サンエーインターの「ラブフール」
今日11月29日付けの繊研新聞さんに、サンエーインターナショナルさんが2009年春から駅ビル、ファッションビルにオープンする「ラブフール」という新業態の記事が出ていた。
何でもザラやH&M、トップショップなどの海外ファストファッション企業に対抗し、ナチュラルビューティーベーシックなみの低価格を売りにするらしい。
いつも書いていることだが、お店の評価というのは実際に新店が出来て見ないとわからないと私は思っている。だから今書いていることはオープン時にはハズレとなってしまう可能性もあるのだが・・・。
さくら的には、記事に出ていた買い付け品30%というのは、必要なのかな?と、ちょっと思いました。
そのこととつながってくるのだが、「ザラやH&M、トップショップなど低価格でトレンド性が高いショップは感度が高いヤング層に世界的に支持されており」というくだりも気になった。確かにこの層もファストファッション店のお客様だが、これらの店舗が凄いのは、もっと大人でオシャレな客層、サイズの大きな人、移民でお金のない人を幅広く取り込んでいるところにある。
そして、一等地に広い面積で高効率のお店を出し、それをグローバルに多店舗展開してスケールメリットを出している。
想像だがサンエーさんも立ち上げ3年は駅ビルに15店舗と言っていてもいずれは郊外に出て行かれるつもりだと思うが、そうでないと、正直、社内でカニバリズムを生むだけで意味はないように思います。
この記事を見て思ったのは、アパレル発のSPAというのは、どうもカッコつけたがるのが駄目だなぁと。カッコつけてると、どうしても客層の幅が狭くなって、結果店舗数が増やせなくなると思うんですよね。
その点が、日本でも小売り発SPAの方が、リアルにお客様を捉えていて強い。ポイントさん、クロスカンパニーさん、ハニーズさん、しまむらさん、そしてユニクロさん達との違いだという気が致します。
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