“コト”が来店動機ーゼビオ、葛西店に女性専用ジムー(H20.3.5繊研新聞)
3月5日(水)付けの繊研新聞さんに、大型スポーツ専門店のゼビオさんが、江戸川区のスーパースポーツゼビオ葛西店に、「ボディキュっと」という名称の女性専用ジムを設けたという記事が掲載されていた。
フィットネスクラブやヨガ教室なのでウェアやグッズが売られているのだから、その反対があったってちっともおかしくない。ウェアだけ購入しても、実際に着用してドゥ・スポーツーという場がなければタンスのこやしになってしまう。
美容と健康のため、中高年でスポーツの必要性を感じている方々は、“メタボ元年”の今年は益々増えてきているように思う。ゼビオさんがジムを店内に開設されたのはもちろん売り上げアップということが目的なのだろうが、世の中のニーズとウォンツに合っているように私は思いますね。
目を惹いたのは、同社が、テナントさんとしてボディキュっとを導入したのではなく、わが地元・両国に本社があるルネサンスさんと「共同で」ジムを開いた、という点だ。繊研新聞さんには、「ボディキュっとの運営はゼビオが担当し、ジム専任スタッフ(現在8人)は既存の女性販売員をルネサンスの研修を通じて有資格のインストラクターに育成することにしている」というくだりがあった。
うがった見方をすれば、ノウハウを習得しいずれ自社で・・・なんて解釈も成り立つかもしれないが、ルネサンスさんのホームページを見ると、「開業支援パッケージのご案内」が掲載されていたので、どうやらこれにゼビオさんが乗られたのではないかということがわかる。
たぶん、「スポーツ用品やウェアを売っているのに、実際にスポーツをしている現場を熟知しているのか」、つまりは、インストラクターやジムの会員さん達のことが本当にわかっているのか、ということにゼビオさんの問題意識はあるのではないかという気がする。
それが本当に見えてくるというか、肌で感じられるようになってくると、品揃えや接客も変わり、ただ商品を積んでおくだけではなく、本当の意味での地域密着、顧客密着のビジネスが展開できるようになるのではなかろうか。
ボディキュッとさんの、「気軽に無理なく健康的に、女性専用30分でフィットネス」というコンセプトも、明快で良いと思います。
OLさんや主婦の方で、スポーツから長年遠ざかっていた方々をターゲットにしている業態、ということは、そもそもスポーツウェアや用品は最近全然買っていない(もしくは、学生時代にも学校体育衣料以外は買ったことはなかった)・・・という層の掘り起こしである。
ヘビーユーザーだけを対象にしていたのでは、マーケットは広がらないですからね。ある意味、スポーツ好きの方を指導するよりはるかに難しい面もあると思うんですが、ライトユーザーをしっかり育てていくことこそ、本当に社会のためになることであり、回りまわってスポーツ産業の活性化・拡大にもつながってくるように思います。
葛西、まあまあ近いので、さくらも気が向いたらフラリと見に行ってくるかもしれません(^^)
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