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2008年5月21日 (水)

展示会まるごと海外に打って出たJIAM2008(後編)

JIAM2008レポートの後編です。

(出展社さんのブース、駆け足で回ったので、全ての新商品とか、話題の企業さん有力企業さんを網羅している訳ではございません。本当にザックリとした雑駁なレポートです。機械の商品名・品番などより詳しいことをお知りになりたい方は、すみませんが各社のホームページ及び業界紙各紙の報道をご覧下さい)。

Hall2の端っこの方から順番に書くと、まず、(株)ハシマさんでは、2台を「 の形に連結しベルトで商品を移動させながらくるりと反転させ、2度検品を行えるタイプの検針器を見せて頂いた。価格は25,000円くらいらしい。

検品に関しては、やはり日系の企業さんは厳しいというか、きっちりと行っておられるそうだが、台数を沢山導入しておられるのは、ナイキ、アディダス向けの工場さんだとか。全世界に商品を販売しておられるから、生産枚数もケタが違うのであろう。

YKK(株)さんでは、アパレル用途だけでなく、カーシート用のファスナーもディスプレイしておられたのが目を惹いた。トヨタ、日産、ホンダなどの日系企業だけでなく、グローバルに輸出なさっておられる。

この分野は、使用する分量も多いので、バッグ向けと同じく確かに儲かりますよね。

この他、従来品と価格は同等だが、より操作性が良く、パッカリングが起きにくいファスナー(新商品)や、オープンファスナーで上からも横からも外せるタイプのものなどが展示されていた。

ミシンメーカーの雄・JUKI(株)さんのブースには、ここ何年かの流れである自動機・省力化を更に推し進めたミシンやサージャーがズラリと並んでいる。びっくりしたのは、ナイフの機能を付加し、ジャケットの斜めポケットの両端に切り込みを入れながら縫製するミシンがあったこと。

中国の企業さんで、非常に大きく立派なブースを構えておられたFEIYUE社。カタログの分厚さも電話帳くらいあって、半端ではなかった。パンフレットには、「四海一家(ONE FAMILY WORLDWIDE」のキャッチコピーが踊っている。

ピンときてブースにおられた女性スタッフの方に伺ったところ、「当社は中国ではトップレベルの企業です」との返答。「国内の販売比率が2割、あと8割は世界100か国に輸出しており、主力は南米と東南アジア」だと流暢な英語で答えて下さった。

ミシンの価格は、例えば四頭式のもので800米ドルくらいと、日本のものよりは相当に安い。「頑張って下さい」と激励してブースを離れた。

オルガン針(株)さんは、目飛びの問題を解決する「NY2シリーズ」や、日本の大手ジーンズメーカーさんにも愛用されている窒化チタンメッキを施した金色の針「PDコーティング」などをPR。

同社は、昭和初期にはレコード針を作っておられたとのこと。戦後、レコード針の生産は休止し、縫製向けに特化したそうだ。レトロ調のロゴや創業者の方の感性の高さを感じる社名は、今となっては同社の大きな資産になっているように私は思う。

中国のミシンメーカーさんのブースでは、ZOJE社のブースも前述したFEIYU社同様に目立っていた。価格はFEIYU社とほぼ同等のようだ。

アドガーさんでは、描いた線が自然に消えるし水でも消えるというチャコエースシリーズを何本かプレゼントして頂いた。

これは、多分プロのパタンナーさんは皆さんご存知だろうが、便利な商品ですよね。一般の方もユザワヤさんなどで購入できます。うちの会社のパターンメーキング講座用にもちょうどいいなと思って有難く頂戴致しました。

(株)川上製作所さんのCAM・ANシリーズは、生地を送りながら切るという画期的な技術を採用している。こういう最新鋭のマシンは1,500万円くらいするのだが、もちろんもっとローコストな、400万円、300万円クラスの商品もある。

今回の展示ブースの中で、一番印象に残ったのがペガサスミシン製造(株)さんのブース。同社は、ステインフリー(油漏れ対策)を長年どのように進めてきたのかという歴史がひとめでわかるように、昔のミシンを沢山持ち込んで時系列的に展示なさっておられた。こちらは、来場者の方々に非常に好評だったそうだ。

また、動作分析をMP4の動画で行える(ストップウォッチ機能がついていて作業に何秒かかったかがわかったり、作業が上手い人とそうでない人の動画を並べて比較できたりする)Windowsベースのソフトをプレゼンしておられたが、こちらは、海外では今回から初めて販売されるということだった。

日本では、ファッション業界以外に、有名テニススクールなどで導入され成果を上げておられるとか。これは確か、一部の業界紙さんがこれまでも記事になさっておられたように記憶していたが、実際にデモを見ると、確かに、自分のどういう動作に無駄があるのか、バランスが悪いのがどこなのか、一目瞭然とわかって非常に便利である。

「海外でこそ、教育が重要。頭ごなしに命令するのではなく、理解してもらうためのツール」という同社のご説明には、説得力がありましたね。価格は90万円くらいだとのこと。

ブラザー工業(株)さんは、昨日も少し書いたが、最近はミシンよりもむしろプリンタやFAX、ラベルプリンタ、ICタグプリンタなどの分野での動きの方が目立ってきている。

事業の選択と集中が行われているようであるが、それでも同社のミシンは、世界最高レベルのハイスペックな商品が目白押しであった。

同社のブースでは、大手企業さんらしく、商品の展示だけでなく、環境に優しいという企業姿勢をPRするコーナーも設けられていた。省エネ、低振動のミシンは、確かに環境に優しく、企業さんにも働く人にも優しい商品であると思う。

ブラザー工業(株)さんのブースに隣接していた中国のTypical社(標準)は、ブラザーさんのOEMの傍ら、自社オリジナルのミシンも販売しておられる。創業65年と、中国ではかなり古い企業さんである。

同社の幹部社員の方は、「中国南部の縫製工場が次々と閉鎖していることについては、わが社も憂慮しています。東南アジアの顧客開拓を目的に出展しました」と話して下さった。

以上、まだまだ細かい商品のお話も沢山伺ってきたのだが、中国にも幾つか有力なミシンメーカー(まだまだ日本のようなハイスペックなマシンは生産していないようだが)が育っていることを目の当たりに出来たのが一番の収穫だった。

こと商売=輸出ということに関しては、彼ら&彼女ら(彼女ら、というのが加わるのも、日本との大きな違いだろうが)の方が遥かに上手だろうが、

こういっては何だが実際に機械を生産するという部分(金型の制作やプレス、加工技術等)、いわゆる泥臭いところがまだ日系の企業さんに優位性があるし、お客様も中国国内や発展途上国の縫製工場さんなのでまずは価格を求めてこられるというのもあって、高付加価値型のマシンにはまだ手は出してはくるつもりはないし、出来ないのだろうなという風に感じた。

但し、1点脅威なのは、商売上手なことに加えて、ITリテラシーが高い、ということである。ペガサスミシン製造さんが動作分析のソフトに関して、「中国の方の方が日本よりも難なく使いこなされますよ」とおっしゃっておられたのは、会場でのパソコンの所持率を見ていれば容易に想像がついた。

日本のアパレル機器メーカーは、人件費の高い日本人を数多く抱えながら、「量を売って利益を出す」ことと「高付加価値型のマシンの開発販売を進める」ことの両立、さらには「収益性の高い別事業の拡大」まで進めなければならない。

世界のアパレル機器業界の中で先行したというメリットだけでは、もし、泥臭いものづくりを厭わないタイプのライバルが登場してきたらいずれキャッチアップされる日が来るのではないか。

将来的には、スタッフそのものも日本人をもっともっと減らし、完全な多国籍化を進める(それには、人件費の削減という意味合いと、優秀な人材ならば国籍を問わず登用しR&Dを進めるという意味合いの両面がある。YKKさんなんかは既にそういう会社になっておられますよね)ーーそのうち、日本の国力が低下して日本人の人件費も下がりバランスが取れてくる(笑)、というようなシナリオを思い浮かべ、

「それでも、早くから世界に出ているアパレル機器の業界のような業界の有力企業さんというのは、雑草のような強さがあるんだよな。わが業界の異業種に比べれば、かなり大丈夫な方だろう」と思いつつ、会場を後にした。

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