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2008年4月30日 (水)

お詫び:4月16日付けエントリに間違いがございました

昨夜はエントリをサボッてしまってごめんなさい。会社の仕事を終えた後、『ファッション販売』で私の新しいご担当になって下さった方のところにご挨拶に行って、自宅に帰ろうとしたら急に寒気がしてきたので、「こりゃマズイ」と思ってそのままお布団に入ってそのまま休みました。

熱と関節の痛み。私にしては珍しく、強度の風邪だったんですが、今日1日ひたすらじっとして眠っていたので、今は快方に向かっております。なので、明日もちゃんと出勤致しますので、皆様ご安心なさって下さい。

GW後半は遊ぼうと思っているので、本当はやっておかなければならないことが沢山あったんですが、こういう時は神様仏様が「休め」とおっしゃっておられるのだと思って潔くあきらめるのが一番良いみたいですね。

ということで、ブログも早めに切り上げて床に付こうと思うんですが、1点だけ忘れないうちに。

4月16日付けのエントリ「カジュアル合同展『フロンティア』の主催者・吉岡孝司さんのセミナーを4月18日(金)夜に開きます」の文中、「吉岡さんはサーファーで、つい最近も雑誌『Free & Easy』にサーフィン中の写真が掲載されました」は、「吉岡さんはサーファーで、つい最近も『surftrip』にサーフィン中の写真が掲載されました」の誤りでした。

お詫びして、訂正致します。

2008年4月28日 (月)

ユンブルさん企画・編集の本『1日2分姿勢美人やせヨガ』

(今日はもう1つエントリをアップしておりますので、宜しければ1つ下のエントリから先にお読み下さい)。

今年1月に全国イーコマース協議会さんの定例会でご一緒した、編集プロダクション・ユンブルの朝日奈ゆか社長から、「弊社が企画したヨガの本が出版されました」というお知らせのメールを頂きました。

・・・というのは、もう随分前の話なんですよね。朝日奈社長、遅くなって大変に申し訳ございませんでした。本日、やっと読み終えましたので(^^;;、皆様にご紹介させて頂きます。

著者は、関西で人気のパワーヨガの講師、藤田かおり先生で、書名は『1日2分姿勢美人やせヨガ』(中経文庫、533円+税)。

まずは、この書名に感心致しました。さすがは朝日奈社長、「つかみ」が上手いなと。類書が沢山出ているこのジャンルで、他の本にない特徴を明確に出しておられますね。

この本の巻頭の部分に、「わたしが主宰するヨガスタジオの生徒さんにやせヨガを1日2分、毎日実施してもらうと、95%の人が体重が約1ヶ月で2~3㎏ほど減りました」(P3より引用)とある。やせヨガの実行→けんこう骨と骨盤のゆがみを直す→基礎代謝力アップ→体重減、ということになるらしい。

ちなみに、私の場合はこの本の最初の方に出ている「カラダ年齢チェック」は、6つのうち1つを除いては「実年齢マイナス5歳 モテモテ」、「アンブレラのポーズ(両足を揃えてつま先立ち)」のみが「実年齢に同じ ちょいモテ」の判定であった。

現実の私が「モテモテ」であるかどうかは別として(笑)、2年7か月もヨガを続けている効果が表れていることにまず間違いはないだろう。

この本に書かれているポーズを無理なく実行していると、私の経験からも、多分体のゆがみが治り、肩こりが治り、体調がよくなってくる筈だ。

特に、かおり先生オリジナルの「天使の羽ヨガ」と、会社帰りに通勤電車の中で出来る「帰りヨガ」が、さくら的にはオススメだと思います!

運動不足を感じておられる皆様、男性の皆様も、このGWから「やせヨガ」、ぜひ始めてみて下さい(リアルの知人の皆様でポーズの取り方がわからない方には、さくらが個人教授致しますよ)。

1日2分姿勢美人やせヨガ―けんこう骨と骨盤のゆがみ撃退で基礎代謝力アップ&全身ひきしめ! (中経の文庫 ふ 4-1) Book 1日2分姿勢美人やせヨガ―けんこう骨と骨盤のゆがみ撃退で基礎代謝力アップ&全身ひきしめ! (中経の文庫 ふ 4-1)

著者:藤田 かおり
販売元:中経出版
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商業界『ファッション販売』6月号「おしゃれネットショップBookmark」は、特別編(楽天市場取材編)です

ゴールデン・ウィーク前半戦の日曜日、皆様いかがお過ごしでしたか?

さくらは家事&先週壊れた掃除機の代わりの新しい掃除機の買い出し&仕事(読まなければならない資料の大量読破)&ランニング&ヨガ、という感じで、あっという間の2日間でした(^^;;;

そんな週末だったんですが、昨日の土曜日に、早くも商業界さんから6月号の『ファッション販売』が届いて、「おおっ」と思ったんですが、今月は通常より1日早い26日の土曜日が発売日だったんですね。

私の連載「店でも役立つノウハウがいっぱい(^^) おしゃれネットショップBookmark」ですが、めでたく1周年を迎えることが出来ました(拍手)。それを記念し、通常とはスタイルを変え、特別編として、日本最大のショッピングモール・楽天市場さんのファッション担当の方々に、今、楽天さんではどのようなネットショップさんが売り上げを伸ばしておられるかについて伺って参りました。

お忙しい中、ご親切にご対応下さった皆様に、厚く御礼申し上げます。

皆様是非お買い求め下さい。ヨロシクお願いしますm(__)m

楽天市場レディース ファッション・靴のページ

楽天市場メンズ ファッション・靴のページ

ファッション販売 2008年 06月号 [雑誌] Book ファッション販売 2008年 06月号 [雑誌]

販売元:商業界
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2008年4月26日 (土)

CBF&JC

25日と書いたが、もう26日なのである。
昨日の金曜日は、CBF&JCに行って、さくらが熱烈応援しているある機屋さんから、素敵なストールをプレゼントして頂いたりして、ちょっぴりご機嫌だったのだが、会社に帰ってからまたまた大残業。
CBFのデザイナーと産地企業さんとの協業は、台東デザイナーズビレッジさんに入居しておられるリトゥンアフターワーズさんが4社の産地企業さんに同じ糸を渡しそれぞれの製法で作り上げてもらった素材を同じデザイン、同じきなり色のワンピース4体に仕立てて並べておられたプレゼンが群を抜いていた。デザイナーさんへの依頼に込められた展示会開催の意図を読み、要望以上の回答を出していたと思う。取り組み先の企業さんの中に秘められたチカラを引き出していた。JCの方は前回から大手さんが出るようになったのが効を奏していますね。トレンドコーナーもさることながら、やはり大手&有力コンバーターさんは上手い。実際に売れそうな素材、色柄の記事が揃っていた。大正紡さんのブースは相変わらずの活気。デニムの耳プロジェクトも、高さのあるディスプレイで非常に目立っていた。
最近JCにはあまりニット関係の企業さんの出展がないのが残念なのだが。シマセイキさんの展示をゆっくり拝見出来なかったのだが来月シンガポールで開催されるJIAMに行くのでその時ゆっくり見てきます。

2008年4月25日 (金)

厳しい時代を前向きに

今夜も飲み会だった。

昼間の企業訪問でも痛感していることだが、最近飲み会の時に、うちの勉強会の受講者の皆様から伺う市況の悪さが半端ではない。

問題なのは、その状況がいずれ回復に向かうというよりも、今後益々厳しくなるのではないかと思われること。

ただ、救われるのは、30代半ば以下の皆様が元気でいらっしゃること。やはり、初めから良い時代をご存知ないということと、わが業界のこれは長所なのだろうが、特に生産関係の部署にいらっしゃる方は中国を始めとする海外とのビジネスをご経験なさっておられるので、視野が広く、コミュニケーション能力が高く、ストレス耐性が強い、ということだろう。

多趣味な皆様のお話を伺っていると、こちらも元気になれるんですよね。

いろいろありますが、皆さん、家族やパートナー、友人、職場の仲間etc.,を大切に、明るく前向きに行きましょう!

2008年4月24日 (木)

グランデュオ蒲田のリニューアルで得られたもの失われたもの

4月16日(水)にリニューアルオープンしたグランデュオ蒲田に、昨日(というか、もうおとついか)の21日(月)にやっと足を運ぶことが出来た。

とにかく、8月から半年以上もの間、必要なものを買ったり(特に書籍や薬)ご飯を食べたりする場所がなくて、非常に不自由していたので、ほっと一安心というところである。

閉店時間が前より1時間早まって午後9時になったので(蒲田は意外と夜の引けは早い街なので、これは正解だろうという気がする)、駆け足でささっと売り場を見て回った印象では・・・。

「アトレ」ではなく「グランデュオ」、すなわち百貨店のいわゆる平場と駅ビルの折衷方式で、テナントさんも百貨店系のキャリアブランドやヤングカジュアルのゾーンがドーンと拡充され、特に安カワイイナチュラル系カジュアルがお好きな方には満足度の高い売り場になっているなと思ったが・・・。

以前は何店舗か存在した、個性派の国産ミセスメーカーの商品をチョイスしたお店だったり、色目の綺麗なインポートをオーナーの趣味で揃えたお店、メンズ・レディスの仕立ての良いスーツ主体のお店などの個人専門店さんと思しきお店の数々が、全て消えてしまったかのように見えた。

もちろん、業態を変えて今も中にいらっしゃるのかもしれないので、もっと良く売り場を時間をかけてみてみる必要があるのだが・・・それにしても、厳しい時代である。

「パンツ工場ペーサー」さんとか「イッツデモ」とか、さくらが好きだったお店も、どうやらなくなっちゃったようなんですよね。

館内では、圧倒的にユニクロさんと無印良品さんの袋を下げたお客様が目立っていましたね。

2008年4月22日 (火)

若手デザイナー支援「新米クリエーターズプロジェクト」発足(H20.4.21スポーツ報知他)

日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW推進機構)さんが、ビッグなプロジェクトを立ち上げるようだ。来年3月に開催される第8回JFWに向け、日本だけでなく全世界から有望な新人を日本に呼び込もうという「新米クリエーターズプロジェクト」である。

◆スポーツ報知「若手デザイナー支援『新米クリエーターズプロジェクト』発足」(H20.4.21)

国の税金を1億円投じることの是非はさておき、資金不足に悩む若手デザイナーさん達にとっては、願ってもない朗報だろう。

こういう時は、「私やりたいっ!」って早く手を挙げた者勝ちだとさくらは思いますね。競争倍率も高いだろうから、トライしても駄目な場合もあるだろうけど、「僕より優秀な人はうちの学校には沢山いるんで」なんて変な遠慮はしない方が良いと思う。

駄目だったら駄目で、さっと素早く気持ちを切り替えて次のチャンスに向かえば良いのだ。駄目だった人が必ずしも実ビジネスの世界で負け組、選ばれた人が勝ち組になるとも限らないのだから。ただ、選ばれれば、普通なかなか経験できないことが経験できたり、マスコミやバイヤーさん達から注目されたり、国内外のファッション業界の有力者ともコネクションが出来るので、しんどくても挑戦してみる価値はありますよね。

さくらがちょっと思ったのは、選考の第1過程で「海外ファッションスクールの教授か国内ファッションスクールの学長の推薦」が条件になっているのだが、「1校3名まで」の制限がかかっていること。

第2次審査よりも、むしろここの部分で選に漏れた方々から、「○○先生は△△君と××さんをひいきしている」云々といったお声が出てこないかな、という気がするのだが。絶対に学長や教授が公平だと言い切れるのか、何をもって公平というのかは難しいと思うし、有力校の場合は1学年だけでも3人どころじゃすまない人材を抱えておられると思うので・・・。

何らかの形での敗者復活の方法を用意してあげればよいのにな、とちょっと思います。

さて、どんな人材3名が選ばれるのか。既に多少なりとも国内外での動きが注目されはじめている方になるのか、それとも彗星のごとく本当の意味でフレッシュな人材が現れるのか・・・審査を楽しみに待ちたいと思う。

ところで、今日書きたい本論は別にあって・・・。

ご提案なのだが、このプロジェクトにもう1つ、「新米・企業ブランド部門」を加え、コンペをやられてはどうか、ということである。

この「新米・企業ブランド部門」には、一切の補助金・税金は使用しない。参加対象者は、ファッション業界のアパレルや小売業、商社さんなどで、企業として新ブランドをデビューさせようというもの。

そういうブランドのショーもしくはインスタレーションを定められた日に行うことを義務づけるが、その前後にWebやケータイ、雑誌、TV等を活用したどのようなプロモーションを行おうが自由(当日同時並行でやってもよい)ということにする。もちろん、ブランド立ち上げにいくら経費をかけようが自由だ。

審査員は、異業種の経営者や芸能人など、ビジネスとファッションに関心のある方々による特別審査員と、一般の方々で構成する・・・。

というと、なんださくらさん、今更東京ガールズコレクション(TGC)の真似ジャン、と笑われそうなのだが、1点だけちょっと違う条件をこのコンテストでは課したいんですよね。

それは、「日本の高付加価値なテキスタイルを使用すること」である。

前々から思っていたのだが、何故今の日本のマーケットでは、ヤングのトレンディなマーケットはチープな海外素材、DCは国内高級素材・・・と判で押したように決まっているのだろうか?

ヤングでも富裕層の女の子に向けて、例えば「セシルマクビー」風のシャネルツイードのミニスーツが、「シャネル」クラスとまではいかなくても尾州の産地の高級ツイードで開発される・・・というのだって、大いにアリ、の筈なんですよね。

ファッションのプロの方々が、それなりの資金を投じ、個人デザイナーを担いでもデザインチームという形でも良いから、全ての思い込みをとっぱらって、「これは国内で(海外で)売れる、商売になる」ということを狙ったブランド開発を行い、競い合ったら、既成概念に囚われない斬新な発想が出てくるのではないだろうか?

前々から思っていたのだが、今、日本のクリエーターズブランドで成功しているものには幾つかのタイプがあって、レディスの場合はa.「エキセントリック・キューティー」とでも称すべき、普通のカワイイでは満足できない、ちょっとイっちゃってる可愛さを表現したブランド(「トーガ」「ドレスキャンプ」「アンダーカバー」など、「ミナ・ペルホネン」もその亜種か)、b.トラッドベースのブランド(「サイ」「マンド」「グリーン」など)、c.単品に強いブランド(「サカイ」やデニム系のブランドなど)の3つに主として集約されると思うが・・・。

実はaの「エキセントリック・キューティー」のカテゴリについていうと、TGCと東コレやパリ・コレの中間の部分に、大きな市場の穴があるように私は思う。

企業は戦略的にこのゾーンを攻めるべきなのではないだろうか?

先日WWDさんのTGC特集を読んでいて面白かったのは、あるTGC参加のブランドさんで建築家の青木淳氏の事務所のご出身のデザイナーの方がいらっしゃったのだ。これはもう完全に時代の流れだろう。すごく柔軟でみずみずしい発想ですよね。TGCサイドから東コレ方向にシフトする、というのもアリだし、その逆というのも、今の若いデザイナーさんやMDの方々なら案外面白がってやってのけられるように思うんですよね。

もう1つ、これまでの日本の企業さんが苦手だったのが、「ライフスタイル提案型」=「ラルフ・ローレン」とか「アルマーニ」タイプのブランド開発だ。

これこそが、本当は一番ビジネスとして儲かるゾーンなんですけどね(最近、「ケイタマルヤマ」&藤巻幸夫氏のコンビがこういう領域にチャレンジされると明言なさっておられるので、どのような展開になるのか非常に個人的には楽しみにしているのだが)。

他にも、「音楽や映画、アートなどのカルチャーと同時発信型ブランド」などいろいろ考えられるだろうが、今本当に必要なのは、売れない日本国内のマーケットばかりを見て価格を下げることばかりにやっきになっている大手や中堅の企業さん達が発想を変えて、外に向かって「高く売る」という発想で新しいチャレンジをすることではないだろうか。本当にコンペが必要なのは新人さん達ではなくて、むしろ企業さん達の方なのではないかとさくらは真剣に思うのだ。

元伊勢丹・三根バイヤーのWWD連載に感心

最近、WWDジャパンさんに、元伊勢丹の「リ・スタイル」バイヤーだった三根弘毅氏の短期集中連載「Me-Style」が掲載されている。

4月21日(月)付けの第3回連載「直訴しようよ!」を読んで、なるほどな、と思ったことがある。

同氏が「Y-3」を「リ・スタイル」に導入された際の前例のないプロモーションについてのエピソードが紹介されていたのだが、三根氏はその経験を引き合いに、「新しいことを仕込むには大手の場合10人以上の反対意見を覚悟すべし」と書かれていたのだ。

私は大手企業というものに勤務したことはないのだが、社会人として最初に婦人服の中堅専門店に入社し、地方都市の百貨店インショップのショップスタッフだった折に、身近な存在として地方百貨店の部長、課長クラスの方々、百貨店正社員の女性のトレーナーの方々、外商の方々などの動き方を見ていた。また、現在の小さな三セクでも、直属の上司以外にも社内の要所要所には一部上場大手企業出身者が転籍してきているので、大手企業さんの仕事の仕方、価値判断、社内コミュニケーションの仕方というのが、ある程度想像がつく。

「何かやるときに10人の反対」・・・これって多分、当たっていますよ。これは恐らく、中小企業のオーナーさんや個人事業主には想像のつかない、ほとんど180度違う価値観だろう。

ただ、三根バイヤーのコラムによると、伊勢丹さんという企業さんは、そのカベをぶちやぶろうとする若手のエネルギーを受け止めてくれる上司の存在する職場であるようだ。店頭の様子を見てもそれは想像がつくところが大いにあるが、本当に素晴らしいことだと思う。

ファッションビジネスの場合は、個々のセクションで即断即決、スピーディーなアクションで市場の変化に対応していくことが必要な部分が大きいので、大企業のセクショナリズムが企業としての成長の妨げになる部分が多いように思う。

ただ、それと同時に、資金力が潤沢で、人材が豊富に揃っていなければ出来ないことというのもファッションビジネスの世界にも沢山ある。店全体が一つのディレクションの元に幾つかの顧客群にフォーカスしたMDを組み販促を行った時のパワー、ライフスタイル全体を包括する品揃えを提供できるパワーは、小さな個店ではどうしても出しえないものだろう。

下から湧き上がってくる若手のエネルギーを真正面から受け止め、チャレンジを許す社風が、自社内はおろかファッション業界全体に人材を輩出している伊勢丹さんの強さなのだろうと、このコラムを読んで改めて感じた次第である。

PS.ちなみに、中小企業や個人は、スピーディーに動けるというのは、ある部分においては当たっているが、ある部分は全くハズレである。自分がオーナーでない場合、ワンマンでしかも誤まった経営方針の下経営を悪化させ続けているオーナー、意欲のないオーナーの下で働くというのは、非常に肩身の狭いものである。

大企業はいいか悪いか別として、そこまで誰かの顔色を見て動く必要性はない、居心地が良い部分があるのは事実だ。

よく、大手や中堅のアパレル出身者が工場に転職したりした折に、オーナーの一挙手一投足に気をつかわなければならないことで萎縮してしまい、結局続かなくなる・・・という事例があるのだが、「いい意味で距離を置く。社員を信頼し任せる」ということが出来ないオーナー社長が原因になっていることが多い。意外とご自身ではそういうことに気づかれない場合がある。かといって放任、というのはこれまた駄目なのだが。心して頂きたいものですね。

2008年4月21日 (月)

4月21日ブログお休みです

今日は家で仕事ー途中から会社で仕事と、1日が仕事で終わってしまった。
自宅のPCがつながらず(CATVのせい?)、おまけに自宅のおんぼろ掃除機がとうとう昇天してしまった。
最近、あまりにも忙しいので、企業訪問の日報を自前のPC持参でその場で打ってしまおうか、そのために中古のノートPCを買おうかと思っていたのだが、嗚呼、その予算は掃除機に回さねばなるまい。プチブルーになってしまった。
という訳ですので、ブログはお休みさせて頂きます。

2008年4月20日 (日)

カジュアル合同展フロンティア主催者・吉岡孝司氏セミナーへのご来場有難うございました

今日は休日だったのに、読まなければならない資料が多くてブログのアップが遅くなってしまいごめんなさい。

4月18日(金)夜にうちの会社で開催した、カジュアル合同展示会フロンティアの主催者である、(有)ロックオン代表取締役・吉岡孝司氏のセミナー「合同展示会から見る今後のマーケット」にご来場下さった皆様、有難うございました。

セミナーには、アパレルや雑貨関連の企業の皆様はもとより、業界紙の記者の皆様(2紙+ネットニュース1社)、ファッション業界の著名ブロガー「ファッション流通ブログde業界関心事」の執筆者takaさんや、ITやケータイ関連のシステム構築・サイト運営・サービスを行っておられる方々など、多彩な顔触れのお客様にお越し頂きました。

吉岡さんのお話は、商品傾向からマーケット動向の分析に至るまでディテールが細かくかつわかりやすい内容でしたし、質疑応答でも皆様方の鋭いご質問に対し、真摯にご回答頂きました。ご来場頂いた皆様にも喜んで頂けたのではないかと思っております。

takaさんのブログが、セミナーの印象と、ご自身の経験を交えた感想をうまくまとめて下さっておりますので、是非ご高覧下さい。

私は受付を担当しておりましたので、前半の50分くらい離席しておりその部分の録音をまだ聞けていないのですが、途中から伺った部分で印象に残った点を幾つか挙げますと・・・。

・今のヤングは、街やネットで、「おトクなものを探す」のを楽しみにしている。

・原宿の路面店の中には、休日はアジアからの観光客の売り上げが8割になっているところもある。

・今、地方の路面セレクト店は売り上げが厳しくなっているところが多い。40代から50代前半の路面セレクト店オーナーの下で育った20代後半から30代の番頭クラスが独立し、ショッピングセンター(SC)の中に4、5店舗出店している・・・といったタイプのお店に勢いがある。

・ネットショップの来場も増えている。ファッション業界出身ではなく、コスメや健康食品などの通販で成功しファッションジャンルに参入しているケースもある。ネットショップの仕入れ方はリアルショップとは違う。「初めにデータありき」という手法に立脚しているので、ファッションを知らなくてもバイイングできる。

・昨年11月に初めて香港で展示会を開催、次回は今年7月に香港ファッションウィーク内にフロンティアのブースを設ける。香港西武の3店舗とも取り引きが始まっているが、まだこれから、という状況。向こうには日本の雑誌の情報くらいしか入っていない状況なので、「この雑誌のここに出ているこういうテイストのブランドである」といったわかりやすい切り口を呈示すると商談に結びつきやすい。

・「ゆとり教育」の影響か日本のヤングの間では起業の意欲、物事を継続しようという意欲が薄らいできている。香港、台湾、中国の希望に燃えてキラキラとしたヤングの様子とは対照的。あと3年で、彼らに追い抜かれるのではないかという風に感じている。日本のメーカーは海外に出て行かなければ駄目になるのではないか。

セミナー終了後も、ご来場下さった方3名と吉岡さんと両国の某所まで話の続きで盛り上がりました。今後の吉岡さんのビジョンやライフワークになさっておられる「ゴミ拾い」のお話などについてもいろいろと伺うことが出来、感銘を受けました。昨日今日と開催中の「アースディ」ももちろん覗いてみられるとのことでした、さすがですね!雨の中遅くまでお付き合い頂き、有難うございましたm(__)m

2008年4月17日 (木)

マイ・ブーム、マーク・ロスコ

今日は、アンビアンスとアトラクションズをやっとの思いで見てきた後、またまた大残業。
なので、またまたケータイからのつぶやき日記になってしまうけど、勘弁してチョ。
1、2か月前から、自分の中では、マーク・ロスコがプチ・マイ・ブームになっていて、「GWに佐倉市の川村記念美術館にでも行こうかな」と思っていた矢先、とある場所でマーク・ロスコの絵(多分レプリカ)に巡り会えたんですよね。
そういうことって、あるんだなぁと思った。ちょっぴり幸せを噛みしめたのでありました。

プラグインージャーニーー飲み

もう、首が回らないくらい忙しいのなんのって、毎日が綱渡りの日々である。今日は午後5時頃からやっと、プラグインへ。うちの会社のセミナーの先生をなさって頂いている方のブランドやら、さくらの知人の知人の、複数のブランドを激励した後、ジャーニーへ。こちらでも、両国つながりやら、さくらが日頃から応援している方々のブランドやら、いいブランドさん達と熱く語り合う。
某靴ブランドさんのメンズを見て、「このブランドのレディースを個人買いしよう」なんて、ちょっぴり業界人の特権を感じたりなんかして。ジャーニーさんは、もう私ごときが応援させて頂くレベルではないのだが、主催者の仲さんのセンスと熱意と気配りが素晴らしいですよね。マクロビご飯のケータリングも、メチャメチャ美味しかったです。
ジャーニーで、さくらが心からリスペクトしているWさんにバッタリ。そのままサシでの飲みに雪崩れ込み・・・。続きはうちの会社でお世話になっているF先生も交えて、両国でやりたいと思います。

2008年4月16日 (水)

カジュアル合同展「フロンティア」の主催者・吉岡孝司さんのセミナーを4月18日(金)夜に開きます

最近はうちの会社の催し物のことをほとんど個人ブログの方ではご紹介していなかったんですが、今年4月以降、セミナー・勉強会系の事業は、大幅リニューアルを敢行中ですっ。

その第一弾として、4月18日(金)午後6時半から、カジュアル合同展示会「フロンティア」を運営なさっておられる、(有)ロックオン代表取締役・吉岡孝司さんを講師にお招きし、ジョイントでセミナーを開催します。

「フロンティア」のことはちょくちょくこのブログでもご紹介してきたかと思うんですが、メンズ、レディス、服飾雑貨等のカジュアル系ブランドの合同展示会としては日本最大級、そして、日本で一番歴史が古い合同展示会です。

複数の売り手と買い手がイーブンな立場で真剣に向かい合い、商談を行うというのが、合同展示会のスタイル。市況が極めて厳しい今、テイストや価格帯を問わず、合同展に出展して活路を見出したいというアパレルさんの新規事業部、ファクトリーブランド、クリエーターの方々などが非常に増えてきており、そういう皆様にぜひ吉岡さんのお話を聞いて頂きたいと思って、このセミナーを企画致しました。

先週開催されたばかりの「フロンティア」にお邪魔して会場で吉岡さんとお話をしてきたのですが、当日はたぶんこんな感じのお話が出ると思います♪

・日本の合同展示会の全体像及び「フロンティア」の特徴。

・厳しい時代でも、伸びているメーカーはどういう企業なのか?

・ここ数年の間に力をつけてきた新興の専門店(リアル&ネット)は、どんなお店なのか?

・展示会に出展する際の心構えと段取り。接客の方法。

・昨年初開催した「FRONTIER in HONG KONG」の結果と、今後のアジア市場開拓の可能性。

・・・などです。ライブなので、当日のお客様の顔触れや質疑応答の状況によっては、内容がちょっと変わってくるかもしれませんが。

お打ち合わせの際に吉岡さんがおっしゃっておられたのですが、「地方のサーファーの女の子は最近しまむらをよく着ている」(注:吉岡さんはサーファーで、つい最近も雑誌『surftrip』にサーフィン中の写真が掲載されました)。

これって、今の日本のマーケットの現実で、カジュアルの個店型専門店や、もっと上の価格帯のセレクトショップを標榜する専門店さんも、全般的には厳しい企業さんが多いと思うんですが・・・。

ただ、私も2000年頃からほぼ毎回と言って良いほどフロンティア展をウォッチし続けているんですが、「こういうご時勢でも、伸びているお店、新しいお店が出てきている。また、合同展をうまく活用して売り上げを上げているメーカーが存在する」というのは、事実です。

そういう会社と、そうでない会社は、どこが違うのか(端的にいうと、しまむらさんとは違う、しまむらさんには出来ないことをやっておられるということになりますが)、また、日本の展示会にも最近は来場が増えてきていますが、外=香港に出て行くことによって広がる市場についても、たっぷりと語って頂こうと思っております。

蛇足ですが、吉岡さんは昨年ホノルルマラソンを完走されました(拍手)。週に1回、1.5キロをヨタヨタと這うようにラン・アンド・ウォークしているさくらは、吉岡さんのことを非常にリスペクトしているんですよね。

会場は、両国(国際ファッションセンタービルの12階)です。お申込みは、国際ファッションセンター(株)・産業支援ホームページからどうぞ。

皆様のお越しをお待ちしております(^^)/

2008年4月14日 (月)

「湯川鶴章のIT潮流」にデジタルサイネージの話題④が掲載されていました

毎日バタバタしているうちに見落としそうになってしまっていたんですが、

時事通信のIT専門記者・湯川鶴章さんのブログ「湯川鶴章のIT潮流」に、もう1つデジタルサイネージの話題が追加されていましたね。

しつこいようですが、うちの業界の皆様には非常に参考になる内容だと思いますので、リンク&トラックバックさせて頂きました。

湯川鶴章のIT潮流:Manolo Almagro氏インタビューーデジタルサイネージ④

記事を読みながら思ったんですが、小売業の現場サイドの皆さんは、デジタルサイネージ(電子看板)の中身=コンテンツの作成を広告業者さんに丸投げされない方がよいのではないかという気がする。

自社内で動画や画像の作成まで出来なくても、広告の目的と対象をしっかり定め、仕組みを理解した上で、手描きの絵コンテでもいいので広告業者さんにきちんとディレクションできるようになっておく必要があると思うのだ。

ネット通販の世界でサイト制作を丸投げしている企業さんが失敗しているのと同じことが多分リアルの世界でも発生すると思う。商売のキモだけはきちんと押さえておくこと。その上で、プロとコラボすることが大切なのではないかと思いますね。

伊メンズバッグファクトリー・オロビアンコ、日英で生産拡大ージャパン社設立、工場買収も視野ー(H20.4.9繊研新聞)

少し古いニュースで恐縮だが、自分へのメモ書きも兼ねて。

「ビームス」や「エディフィス」などのセレクトショップや、伊勢丹メンズ館などでよく見かけるメンズバッグのブランド「オロビアンコ」って、ファクトリーブランドだったんですね!それも1996年に開始と、かなり若いブランドだ。

見ての通り、このブランドが売れた最大の理由は、「デザイン力」であろう。バッグというアイテムに一定数のお客様が求める機能である「軽さ」を、ナイロンとレザーのコンビによって実現、もう一つ、メンズバッグでラグジュアリーブランドなども含めて同業他社があまりやっていない「カラーバリエーションの豊富さ」という要素も加味した。

それでいて、ファクトリーブランドなので価格的にも値ごろ感がある。これは売れない訳ないですよね。

イタリアのバッグの業界も恐らく、繊維産地同様、ユーロ高と中国からの移民に席巻され、極めて厳しい状態に陥っているのではないかと想像するのだが(誰か詳しい方いらっしゃいましたら、ご教示下さい)、オロビアンコ社の場合は、中国からの移民が増加したり広州の産地が伸長するひと足前のタイミングでブランドビジネスを開始したことと、社内なのか社外なのかわからないが優秀なデザインチームを抱え、旧来型のファクトリーブランドにありがちな、「デザイン面が甘い」という問題点をクリアしたことが成功につながったのではないかと私は思う。

この企業さんが、「ハッキン」も作っておられるようなんですよね。「オロビアンコ」よりは更に高く、ラグジュアリーブランドと同等の価格帯の商品だ。こちらもなかなかセンスの良い商品で、黙っておけば「ファクトリー」の匂いは一切感じさせないものだ。

繊研新聞さんの報道によると、2008から09年をめどに独資の日本法人を設立するらしいのだが・・・。

さくらが「むむう~」と唸ったのは、「日本のバッグメーカーを傘下にして、日本生産も始める」というくだりだ。

同社はイギリスでも工場を設立するとのことだが、「川上のものづくりをしっかりしなければならない」という考え方、これは卸ではなく、製造メーカーならではの発想だという気がする。

最終的には、物を作れる企業か、もしくは売れる企業、いずれかが強い(もっと強いのは、その全てが出来るSPAであるが・・・)というのは、この業界で長年やってきている人ならば誰しもが感じているところだろう。オロビアンコ社さんの場合は製造業ご出身なので、「作る方」をまずしっかり押さえる、という発想になるのは至極当然だと思ったのだが・・・。

「日本の工場を買収」なんて、既にどこかメドがあっての話なんでしょうかねぇ。技術力の高いバッグ工場の皆様、買収されないように注意してチョ。

2008年4月12日 (土)

大阪攻略へ「京都式」ー「三越伊勢丹」で新店ー(H20.4.11日経MJ)

何人かの方からこのご意見は聞いたのだが、JR大阪駅に必要なのは百貨店じゃなくて、「新宿ルミネ」なんじゃないか・・・さくらもそう思うんですよね(笑)。

2011年春開業のJR大阪駅「新北ビル」への出店は、三越さん単独の計画ではなく、伊勢丹主導に切り替わり、百貨店の名称も「ジェイアール大阪三越伊勢丹」になる・・・というニュースについて、遅ればせながらちょこっと。

確かに、駅の真上、という立地は、百貨店という業種にとっては非常にオイシイ。駅から0分なのか、駅から5分なのか、駅から10分なのか・・・微妙な差のように見えるが、集客には大きく左右するというのが、業界当事者の実感だろう。

伊勢丹さんから見ると、そういう有利さがあるが故に、自社のMD力をもってすれば「勝算アリ」と踏んだのだろうし・・・。

JR西日本サイドとしても、この案件から三越さんに逃げられたら大変だということもあって、恐らく水面下では様々な話し合いが行われたのだと推察するが・・・。

さくら的には、日本の人口が減少に向かい、消費の2極化が進んでどちらかというと「下」の層が増えてきている現実の中で、「百貨店」という業態がダウンストリームにある現状を鑑みた時、大阪百貨店戦争は「無駄なエネルギーの消耗が激しい競争」にしか見えないんですよね。

ついこの間、そごう大阪店が閉鎖(注:現在は復活)されたことを忘れてしまったのだろうか?

企業が健全な競争を行うことは消費者のためになることだろうが、同じ競争をするのなら、「消費者が沢山存在し、マーケットが広がっている地域」に出て行って行った方が、より世の中のため消費者のためになるという風に思うのだが。

具体的にいうと、中国を筆頭にした海外市場にもっと経営資源を振り向けるということだ。それと、特に伊勢丹さんサイドは、今、日本の中ではこの間大きく市場が広がってきたネット通販への対応が遅れておられると私は思っており、そちらに注力することの方が余程重要なのではないかという気がするのだが・・・。

「放っておいても生き残れる百貨店グループは現状の全てではない。倒れる前に、全力で相手を倒しに行く」というお考えなんでしょう。

さくら的に非常に心配なのは、大手企業同士の無駄なエネルギーの消耗合戦を見て、お取引先のアパレルが今まで以上に百貨店業界全体から離れてしまうこと、それから、優秀な人材が百貨店業界に入ってこなくなること、である。

前にも書いたけど、今既に百貨店にお勤めの方々は、ご自身の身を守る方法、商人として自立して生きていく方法をしっかり考えておかれた方が良いかもしれない。

2008年4月10日 (木)

4月10日ブログお休みです

仕事が、終わりません。
ブログはお休みさせて頂きます。

「東京ガールズコレクションin北京2007」のYouTube動画

一昨日の夜、ぼんやりしながらYouTubeサーフィンをしていて発見してしまった・・・。

「東京ガールズコレクションin北京 2007(TOKYO GIRLS COLLECTION in BEIJING 2007)」の動画がアップされていたので、ご関心のある方はどうぞ。

昨年度のものですが、雰囲気はよく伝わってきますね。日本で消費者向けにやっておられTGCとはちょっと違った緊張感を感じます。

前からYouTubeの中に存在していたものとは違って、これは多分ご関係者の方ご自身が海外向けも含めたクチコミ効果を狙ってアップされたものではないかと思うんですよね。

埋め込みが出来ない設定にしてありますので、動画をこのブログには貼れませんから、リンク先のYouTube本体でご覧下さい。

You Tube - TOKYO GIRLS COLLETION in BEIJING 2007 1st stage

You Tube - TOKYO GIRLS COLLETION in BEIJING 2007 2nd stage

2008年4月 8日 (火)

4月8日ブログお休みです

展示会がやっと終わったと思ったら、年度変わりの時期、怒涛の日々が押し寄せて参りました。
体制を整えるまでには、今暫く時間がかかりそうです。
ブログ、お休みさせて頂きます。

2008年4月 7日 (月)

サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)上海の夜

昨夜、H&Mについてあれこれ検索していて見つけた、中国のネットニュース「Fashion Trend Digest 観潮」に、今、上海現代美術館で開催中の「Salvatore Ferragamo Evolving Regend 1928-2008」のオープニング兼フェラガモの80周年記念パーティーの様子がレポートされているのを発見!

◆「Salvatore Ferragamo 上海之夜ーFashion Trend Digest 観潮ー

こういう報道を見ていると、大局的には、日本の時代はもう終わりつつある、それを踏まえた上で動いていかなければならないということを感じずにはいられないですね。

H&M×コムデギャルソンー日本進出、ゲストデザイナーは川久保玲ー(H20.4.4繊研新聞他)

遅ればせながら、ちょこっとだけ感想を。

「コラボって、双方に同じくらいのメリットがないとうまく行かないものですよ」と、よくネット通販系の勉強会の講師の先生方がおっしゃっておられたが、H&Mが今秋日本に進出するに当たってコラボレーションする相手にコムデギャルソン(COMME de GARCONS)を指名し、ギャルソンさん側もオファーを受けたのは、自社にとってのメリットの大きさを十二分に感じたからなのだろう。

このコラボは、ユニクロさんの新進デザイナー起用とは違って、既に世界のファッション業界で「勝ち組」のポジションを得ている強者同士の連合である。

試しに、Googleがβ版で最近アップしている「ブログ検索」を使って、この1週間全世界で「H&M Comme de Garcons」の単語を含むブログがどのくらい書かれているかを調べてみたところ、4月6日日曜日の午後11時半の時点で264件だった。

思ったより少ない感じだが、ちなみに、日本語のみに条件を絞って同じく1週間以内に「H&M コムデギャルソン」の単語を含むブログを抽出したところ、70件の結果で、その中には私が読んでいるファッション業界の有力なブログが幾つも含まれていなかったので、まだまだ検索の精度が良くないということもあるのだろうが・・・。

まあ、世の中全体には、まだまだ知られていない、という風に見て間違いないだろう。

ただ、H&Mのコラボでは、海外ではいつも商品の発売時になると店頭で商品の争奪戦が起き、その後eBayでのオークションに波及・・・というパターンが見られる。

H&Mのプライスゾーンは庶民をターゲットにしたものだが、ストアイメージは中の上をキープ、広告プロモーションも、ファッションフリークを巻き込んで「上」から広げていく、という戦略である。

しかも、日本国内のみならず、海外も含めたPR効果を狙っており、非常に巧いやり方ですね。

さくら的には、多分どんなに川久保玲デザイナーが頑張ったとしても、上代設定の差でコラボ商品をギャルソンと同じレベルの商品に仕上げるのは無理だと思っているんですが、それでも著名ブランド同士のコラボなんで、「見に行ってみようかな。買ってみようかな」と思っております(ミーハーです・・・笑)。

発売日は休日なんでしょうか。、「アニヤ・ハインドマーチ」のエコバッグとか、ついこの間の「シェル・ショア」の入場制限とか、最近、「ブランド物なのにおトク感のある限定品」への一時的なブームの加熱振りが凄いんですが、「コムデギャルソン」そのものは、日本では特にレディスは人気はピーク時よりはかなり下がってきている(軽さ、明るさを求める時代性とクリエーションがマッチしなくなってきている)という気がするので、原宿でどの程度の騒ぎになるか、行列に並ぶ男女比、年齢層など、要チェックですね。

追記:原宿店のオープン日は11月7日。今確認したら、金曜日でした。ということは、会社が終わってから行ったのでは、到底間に合いそうにないですね~(TT)

2008年4月 4日 (金)

ACT21来場御礼

墨田区、東京東部エリアのカットソーメーカー7社による合同展示会ACT21は、本日無事2日間の日程を終了致しました。今日は朝一番から非常に忙しく、さくらも午後2時まで昼食が取れないほどでした。こんな感じを味わったのは、ショップスタッフをしていた頃以来久々だなという感じなのですが(裏を返すと、日頃いかに楽な仕事しかしていないということなんですが・・・笑)。
売り上げが厳しい昨今だからこそ、お客様の目に止まり、喜んで頂ける商品を探しておられるバイヤーの皆様方の真剣な姿勢が目立ちました。ご来場頂きました皆様、ありがとうございました。
とりあえず、明日は1日ゆっくり休んで、明後日の日曜日からまた始動します。

2008年4月 3日 (木)

ACT21、只今開催中です

墨田区、東京東部エリアのカットソーメーカー7社による合同展示会ACT21を本日より2日間の日程で開催しております。
皆様のお越しを心よりお待ちしておりますm(__)m

2008年4月 2日 (水)

「湯川鶴章のIT潮流」にデジタルサイネージの話題(続編)が掲載されていました

先日こちらのブログで、時事通信社の記者・湯川鶴章さんのブログ「湯川鶴章のIT潮流」に、アメリカのデジタルサイネージの話題が取り上げられていたことをご紹介させて頂いたが、

昨日4月1日付けで、その続編がアップされていたので、皆様も良かったら是非ご一読下さい。

顔認識で人数、性別を把握ーデジタルサイネージ③」

前、リテイルテックジャパン2008のレポートの中で、たばこの自動販売機に「顔ちぇき」の顔認識の技術を活用して成人認証を行っているものがあった(注:フジタカさんという企業さんの商品)ということをご紹介したが、

フジタカたばこ自販機

この湯川さんのエントリの中の米truemedia社の事例は、まさに同じ技術とデジタルサイネージを組み合わせたものである!

こうやって、技術と技術をかけ算して、凄まじいスピードでどんどんエキサイティングなサービスが開発されていっているのが、今という時代なのだ。

本当に面白く、ワクワクいたしますね!!

おトク情報2題

コンテンツ連動型広告ってやつは、例えば私がこのブログに自分の会社の中国語会話の話題を記した折に、他社さんの中国語教室の広告を表示するようなことがあって、結構腹立たしいことが多々存在したのだが、

よくよく見ると、おトクな情報(広告)が表示されていることもあるということを、最近感じている。

その1:今更ながらに、「シェル(Cher)」のエコバッグが欲しい方に。

その2:先着順に3,000名様に化粧ポーチが当たる!これはウレシイ(^^)

・・・別に、「ゾゾリゾート」さんとか大丸さんの「マルコレ」さんの回し者じゃないんですが、最近あちこちのブログでこれらの広告を拝見しますんで、この際一度、ご紹介させて頂こうと思いまして・・・失礼しましたm(__)m

「マルコレ」さんのネットコミ(ネット上でのクチコミ)は、東京や関西で大丸さんの店頭に足を運んでいるようなOL・キャリア層だけではなく、家庭に入って百貨店さんから少し足が遠のいている30代~40代前半くらいの層にじわじわリーチできそうですね。

2008年4月 1日 (火)

日経MJ、小島健輔先生の寄稿文を読んで疑問?

今日3月31日(月)付けの日経MJの「MJ論壇」に、小島ファッションマーケティング社長・小島健輔氏が「ユニクロの幻想を捨てよ」というタイトルで寄稿なさっておられた。

内容の総論、「ユニクロやGapは古典的なタイプのSPAで、セシルマクビーやポイントなどに代表されるように、新興の成功企業のほとんどはファーストSPAであること」「古典的なインダストリアルSPAとファーストSPAの双方の長所を併せ持つのがZARAとH&Mであること」については異論はないが、

記事に添えられていた「SPA比較」の表をみて、「おやっ」と思った。

年間商品回転率の欄、セシルマクビーの18.0(推計)、ポイントの13.2は、日々店頭を見ていてなんとなく実感できるところがあるのだが・・・。

ユニクロが5.7回転、Gapが5.3回転ときて、ZARAが4.8、H&Mが4.0というのは、「えっ、そうなの?」という感じである。

ただ、よくよく考えると、ZARAの欄はカッコしてInditexと記されている。他ブランドも含めた数値が4.8ならば、私も海外で「マッシモ・ドゥッティ」などの他業態のお店を何度か見た経験があるので理解できる(ZARA単体は、当然ユニクロさんを相当に上回っているはず)。

H&Mさんの4.0の方、こちらは、どうなんでしょうか?最近、下がってきているのだろうか。昔は、8.0くらいじゃないかという話がありましたよね。

何にしても、実際に店頭を頻繁に見ていないと感覚的に掴めないところがあるので、早く日本の1号店がオープンしないかな、と思います。

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