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2008年1月 5日 (土)

2008年ファッション業界大予言後編ー過当競争に疲れぬためにー

お待たせ致しました。「2008年ファッション業界大予言」の続編です。

その5:郊外での、「エリア商圏」の変化に注視すべし。

街づくり三法改正ということもあったのだが、イオンモールさん系を筆頭に、今年もまだまだ有力な大型郊外型SCがオープンする見込みである。

新しいSCがオープンすると、近隣の古いSCやGMSとの競争が始まり、商圏人口が少ない場合は品揃えが充実していない古いSCの方はどんどん寂れていって閑古鳥が鳴いてしまうということがある。

但し、地方都市でも郊外の新しいSCだけが必ずしもパワフルな訳ではなく、駅ビルが力を持っているケースもある。私自身は見に行けていないのだが、元々商業施設が少なめだった鹿児島市のJR西鹿児島駅前に出来たアミュプラザ鹿児島とか、私の地元・岡山でも、元々存在していた岡山一番街以外に、新しくさんすてという駅ビルも加わって、首都圏のルミネやアトレに負けじとテナント揃えを充実させてきている。

ファッション商品に関しては、ファミリーやリタイアした団塊の世代などには勝ち組の郊外型SC、通勤通学で駅をよく利用する人やより感度の高い商品を求める層には駅ビル、という棲み分けの構図が、非常に鮮明になってきた。

ここに、百貨店(及びファッションビル)というのもからんでくるのだが、どのお店がどれくらい力を持っているかというのは、エリアによって微妙に違っているので、それをよく見極めなければならないのではないかと思う。地方百貨店さんでも、強いお店ももちろん存在するので。

個店さんの場合は、テナントとして出店するということが社運をかけた一大事になるケースも多い。人が育ち、組織体制が整っている企業さんならば、勝ち組SCへの出店は悪くはないと思うのだが、出店コストが高く営業時間も長いため、リスクも昔よりは高まっている。

岡山の問屋町(卸センター)に、今、新しいショップの集積が出来つつあるようなのだが、地方の場合は郊外の方が、安いコストで広い敷地が確保でき、駐車場も十分用意出来、カフェや飲食との複合業態を展開しやすいということもある。

また、市町村合併で、新しい市が誕生することによって人の流れに影響が出てくるということもあるかもしれない。

小売業は立地産業。道路網、駐車場の整備と合わせて、人が集まるポイントがどこなのかを、いたずらに体力を消耗せず、過当競争に疲れずやっていくために、これからの時代はそれを益々シビアに見極める必要がある。

その6:お兄系テイストのポテンシャルは依然大きい。

渋谷109-2系ファッション、いわゆるセクシブ系とか、お兄系ファッションが、思ったほど広がっていないのではないかという節があるようなのだが、岡山に帰省して思ったのは、「地方には潜在的にお兄系に憧れる層は多い」ということだ。

電車の中や、こんぴらさんとか、ドライブで立ち寄った先でも、お兄系の男子をかなり見たんですよね。ばっくり言って、1割強はいるかなぁと。

逆に、サロン系は全く見なかったですよ。

岡山あたりはそうでもないのだが、地方の場合、大学になると県外に出て行ってしまう人が多いというエリアも多くて、ヤングカルチャーの中心は高校生が担うというケースも多い。そうなるとやはり、「不良っぽい(日本に根強いヤンキーカルチャー)」「自転車に乗っても違和感がない」「きれい目なパンツよりもコテコテのデニム」ものがウケやすいのだ。

いつの時代も、ヤンキーテイストのものを求めるお客様は必ず存在する。インポートのわけのわからないうんちく服なんかより、かっこつけているようでいて、実は根っこのところでは安心感があるんですよね。足りないのは売り場、ブランド。これが増えてくれば、まだ売れますよ。

ただ、取材でよく「両国さん今頃の高校生は痩せたいからジュースなんて飲みませんよ」と言われたりするのだが、地方の子のほうがちょっと太目の子が多いのかなと思う部分もある(社会に出ると益々、車のせいで太る)。

だから、サイズを少し大きめにしたブランド、というのにも、ニーズはかなりあるのではないかと思う。

私ならば今、ガタイの良い男子向けの、大きいサイズのお兄系ブランドを作ってみたいですね。格闘技の選手達にでも着用してもらって、かっこよくアピールしたりなんかして。

さくら的には、非常にバックリしすぎた分類だが、ヤングメンズは、「お兄系」「サロン系」「普通のアメカジ系」「おたく系」の4テイストに収斂されるのではないかと思っている。団塊ジュニアの時代と違って、バカ高いインポートやドメスティックブランドばかりを買いあさることの出来るようなおこづかいの多い子はどんどん減っているのが現状だろう。

その7:セレクトショップ幻想の崩壊

2007~2008年秋冬の売り上げの惨憺たる状況はファッション業界に衝撃を与えたが、ユナイテッド・アローズのブランドリストラ策発表に象徴されるように、セレクトショップに頭打ち感が見られたということが、最大のショックな出来事だったと言えるかもしれない。

一昨日のバーゲンに関するエントリでも触れたように、セレクトショップ同士の競合、店舗数が増えすぎた、ということである。

その8:提言=地球温暖化に合わせ、バーゲン時期の適正化を。

わが業界が苦境に立たされているのは、原油高とかヤングの人口減だけが理由ではない。

行く先々で「雑貨はまだいいよね」ということをこんなに耳にすることは今までになかった。来シーズン以降、雑貨の新業態を立ち上げるというニュースも、この秋冬にはかなり見られた。「アパレルは売れない、雑貨の構成比を上げないと売り上げが維持出来ない」という業界の皆様の危機感の表れだと思う。

ただ、アパレルの売り上げ不振の理由としていろいろなことが考えられるにしても、一つだけ簡単に解決可能なものがその中に存在するように私は思っているのだが。

それは、今のアパレル業界の販売サイクルが、地球温暖化の時代の現状に合っていないので、それを自然の流れに合わせてはどうかということである。

夏、まだそこまでの猛暑になっていないうちからバーゲンを始める、あるいは、冬もそうである。

バーゲンの時期を、例えば夏は8月から、冬は2月から開始するように遅らせてはどうか。あるいは、せめて高島屋玉川店さんの夏は7月下旬、冬は1月下旬並みの時期にするだけでも、かなり違ってくるように思うのだが。

これは、業界全体で足並みを揃えて実施するといった類のことではなく、個々の企業なりお店が、本当にお客様のためになる商売のあり方はどういうものなのかを考えられた上で、各々が時期を選択すべきものなのではないかという気がする。

個店さんの場合は、バーゲンは一切やらないとか、ワンシーズン5日間のみとか、店内の定番品は常に価格を変えないとか、自由な動きが出来ると思う。

これから生産コストも益々上がる。企業として存続していけるだけの利益をどうやって確保するのか、そのことを真剣に考える必要がある。

その9:海外生産の今後は?国内生産の今後は??

わが業界の生産面に関しては、もう、楽観的な見通しは全く出来ない、極めて厳しい状況にあると私は見ている。

サイクルが比較的ゆっくりしたアイテムについては、今年も粛々と中国以外のエリアへのシフトでバランスを取る動きが進むだろう。婦人服については、現状ではまだ中国、一部はより奥地へということだろうか。

もう一つ、原料の問題もあって、センイ・ジヤァナルさんの新年号でサンエー・インターナショナルの三宅正彦社長が、「これからはいい原料の確保が難しくなる可能性が高い」という趣旨のことを述べておられたのだが、プライスゾーンの高いプレタの商品を手掛けたい企業さんには頭の痛い問題だろう。

国内は、外国人研修生についての法改正がどう転ぶか、これに掛かっているといっても過言ではない。それと、縫製よりさらに川上の問題で言えば、原油高が染色業界に壊滅的な打撃を与えている・・・。

年末のご挨拶回りの折にある組合の事務局長さんもおっしゃっておられたが、最早、綺麗事は全く通用しない。川上の企業の経営者、社員の方々に対しては、「何もかも失わぬように」ということを、強く申し上げたいと思う。

ただ、もちろん、業種全体が厳しい状況下にあっても、国際競争力を維持している企業さんも存在するので、いちがいに一緒には出来ないとは思うのだが。

わが国の生産は、将来どうなっていくのか・・・。多分、国内の企業が撤退した領域には、海外の企業、人材が入り込んでくる筈。例えば、総合商社、専門商社がOEM事業から撤退すれば、それを受け継ぐアジアの企業が出てくるだろう。

感性が違う、粗雑・・・そういう不満があっても、我慢せざるを得ないし、数年後には、先方のレベルアップと、日本側の消費者のレベルダウンでバランスが取れるようになってくるのではなかろうか。

日本の生産に芽があるとしたら、いろいろな生き残りパターンがあると考えられるが、日本国内相手にものを売るのなら、基本的には最終製品そのものか、それに近いものを、なるべく消費者直販で売るか、中間業態をあまり通さない状態で売って、しっかりと利益を確保すべきだろう。自らが企画する場合は、トレンドではなく、スタイルを打ち出し、人気定番がリピートで繰り返し繰り返し売れるようなビジネスモデルや、オーダーなどがやりやすいだろう。

ということで、若干、厳し目の内容が多くなっちゃいましたが、私のブログの読者の皆様にとって2008年が素晴らしい年になりますように、心よりお祈りしております。仕事の楽しさを忘れず、頑張って参りましょうね!本年もご指導の程よろしくお願い申し上げますm(__)m

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コメント

明けましておめでとうございます。
すみません。スペースを借りまして宣伝させて下さい。
1/17(木)に、デザビレさんにて[若手クリエイターと縫製工場のコラボレーション]というテーマで講演をする運びとなりました。
国内工場の存在価値として、また[日本発/匠の技]を発信するべく日頃から取り組んでいる内容です。
詳細は、デザビレさんのHPにアップしています。 http://www.designers-village.com
宜しければ、是非足を運んで下さい。
※貴重なスペースをお借りしましたm(_ _)m。

こんばんは、おじゃまします。
質問なんですが、ヤングメンズの「おたく系」とは、
どういったスタイルなのでしょうか??
ファッションに無頓着・無造作な感じということでしょうか?

たまに拝見しておりますが、いつも言葉遣いが柔らかいですね
見習わねばと思っています。

ミズミズ様、こんにちは。

二友会には、昔からお世話になっている社長さんが入っておられるので、数年前に岩手の某社の社長さんが上京された折に、楽しく(激しく?)お酒を飲んだことがあったんですが・・・。

たぶんその時はミズミズさんにはお会いしていなかったですよね。

いしくら社長のことは、以前から存じ上げており、久しくお会いしていないので、ぜひ参加したいところなのですが・・・。

最近は木曜夜はほぼ常時予定が入っているので、厳しいのです。もし都合がつくようでしたら、私自身もはせ参じるかもしれません。

このセミナーは、非常にお勧めの内容だと私は思っております。「生産」を知らずして、ハイレベルなクリエーションは生み出しえないと思いますので。

皆様もよろしければ是非足をお運びください。

ガケップさん、はじめまして。

鋭いところを突かれちゃいました(笑)。
週末までには、コメント欄ではなく、エントリとしてお返事はアップしますね。

言葉遣い、やわらかいでしょうか?
そのようにおっしゃっていただくと救われます。
逆に、はっきりものを言う方だと、いつも気に病んでおりますので(^^;;

さくらサマ>
宣伝ありがとうございます♪。
そして...
もうビックリですよ!!。

ミズミズさん、両国です。

私も、びっくりしました(笑)。

あらためまして、よろしくお願いいたします。

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