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2008年2月10日 (日)

二友会の飲み会に参加

今月は春物の立ち上がり月だし、展示会もいろいろあったりするので(おまけに連休はあるは、29日までで日数が少ない!)、月初からテンヤワンヤである。

そんなバタバタの合い間を縫って、実は今週(というか、もう先週か)、阪急百貨店梅田本店のメンズ館をダッシュで見て参りました。3連休のうちに、本当に久々、みんなから「両国さんもうアレは止めちゃったんですか?」とまで言われておりましたポッドキャストで感想をアップしたいと思っておりますので、皆様今しばらくお待ちください。

さてさて、ミズミズさんこと、ケーエム縫製の水谷社長のお誘いで、布帛の縫製工場の二世の皆様のグループ・二友会さんのセミナーに参加・・・

するつもりだったのだが、本業の仕事の方が大変な状態になってしまっていたので、申し訳なかったのだがセミナーはパスさせてもらって、二次会の飲み会からJOIN致しました(^^;;

二友会の山の手方面の数社の方々(G.T.君のご実家とか、中国語にはまっておられるSさんとか)には、随分前からいろいろお世話になっていて、地方の量産型タイプの工場さんしかあまり知らなかった私は、都市型の縫製工場さんならではの高感度多品種小ロット型のものづくりのノウハウや、人材の採用・育成の方法、そして、経営者の皆様の非常に勉強熱心な姿勢から、大いに刺激を受けていた。

2年程前に、会の皆様と、両国の方も交えて、地方のある有力縫製工場の社長を囲んで、ちゃんこ鍋に舌鼓を打ったこともございましたしね。

2次会場の亀戸の「ざうお」に遅れて到着{その前に場所がわからず、あちこち電話しまくって大変に失礼致しましたm(__)m}したところ・・・やっぱり、顔見知りの方が多かったです。皆様も結構さくらのことは憶えて下さっておりました(^^)

セミナーでネット活用についてお話しされたという(株)アイポケット代表取締役の赤澤渡氏もおられて、少しお話を伺うことが出来たし、水谷社長や、以前から懇意にさせて頂いている社長さん方とも久々に業界ウラ話や、今後の夢などについて語り合うことが出来たので、良かったです。最後は、デザビレの鈴木村長や、下町・埼玉チームの皆様と浅草にまで繰り出しました(^o^)

皆様のお話を伺いながら思ったこと。

縫製工場のネット活用に関して言うと、富山のレスターさんなどに代表されるような、B2Cモデル(消費者からよさこいソーランのチームウェアなどの受注を直接受け、販売)の成功が先行している。

このモデルの良さは、B2Bと違って、発注があった時点でそれは確実に市場のニーズがあったということであり、入金が手堅く、しかも、お客様を自社で育てていける、というところにある。

現在のシュリンクするアパレルマーケットの現状、また、平均値だけを取ればどんどんアパレルの市場価格が下方に下がってきている現状を思うと、直販で大手が参入しにくい分野を固めるというのは、極めて正しい戦略だという気がする。

ただ、都市型の縫製工場さんで、元々感度の高い商品を手掛けていた企業さんが一足飛びにB2Cに行こうとするとハードルが極めて高くなる(ブランド力のない商品はなかなかネットでは売れにくいし、かといって感度レベルを下げると工場の手が落ちる)ということがあるので、まずはB2Bから、というのは、現実的だろう。

先日お電話で水谷社長にも申し上げたのだが、日本の縫製工場さん同士はライバルでも何でもなくて、皆さんで情報発信をされたって全く構わないくらいだと私は思っている。それくらい、情報は不足しており、海外生産の問題を考えなければ今やキャパだって完全な不足状態なのだ。

情報発信で直接デザイナーやアパレルとのネットワークを構築する。その数が増えるということは、浮き沈みが激しいアパレル業界での大きなリスクヘッジになる。

取引先の数を増やせ、ということを、私が尊敬するITジャーナリストの上村孝樹氏も力説しておられるが、どうしてもまとまったロットが出る先にばかり目が向きがちなわが業界の皆様にも、このことは声を大にして申し上げたいなと思うのだ。大ロットは大手商社が海外に、というのが時代の流れになっているので、非効率に見える小さな商売にこまめに対応出来る仕組みを確立しなければ、日本国内で勝ち残ることは難しいと思う。

B2Bでも、新規を貪欲に取りに行く。酷な言い方かもしれないが、その中には、育たない先も出てくるだろうが、それだからこそ尚更、常に新規をどんどん開拓する必要があるのは、本当はB2Cだって全く同じことなのだ。否、B2Cビジネスの方がもっと熾烈に小まめにそれを行っている筈。

B2Bのいいところは、取引先が増えるにつれ、商品企画(デザイナー及びマーチャンダイザー)や営業のプロなどとの人脈が構築できるということだ。それと平行して、自社の中にもアパレルMDやアパレル営業のノウハウを計画的に蓄積していけば、将来的に、自社オリジナルブランドを立ち上げ売上高の1割ないしは2割を、という夢も、夢ではなくなる筈だと思うのである。

PS.皆様のブログもご紹介しておきますね。

◆都内の縫製工場 ボンローブ経営&サーフジャンキー

◆どうすれば会社とブランドが育つか?

◆「縫製工場が地球を回す」ケーエム縫製社長ブログ

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コメント

終電過ぎての遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
いろいろ伏せる内容が多いコトは残念ですが(笑)、これからもヨロシクです♪。
言われる通り、こまめに小さい仕事をコツコツ拾っている現状ですが、
全て日本に(から)萌芽しようとしている種と信じています。

ミズミズさん、こちらこそ、遅くまでご一緒させていただき、ありがとうございました。

「小さな商売」をそれなりの規模にする方法は、あると思っております。デザイナーさん達がそういうブランド戦略、商品構成にするかどうか、ということはあるかと思いますが。

ただ、厳しいようですが、お客様に選んで頂けないブランドは、いくら政府が支援しようが、駄目だと思うんですよ、私は。

ミズミズさんの思いに、そして、パターンや縫製など技術面で、失礼ながら未熟な方々をどれだけ底上げして下さっているかということに対し、デザイナーの皆さんが奮起してくださることを祈りたいですね。

陰では凄まじい努力をしていても、遊び心を持ってファッションを楽しめる余裕を。私達もそうなんでしょうが、デザイナーさんも、その域に達した人だけが残っていけるのかもしれません・・・ちょっと生意気なコメントですみません。

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