットについては、いろいろな思い出があって、すごくショックだったことの一つに、某アウトレットで試着せずに購入したインポートのセーターが、家に帰って着ようとしたら頭から入らなかった(^^;; ということがある。

ニットの専門家の方々が良く、「欧米人は頭が日本人より小さいので、襟ぐりに注意して仕入れなければいけない」とおっしゃっておられるが、ホントなんですよね。身長は向こうの方の方が高いのに。身を持って体験してその意味が良く理解できた。

それからは、海外に出た時にニットを買う際には、必ず試着するかショップスタッフの方に襟ぐりを測ってもらっております。さくらの頭周サイズは59.5センチで、帽子の専門家の方に言わせると日本女性の平均よりも1.5センチ大きいらしいですので、特に要注意なんですよね。

もう一つのショック体験は、「マックスマーラ」でその当時26,000円だったウールのセーターを何度か着ているうちに、おへその位置辺りに毛玉がぼそぼそ出来てきたこと。

私にとっては結構なお値段の買い物だっただけに、「何でやねん」という感じで、しかも、お腹の前部分にだけ出来ているのが不思議だったのだが、ある時、「多分あれのせいだ」とハタと気づいた。

その頃お気に入りだった、某ブランドのベルトで、直径8センチくらいの大きな林檎の形をしたシルバーのバックルをあしらっていたものがあって、その林檎のへたの部分が、セーターに当たってすれて毛玉を作っていたんですね。

理由に気づいてからは、そのセーターの下に林檎のバックルのベルトを着用するのは止めたんですが、その後は毛玉の発生はピタリと収まりました。

他にも、昔々、アクリルの混率の高いセーターで毛玉を山ほど作ったり、カシミアのセーターを虫に食われて自己流で補修をしたこともあったりと、ニットにまつわる思い出は尽きません。

いろいろ買ってみて、着てみてお手入れも自分でやってみて初めて気づくことって、一杯あるんですよね。

寒くなって、ぬくぬくのほんわかニットに袖を通すのは至福の喜び。これから数ヶ月間、その喜びを心から味わいたいと思います。

2007年11月 1日 (木)

OSAKAプレミアムテキスタイル展

(株)大阪繊維リソースセンターさんが主催しておられる「ファッションファブリックフェア2007 OSAKAプレミアムテキスタイル展」を見に行ってきた。

昨年も同じ展示会を見せて頂いていたのだが、ビジネスモデルをきちんと確立して、うまく商売を回しておられるタイプの企業さんや、感度の高いテキスタイル、刺繍加工、2次製品の提案を行っておられる企業さんの数が多く、全体的に益々レベルアップしておられるなという印象を受けた。

大阪の産地では、織物では綿織物、毛織物、毛布などのパイル織物、刺繍加工、ニット、そして今回は出展しておられなかったのだがタオルに至るまで、非常に幅の広い商品群が作られている。日本最大級の繊維産地である。工場さんなんだけど、さすがは関西人、他産地に比べると商売上手な方が多いように私は思うんですよね。

最近は織物メーカーさんが手掛けておられる2次製品の中に、即店頭やネットで売れるレベルのものが増えてきており、これからが楽しみだなという気がする。

さくらお気に入りの企業さんの一つである、細川毛織さんももちろん出展しておられた。今年4月のプラグインで細川さんのブースを見て、10月のプラグインを楽しみになさっておられた方は、細川さんが出展しておられなかったのでがっかりされたのではないかと思うが、明日もう1日、TEPIAで見ることが出来るので、是非足をお運び下さい。

新作も展示されております。もう、行くところまで行ってやる~という感じで、上質の素材を使い倒して徹底的にこだわったジャケットを仕立てておられます。社長さんもデザイナーさんも、仕事を心から楽しんでおられる様子で、お話を伺っているとこちらまで気分が上がってきます(^^)

来年の店頭展開が、非常に楽しみですね。

細川毛織さんの会社案内ホームページと、社長ブログ、ご覧になられたことのある方も多いと思うんですが、こちらもメチャメチャさくらのつぼにはまる内容なんですよね。会社案内ホームページに登場なさっておられる「変態」様は、本当に業界人ではないのでしょうか?一度お会いしてみたいです。

足のむくみ

昨日は飲み会、今日もある方と飲みながら情報交換をしてから帰路に着いたのだが、2日も続けてたらふく飲んだり食べたりしたせいか、両足の太腿から下がカンペキにむくんでしまっている(^^;;

こういう時にどうするかというと、仰向けに寝そべって、手と足を垂直に上に上げて、小刻みにブルブルと1分間くらい震わせると、かなり効果があるのだ。いわゆる、「ゴキブリ体操」というヤツですね。

その後、バスソルトをちょっと多めに入れたお風呂に入って、気分をゆったりとさせてから休むのが、良いようです。

ということで、明日タイツが履けない足にならないように、これから体操を始めますので(笑)、これにて失礼致します。

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