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2007年12月17日 (月)

環境配慮は最早当たり前!?大企業の真剣な取り組み目立つ「エコプロダクツ2007」

さて、一昨日、昨日と書きそびれてしまった展示会「エコプロダクツ2007」の話題を、忘れないうちに取り上げておこう。

私がこの展示会に行った最後は、確か2004年だったような気がするのだが、3年振りに会場を見て、まずはその盛況振りに非常に驚いてしまった。

3年前に比べ、明らかに全体の展示面積が大きく増えている。特に大企業さんの出展が増え、昔は大企業3分の2、中小企業やNPOが3分の1といった感じだったのが、今や面積の大半は大企業で、NPOのブースは端っこの方にちょこっと、といった風情に変わってきた。

中小企業やNPOの方々が熱心ではなくなったという意味ではなくて、逆に、大企業さんの取り組みが本腰を入れたものに変わってきた、という風に見るのが正しいと思う。業種的にも、自動車や建築、家電など、元々環境対策には力が入っていた業種だけでなく、金融機関などのように、間接的に環境対策を施す企業に融資するという役割を果たしている業種までが出展している。

時間が1時間ほどしかなかったため、駆け足で会場を一周するのがやっとだったのだが、それでも面白いものがかなり見つかり、非常に勉強になりました。

会場では、携帯電話を使った「1人1日1kgCO2削減ポイントラリー」というのが行われていた。CO2を削減するためのチャレンジ項目を選び、チャレンジ宣言をした人の中から毎日先着200名に景品が当たるというものだったのだが、そのチャレンジ項目の中には、なるほどと思わされるものが結構あったりしたのだ。

私が知らなかったことの1つに、「ジャーの保温をやめる」「ご飯は保温するよりレンジで解凍する」ということがある。その方が、電気のむだ使いにならないらしい。これは、早速実行したいと思いましたね。

それから、「1日1時間パソコン利用を減らす」という項目もあった。私は自宅でも会社でもパソコンは常時接続はしないで、不要な時はスイッチは切るようにしている。今の時代、パソコンがないと仕事にならないという方は多いと思うので、単純に「皆さん1時間は減らしましょう」と呼びかける訳にはいかないとも思うのだが、パソコンが世の中に普及すればするほど電気の利用が増えていく、というのは、確かに現代社会の問題点であろう。この項目には非常に考えさせられました。

展示ブースの中で、最も関心したのが、ソニーさんの世界初の有機ELテレビ「XEL-1」。電流を流すと発光する有機材料が用いられており、バックライトが不要なため、パネルが3ミリと非常に薄く軽量になっている。

環境にも優しい商品であるだけでなく、とにかく、画像が非常に美しいんですよ。この間買ったばかりのわが家のブラビアだって決して悪くはないんですが、ちょっとこのテレビとはレベルが違い過ぎて、比べ物にならないなぁ、という感じだ。有機ELテレビは色が非常に艶やかで、リアルな美しさがある。

これは、今年10月1日から既に実売もされているそうだ。まだ11インチの小さな商品のみで、価格は20万円。もう少し、価格が安くなるのを楽しみに待ちたいですね。いずれは、ケータイのワンセグTVやカメラ用のパネルにも用いられるようになるのだろうか。こちらも、非常に楽しみである。

それから、岐阜県で行われている、廃食器の回収と再生産(Re-Production)のプロジェクト「グリーンライフ21・プロジェクト」も面白いと思った。

アパレル製品のリサイクルと同じで、器も、マテリアルリサイクルが可能なのではないかなと前から思っていたので。

以前、岡山の備前焼では良い土が不足している、という話を聞いたことがある。一度製品化してしまった土の品質は、再生では質が下がるものなのかもしれないが、もし再利用しても物性面で質が下がるのでなければ、もう一度器として蘇らせるというのは、何よりの方法だという気がするのだ。

通常のリサイクルルートとは別に、作家物をうっかりして割ってしまった折に、料金をプラスすればまた作家物として別の作品に再生してもらえる、といったサービスもビジネスとして面白いかもしれないですね。

もう一つ、経済産業省のブースで、「マテリアルフローコスト会計手法導入ガイド」というのが配布されていた。これは元々ドイツで考案された手法らしいが、企業において、環境負荷の低減とコスト低減の両立を狙ったものらしい。

リサイクル以前に、廃棄物の発生量そのものを減らす・・・これは大切なことだろう。ガイドの中には、具体的な導入方法や計算方法、結果の表示方法(データ付きフローチャート)なども記されていて、廃棄物の発生量の減らし方がわかりやすく説明されていた。

・・・等々、他にも書き出したらきりがないほど、環境配慮に向けての企業や政府、NPOの取り組みや、環境配慮型商品が沢山紹介されており、展示を眺めていると、かつては「外部不経済」と呼ばれていた領域が、今や新規ビジネスを考える上では宝の山なのだということを強く感じることが出来た。

会場では気づかなかったのだが、持ち帰った『日経エコロジー』の特別号では、象印マホービンさんの「どこでもカフェ」(この取り組みの面白いところは、魔法瓶を売るだけでなく、全国約200箇所のお茶屋さんにポットを持参すればおいしいお茶を入れてもらえるサービスを開始していることだ)とか、三菱電機さんの加湿空気清浄機「ラクリアエア」(フィルター交換が一切不要、加湿フィルターの掃除も不要、水の力でニオイを取る水脱臭装置搭載ーという画期的な商品)など、これは凄いなぁ、という商品が幾つも紹介されており、

来年以降、環境に優しく、なおかつ、消費者にも我慢ではなく、便利さとか美味しさとかといった、プラスの価値を与えることが出来る商品がもっともっと登場してくるのではないかという前向きの希望を強く感じました。

わが業界でも、「エコ」は今またちょっとしたブームになりつつあると思うんですが、徹底した技術開発、一企業のワクを超えたコラボ、消費者には「プラスの価値」といったことが、成否を分けるポイントなのではないかという気がしております。繊維ファッション業界の話題は今日は敢えて取り上げませんでしたが、皆さん頑張って下さい(^^)/

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