若いデザイナーはすぐに天狗になり、ベテランのデザイナーは落ち込みからなかなか立ち直れない
この間、勉強会の後飲んでいる時に、ある方が
「若いデザイナーはちょっと褒められたり注目されるとすぐに天狗になるね」とおっしゃられたので、
私は、「ベテランのデザイナーで、何かあった時の落ち込みがどんどん激しくなって、何とか褒めたり励ましたりして立ち直ってもらうのにものすごく時間がかかるようになる困った方もおられますね」
と言いました。
「あっ、オレのこと(私のこと)、噂してるんじゃないだろうな」と思われた方、ご心配なく。特定の方のことを指して言っているのではありませんので。
さっき書いたような傾向って、デザイナー職に限らず、他の職業にも通じる話だと思うんですが、デザイナーさん達は感性の強い方が多いので、一般的な「若さゆえの傲慢」のレベルを超えた、激しい自意識とかうぬぼれ、というのが実際あるように思う。
上に書いたような傾向と逆なタイプの方、すなわち、「若くて成功しかかっているのにビジネスの局面では自我を抑えて謙虚に学べる方」や、「ベテランらしく、失敗したり落ち込んだりすることがあっても立ち直り修正をかけるスピードの早い方」は、大成する可能性が高いのではないだろうか?
この話の流れの中で、同席していたある方は、「ベテランで、これまで何度もチャンスがあったのにものにしてこれなかった方に期待してももう駄目だよ」とおっしゃっておられました。スポーツの世界なんてある年齢になったら体力が衰え始めるので端的にそうなんですが、一般のサラリーマンでも、新人として多少の失敗が許してもらえたり、フレッシュさを期待してもらえる年齢には限りがある。大変なのは、デザイナー職だけではないんですよね。
己を鑑みても、感性は年と共に鈍くなるというのは、否めない現実のような気がする。チャンスの前髪は死んでも離すな。若くて周りが期待してくれるうちに、どんどんチャレンジし、経験を積んでいかれた方が良いですよ、皆様。
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