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2008年9月 8日 (月)

5キロ商圏のお客様をリピーターにしているお店が勝利?ー流山おおたかの森S・C

仕事で野田の方に行く用事があったので、帰りにつくばエクスプレスの「流山おおたかの森駅」で下車して、流山おおたかの森S・Cに寄ってみることにした。

このショッピングセンターは、高島屋さん系列の東神開発(株)さんがデベロッパーとなり、2007年3月に開業したもので、店舗面積41,220平方メートル、店舗部分は3階建て(駐車場部分は5階建て)、駐車場は1,900台分用意されている。

「タカシマヤフードメゾン」「食品館イトーヨーカドー」と約130店の専門店ゾーンによる、2核1モールの体裁になっているのだが、百貨店、量販店共、食品のみの商品構成としていることが開業当初話題を呼んでいた。

今日は時間の関係で行けなかったのだが、隣の駅には同じく大型のショッピングセンターである「ららぽーと柏の葉」がほぼ同時期に開業しており、そちらとの比較論も取り沙汰されていたようなのだが・・・。

こちらに赴くのは今日が私は全く初めてだったのだが、開業後ほぼ1年半たって、当然開店景気はとっくの昔に終了し、地元のお客様の中では、自分の生活のどういう場面でどのお店を使うのかということがだいたい固定化されてきているんだろうな、という印象を持った。

さっきこのブログを書く前に、いろいろな方が書かれた流山おおたかの森S・Cに関するブログを読んでみたところ、「2007年7月にタカシマヤフードメゾンの売上高が食品館イトーヨーカドーに抜かれた」という記述があった。

3月に開業して4,5か月を経過、この頃が恐らく、オープン景気が落ち着く頃だったんでしょうね。

食品に関して面白かったは、タカシマヤフードメゾンで買っておられる方とIYさんで買っておられる方の服装や靴にかなり差があったこと。タカシマヤさんのお客様は、価格的に高いものを身につけておられる方が圧倒的に多い。確かにこの近隣には、東神開発さんが事前にリサーチで掴んでおられたような、所得が高い層も一定存在しているようである。

でも、今明らかによく売れているのは、IYさんの方だと私は思いました。それでもって、お客様は皆さん、価格に敏感ですよ。さくらもお買い物目線であれこれチェックしてみたが、98円で3枚入ったお揚げさんとか、同じく98円のさんまなんかは、ほとんど品薄になってましたしね。

それと、IYさんは、生鮮三品のうち野菜に関して、パッケージにQRコードをつけ文字通り生産者の顔が見えるようにしているアイテムをかなり広げていた。

見ていると、それが結構売れているようで、理由としては必ずしもそれらの商品が高くないという理由もあるのだろうが、安全性に拘るお客様が本当に増えてきているんだな、ということを実感しました。

アパレル・服飾雑貨に関して言うと、開業時にこれまた話題になっていたが、「ZARA」と「A/X アルマーニ・エクスチェンジ」が1Fの駅側から目立つ一等地に並んで入居している。

「ZARA」は、最近どこに行っても感じるんですが、昔と比べて皆さんがこのお店に慣れてきたというか、普通にお買い物されるようになってきたなという気がする。18色展開のニットがマークダウンされて約2,400円というのは、やはりお買い得感がある。

ただ、こちらのSCには、「ユニクロ」さんが入っていないんですよね。隣のららぽーとさんの方には「ユニクロ」「NEXT」「エーグル」「ムラサキスポーツ」なんかが入っているんですが・・・。

また、「LOFT」は入ってるけど、「無印良品」もなし。「ユニクロ」も「ムジ」もないというのに物足りなさを感じる方は多いだろうなという気はちょっといたしました。

特筆すべきは、「ハートマーケット」さんが2Fに大坪でご出店なさっておられたこと。こちらのお店は、郊外ではダントツで光ってますよね。隣に「レプシィムローリーズファーム」があっても全くひけを取らない。

温かみのあるアメカジというブレないコンセプト、VMDの基本を踏まえた上で、高さを生かし、手作りの工夫を凝らしたディスプレイ、高すぎない価格、そして、どんなタイプのお客様がご来店されてもしっかり接客し、自店のファンにしてしまうこと・・・。

この流山おおたかの森S・C、5キロ商圏が40万人人口らしいんですが、これはイオン倉敷ショッピングセンターがある岡山県の倉敷市が、市町村合併する前の人口42万人にほぼ等しいです。

なのに、今日店内を見た感じでは、イオン倉敷SCの平日夕方よりも多分お客様の入りは悪い・・・。というのは、食料品はともかく、東京から帰宅する人はわざわざ平日にここでお洋服を買う必然性は全くないからだと思うんですよ。

ということは、ジモッティの高校生や主婦層など、東京にはほとんど出ない人、自店の服をすごく気に入ってくださっている人をがっちり掴まなきゃいけないんですよね。自動販売機式の立っているだけの販売員さんじゃ、都心から程近い郊外のSCでは戦えないっていうことなのだ。

こういうSCの隠れたる人気店、ミセス向けのパンツ専門店「ビースリー」さんも、売れてましたねぇ~。逆にミセス向けでは、クエスチョンな事例も見ましたが、それを書くのは差し控えさせて頂こうと思います。

ワールドさんの「シューラリュー(3can4on/HUSHUSH)」の、定数定量をきっちり守った見事なVMD(4型4色の商品をタナに並べて16色に見せている陳列は「ZARA」の向こうを張って、「ZARA」より変化に富んでいてお見事!)と、ロープライスの雑貨の充実振りにも感心したし、商品企画のディテールではなく「仕組み」ということを学ぶにはやはり郊外が一番だと痛感して帰りました。

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