メンズ・コレも絶好調、ルイ・ヴィトンとの期間限定店も発表ーコムデギャルソンー
いやはや、コムデギャルソン様の勢いが止まらない。09S/Sのパリ・メンズコレクションも、エコ・ブームには便乗せず、ギャルソンらしいスタイルを貫いた「男のスカート」を核にしたスタイリングで、ぶっちぎりの強さを見せ付けた。
6月30日(月)付けの繊研新聞さんなどによると、そのショーの後で、今年9月4日から南青山のドーバーストリートマーケット跡にルイ・ヴィトンとのコラボによる「ルイ・ヴィトン・アット・コムデギャルソン」という期間限定店をオープンするというニュースを発表したそうである。
今度は、ここに日本人だけでなく、中国を筆頭にしたアジアの富裕層のファッション好きの皆さんが群がることは必至であろう。今、新興国のギャルソン・ファンが一番喜ぶコラボですよね。
グローバルな巨大ファッション企業の一方の雄であるSPAの代表格の1社「H&M」との協業に続いて、今度はもう一方の雄・ラグジュアリーブランドのトップコングロマリットとのコラボも達成したコムデギャルソン。英スピード社との協業でも今すごく話題になっているが、あらゆる領域でのトップクラスの企業との取り組みが可能なのは、同社がクリエーションという領域においては世界のトップグループに位置しており、真の意味でグローバルな企業だからであろう。
こうなってしまえば、もう、日本国内の不景気なんてあまり関係ないですよね。
なおかつ、同社の川久保玲氏の凄さは、クリエーターとしてのトップグループのポジションを「現役」でキープしておられるところにある。そこが、企業としての海外戦略やら社会貢献やらの方が目立つ他の“御三家”企業さんとは違う強みだ。
クリエーターに忍び寄る「老い」の陰をどのように引き受けるか・・・川久保氏の中では、「徹頭徹尾、己に勝つまで戦い続ける」という明瞭な回答が既に引き出されているのかもしれない。
PS.余談だが、「men. style. com」の今回のコレクション評、Tim Blanks氏のコメントが気のせいかどれもこれも短めのように思えるんですが。時間的猶予がない中で執筆なさっておられるからだろうか?
ギャルソンのボトムスは、スカート以外に、パンツ・オン・パンツ(ハーフパンツorキュロットの下にスリムパンツの重ね履き)とか、くるぶし丈のスリムパンツなんかもあった。そういうスタイルの方が一般の方には真似しやすいかと思います。
それと、隠れたるスタイリングのキーアイテムは、帽子。ランバンのコレクションも、コムデギャルソン以上に帽子が目だっていましたねぇ。さくらが欲しいなと思うものも幾つかありました(^^)
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