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2008年10月20日 (月)

コーチの売り上げを支える、「下から上」消費

随分前から、腕時計が1本欲しいな欲しいなと思いながら、買いたいものが他にも多すぎるのと、なかなかピンと来るのがないので、ずっと先延ばしにしている。

ただ、時々思い出しては、ネットや携帯を検索したりしていろいろ調べてはいるのだ。昨夜も寝ながら、ドコモのケータイの公式サイトから、「ブランド時計ブルーク」さんのサイトに入ってあれこれ物色していたところ・・・。

「ああっ」と思う出来事があった。

以前からずっとそうなんですが、コーチの腕時計も、大人気なんですよね。レガシーシリーズの商品が、ことごとく売り切れてしまっている。

今日になってPCサイトの方も見たんですが、やはりそうですね。

ううむ・・・この大不況の中にあっても、コーチの格安品は、やはり昨年度や今春夏と変わらず売れていっているのであろうか?

プロパーのお店が、そんなに繁盛しておられる様子は最近は感じないんですけどね。ただ、街での所持率は、依然として圧倒的に高い。

結局、流行りモノの商品とは違って、数シーズン前のものでも堂々と使えますからね。それでいて、一応、オシャレ感はある。だから、アウトレットで、ネットで、7万円台、6万円台のものが、4万円台、3万円台に安くなっているコーチは相変わらず引っ張りだこなんだろう。

コーチは、要するに、ユニクロさんと同じで、価格の割におトク感が非常に高いブランドとして、大不況下の日本で燦然と輝き続けている訳だが、

消費行動の構造は、実のところユニクロさんとはちょっと違っているのではないかな、という仮説を私は立てている。

ユニクロさんの場合は、本来的なユニクロのターゲットである庶民プラス、元々は、百貨店やセレクトショップに流れていたもっと上の消費階層の売り上げの一部を奪取し、「上から下」に落ちてくる売り上げを受け止めて大きく売り上げを伸ばしていると思うのだが、

コーチの場合は、「上から下」の流れもあるのだが、学生さんや社会人女子の皆様で、本当はそんなに無理してまでブランド物を持つのはどうよ?という層が、一生懸命背伸びして「下から上」に上がろうとしているその塊を、しっかりと取り込んでいる。

ただ、その実態は、プロパーよりもアウトレットや並行輸入の比率が(金額は別にして)数的には圧倒的に多く、

ここに来てこの不況で、ますます格安品のウエイトが高まっている、というところではないかという気がする。

それでも、私は、ものは考えようで、こういうヤングの背伸び消費は、発展途上というか、若さの印で、悪くないことだとも思ったりしている。

この間うちの会社のセミナーで講師の方が、「発展途上国でブランドは売れる。成熟した社会では、そういったものは必要とされなくなる」ということをおっしゃっておられたが、

人間も、まだこれから恋をして結婚に向かう年頃の人達が、張り切っておしゃれをしよう、自分が満足できるものを買おうとする気持ちが強いように思う。

若い人の数がもっともっと減れば、そういう「下から上」消費は、本当に日本から消滅してしまうのではないかと思うので・・・。

若い人が、モノよりは仕事とか、結婚生活とか、他に情熱を注げるものを見つけて本当の大人になっていくときに、願わくば少しでも生活の実態が「下から上に」というか、まっとうに働いてさえいれば経済的にラクになっていける世の中であって欲しいなと、切に思うのだ。

PS.H&M騒動が喧しい中、先月末にコーチのモバイルサイトがオープンしていたようですね。今日、mixiモバイルの広告で初めて知りました。

なので、今、私のmixiモバイルの壁紙は、コーチ。Cマークが、まるで検眼マークのようにあちこち向きを変えながら並んでおります(笑)。

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コメント

coachは背伸び買いのカテゴリを確立したところと、若い人向けにデザインでブランドチェンジを図ったのがすごいとおもいます。最近出たコーチの本読みましたが、コーチ監修のコーチ辞典みたいでした。私もそんなブランドをつくって行きたいです。

マサキさん、ナイスな書き込み、ありがとうございました。

ちょっと私の書き方が不十分なところがあって、

昔のコーチは、ヴィトンから下に下りた人が買うブランド、だったんですが、

今の学生さんや若い社会人の人は、すでにヴィトン時代を知らず、厳しい環境下で「背伸び買い」でコーチを買う、という形に変わっているということだと思います。

コーチの本のことも、教えてくださってありがとうございました。マサキさんのお陰で、初めて知りました。

今早速amazonで注文しました。

マサキさんもがんばって、ぜひコーチのような素晴らしいブランドを創っていってください!

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