次世代型電気自動車(EV)のニュースを見ながら、化学繊維の未来を考えてみた
今日は2つほど、書きたいと思うネタがあったのだが、バタバタしていたため会社にメモ書きを忘れてきてしまった(^^;;
なので、その話題はまた後日記すことにして、全く別のことについて書くことにしたい。
今日10月8日(水)付けの日経MJさんの1面を見て、「おお、これは凄い!」と感心した。自動車の話題に私は疎いので、全く知らなかったのだが、「2009年から三菱自動車、富士重工業が実用性の高い次世代型電気自動車(EV)を発売する」(同紙より引用)するのだそうだ。
さらに日経MJさんには、イタリア製の1台260万4千円のEVが家電店で販売されている例や、考えられる問題点(電池と、外出先での充電)への対応がどのように進みつつあるか、EVのレンタカーやカーシェアリング、国や地方自治体が補助金で後押ししていることなどについて具体的に紹介されていた。
石油価格が上がっても、電気自動車ならばガソリンを使用することはないので、間接的に火力発電で石油を使用・・・ということはあるにせよ、ガソリン代の高騰に悩まされることはなさそうだ。
個人的には、EVのレンタルには強い魅力を感じましたね。東京にきて、車を持つことは諦めざるをえなくなっているのだが、せっかく免許を持っていて昔はよく車に乗っていたのだから、たまに八王子とか千葉くらいまでは車で走ってみたいなと思うことがあるので。
30分500円だったら、安いですよ。これは、可能性のあるビジネスだと思いますね。
いずれは車両価格そのものが下がり、一気に普及してガソリンで走る従来型からの代替が進む・・・そんなシナリオも見えてくる。
しかし、この記事を読みながら思ったのだが、環境問題やガソリン価格の高騰のような差し迫った問題を、技術革新によって抜本的に解決していくといったビジネスは強いですよね。
というか、自動車メーカーさんは、今、この問題への対応が出来なければ、生き残っていけない・・・くらいの差し迫ったお気持ちでおられるのではないかという気がする。代替品を、業界外のプレイヤーに開発されうまくマーケティング・販売されてしまったら、売り上げを取られてしまうので。
このニュースを読みながら思ったのは、石油を原料とする化学繊維は、元々天然繊維の代替物として開発されたものなのだが・・・。
では、石油資源の将来的な枯渇を前にして、化学繊維の代替物というのは、一体、どんなものなのだろうか?
私は理系出身でもないし、この分野に詳しくはないのだが、文型の業界人的な認識レベルでは、現代はガラス繊維、カーボンファイバー、無機系の光ファイバーなどの「無機繊維」の時代なのではないかと思うが、
これらは衣料品用途のものではないので、本流から枝分かれして出てきた傍流が、むしろ時代的には社会的ニーズと商売の金額が太くなってきたもの、という風に思っている。
衣料品用途の繊維は、単純に「天然に返る」ということなのだろうか?そうではない、新たな衣料品用途の繊維のフロンティアがどこかに存在しているのだろうか?
是非専門家の方に一度、こういうテーマでお話を伺ってみたいものである。
« 両国経済新聞(笑) | トップページ | 10月9日ブログお休みです »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント