値頃ジーンズ成功、バロックジャパン(H20.12.19繊研新聞)
繊研新聞さんからピックアップしたこの話題、ニュース欄ではなく、「カジュアル&ジーンズ」特集の「08年の業界10大ニュース」の第5位にランクインしていて、「おやっ」と思ったもの。
バロックジャパンリミテッドさんといえば、今年は越谷レイクタウン内に1号店をオープンした「アズール・バイ・マウジー」の成功で話題を振りまいたが、
このニュースに取り上げられていたのは、それとは別の「ストゥージ」という卸型の新しいジーンズブランドである。
早速「ストゥージ」のホームページをチェックしてみたのだが、これはかなり、イケてる感じであります!
「マウジー」や「ブラック・バイ・マウジー」に比べて、シルエットや加工、デザインディテールに、デニムの過去のアーカイブを良く知っている人の手で企画されている印象を受ける。
繊研新聞さんに「インポート感覚のデザイン」と書いてあるが、一時期流行った「セブン・フォー・オールマンカインド」とか「チップ・アンド・ペッパー」、「ペーパー・デニム・アンド・クロス」等々の匂いに近く、それでいて価格がこれらよりも安い(10,000円〜14,000円台)!
卸先も、全国の伊勢丹さん、そごうさん、大丸さんや、有力ジーンズ専門店のジーンズショップOSADAさん、BORN FREEさん、BIG AMERICAN SHOPさん(本社のある岡山のお店には何故か入っていないようで・・・ひょっとしてバッティングの関係があるのかも?)。ネット上でも、伊勢丹オンラインショップで小さいサイズが売られている他、楽天さんなどでもちらほら見かける。
嬉しいことに、28号の取り扱いも一部の品番ではあったんですが、ウエストはいいけどヒップのサイズが私には小さそうなんですよね(何せ、お尻が人一倍大きいもんで・・・涙)。ただ、一度試し履きしにどこかの売り場には行ってみようと思っております。
この「ストゥージ」とは別に、現在、伊勢丹新宿店のB2F「ISETAN GIRL」の売り場でしか取り扱われていない6,000円代の「STG」も、繊研新聞さんによると「来春以降、さらに拡販する」とのこと。こちらも、いわゆるリーバイスさんなどのNB(ナショナルブランド)と、ユニクロさんや量販店さん向けブランドの価格との中間を狙っており、
同社は市場の隙間を狙うのが非常に巧いですね。
マルキュー系というテイスト軸よりも、客層が広くユニクロ以外の日本国内の競合企業の商品が時代性に合わなくなってきているのを看破し、デニムというアイテムを軸にしたビジネスに商機ありと見越したバロックジャパンリミテッドさん。
圧倒的多数が苦戦している2008年の日本国内のファッション業界の企業の中では、数少ない「伸びている会社」の1つであることに間違いはないようです。
« 続・飲み飲み2008 | トップページ | リンク集に、「ファッション通販タウン」を追加しました&お休み中のブログへのリンクは、2009年1月末で一旦はずさせて頂きます »
この記事へのコメントは終了しました。
« 続・飲み飲み2008 | トップページ | リンク集に、「ファッション通販タウン」を追加しました&お休み中のブログへのリンクは、2009年1月末で一旦はずさせて頂きます »
コメント