アラン・ミクリ氏の息子、ジェレミー・ミクリタリアン氏がライバル会社「ic!ベルリン」から鮮烈なデビュー
少し早めに届いたWWDジャパンさんの9月29日(月)号を見ていて、ある記事に目が釘づけになった。
アイウェア(眼鏡)では世界的に著名なブランド「アラン・ミクリ」のデザイナー、アラン・ミクリ氏の息子さんが、今年の5月に父君と同じアイウェア・デザイナーとしてデビューしていた、という記事だ。
ところが、ご子息のジェレミー・ミクリタリアン氏がデビューしたのは「アラン・ミクリ」からではなく、ライバル会社の「ic!ベルリン(ic!berlin)」からだったらしいんですよね。
この記事を読んで、「可愛い子には旅をさせよ」という格言ではないですが、息子さんを甘やかさず、敢えてライバル会社で修行させようというミクリ氏は非常に偉いな、と私は思いました。
記事に添えられていた、ミクリタリアン氏がデザインされたサングラスの写真も、なかなかの出来栄えのように感じたのだが。上代が63,000円になっていたが、従来「iC!ベルリン」の価格帯は「アラン・ミクリ」よりは少し低めのようだったので、ミクリタリアン氏のシリーズは同社としてはハイプライスに位置づけられ、氏の入社をきっかけにブランドとしての格を一角上にという「iC!ベルリン」の意欲が感じられる。
さらに、先程ネットで検索をかけて調べたところ、渋谷のメガネ店「アイウェア・メビウス」「クライン・アイウェア」さんがご執筆なさっておられるブログ「メビウス&クラインの無限大ブログ」に、ジェレミー・ミクリタリアン氏が「家族」をテーマにしたデビュー作の数々が紹介されていた。
◆jeremyの家族(女性編) http://eyewear-info.blog.drecom.jp/archive/516
◆jeremyの家族(男性編) http://eyewear-info.blog.drecom.jp/archive/517
これは、WWDジャパンさんに掲載されていた商品以上に、凄いですね!素晴らしい才能だと思います。
特に、お兄さんをテーマにした「frere」の、左右対称のデザインは、新しいアプローチですよ。
フレームの色で遊ぶ、いわゆる「色彩の魔術師」とでも称すべき父君のミクリ氏とは全く違うタイプのクリエイションなんですが、それでいて、若くして「眼鏡」というものを知り尽くしている感を受けるのは、眼鏡デザイナーの息子として育った出自故だという気がする。
ジェレミー・ミクリタリアン氏の今後の活躍が非常に楽しみであります。最近「スタルク・アイズ(stark eyes)」を購入したばかりなんですが、マイ眼鏡の2本目候補が、また1ブランド増えたかな、という感じですね(^^)
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