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2008年4月 7日 (月)

H&M×コムデギャルソンー日本進出、ゲストデザイナーは川久保玲ー(H20.4.4繊研新聞他)

遅ればせながら、ちょこっとだけ感想を。

「コラボって、双方に同じくらいのメリットがないとうまく行かないものですよ」と、よくネット通販系の勉強会の講師の先生方がおっしゃっておられたが、H&Mが今秋日本に進出するに当たってコラボレーションする相手にコムデギャルソン(COMME de GARCONS)を指名し、ギャルソンさん側もオファーを受けたのは、自社にとってのメリットの大きさを十二分に感じたからなのだろう。

このコラボは、ユニクロさんの新進デザイナー起用とは違って、既に世界のファッション業界で「勝ち組」のポジションを得ている強者同士の連合である。

試しに、Googleがβ版で最近アップしている「ブログ検索」を使って、この1週間全世界で「H&M Comme de Garcons」の単語を含むブログがどのくらい書かれているかを調べてみたところ、4月6日日曜日の午後11時半の時点で264件だった。

思ったより少ない感じだが、ちなみに、日本語のみに条件を絞って同じく1週間以内に「H&M コムデギャルソン」の単語を含むブログを抽出したところ、70件の結果で、その中には私が読んでいるファッション業界の有力なブログが幾つも含まれていなかったので、まだまだ検索の精度が良くないということもあるのだろうが・・・。

まあ、世の中全体には、まだまだ知られていない、という風に見て間違いないだろう。

ただ、H&Mのコラボでは、海外ではいつも商品の発売時になると店頭で商品の争奪戦が起き、その後eBayでのオークションに波及・・・というパターンが見られる。

H&Mのプライスゾーンは庶民をターゲットにしたものだが、ストアイメージは中の上をキープ、広告プロモーションも、ファッションフリークを巻き込んで「上」から広げていく、という戦略である。

しかも、日本国内のみならず、海外も含めたPR効果を狙っており、非常に巧いやり方ですね。

さくら的には、多分どんなに川久保玲デザイナーが頑張ったとしても、上代設定の差でコラボ商品をギャルソンと同じレベルの商品に仕上げるのは無理だと思っているんですが、それでも著名ブランド同士のコラボなんで、「見に行ってみようかな。買ってみようかな」と思っております(ミーハーです・・・笑)。

発売日は休日なんでしょうか。、「アニヤ・ハインドマーチ」のエコバッグとか、ついこの間の「シェル・ショア」の入場制限とか、最近、「ブランド物なのにおトク感のある限定品」への一時的なブームの加熱振りが凄いんですが、「コムデギャルソン」そのものは、日本では特にレディスは人気はピーク時よりはかなり下がってきている(軽さ、明るさを求める時代性とクリエーションがマッチしなくなってきている)という気がするので、原宿でどの程度の騒ぎになるか、行列に並ぶ男女比、年齢層など、要チェックですね。

追記:原宿店のオープン日は11月7日。今確認したら、金曜日でした。ということは、会社が終わってから行ったのでは、到底間に合いそうにないですね~(TT)

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