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2008年9月 4日 (木)

2009S/S東コレ、「LILANZ(利郎、リーラン)」のショーに感動

世界のコレクション・サーキットのトップを切って(厳密に言うとレディスでは、ですが)行われている2009S/Sシーズン向け東京コレクションを、ポツポツと拝見させて頂いております。

今日は、中華人民共和国から中国人として初めて東コレに参画した利郎(中国)有限公司の「LILANZ(利郎、リーラン)」のショーなどを拝見したんですが、

「LILANZ」のショー、非常に良かったです。会社のブログの方にも書かせて頂いたが、この商品が日本で売れるまでには、もちろんかなり距離があると私は感じたのだが・・・。

このブランドは、今の中国の都市生活者の気分を、リアルに表現しているんではないかと強く思いました。うちの会社の方で非常にお世話になっている中国通のS先生も、「いいね。これは中国では売れる!」と断言しておられましたよ。

プレスを務められた東レ経営研究所客員研究員の坂口昌章さんにお会いしたのも、「好久没見(お久しぶり)」という感じだったのだが、坂口さんのこれまでのご苦労、ご努力もこれから実を結んでくるようになるだろうなという気がした。ショーのお世話、本当にお疲れ様でした。

今日のショーからは、デザイナーさんが本当に1点1点の商品を真剣に作っておられること、そして、来日しておられたモデルさん達が、ピンと張り詰めた緊張感を持って一生懸命ランウェイを歩いておられること、自らの仕事に誇りを持っておられることが、ひしひしと伝わってきた。

自国のファッション産業を発展させ、消費者(人民)に夢を与えることに使命感を感じる、“ファッションエリート”の高い職業意識が、ショーを素晴らしいものにしていたように私は思ったのだ。

こういう若々しく清清しい感覚は、成熟しきってしまって「ストリート」とか「はずし」とか「ゆるさ」がかっこいいと思われている日本では、表現できないんですよね、多分。

それと、特別出演された、中国の女性トップモデル、莫万丹(Mo WanTan)さんも素敵だった。本当に綺麗でしたよ。今回のショーの場合は、凛とした気品のある美しさを見事に演じきっておられました。

興味がわいてきたので、早速検索をかけてみた。

まずは中国簡体字でGoogleだと、

「利郎男装」(「利郎」と入れると勝手に「利郎男装」が表示されたので)184,000件

「莫万丹」153,000件

それから、百度の日本版ではなくて、本家の中国版だと、

「利郎」171,000件

「莫万丹」309,000件

「利郎」の会社ホームページを見ると、CMらしい動画が3種類アップされている。イタリアでロケを行ったもののようだ。

利郎 http://www.lilang.com/

莫万丹さんは、どうやらご本人がブログをご執筆なさっておられるようで、Googleでも百度でもトップにきていた。ブログの本人写真の欄の白髪・ショートカットのヘアスタイルだと、日本で最近人気の高いアギネス・ディーン風でメチャメチャ可愛いですね♪

後で来日の話も登場するかどうか、ちょっと楽しみである。写真が綺麗で、ファンの皆さんが喜びそうなオシャレなブログですね。

莫万丹ブログ http://blog.sina.com.cn/mowandan

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コメント

さくらちゃん。ありがとう。本当に超疲れたけど、結果オーライということで、安堵しています。今後の展開がどうなるか、楽しみです。この成功を受けて、中国人デザイナーが次々と日本でコレクションを開くでしょうね。ショー後、囲み取材で30分以上、マスコミのカメラに囲まれた姿は中国のようでした。
朝からNHKの密着取材は入るわ、ロイターテレビがバックヤード取材するわで、メディア露出も十分。社長たちも喜んでいました。

坂口さん、コメントありがとうございましたm(__)m

本当にお疲れさまでした。お世辞抜きで、素晴らしいショーだったと思います。中国のデザイナーズブランド、高感度なMDブランド、そして、モデルさんやファッションショー自体のこれからのレベルアップが、ものすごく楽しみです。

私自身も、最近ファッション業界への関心がかなり薄れつつあったんですが、久々にモチベーションが上がりました。

やはり、「新しいこと」「誰にでも出来ないこと」「伸びていること」が一番面白いですね。取材対象として難しいものであればあるほど、ワクワクしてきます。

坂口さんの「中国」とのリレーションシップ、ビジネス構築もいよいよこれからが本番ですね!ますますのご活躍を期待しております。

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