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2008年6月 8日 (日)

内田彩仍さんを初めて知り、思ったこと

昨夜、仕事がらみの情報をいろいろ調べている時に、たまたま、「内田彩仍」さんというキーワードが検索に引っかかってきた。

大変にお恥ずかしいのだが、私は昨日初めてこの方のお名前を知り、現在、30代の主婦層に非常に人気のあるインテリアコーディネーターの方だということを認識した。書籍も沢山ご出版なさっておられる方で、最近「しめカジ」という造語も生んでいる「ジャーナル・スタンダード」の注連野昌代さんと双璧を成すナチュカジ界のスターらしい。

だが、ネットでささっと検索をかけてみただけでも、このお二人が、極めて対照的なプロフィールを持っているということがわかった。

注連野さんの、東京出身、アパレル出身、マニッシュな要素のある辛口なテイスト、プロ志向・・・に対し、内田さんは、地方在住、インテリア専門、甘口なテイスト(プラス、ご本人のルックスも可愛い方のようである)、主婦の日々の暮らしの中から得られた感性を提案に反映・・・というのが、ウリのようだ。

象徴的だな、と思ったのは、もう2年近く前のイベントのことをブログに書いておられる主婦の方がいらっしゃって、「内田さんが行列を作って待ってくださっているファンのために、手作りの布製バッグを500個配布された」らしいエピソードだ。

これ、ビジネスとしてアパレルをやっている人間の発想では絶対に出てこないことなんですよね。ノベルティは配るかもしれないが、多分中国産のローコスト品でしょう。

これは、下からコツコツ積み上げていった努力が外部に評価され、結果的に「思わず」売れっ子になった方が、心からファンに感謝する、採算性を度外視したお礼の気持ちから出ていることだからこそ、可能なことなのだ。

それと合わせて、インテリアコーディネーターという職業は、アパレルと違ってモノを売るのではなく、自分の持っているセンスというか情報を業務委託先に対して売る仕事で、収入は純利益である。また、内田さんは書籍も何冊もご執筆なさっておられるようだが、これもさして儲かる仕事ではないとはいえ、情報を売る仕事である。

私は自分が日頃からお世話になっているファッション業界発のビジネスモデルを否定する訳ではないが、昨今のような不況期になると、独立系のクリエーターが在庫を持って商売をするのが急激に大変になってくる業界だなと思っている。

モノではなく、情報そのものを売っていくこと、狭義のアパレルや服飾雑貨ではなく、食(この分野も主婦ブロガーから沢山のスターが育っていますよね)や住など、日常生活に不可欠で幅広い層の共感が得られる分野で情報発信すること、単に贅沢品を消費するだけでなく、手作り、リフォームを通じて生活を豊かにすることを提案していくこと・・・こういうタイプのクリエーターならば、まだまだ世に出られる可能性は高いのではないか。

もう1つの条件は、結婚をしていて、基本的に生活には困っていないが、暮らしに対するリアリティを持っている、ということである。それは、親御さんから生活費を出してもらうか、もしくは本当はカツカツの生活をしているのに表面的にはそういう自身のライフスタイルとは正反対の、高額品をセレクトショップに向けて卸そうというような生き様とも全く異なる。

日本の景気は、これからまだまだ悪くなっていくかもしれない。ファッション分野のクリエーターの皆さんも、インディペンデントということに固執せず、また、クリエーションの対象分野についても固執しないで、自分の人生について柔軟な発想を持ち、企業に就職するなり、あるいは結婚や別の本業を持ちながら、不況期でも世間に普遍的に受け入れられやすい分野にシフトするということもお考えに入れられた方がよいかもしれない。

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