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2008年6月20日 (金)

盲目のデザイナー、クリエーションを語る(H20.6.18MODE PRESS他)

MODE PRESSさんに、ギリシャ人の元エディターで、盲目のファッション・デザイナー、タノス・キリアキデス(Thanos Kyriakides)氏という方が紹介されていた。

◆「盲目のファッションデザイナー、クリエーションを語る」(H20.6.18MODE PRESS他)

英文で検索をかけてみると、AFPから英語圏に配信された情報がアップされているサイトが見つかった。記事の冒頭の部分に「Near blind」とあったので、かすかに光は見える状態でいらっしゃるのではないかと思ったのだが・・・。

ファッションを生業にしてきた者にとって、目が見えなくなるというのは、音楽家の耳が聞こえなくなるのと同じく、文字通り「レーゾンデートル(存立条件)」を失うようなものである。タノス氏の受けたであろうショックは、想像するに余りある。

15年間のエディター生活からデザイナーに転じ、見えない目の代わりに五感を駆使して「身体」を感じ取りながら創作を行っておられるようなのだが、やはりこの動画に見られるような感度の高い作品が作れるのは、かつて目が見えていた時代に、数多くの過去のファッションデザインやアートのアーカイブ、善いもの、美しいものを見てきておられて、その「残像」を頭の中に焼きつけておられるからであろう。

ご本人も、「頭には数え切れないくらいのアイデアがある」とおっしゃっておられましたね。

この方の作品は、創作方法が目の見えるデザイナーさん達とは違うため、個性が際立っている。元エディターなのでご自身が一番よくわかっておられるようだが、ジャーナリストが作品を評価する時に重視するポイントである「時代性」という要素は低い。

今のタノス氏にとっては、そういう外的な問題、表層の移ろいはどうでもよいことなのかもしれない。「内なる旅」という言葉も出てきたが、出来上がった作品からは極めて私的で、内省的な世界観を感じるのだが、同時に、「服とは『身』にまとうものである。『身』を感じるところからの服づくり」という本質を鋭く浮き彫りにしている。

タノス氏が直面している問題、タノス氏が抱える懊悩、タノス氏のこだわりと美意識・・・あくまでもタノス氏という一個が生み出した作品が、今、ギリシャから遠く離れた日本にいる私や、世界中のあちこちにいる彼の作品を見た人達の心を揺さぶる・・・。

決して沢山売れるタイプの服ではないが、単なる売れ筋追求型の商品にはない多面的な魅力、物的価値、美的価値プラス、想像力をかきたて、人の心を勇気付ける「アートに極めて近い領域のクリエーションとしての服」の好例であろう。

日本にも来られたことはあるのだろうか?タノス氏の今後のご活躍に期待したい。

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