ケミカルリサイクル分野 東レ、帝人が共同へーパタゴニアと新商品を開発ー(H19.12.13繊研新聞他)
ネット上でも、こちらのニュースは沢山報道されていた。平成19年12月13日付けの化学日報さんのサイトの記事「東レー帝人、リサイクル繊維で協業」によると、帝人と東レがリサイクル分野において、50年ぶりにパートナーシップを取る」(同サイトより引用)ということらしい。
50年前というと、1957年。日本の合繊メーカーの全盛期である。どういうリサイクルをやっておられたんだろうか?
このニュースの主役は、縁結びの神となったパタゴニアさんだとさくらは思うんだけど、ライバル2社が揃って完全循環型のリサイクルを始めたというのは、業界的な観点ではやはり大きな話題だというお考えで見出しをつけられたんでしょうね。
もう一つ、別のサイトもご紹介しておこう。日刊工業新聞さんが発信元になっているYahoo!ニュース「米パタゴニア、帝人ファイバー・東レと完全リサイクル衣料を開発」である。
こちらのサイトによると、リサイクルの対象となる防水透湿ジャケットの「生産量は5万5000着で、売り上げ目標は22億円」(Yahoo!ニュースより引用)とのこと。2008年秋冬シーズンから、全世界で販売されるだけに、そこそこ大きな規模である。
ああ、やはり、それだけの規模の商売だから、東レさん帝人さんも乗ってくるんだろうな、という見方も出来るには出来るんですが・・・。
それでも、両社共、この取り組みに限らず、今後環境配慮型の商品を拡販していくということを記者会見では発表しておられるようなので、パタゴニアさんの働きかけがよいきっかけとなって、他のアパレルさんにもそういう素材が広がっていけばよいなぁと思います。
今年の猛暑や暖冬で、多くの人が「このままじゃ大変なことになるのではないか」ということを肌で感じているはず。市場が、環境配慮型の商品を強く求めている時代ですからね。
それにしても、パタゴニアさんのストイックなまでのエコへの姿勢は凄い!同社のサイト、ヨガウェアのページしか日頃はほとんど見ていなかったのだが、「環境保護への行動」というページに書いてあることは徹底している。
今、ネットをいろいろ検索していて、ブログ「du popo:NAKANO Hajime's blog」さんのエントリ「Patagonia(パタゴニア)の環境保護の実践をWebで知る:The Footprint Cronicles(フットプリント・クロニクル)」を発見し、読ませて頂いたのだが・・・。
パタゴニアの創設者、イヴォン・シュイナード氏の著作『社員をサーフィンに行かせよう』の中に、「ヨガをするのに新しいウェア一式が本当に必要なのか」(同書P118)という一節があるらしいということを初めて知り、「がっびーん、ショック」という感じで、穴があったら入りたくなっちゃいました(^^;;
実はさくら、『社員をサーフィンに行かせよう』もまだ読んでおりません(^^;; 内観と自省よりは、オシャレとダイエットへの動機からヨギーニになっておりますんで、お恥ずかしい限りなのだが、売り上げのことだけ考えると何着も買い換えて下さるほうが有難いという発想になってしまう筈なのに、個人ではなく企業がそういうスタンスを取れるのは本当に稀有なことである。
パタゴニアさんの日本支社は、明後日15日まで東京ビッグサイトで開催中の「エコプロダクツ2007」にもご出展なさっておられるようだ。明日私も30分か1時間程度は同所に足を運ぶつもりでいるので、パタゴニアさんのブースはちょこっとだけでも覗いて帰ろうかと思っております。
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