「アーバン・チャイナ」に楔を打ち込む「ユナイテッド・ヌード」のプロモーション戦略
靴のフリーペーパー『シューフィルザッツ』さんは、無料なのにこんなに貴重な情報が沢山掲載されていていいのだろうか・・・と思ってしまう程コンテンツが面白く、いつも楽しみに読ませて頂いているのだが、
今回(2008年7月1日発売の15号)の1面に掲載されていたインポートの人気靴ブランド「ユナイテッド・ヌード(United Nude)」の記事を見て、直感的に感じるところがあって同ブランドのサイトを検索してみたところ、「ほうっ~」と思わされるような内容にやはりなっていましたね。
『シューフィルザッツ』さんには、このブランドが著名な建築家・コールハースの甥っ子と人気靴ブランド「クラークス」の創業者の息子により立ち上げられたものだということももちろん記されていたし、日本でのエージェントがソスウインターナショナルさん(三原康裕デザイナーの会社)であるという話も重々納得が行くところであったが・・・。
記事の中にあった「非常にコンセプチュアルだが、生産は中国・広州」という説明では最早収まらないくらい、このブランドさんは現在、中国でのプロモーションに相当に注力なさっておられるようですね。
上記の公式サイトをご覧頂けばわかることだが、まず、このブランドのコンセプトショップは、ロンドン、NYとGuangzhou(広州)に置かれている。雑誌掲載歴の欄には、中国の有力雑誌の名前がずらりと並んでいるし・・・。
さらにはブランド自らが、英語と中国語の2か国語で『UNIT』という雑誌を出しておられるようだ。「Urban China Magazine」の謳い文句が、サイトには踊っている。
靴業界では名門ブランドさんでもヨーロッパ生産に固執した企業さんが倒産してしまったという現実がある。生産、そして今後の販売戦略も含めて、中国に照準を合わせるというのは、王道の戦略だろう。
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