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2008年1月 2日 (水)

2008年ファッション業界大予言前編ー「外国人観光客」「企業の社会的責任」がキーワード

皆さん、改めまして、明けましておめでとうございます。

今日の午後、東京に帰ってきたんですが、この年末年始は、四国の金比羅山にひと足早い初詣に行くため、岡山県の水島インターチェンジから眼下に懐かしの児島産地を見下ろしつつ高速道路を使って瀬戸大橋を渡り、小雪が舞う中、川之江を越えて愛媛県入りし、今治からしまなみ海道を島沿いに伝いながら、因島、向島(むかいしま)から広島県尾道市に戻り、福山市経由で自宅へというミニ旅行を楽しんできました。

車を利用したお陰で、ガソリン代の高騰(中四国の4県では、セルフ給油のガソリンスタンドでも1リットル148円から162円くらいの価格)を実感することも出来ましたし、他にもミニ旅行の行程で改めて現在の日本の社会で、あるいはファッション業界で進行しつつあることについて様々な気づきがありましたので、そういう内容も含めて、今日は、2008年のファッション業界がどういう方向に進んでいくのだろうかということについて、ランダムに書いてみたいと思います。

ちょっと不遜なタイトルで恐縮なんですが、題して「2008年ファッション業界大予言」。今日はその前編です。宜しければご高覧下さい。

その1:“H&Mシンドローム”をどう見るか?

今年2008年に日本出店を開始するスウェーデンのH&Mについて、ファッション系の業界紙誌を中心に脅威論が取り沙汰されている。

実際に店舗が立ち上がってみなければわからない部分が多いと思うのだが、私の予想は、同社が日本向け企画商品でも用意するよう戦略を変更せず、さらに広告宣伝も抑え目にした場合は、「集客は◎、だが、売り上げは客数の割にはそこそこ。お客様は日本人の感性から見てそこそこイケている商品だけをチョイスしていく」という風になるのではないかと思っている。

これまであまり指摘されていないこととしては、「思いの外、アジアからの観光客も含めて外国人に売れる」というオマケもついてくるのでは?

イケアのオープンのときと同じで、局地的な話題にはなるでしょうが、小売業は地域産業、他所のエリアには関係はないので、全国区で見ると、まあ、静かな立ち上がりになるのではないかという気がする。

ただ、H&MやZARAのようなグローバルSPAのコストコントロール力の高さは、ケタ外れだ。来年、再来年と益々中国のコストアップに苦しみ、中間価格帯での差別化がどんどん困難になっていくであろう日本の平均的な企業との収益性、国際競争力の差は、今後、拡大することはあっても縮小することはないと思う。

5,6年先には、日本の消費者は、「多少感性に合わないと思っても、グローバル企業の商品を買わざるを得なくなる」のである。徐々に徐々に、素材や縫製の粗雑さにも慣れていくのではないか、というのが私の予想だ。

その間に、中国や、他のアジア諸国、あるいはロシア、ブラジルなど予期せぬエリアから、既存のグローバルSPAをキャッチアップする新勢力が台頭する・・・というのが、10年後の姿かも?

日系企業の中からは、今後はもう、ユニクロに次ぐ超大手グローバルSPAが登場するようなことはないかもしれない(ヤング特化&アジア特化型は、数社頑張っていくのではないかという気がするが)。だが、個人に関しては別だ。日本人でありながら、海外で育つか、あるいは若くして海外に渡り、現地人と同じ土俵でグローバルSPAのスタッフとして頑張ることは、実力があれば十二分に可能なのではないか。

その2:観光大国ニッポン、観光客消費をつかむため、身近なアジア人とのつながり生かせ。

こんぴらさん参詣でも、改めて感じたアジアからの観光客の多さ。この流れは、2008年に益々加速化するのではなかろうか?

銀座、新宿、渋谷、原宿などの主要なエリアだけでなく、地方都市でも、アジア観光に力を入れている自治体では、観光客が増えていくだろうから、彼ら・彼女らにファッション商品を売るビジネスは仕掛け時である。

品揃えと集客、どちらがより大切かと聞かれたら、私は「集客」といつも答えている。目の前に人通りが多ければ、通っている人に合わせて品揃えを変えていけばよいが、そもそも人が通っていなければ、人通りの多いところに自分が動くか、あるいは、自ら集客から始めるしかない。

観光客という、買う気マンマンのお客様が増えている、これは本当に大きな大きなビジネスチャンスなのだ。

わが業界の企業さん、特にアパレルさんや、製造系、商社系企業さんの場合は、生産面で既にアジアに深く入り込んでおり、現地の企業人とつながりを少なからず持っている筈。そのネットワークを、ここで生かさない手はない。

例えば中国なら中国のあるエリアの男性なり女性、何歳くらいの人は、日本のどういう所に行きたがっているのか、何を買いたがっているのか・・・意見を聞いて、マーケティングすれば良いのだ。

個人で小売業をやっておられる方も、今の時代は簡単にネットワークを作ることは出来る。日本の地方大学に留学しているアジアからの学生さんと仲良くなればよい。場合によってはアルバイトとして働いてもらうのも良いかもしれない。

商売気丸出しの姿勢は嫌われたり、管理人から削除されてしまうこともあるが、mixiの中で情報交換、ファン作りというのもやっていける時代だ。アジアの言葉を真剣に勉強している人達のコミュニティも沢山ある。うまく活用していけたら面白い。

その3:企業の社会的な責任、益々問われる時代に。

昨年大きな社会問題となった事柄に「地球温暖化の進行」と「食品業界の偽装問題」がある。

また、年末、「エコプロダクツ2007」を見た折にも、「企業の社会的な責任」というものが、ここに来て大きくクローズアップされてきているな、ということを強く感じた。

「企業の社会的な責任」を果たすとはどういうことなのか。それには、「お客様に対して不正なことをしない」「従業員に対して労働基準法を守る」「環境汚染をしない」といったミニマムなレベルのものから、より積極的、発展的なアクションに至るまで、様々なものが考えられると思う。

最近目立つのは、他産業でもそうだが、大企業さんの組織的な取り組みである。だが、その一方で、気づきを得た個人、中小企業によるムーブメントやビジネスにも目を惹くものが存在する。

「環境ビジネス」については、ファッション業界の中では日頃表に出にくい「理系」の領域にポテンシャルを感じる。それともう1つは、「これまで時代遅れ、時代に取り残されてきたと思われてきた産業、地域、世代に光を当てる」ということ。そのゾーンに対して、ボランティアではなく、参加した人にきちんと報酬が出る仕組みを構築すれば、モチベーションが下がることなく「継続」「拡大再生産」が可能となるのではなかろうか。

4.外資系ラグジュアリーブランド全盛時代の終焉、彼らに頼るビジネスモデルは徐々に転換を。

銀座、表参道へのラグジュアリーブランドの出店ラッシュは昨年までの話で、今後は彼らの中国シフトが顕著になってくると思う(昨年の「フェンディ」の万里の長城でのファッションショーは、その予兆だ)。

日本人顧客に関しては、社会の二極化の進行で徐々に中間層以下の購買が減少していき、欧米の店舗の購買動向に徐々に日本の店舗も近づいていくのではなかろうか?とはいえ、エリアによっては、外国人観光客の需要増が、日本人の需要減をカバーしていくのだろうが。

外資の中国シフトが進めば、1階の一等地を外資系ラグジュアリーブランドに明け渡している百貨店への影響は避けられない。また、雑誌への広告出稿減は、モード系雑誌を筆頭に日本のファッション雑誌にも痛打を与えるだろう。

影響が予想される企業は、早めに次の手を考えておく必要がある。

(後編へ続く)

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コメント

あけましておめでとうございます!
昨日はご来社ありがとうございました。

いつもお世話になりっぱなしで、また
貴重な情報(ブログ)もRSSリーダーに登録させていただき
いつも「ただ読み」させていただいています…。

「企業の社会的責任」
ほかの業界ではあたりまえのように言われていますが、
繊維業界ではまだまだ浸透していないような…。

ほかにもこの業界に入って感じる違和感はたくさんあるのですが…
少しずつ解消していきたいと思っています。

今後ともどうぞよろしくお願いいたしますね!

もりもとさん、こんにちは!
両国さくらです。

昨日は新年早々お会いできて本当にうれしかったです。

もりもとさんには、うちの業界の悪いところには、悪慣れしないでほしいですね。

これからは、まっとうな姿勢でものづくりや商売をしておられる企業さんの時代になりますよ。

これからもご一緒にがんばっていきましょうね!
今年もよろしくお願いいたします。

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