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2008年7月 4日 (金)

日伊協会さんセミナーー奥山清行氏はやはり、カッコよかったですー

今日は、仕事の合い間を縫って、日伊協会さんとイタリア文化会館さんの共催セミナー「イタリア式製品ブランドの育て方」を聞きにいってきた。

といっても、4名の講師の方のご講演のうち、工業デザイナーの奥山清行氏のパートのみしか聞く時間がなかったのだが。

奥山氏のことは、マスコミにも度々取り上げられているし、確かIFIビジネススクールさんも一度シンポジウムの講師に招いておられたことがあったように記憶しているので、私のブログの読者の皆様もご存知の方が多いのではないかと思う。「エンツォ・フェラーリ」「マセラッティ・クアトロポルテ」のデザイナーとして名を馳せた後、最近では同氏の故郷・山形で「山形カロッツェリア研究会」を主宰し、伝統工芸の匠の技を見事にデザインに昇華させた商品を続々と開発し、注目を浴びている方である。

ただ、今日のセミナーで奥山氏ははっきりとおっしゃっておられたが、山形の仕事の代表を務めるのは立ち上げ6年目となる今年度が最後で、来年には環境問題に関する情報が世界で一番集まっているカリフォルニアに拠点を移されるとのこと。氏のお話を生で日本で伺える機会は、もしかしたら今年を逃すと暫くなくなってしまうかもしれない。そう思うと、今日は本当に貴重なチャンスだったんですね。

奥山氏の講演は、お世辞抜きで、本当によかったです!まず、ご本人がデザイナーさんらしく、お洒落でカッコいい方で(これ、すごく重要なことだと私は思っているんですよね)、しかも、お話の中身も、非常にポイントが明瞭でわかりやすく、なおかつ情熱的な語り口。

なかなか、こういう条件の全てを兼ね備えておられる講師の方って本当に少ないと思うんですが、もう、最初から最後まで圧倒されっぱなしで、「魅了される」というのはこういうことなのかな、という風に感じた次第である。

今日面白いなと思った点を3つだけ挙げると・・・

1.「フェラーリなどの超高級ブランドを購入されるような超富裕層=成功者達は、普通の人と違ってプライベートを相当に犠牲にして努力してきておられる。どんなに頑張っても、「過去」は買い戻せないが、その代わりにブランドを購入するのだ」・・・というお話があった。

こういう考え方に共感できないと、「スーパーラグジュアリー」という領域のブランド開発、商品開発は出来ないのではないかという気がした。

実は日本の企業は、ファッション業界だけではなく、全般的に超富裕層向けのビジネスが苦手。奥山氏の著書にも書いてあったように、日本独自の「思いやり」の文化が、表面的な平等を装う風潮を生んだり、そもそも税制の問題で超富裕層が生まれない社会構造が原因なのだと思うが、

素材やものづくりの工程、店舗環境やプロモーション、サービス、アフターフォローに至るまで、妥協することなく、とことん美しいもの、善いもの、美的文化的価値の高いものを創ろうと思ったら、この客層に向けた「頂点を極める」ビジネスは不可欠だろうと思う。

2.「山形カロッツェリア研究会で最初、産地企業や関係者を説得する際に、メゾン・エ・オブジェの仮想ブースのパース(図面)を描いて見せた。人間は視覚の動物。言葉だけでは半信半疑でも、絵を見るとすっと理解出来るということは多い」(奥山氏談)。

ファッション業界も、まさに同じ!コミュニケーションを円滑に進めるためのビジュアル化は、とても重要だろう。

奥山氏はスケッチブックを常時持ち歩いていて、1日2,3ページは必ずデザインしている、とおっしゃっておられた。「スケッチブックが3か月ほどでなくならないと、自分がサボっていたのだ、ということだ」と。その積み重ねが、「エンツォ・フェラーリ」などの代表作を生んだのであろう。

3.講演全体からひしひし伝わってきたのは、奥山氏は車が大好きなんだ!ということ(ファッション業界のデザイナーさん達が、「ファッション、洋服、服飾雑貨大好き」なのと同じですね)。

その奥山氏が示唆した、「自動車の未来の姿」。この辺りの話は、自動車業界の方にとっては共通認識なのかもしれないが、異業種の私にとってはすごく面白かったですね。

一つは、化石燃料中心から、今後電気自動車もしくは水素自動車のいずれかの方向にシフトすることによって、大きなエンジン中心に車体を組み立てていく必要がなくなり、デザインがコモデティ化する。そうなると、既存の自動車会社でなくても、例えばソニー、アップル、ナイキ、グッチなどでも自由に自動車を創ることが可能になるのではないか・・・ということ。

もう一つは、自動車のロボット化についてで、既に技術的には、人が運転しなくても走ってくれる自動車はほぼ開発可能なところまできているが、自動車会社は事故が起こったときの責任の問題を恐れて、誰も商品化しようとはしていない。だが、もし保険会社などがバッファーを作ることに成功すれば、一気に商品化が進む可能性がある・・・ということで、

いやはや、世の中はそこまで来ているのか、ということに、非常に驚き、かつ、未来がものすごく楽しみになるお話だった。

前者の例でいうと、ファッションデザイナーによる自動車開発、というのが、実現する時代も近い、ということかもしれないし・・・。

ではその逆、工業デザイナーによるファッションデザインというのも、今もない訳ではないが、もっともっといろいろ出てきてもよいのではないかと思ったりもした。

海外経験が豊富で、実際に「成功して」おられるデザイナーさんである奥山氏のお話には、夢を単なる夢ではなく現実化できる方法論がキラ星のごとく随所に散りばめられていて、伺っていて本当に前向きで爽やかな気分になれるものでした。

この本、今日のお土産の中の1冊でした↓↓↓

伝統の逆襲―日本の技が世界ブランドになる日 Book 伝統の逆襲―日本の技が世界ブランドになる日

著者:奥山 清行
販売元:祥伝社
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