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2007年12月12日 (水)

シニア顧客も二極化へ

今日、移動の合い間に自宅の近所でバスに乗ったら、おばあさん達(プラス、ほんの少しのおじいさん)でバスがほとんど満席だったのでびっくり仰天してしまった。正直、家の近所でこんなに沢山のおばあさん達を見たことがなかったので。

「こりゃまるで、新小岩から江戸川区役所に向かって行くバスとおんなじだなぁ」と思って、ハタと気づいた。

「そうか、今は昼間だからなんだ」。

私の自宅の近くには大きな大学病院がある。おばあさん&少しのおじいさん達は、その病院に通院しておられるのであろう。

日頃は朝と夜しか、バスに乗ったり近所を歩いたりすることがないので、若い人や働き盛りの人にしか会わなかっただけなんだ。やっぱ、日本は相当高齢化してきているんだなぁ、と、改めてしみじみ思った次第である。

例によって職業柄、こういうおばあさん達のファッションをさりげなく観察しているのだが、ブルーワーカーの町・蒲田でも、江戸川同様、そんなにプライス的に高そうなものを着用なさっておられる方は少なそうだ。

先週だったか、三越さんの日本橋本店で、昼下がり健康診断の後、すきっ腹に遅い昼食をかきこんでいた折、隣の席で優雅におしゃべりをなさっておられたおばあさまお二人のファッションとは、かなり差がある。

本当は年をとった方には、派手な色柄でなくても、上質な素材使いで、パターン、縫製もよい、着心地のよい服を着て頂きたいなぁという気がする。

ただ、年金生活者の年齢になってくると、若い時以上に、経済力の差、パートナーや子供達がいるのかいないのか、いたとしても面倒を見てもらえる状態なのかその逆の状態なのか等々によって、洋服や下着などにかけられるお金には相当に差が出てくる、というのが、現実なんでしょうね。

うちのご近所の商店街にいくと、そういうおばあさん達向けに、現金問屋さんから仕入れてきた値ごろ感のあるセーターや、モンスラ(いわゆる、「モンペスラックス」。ウエストにゴムが入っていて、モンペのようなシルエットになっているパンツである)、コートなんかを売っているお店が何軒もある。

中国製だからといって、物性に問題がある訳じゃないですからね。カシミアのなかなか手触りのよいものもあったりする。

セルフのお店には抵抗感がある、接客された方が買い易いと思う70代、80代のおばあさん達は、「ああ、これは私にはぴったり。安いしあったかいし」と思って買い求めて行かれるのだ。

話は少し飛躍するが、今日付けの繊研新聞さんにJFWJC(JFWジャパン・クリエーション)の総括記事が出ていて、アパレルの来場者が減少しているのは中国産の記事で中国で縫製するようビジネスの形態が変わってきたからだといった趣旨のことが書かれていた。

じゃあ、日本の生地で日本縫製の商品の需要をどうやって増やせばいいんだろう、という風に思って、チラリと、「ご高齢の方々は年金ももらっておられて若い人達よりは懐も豊かだろうから、そういう層を狙うのがいいんじゃないか」と思ったりしたのだが・・・。

今日、病院に向かうおばあさん(+少しのおじいさん)達の様子を見ていると、「うーん、正直、もう服どころじゃないんだろうなぁ」という気がして、ちょっとブルーになってしまいましたね。

まずは健康。それと、お金をあまり持っていないおばあさんおじいさんは、つましい生活で我慢しておられますよ、どう見ても。

これから年金も益々減ってくるんだろうし、税制改革やらで、益々そういう方向に拍車がかかるんでしょうね。

こういう時代環境の変化を考えると、今は繊維やアパレルが本業であっても、「繊維やアパレルビジネスに固執しない」ことでチャンスを掴む企業さんが今後は幾つも登場してくるような予感がします。

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