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2008年4月 1日 (火)

日経MJ、小島健輔先生の寄稿文を読んで疑問?

今日3月31日(月)付けの日経MJの「MJ論壇」に、小島ファッションマーケティング社長・小島健輔氏が「ユニクロの幻想を捨てよ」というタイトルで寄稿なさっておられた。

内容の総論、「ユニクロやGapは古典的なタイプのSPAで、セシルマクビーやポイントなどに代表されるように、新興の成功企業のほとんどはファーストSPAであること」「古典的なインダストリアルSPAとファーストSPAの双方の長所を併せ持つのがZARAとH&Mであること」については異論はないが、

記事に添えられていた「SPA比較」の表をみて、「おやっ」と思った。

年間商品回転率の欄、セシルマクビーの18.0(推計)、ポイントの13.2は、日々店頭を見ていてなんとなく実感できるところがあるのだが・・・。

ユニクロが5.7回転、Gapが5.3回転ときて、ZARAが4.8、H&Mが4.0というのは、「えっ、そうなの?」という感じである。

ただ、よくよく考えると、ZARAの欄はカッコしてInditexと記されている。他ブランドも含めた数値が4.8ならば、私も海外で「マッシモ・ドゥッティ」などの他業態のお店を何度か見た経験があるので理解できる(ZARA単体は、当然ユニクロさんを相当に上回っているはず)。

H&Mさんの4.0の方、こちらは、どうなんでしょうか?最近、下がってきているのだろうか。昔は、8.0くらいじゃないかという話がありましたよね。

何にしても、実際に店頭を頻繁に見ていないと感覚的に掴めないところがあるので、早く日本の1号店がオープンしないかな、と思います。

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コメント

さくらさん

こんばんは

ご無沙汰しています、ファッション流通ブログde業界関心事のtakaです。

この記事は私も読みました。
以下、おせっかいなコメントご勘弁ください(笑)

回転率の数値はあながち間違っていないかもしれません。(お断り:私も実際計算したわけではないので推測でご勘弁を)

根拠は3つあります。

まず、決算月をご覧ください。

日本のファッションリテイラーは、2月決算、8月決算が多いです。なぜならば、4半期がほぼシーズンに近いのと、2月と8月は在庫が絞れますから、決算書の数値(バランスシート)がよくなります。

一方、H&Mは11月決算。冬物の在庫をたくさん抱えている時期ですね。

ちなみに、回転率の計算式は、小島先生がされているのは決算期末の売上原価÷平均在庫高だと思います。

次に、ユニクロの一店舗あたりの平均坪数は200坪くらいに対して、H&Mのそれは、450坪くらいではないかと思いますので、ユニクロの月坪効率25万円に対して、H&Mのそれは20万円くらいだと思います。一店舗あたりの売り上げはH&Mの方が大きいですが、坪数が大きければ回転率のような効率が下がるのは推測に難くないと思います。

三つ目、成長率の高い企業ほど、期末で切った時、売上が一年回っていない店舗が多いのに対して、在庫は店舗分丸ごとありますから、回転率は目減りします。

アナリストは決算書ベースで話をすれば納得するかもしれませんが、決算月の違う、成長率の違う企業は決算書で比較してはいけないのかも知れません。

きっと、H&Mが出店する原宿や銀座は回転率は4.0どころじゃないと思いますよ。

秋のオープン楽しみにしましょうね。

ではまた

takaさん、こんにちは!
大変ご無沙汰いたしております。

ますますご活躍の由、何よりですね。
ブログは、ずっと楽しみに読ませて頂いておりました。

私の疑問を、フォローしてくださって有難うございました。非常にわかりやすいご説明でした。

実はこのエントリを書いた後、うんうん唸りながらいろいろ考えて、書いて下さった2番目と3番目の点については推論したりもしていたのですが・・・。

決算月の件には、気づきませんでした。これには、かなりびっくりしました。

以前イタリアでH&Mを年に1回程度見ておりましたが、ボローニャとミラノでは相当に売れ方が違っておりました。ミラノは、ほとんどバーゲン状態・・・。

なので、日本の原宿や銀座は、takaさんがおっしゃられるとおり、どう考えても年4回転なんてことにはならないだろうと、私も思います。

以上、有難うございました。これからもご指導くださいm(__)m

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