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2009年1月31日 (土)

キャットストリート〜神南見て歩(ある)記【2009年1月末】

用事があって原宿方面に行ったついでに、夕刻4時頃から午後8時前頃まで、キャットストリートを下って、JR山手線の高架下をくぐり、神南まで出て、有力なセレクトショップさんの店舗をざっと見て回った。

週末の日曜日から2月になるという今日の金曜日は、セール品ももちろん残っているけれどもインポートの春物がしっかり入荷してきている時期だ。

予め予想していたことだが、不況を意識して、店頭の前面に価格的に安く買いやすい商品を打ち出しているお店さんと、

インポートやドメスティックブランドの著名デザイナーの春物の紹介を重視するVPになっているお店さんに、くっきりと分かれていましたね。

前者は、売上高が高く、客数が多く、コレクションやストリートのトレンドも有力なテーマについてはひととおりは満遍なく押さえているメジャーなタイプのセレクトショップさん。後者は、深く狭い自店の軸を持ち、前者のタイプのお店よりは客層の幅は狭いがコアなファンをつかんでいるタイプのセレクトショップさんだ。

前者と後者、どちらが正しくてどちらが間違っている、ということは、一概には言えないと私は思います。

後者の客層に多い、富裕層や新富裕層ではなく、ファッション業界人の仲間買いであったり美容師さんとか雑誌を舐めるように熱心に読んでいるような、ファッション血中濃度の高い客層は、確かに皆さん不況を意識しておられる様子もあるんですが、「春物は入ったかしら。とりあえず見とかなきゃ」という習慣が体に染み付いていますし、気に入れば、「これ買ったらまたお財布が軽くなるな〜」と思いつつも、やっぱり大なり小なりはお買い物されるように思いますので(私自身もそういう人間なので、尚更よく心理はわかります・・・笑)、

春の新作を、お店として今シーズンこんなアイテムやスタイリング、さらにはイメージなり世界観を打ち出したいんですよというのを、どーんと前に出す、ということが大切だと思います。

ファッション好きな方は、シーズンの立ち上がりにレザーのジャケットとか靴などの高い物を買いますからね、まず。

ただ、一般の富裕層、新富裕層から、サラリーマン、OLさん、果ては学生さんやフリーターの方に至っては、確かに今はすごく慎重になっておられますから、前者の戦略ももちろんありなんですよ。それは特に、平日の夕刻以降、土日には言えることだと思います。

ただ、平日の日中には、路面店にはそういう客層の来店は少ないでしょうから、そういう時間帯にはファッション血中濃度高めのお客様向きのVMDに変えた方がよいかも、という気も致します。

仕事柄、ちょくちょく日中も路面店さんを拝見することがあるんですが、駅ビルさんなんかに比べてショップスタッフの方が若干のんびりなさっておられるお店があるように思いますが、お客様は確かに路面店ではゆったりお買い物をしたいと思っておられるんですが、仕事の組み立てや作業は素早く行うべきだという点ではインショップ型の店舗と同じだと思います。

路面店は、平日日中の売り上げが厳しい場所だからこそ、来店客層の変化に合わせてこまめにVMDを変えるべきだと私は思うんですよね。

ただ、もう1つ、別の考え方があって、今や原宿や渋谷は外国人観光客の来街が増えてきているため、ガイドブックに掲載されているような知名度の高いセレクトショップさんの場合は、平日日中も買いやすい価格帯の商品やスーベニア(土産物)感覚の商品を前に出しておいて店舗に賑わい性を出す、ということもありなのかもしれない。この辺は、私自身が時間帯をいろいろ変えたりしながら定点観測していないので、単なる仮説でしかないのだが。

話は変わるが、どのセレクトショップさんも、2009年の春物に関してはインポートは少なめで、ドメスティックブランドのウエイトを高めているように見える。ただ、これは、まだユーロ高だった時期に買い付けを行っているからであって、次シーズンには状況はガラリと変わると見た方がよいだろう。

しかし、今の時期、商品が揃っている状態で一流ブランドさんのラインナップを見るのは、やはり目の保養になるというか、魂が洗われるような気がするというか、本当に楽しいことですね。

リカルド・ティッシの「ジバンシィ」にしても然り、「ラフ・シモンズ」にしても、「リック・オウエンス」にしても然りなのだが、一流デザイナーの方々は皆さん一目見て「○○さんらしいなぁ」と感じる個性的なシルエットをお持ちだ。そして、毎シーズンその個性がぶれることはない。

そういう軸のしっかり通った個性を持ちながらも、その時々の「今」という時代の気分と、服としての美しさ、その3つの要素を全て兼ね備えている。

そして、Webや雑誌で情報を見て来店した熱狂的なファッション好きなお客様達が、実際に商品を購入しようとして吟味をし試着を始めた際に、「あれぇ、全然私に合うタイプの商品がないわねぇ」とか「着てみるとこれ、意外とよくないじゃん」ということがないよう、

特に自分が強みとするアイテムに関してはしっかりとバリエーションを用意してある(特に体型別の)。

今日はホント、メンズに関しては海外勢だけでなく、ドメスティックの有力デザイナーさんの商品に関しても、しっかり堪能させて頂きました。

その反面非常に残念なのは、レディスが本当に低価格志向になってきて、ぐっとくるような商品をあまり見かけなくなっていること。今日喉から手が出るくらいにすごく欲しいなと思ったのは、西武百貨店さんの渋谷店で見た、セールで3割引になっていた「ジル・サンダー」のロングコートだけでした(3割引でも私には分不相応なので、諦めましたが)。

といいながらも、実は、今日も2点お買い物をしちゃったんですよね(笑)。ショップリサーチに出ると、ついつい何かしら買ってしまいます。

セレクトショップさんの路面店のショップスタッフさんは、いずれも接客が非常に丁寧で、商品の説明や着こなしのポイントをしっかりと説明して下さいますので。購入時の満足感は非常に高いです(^^)

今日買ったものは明日写真をアップしてご紹介させて頂きますね。

2009年1月29日 (木)

丸井今井、再生法申請へ 消費低迷で業績悪化(H21.1.29北海道新聞他)

地方百貨店の丸井今井さんが、とうとう民事再生法の適用を申請されました。

確かに百貨店という業態は価格帯が高いため、不況時には弱いんですが、経営の悪化というのは、一気に訪れるのではなく、何年も前からの伏線があります。

経営陣が、毎年の決算及び経営計画を立案する際に、自社の財務上の問題点を直視し、手を打ってきたか否かが、「徐々に寿命を縮めて行くか否か」の差になってくるように思うのです。

当方のような者が偉そうに申し上げることではないかと思いますが、地方百貨店さんは、長年地域に根を張って商売をなさっておられるため、地方銀行さんや地方紙、地方TV局などの地元メディア、地元の政財界にちやほやされるため、「財務的に多少甘い点があっても、何とかしてもらえる」という甘えの感情があるように思います。

郊外型SCや駅ビル、コンビニ、ネット通販、ケータイ通販など、時代性に合った新しい業態が誕生し、お客様をしっかり見据えてお客様のニーズとウォンツに応えて売り上げを伸ばしているのに、MDもサービスのあり方も、旧態然としていると思いますし。

また、札幌の場合もそうでしたが、同業の百貨店同士でも、売り場面積が増えオーバーストアの状態で競争が激化しているというのに、場所貸し業にいそしんでいるようでは、生き残りは覚束ないのではないでしょうか。

先日、WWDジャパンさんに、ユナイテッド・アローズの岩城社長が毎週日曜日に店頭に立って接客をなさっておられるという記事が掲載されていましたが、

今の百貨店さんに欠落しているのは、真剣になってお客様のライフスタイルを見つめ、リテイルMDと集客に専心する姿勢であるように私は感じております(生意気申し上げてすみません)。

地方百貨店は地域の歴史と文化の担い手であり、都会の香りや新しい情報に触れられる場、コミュニケーションの核としてなくてはならない存在だと私は思います。地方百貨店を心から愛する者の1人として、他社さんには何とか踏ん張って頂きたいと心から思います。

丸井今井、再生法申請へ 消費低迷で業績悪化ー北海道新聞

大型倒産速報 百貨店経営丸井今井 民事再生法の適用を申請 負債502億円ー帝国データバンク

2009年1月28日 (水)

チョコ・チョコ・チョコ

バレンタインデーが近づいてきて、百貨店さんやファッションビルさんの店頭でもチョコレートを見かけることが多くなりましたね。

今年目を惹いたのは、まずは高島屋さん限定の、フォション×Q-pot.さんのコラボ企画で、チョコとバッグチャームのセット。チョコの唇もキューポットさんの唇も、シュールで官能的な感じを醸し出していて、なかなかGoodであります(MODE PRESSさんのサイトの画像をどうぞ)。

この商品、彼氏やご主人にプレゼントしても、「後からバッグチャームだけ私に頂戴!」って言いたくなる商品ですね。

Q-pot.さんは、今シーズンのバレンタイン向けには大丸さん&松坂屋さんでも「リシャール」と全く違うタイプのコラボ商品を発表なさっておられて(Q-pot.さんのサイトの上から2番目に出ております)、まさに八面六臂の大活躍です。

さくらの頭の中に最近刷り込まれているのは、ベルギーの「デルレイ」なんですよね、実は。最近用事があって日本橋の三越さんの前を通ることが多くて、いろいろな商品が打ち出しされているのに何故かついつい「デルレイ」の化粧箱にばかり目が行ってしまうんですよ(嗚呼、自分用に買いたい・・・笑)。

三越さんのホームページに出ている商品の写真も、リズム感のある色使いと形がすごくオシャレ。本当に、うっとりしてしまいます。今や、スイーツは完全なファッション商品になったんだなぁと、しみじみ感じます。

商業界『ファッション販売』3月号、ピー・ビー・アイ高木孝社長インタビューを是非ご覧下さい!

今夜も飲み会でしたが、酔っぱらっている場合ではありません。本日27日は、商業界の月刊誌『ファッション販売』の発売日です。恒例の、掲載記事のご紹介をさせて頂きます。

今月発売の3月号では、申し訳ございませんが、都合により、「おしゃれネットショップBookmark」は休載致しました。楽しみにして下さっている皆様、本当にごめんなさい。

その代わり、読み応えのあるインタビューをドーンとお届け致しました。以前連載でも取り上げさせて頂いたお兄系メンズファッションのネット通販(ケータイ通販)サイト「シルバーバレット(SILVER BULLET)」「フーガ(FUGA)」などを運営なさっておられる、(株)ピー・ビー・アイ代表取締役・高木孝社長を、「特集 日本を元気にするファッションの伝道師たち」の中で再度じっくりと取材させて頂きました。

非常にご多忙な業務の合い間を縫って、何度も親切にご対応下さった高木社長と、(株)ピー・ビー・アイの社員の皆様に、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!!

そして、何と、2月の商業界ゼミナールに、高木社長もご登壇されます!真面目に頑張っておられる中小の個人商店の皆様のためになるならと、快くご講演を引き受けて下さいました。

宜しければ是非、ご参加下さい↓↓↓

2月ゼミのご案内ー商業界

高木社長のブログ(携帯で伝説を作りたい男@原宿のアメブロ)

2009年1月26日 (月)

錦糸町で飲み

錦糸町で飲み
今夜は、うちの会社の色々な勉強会でお世話になっているS様、K様、もう1人のK様との飲み会。
錦糸町の「三四郎」さんで、ハイボール片手に、硬派な話に花を咲かせました。人生二度目のどぜう鍋、とても美味しかったです。その後、「ハッスルラーメン」に行こうとしたんですが、外で待っておられるお客様がいらっしゃったので、断念。写真だけ写して帰ってきました。(S様とK様のお顔が入ってますね)。次回は、桜の咲く頃、S様のホームグラウンドである滝野川でやりましょう・今日は本当に楽しかったです。皆様ありがとうございました。

2009年1月25日 (日)

2009/10AW東京レザーフェア雑感(ほんのちょこっとだけ)

先週金曜日、1月23日に行ってきた東京レザーフェアの感想をちょこっとだけ。

プロの読者の皆様を前にして、おこがましくもトレンドについて大仰に語るつもりは毛頭ないのだが、昨年10月に発表されているリネア・ペッレの2009/10AWシーズン向けのレザートレンドの中に、「おやっ」と思わせるものがあった。

総合テーマが、「RE-GENERATION」で、その中にRANGE1からRANGE4までの4つのトレンドテーマが含まれているのだが、RANGE4「my generation」のカラー展開が面白かったのだ。

通常、テキスタイルのカラー提案もそうなのだが、濃い色から薄い色のグラデーションをかけながら、近接する色相に移って行く、というパターンが多いのだが、

今回のリネア・ペッレのRANGE4「my generation」では、明度、彩度が同一の、明るく濃い色を黒、黄、ピンク、グリーン、エメラルドグリーン・・・という感じでポン、ポン、ポンと出していたのだ。

色相の遷移を、表現していたんですよ。すごくリズミカルな感じで、新鮮な提案だと思いましたね。

これ、売り場での商品ディスプレイの際にも、使える技だと思うんですよ。素人ながらに、アパレル商品の陳列と、バッグや靴とは、相当に違っているのではというのが私の考えで、アパレルの場合はどうしてもハンガーラックにスリーブアウトで陳列する商品の量が多くなってしまうんですが、

バッグや靴で、価格帯の高い商品は、棚の上に非常にゆったりとした形で、それこそ1点1点の高級品が匂い立つような商品の風格、美しい立ち姿を醸し出している様をお客様に見て頂くことが可能なんですよね。

明度や彩度が揃っている、同じ品番の色違いを横に並べて、「黒以外にも、こんな素敵な色があるのね」というところを見て頂くと、楽しい売り場になるように思う。

話はアパレルに戻るが、ハンガーラックにスリーブアウトという宿命から逃れられないからこそ、ボディに何をどのように着せるか、あるいは、ショップスタッフが何を着用するかとか、定数定量を守りルール付けした商品陳列を行うということが、非常に重要になってくるのではないだろうか。

ジンガロ×「エルメス」のコラボスカーフ

昨日(じゃなくて、もう一昨日か)、遅れのためぎゅうぎゅう詰めになった電車の中で運良く席を確保し、『SPUR』3月号を眺めていて、

「エルメス」とジンガロのコラボ商品のスカーフに目を奪われた。

額縁のように縁取られたネイビーブルーのフレーム(枠)の中には、白い背景に馬が一頭のみ。力強く、生き生きとした姿の馬である。

まさに、「馬」が主役の、1枚の絵。ファッションアイテムとしては、少し強いイメージになりますが、生命の躍動感が伝わってくるアートのようですね。

他にもピンク、オレンジもあって、価格は70センチ×70センチの通常の「エルメス」のスカーフと同じ、38,850円也。

ジンガロ、見たことがないんですが、非常に評判が良いようなので、すごく関心があります。ジンガロのことをどのように形容すればよいのか、世の中に類のないエンターテインメントなので、ちょっと考え込んだのだが(自分が見たことがないので、尚更わからないのだが)、『SPUR』さんには「騎馬スペクタクル」と表現されておりました。

今、ネットで検索をかけてみたら、エルメス社はジンガロを後援しているのだとか。エルメスさんは、元々馬具をルーツとするので、ジンガロさんはサポートの対象としてはまさにイメージ的にはぴったりの芸術文化活動だと思います。

現在のように、不況で、社会情勢が混沌としている時だからこそ、狭義の経済という視点を超えた「文化」という視点が必要なのではないかと私は思います。異なる文化を知り、互いに相手を受容することや、自分の内面を見つめること、「異化」・・・の必要性です。

今、銀座のメゾンエルメスで、ジンガロの作・演出を手がける主宰バルタバスさんが監督を務めた映画「シャーマン」の上映会も実施されているようですね。さすがは、「エルメス」さんです。

メゾンエルメスで仏映画「シャーマン」上映ー監督は「ジンガロ」主宰者(H21.1.15シブヤ経済新聞)

2009年1月24日 (土)

1月23日ブログお休みです

大残業になってしまいました。なのにまだ仕事は終わらず、明日か明後日やらなければならない状態であります。
この時間帯になると、電車のトラブルが多いので、本当はもう30分早く帰りたかったんですが。案の定、少し遅れていました。
『SPUR』の3月号を見ながら、のんびりと家に向かいます。ブログはお休みさせて頂きます。

2009年1月23日 (金)

上海久光百貨のホームページ

1月22日(木)付けの繊研新聞さんに、「上海市08年百貨店売上高 第一ハ百伴連続1位、3位に久光百貨」という見出しの記事が掲載されていた。

もう2年も上海には行っていないので、コメント出来ないのだが、随分変わっているんだろうな・・・。今年は、行き先が上海になるかどうかはわかりませんが、必ず中国へは行こうと思っております。

ということで、ホームページで我慢、我慢。旧正月前なので、お正月仕様の縁起の良いデザインになっております。日式の餅つきとか、お琴の演奏なんかもあるみたいですね。

久光百貨

PS.久光百貨さんのオーナーである「利福国際集団有限公司」さんの英語名が凄い。「Lifestyle International Holdings Limited」だなんて、まさに直球ど真ん中のネーミングですね。(というかその逆で、香港ですから、先に英語名があって、読みを当て字にしているのが「利福」なんでしょうね)。

しかし、日本でもそうなんですが、名は体を表すというか、「ワールド」さんとか「オンワード」さんとか、壮大な会社名を付けておられるところはやっぱり大きく羽ばたいておられるので・・・。

若き起業家の皆さんも、大きな志があるのなら、それに相応しい社名を掲げた方が成功の確率は高まるかもしれませんよ。

2009年1月22日 (木)

リンク集に「綿工連公式サイト(日本綿スフ織物工業組合連合会)」を加えました

綿工連こと、日本綿スフ織物工業組合連合会のK様から、相互リンクの依頼メールを頂き、びっくり、だったんですが、

会社ブログだけでなく、個人ブログの方も少しでも織物メーカーさんや組合関係者の皆様のお役に立てるのならばと、快諾致しました。(アンド、私よりは余程テキスタイルに詳しい(有)インターセンス代表取締役・中谷重明さんがアパログでやっておられるブログ「HUMAN&TEXTILE」さんもご紹介させて頂きました)。

ちなみに、「スフ」とは「ステープル・ファイバー(短繊維)、人絹」のことであります。

「綿」という言葉には、岡山出身の私は強い郷愁を感じるんですよね。岡山産のデニムやチノは、綿織物ですので。何度も洗濯し、着古して、経糸の白が浮き出したジーンズも良し、今の季節、すごく寒い日でなければ、ちょっと起毛したウィンターコットンは、ほんのりとした温かさがあってお洒落です。

それから、バリバリに張りのある帆布という織物も、バッグに仕立てて長く愛用していると味が出てきて手放せなくなります。

どんなタイプの綿も、「用の美」があるというか、庶民の生活の中から生まれた素材なので、とことん古くなってボロボロになるまで使い込める、というところが、魅力的なところだと思います。

綿織物の産地は、昔は綿花を栽培していた場所の近くに存在するので、浜松、大阪南部、西脇、岡山(児島、備中)、備後など、気候が温暖なところばかりです。今も目を閉じると、染工場さんの陽当たりの良い敷地に干された色とりどりの綿織物の反物のイメージが脳裏に浮かんできます・・・。

ファッション業界人としての原体験、最近そういうことをよく考えるんですが、シルクの産地育ちの方と、綿織物産地育ち、はたまた合繊産地育ち、あるいは、今私が居る場所=墨田ニット産地では、やはりかなり違う部分があるんじゃないかなぁと(もちろん、地域性だけでなく、個々の企業、個人による個人差もありますが)。

そういう地域性、文化の差の存在が、ものづくりのリンケージ(リンク)の中で、ある時は重なり合い、ある時はぶつかり合い妥協点を見いだしたりしながら、微妙で複雑な味わいを創出することに繋がっているのではないかという気がしております。

岡山(&備後)育ちの私が、今東京の墨田に居るのは、「業界をリンクさせる」という天命を負っているということなのかなぁ、とまで思うのは、ちょっと大げさでしょうか(笑)。

綿工連公式サイト(日本綿スフ織物工業組合連合会)

2009年1月20日 (火)

柿尾先生&ふくだたみこ先生感謝!

新年第一回目のKFCオンラインショップ研究会は、通販協の柿尾正之理事主幹研究会と、株式会社グリーゼ取締役・ふくだたみこさんによる豪華2本立て。
柿尾先生の、いつもながらの詳細なデータに基づいた先見性のある分析には、頷かされることばかり。
ふくだ先生の講義は、12月に続くもので、正直言うと、皆様の宿題への取り組みを私はちょっと心配していたのだ。
ところが、である。予想を遥かに上回るできばえに、今日は感動致しました。皆様、急速に成長なさっておられるなぁと。
皆様のために、今日の講義の前に一度皆様の作られた商品ページを添削までして下さったふくだ先生の熱意に、皆様が見事に応えて下さいました。
皆様、ご来場本当にありがとうございました。2月は月例勉強会はお休みですが、ブログ部でお会い致しましょう!

2009年1月19日 (月)

1月19日ブログお休みです

さあ、そろそろ忙しくなってきましたよん♪
仕事のスピードアップ、今年やりたいことを実現するためには、これに尽きるようです。
まだ京浜東北線の中なので、ブログはお休みさせて頂きます。

目的意識が明確なバイヤーに受ける商品企画のブース賑わうIFF

皆さーん、金曜日の夜に「IFFの感想を明日書きます」と申し上げておきながら、昨日はパソコンを開いたままコタツに突っ伏して眠ってしまいましたm(__)m

ということで、1日遅くなってしまって申し訳ございませんが、先週1月14日から16日の期間に東京ビッグサイトで開かれたインターナショナル・ファッション・フェア(IFF)について、簡単に記してみたいと思います。

弊社が陰に日向に応援している企業さんが何社かご出展なさっておられたんですが、他の事業の関係でなかなか時間が取れず展示会を見ることが出来たのは初日の閉場前1時間ほどと、最終日の午後2時半以降の2時間半程度でした。

なので、全てのブースを見ることは出来ていないということを、予めお断りしておきますが、

一つは、明日付けの新聞にも恐らく掲載されるでしょうが、来場者数が前回より減少していること、もう一つは前にはお顔を見かけていた出展者の中に、ちらほら「今回は出ておられないな」というところが出てきていたこと・・・その2点に、未曾有の不況の影響を強く感じました。

店頭での売り上げがダウンしていて、しかもこの春夏こそが心理的不況ではなく、所得が減った方々の本当の意味での買い控えが始まる本番だろうという時期に、特に地方からは余計な人員まで上京させるゆとりはないだろうから。ということは、こんな時期でもわざわざ展示会にお見えになっておられるバイヤーさん達は、本当に真剣、目的意識が明確な方々ばかりなのではないかという気がしました。

それに対して、ご出展なさっておられたメーカーさん、クリエーターさんの側が、どのような商品をご提案なさっておられたのか、その内容が、ブースに立ち止まってもらえるか、話し込んでもらえるかの差になって出ていたように思います。

期間中の繊研新聞さんに、バイヤーさん達のコメントとして「アパレルはナチュカジばかりで、期待外れだった」というお声が幾つか掲載されていましたが、おっしゃられる通りだと思う。今からの参入では(しかも卸型では)ちょっと遅いな、という気がしますね。

それから、全体的に強く感じたのは、価格帯を下げておられる出展者が多いな、という印象。高いものをアピールされたい方のご出展が減ったなという感じをありありと受けました。服飾雑貨も含めて、安くなって、しかも商品企画が同質化してしまっている。それだったら、既存の取引先で十分ということになってしまうのではないでしょうか。

ということなので、これまた繊研さんにも書いてあったことですが、実績のあるブランド、商品にバイヤーさんが集中していく、ということになっていたのだと思います。

ただ、もう1つ、成功パターンというのがあったようで・・・。

IFFが始まる前に、弊社の方でも以前お世話になっていた関西在住のファッション・コンサルタント、(株)インパナトーレ窪添の窪添道朗社長から、「私がコンサルしている(有)芦田企画さんという靴メーカーさんが、くつ卸.comというブランドで出展しますので、是非お立ち寄り下さい」というメールを頂いていたので、商品を見せて頂いた。

ネットも活用したビジネスモデルだということで、お邪魔する前に、サイトを拝見し、SEO的にも優れた作りになっていたので感心していたのだが、商品の方もびっくりするぐらいに「いい商品」だったんですよね!

これはお世辞ではなく、「いい商品」というのは、感度が高いとか、高そうな靴である、という意味ではなくて、ミセス向けのアパレルの専門店さんで、お洋服はお洒落な商品をお買い上げ下さっているけれども、靴に関しては「おしゃれで尚且コンフォート」なものを求めておられる方向けに、ドンズバはまっている商品だったからだ。しかも、価格的にも非常に買いやすいボリュームの価格帯である。

しかも、専門店さんに対して小ロットで供給できる仕組みを確立なさっておられる、ということで、非常に感心致しました。一目見て、「これ、売れそうですね!」と思わず声を上げてしまったんですが、実際に専門店さんで半期に70足とか売れているんだそうです。これは、こういう厳しいご時世に馬鹿にならない数字ですよ。

(有)芦田企画の芦田社長とも少しお話しさせて頂いたのだが、打てば響くような反応の速さに感服しそれとなく伺ってみると、某大手勝ち組アパレルのご出身だとのこと。成程、納得である。だからこれだけマーケットと顧客ターゲットをシャープに捉えたビジネスモデルを構築できるんだなぁと。

不況の時代、誰もがおいそれとは起業できない時代だからこそ、こういうプロのマインドとノウハウをお持ちの方にはチャンスは大きいように私は思います。

私がこよなく敬愛する窪添社長は、自他共に認める「楽観主義者」で、そういう点を私はとてもリスペクトしている。IFFに対する窪添社長の分析も、「単品メーカーで、マーケットニーズを捉えていて、しかも個性のある商品を提案しているブースにはお客様が集まっている」という見方で、さすがによくご覧になっておられるなぁと思いました。

まだまだマクロ的な環境は厳しい時期が続くだろうが、アパレル商品も服飾雑貨も、ある程度着用していると傷んでくるものなので、絶対に買い替え需要というのは存在する商品である。気持ちを明るく持って、マーケットをしっかり見据えた商品企画、ものづくりを行い、卸型ビジネスの場合は、売り先とのコミュニケーションをしっかりとることが大切であると改めて感じた今回の展示会でした。

2009年1月17日 (土)

1月16日ブログお休みです

勉強会の段取りをして、インターナショナル・ファッション・フェア(IFF)に行って、帰ってきてからまたまた勉強会の準備をしていたら、こんな時間になってしまいました。
IFFの感想は、明日書かせて頂きますね。
まだ京浜東北線の中なので、ブログはお休みさせて頂きます。

2009年1月16日 (金)

遊心クリエイション「イーブス」2号店、12月2300万円(H21.1.14繊研新聞)

昨日(もう一昨日か)付けの記事の話題で恐縮なんですが、

この間、越谷のイオンレイクタウンを見てきた際のエントリ「郊外のエアポケット、地味系カジュアルと外資大箱の強さ目立つーイオンレイクタウン(越谷)」の文中で、

(株)遊心クリエイションさんの注目の新業態「イーブス(YEVS)」について、「新興企業さんが果敢に郊外型業態に挑戦される姿勢を高く評価したい」と書いたんですが、

1月14日付けの繊研新聞さんによると、準郊外の阪急西宮ガーデンズ内の2号店では非常に快調に飛ばしておられるようで、何よりでした(さくらの判官びいきではなかったですね)。

準郊外ということもあるでしょうし、同社の本社のある大阪に近い関西圏のエリアですので、商品企画のツボもわかっている、ショップスタッフの採用や育成、本部からの頻繁な幹部派遣など、いろいろな面で関東での戦いよりは有利だということもあるのだと思います。

さっき、検索をかけてみたら、「イーブス(YEVS)」さんは遊心クリエイションさん直営の楽天店をお持ちのようでした。サイトのタイトルバーには、「デイリーな都会的リアルクローズを提案する進化系低価格ブランド」とあります。

成程、このキャッチコピー通りのMDだなと、改めて感服した次第です。確かに、この渋いお色目は、ちょっとマルキュー系とは違っていて、田舎のヤンキー入ってる子達には受け入れ難い感じがするんですよね。

ただ、渋い色使いである分、若干エイジの高い層まで取ることも可能なんですよ、接客次第では。この感覚は、卸型で実績を伸ばしてきた企業さんならではの、絶妙な感性だと思います。

「進化系低価格ブランド」という表現も、ほんとうにドンズバというか、言い得て妙な表現だと思います。繊研新聞さんには、「今後、ファストファッションが市場での地位を高めるとみて、10年秋、11年春に第2、第3のブランドを立ち上げる」とありましたが、ニッチに逃げるのではなく市場のど真ん中に攻めて行かれるのは、新興企業さんでも己の実力に自信をお持ちだからだろうと思います。

こういう企業さんが出てこないと、本当に、ファッションは楽しくなくなると私は思うんですよね!頑張って、大きくなっていって頂きたいという気が致します。

イーブス(YEXS)楽天店

2009年1月15日 (木)

「勝間和代さん」的お客様攻略法ー商品知識、スピード、リスペクトが鍵ー

皆さーん、大変お待たせ致しました。
お正月前からの宿題になっていた、「勝間和代さん」的なお客様に、ファッションのショップはどのようにご対応すべきかについて、論じてみたいと思います。

ひょっとしたら、既に勝間さんご本人がネットで検索してこのブログをご覧になっておられるかもしれませんし、誤解を招くといけませんので念のため最初に定義付けしておきますが、本稿で「勝間和代さん」的と称しているのは、経済評論家、公認会計士でいらっしゃる著名人の勝間和代氏ご本人を指す固有名詞ではなく、

40代半ばの男女雇用機会均等法世代から、団塊ジュニア、そして、ファッション業界のギャル系ブランドブームを牽引した世代というよりは、インターネットビジネスを牽引している76世代と表現した方がよいと思いますが、それくらいぐらいまでの年齢の、旧世代の女性達とは違った特徴を持つ、女性エグゼクティブ、女性キャリアを総称した抽象名詞だという風にご理解下さい。

ばっくり言って、年収も850万円以上、それこそ勝間さんがご指摘なさっておられる通り、不動産さえ購入していなければお金には余り困らない所得のある層を想定して書いていきます。

こういう女性達の特性としては、次のような点が挙げられるのではないかと思います(皆様も、後でご意見があったら是非書き込みしてください!)

1.仕事(及び家事)で非常に忙しい。
2.物事を論理的に考える習慣がついている。
3.ネットを駆使した情報収集に余念がない。
4.所得が高い。
5.仕事柄、ドレスコードが存在し、オンタイムでは社会的地位の高さとTPOをわきまえた服装を必要としている。
6.留学経験、外資系企業での勤務経験、海外出張など、海外経験が豊富。

これらの特性に対し、ファッション商品購入時の傾向と、どのようにご対応すればよいか、ですが、

1.忙しさに対して→まとめ買い(特にシーズンの立ち上がりに)、急に必要になった場合の購入、ネット通販の利用が多い。リアルでの買い物は、セレクトショップ、ラグジュアリーブランドの路面店や国内アパレルの直営路面店、専門店、百貨店が中心。

接客は、会話はゆっくりと、でも行動はきびきびと行い、コーディネートは即座に3パターンくらいを頭の中で組んでお勧めすること。行動が遅いショップスタッフは敬遠される場合もある。

1回に50万円、100万円お買い上げになられるVIPに対しては、ショップの直通電話にお電話してきて頂いてもいいが、PCやケータイを好む客層なので、ショップ店長やショップスタッフのケータイメルアドをお教えしておき、「宜しければご準備をさせて頂いてお待ち致しますので、ご来店される前にメールを頂けませんでしょうか」と言ってしまう方法もあるだろう。

メルアドは、Gmailや、Yahoo!メール、au one メールを使えば、キャリア固有のメールアドレスはお教えしなくても済む。電話番号についても、ドコモのケータイならば、2 in 1で2つの電話番号を契約できるので、個人用とお客様にお教えする電話番号を別にすることも可能だ。

2.論理的→「これ可愛い」というノリでの衝動買いはあまりない。機能面を重視、このタイプの女性達が私の知人でもユニクロブームの前からユニクロを評価し平気で着ている人が多かったが、意外と、いうか、職業柄当たり前、というか、金融系の職業の方は相当にコストパフォーマンス重視派だったりする。ある面、男性に近いが、アキバ系のようなファッションに無頓着なタイプはまず存在しない。

「何故この商品はいいのか」という商品の長所や、こだわりの部分を、順序立てて説明するのはよい。論理に対して論理で反論というのは、しない方がよいかも(素直に矛盾点を認めてもらえる場合もあるだろうが、友人ではないので、あくまでも相手を立てて)。

ご本人は「自分は冷静」と思っておられる場合でも、実は、褒められると嬉しい場合が多い。女性なので(というか男性も本当はそうだと思うが)、特に洋服に関しては、単にギアとしての魅力で買う訳ではない。そのお客様がどれだけ魅力的に見えるか、がやはりキモである。

日頃論理的な上司や同僚、部下ばかりに囲まれていて、本当に実績が上がった時にしか褒めてもらえない生活をなさっておられる方々だからこそ、服で気分をアゲてもらうことが大切なのだ。

このタイプの方々は「知・情・意」の情の部分がひょっとしたらやや薄い場合もあるかも(勝間和代さんご本人は心の温かい方だと私は感じているが)。本当は温かい心を持っていても、それを抑えて仕事に邁進しておられる場合もあるだろうから、お客様を真心で温かく包み込んで差し上げよう、というくらいの大きな気持ちで接客すること。

過去の購買履歴は、きちんと憶えておいて、「以前お買い上げ頂いたアレとこちらは合いますよね」というアドバイスをすると喜ばれる。

長時間労働のお客様達なので、靴、バッグ、仕事着のスーツやシャツ類の機能面には、十分に注意を払う。お手入れ方法も、「自宅で自分で」という方法よりも、むしろお金がかかっても丁寧にクリーニングやお修理をしてくれる業者さんの情報を集めておいてお勧めすること。

バッグに関しては、パソコンが入るサイズ(最近はPCの自宅への持ち帰りを禁止する企業さんもあるが)かどうか、パソコンを入れた際の重さがどの程度かを把握しておくこと。

まとめ買いされる方の場合、最後に商品を数点選ばれてからの計算は素早く。何と何を選んで、何をはずすと予算以内に収まるとか。逆に、その方の購入予算にまだ余裕がある場合は、カシミアの黒や濃紺のプルオーバーとか、チノのパンツとか、着回しの効く定番的なものを1,2点最後にささっと足すなど、動きを早く。百貨店の場合は、「外商伝票の翌月回し」といった裏技もある。

3.ネットでの情報収集→仕事でもバリバリPCを使いこなしておられる方々なので、PCインターネットを使った購入前、購入後の情報収集や確認には余念がない。ただ、暇ではないので、主婦層のようにレビューの書き込みは、意外としないかも(自身のブログを持っていても、戦略的にテーマを絞っている場合はファッションのことは書かないでしょう・・・)。

まずは、自社のWebサイトをきっちり構築し、ブランドや商品、店舗の情報を載せておくのは最低限必要なことである。

次に、ショップブログや、本社のデザイナー、スタッフブログを開設し、新商品や着こなしの話題、店舗周辺のグルメやプレイスポットの情報などを少しずつネット上に発信していくこと(「この間、御社のブログに偶然辿り着いたのよ〜」なんておっしゃって頂けるかもしれない)。

更には、アクセス解析を使って、自社のWebサイトやブログがどのようなキーワードで検索されているかを調べる。想定通りになっているか、そうでない場合は、本当に狙いたいキーワードをサイトやブログにきっちり盛り込んでいく。

4.高所得→一度気に入った商品をずっと愛用して下さるタイプの方は多い。また、少々というか、相当に高いものでも、気に入ったものであればポンをお金を出して購入される。同居・別居を問わず、家族へのプレゼントを頻繁に購入する。株で儲けた、書籍出版の印税が入った、今期は特別に儲かった等の、予定外の収入があった場合に、大きな買い物をして下さる場合がある。逆に、特に経営者は自社の経営が少し厳しくなると、急に店頭から足が遠のいたりする。

1、2の項目でも触れた通り、コーディネートでお勧めし、まとめ買いへ誘導する。商品をお見せする際に、そのお客様が好まれそうなものプラス、少し違った要素が入ったものも推してみる。

顧客に対しては、お勧めの商品の写真画像を添付したHTMLをお送りする(更に信頼関係がある場合は、ワントゥワンの通販)というのもありか(但し、メールを送付する場合は、必ず事前に承諾を得てから送ってください)。

高額所得者には、宝飾、時計、バッグのコレクターも多いので、百貨店さんの場合は全店で情報を共有してDMをお送りすると効果的(どちらの企業さんもやっておられることと思いますが)。

5.社会的地位の高さとTPOをわきまえたファッション→金融、商社、メーカー、マスコミ等、業種によってドレスコードは異なる。医師のように、仕事では白衣着用の代わりに私服は自由なケースもある。

固い業種・職種のオンタイム向けには、スーツの品揃え(職種によっては襟のあるスーツ)が必須。お勧めする際に、スカートの丈に気を配ること。出張向けに、「しわになりにくい素材」が求められる場合もある。

スーツの下に着用する上質なインナーと、スーツのVゾーンとのバランスを時間がある時に研究しておくこと。襟ぐりが開きすぎているカットソーはNGの業種もある。また、最近はそういう方は減ってきたが、夏にスーツ下にタンクトップというのを、いやがられる方もおられる(私も「必ずTシャツで」派なんですが・・・笑)。

あと、パーティーウェアも、この方々向けは一格上、二格上の商品をお求めになられる。しっかり品揃えしておくと、売り上げにつながる場合も多い。パーティー向けに必要なアイテムで、自店では完結しないアイテム(例:アパレルの店舗の場合の靴、バッグ、アクセサリー)などを近隣のどこに行けば入手可能か、予め把握しておくとよい。

6.海外経験→海外経験が豊富な方は、基本的にはリベラルなお考えの持ち主で、多種多様な個性を認める方が多いのではないかと思います(自己主張が強くなる場合もあるかもしれませんが)。

基本的には、「ご本人が好きな商品を買って頂く」、これに尽きる、と言ってしまえば、接客はいらないんですが、「ご本人が好きな商品にたどりつくまでのお手伝いをさせて頂く」のがショップスタッフのお仕事かもしれません。

勝間和代さんの著書にも「長所を伸ばす」ということが書いてありましたが、ファッションコーディネートというのも、「短所のカバーよりは、長所を生かしてご本人を生き生きと美しく見せる」ものではないかと私は思います。

そして、ビジネスの世界で頑張っておられる女性エグゼクティブ&キャリアの方々には、もう1つ、ご自身がどのような着こなしをされるか(更には、ヘア、メイク、持ち物、香りの演出も含めて)ということも、効果的なプレゼンテーションを行うための重要な構成要素の1つだということを踏まえた上で、

後になって、「このお洋服、買っといてよかったわ」と思って頂けるような商品をしっかりとおすすめすることが大切だと思います。

そんな風に、自信をもっておすすめするためには、メーカーさんの自社商品だろうが、仕入れ商品だろうが、自店の商品の感性や品質に自信がないと、絶対に無理ですよね!

素材や縫製の質を落として利益を上げる、なんてことは、いいもの、高いものを沢山お召しになっておられる方々には、通用しないように私は思います。

最後に、今日のエントリのヒントは、私がまだ駆け出しの業界人だった頃、私を鍛えてくれた先輩達から教わったノウハウです。この先輩達に鍛えて頂いていなければ、今の私は存在しなかったと思います。「ありがとうございます」。

「勝間和代さん」的なお客様は、手強い部分もあるかと思いますが、やはり、ファッション業界のプライスゾーンの高いところでご商売をなさっておられる皆様にとっては、上顧客なのではないかと、書きながら改めて感じました。

攻略法のポイントを3つだけ挙げろ、と言われたら、「商品知識、スピード、リスペクト」でしょうか。

特に、女性でも経営者の方々は、過酷な修羅場をくぐって大きくなっておられるので、人間力が高い方が多いように私は感じています。最後には、人間対人間、ということだと思います。

その前に、圧倒的な商品知識と接客の経験に基づくノウハウの蓄積→スピードというのは、ショップスタッフ各人が努力によって培っていくしかないように思いますが。

現役を遠のいて久しいのに、今日はかなり生意気を書いてしまってすみませんm(__)m 良かったら是非、皆様のご意見も聞かせてくださいね。

2009年1月13日 (火)

イオンレイクタウンの写真です

皆さーん、昨日のエントリの続き、越谷のイオンレイクタウンのお写真です。5枚しかございませんが、良かったらどうぞ。

その1:JRの越谷レイクタウン駅のホームから、ガラス窓越しに写したイオンレイクタウン。手前の建物は、kaze棟の更に手前(駅側)にあるレイクタウンゲート、奥にチラリと映っているのが、mori棟。


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その2:越谷レイクタウン駅の改札。大宮方面からの電車、船橋方面からの電車、どちらのホームから降りてくるお客様も、同じくらい混み合っていました。


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その3:改札を出ると、すぐ目の前が、レイクタウンゲートになっている。1Fにイオングループのコンビニ・ミニストップがあります。


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その4:レイクタウンの全景を写したいのだが、広すぎてとても無理・・・だと諦めた。その代わり、建物のすぐ横がどうなっているかを撮ってみた。見ての通り、今のところは、冬空の下にだだっ広い空き地が広がっている。


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その5:昨日買ったもの。ボブソンさんの黒のジーンズ「S.Q.J」は、kaze棟1FのP.P.Cパンツ工場さんにて、定価の約半額の5,000円と、お買い得。

それと、mori棟の3F、未来屋書店さんの隣に、面白いお店を発見!

「時代屋」さんという店名で、いわゆる戦国武将グッズが所狭しと並んでいる。

品揃えを見て、ある方のお顔が急に思い浮かんだ。何故かマイミクの、「もののふ」の田中さんのことだ。

「田中さんのTシャツが、ありそうだなぁ」と思ったら、思った通り、やっぱりありました(笑)。ボディは久米繊維工業さんの「QUALISMA 」である。

「これは、買ってけ、ってことだべな」と思って、越谷記念に豊臣秀吉の人生双六柄の半袖Tシャツ(3,990円)を1枚GETしました。

このお店って、見れば見るほど濃くてメチャメチャ面白いというか、ゆるキャラのひこにゃんグッズがあったりとか、ショップスタッフの可愛い女性が着物姿で接客して下さったりとか、そういうのもいいんですが、

さくらのツボに来たのは、時代小説など、書籍の品揃えが非常に良いこと!こういう本は、自分の好きな時代からでも、好きな作家からでも、徐々に世界を広げていけると思いますし、ここに来ればたぶん読後感を語り合える仲間が見つかる、そういう場なんだろうと思います。

本と雑貨が一緒に置いてあるのを見て、「ヴィレッジ・ヴァンガードがサブカル系文化&雑貨店なら、時代屋さんはレトロカルチャー系文化&雑貨店かも」なんて。テイストは違いますが、業態的には似ておりますね。

今週末には、歴史アイドルの美甘子さんも同店にご来店される♪そうなので、ファンの方は是非足を運んでみて下さい。


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2009年1月12日 (月)

郊外のエアポケット、地味系カジュアルと外資大箱の強さ目立つーイオンレイクタウン(越谷)ー

さてさて、3連休最後の今日は、少し遠出して、昨年2008年10月2日にグランドオープンして3か月余りが経過した越谷のイオンレイクタウンまで出かけて参りました。

こちらに行かれた方皆様がこぞっておっしゃっておられた通り、いやはや、とにかく、広い、でっかい商業施設なんですよね。現時点で日本最大の広さの商業施設らしいのだが、敷地面積261,633平方メートル、店舗面積218,483平方メートルもある。私の故郷のイオンモール倉敷が72,300平方メートルらしいので、その3倍以上もあるのだ!moriとkazeという2つのゾーンをさっと駆け足で回ったのだが、午後0時半から午後6時までかかってしまいました。結構、いい運動になります。

オープン前後に様々な媒体が取り上げていた、この商業施設さんのエコストアとしての環境への取り組み、そして、それをシンボライズするためのCI(mori、kazeのネーミングとロゴマーク、それぞれのコーポレイト・カラー)、それは本当に素晴らしいことで、イオンさんのことですからこれから息長く従業員の方やお客様を巻き込んだ活動を続けていって頂きたいと思います。

実は、12月頃、「イオンレイクタウンさんの平日の集客が落ちてきているらしいよ」という噂を小耳に挟んだりしていた。平日のいわゆる業界人の視察的な来店は、さすがに落ち着いてきているのかもしれないが、今日同所を訪ねてみた限りにおいては、一般のお客様の間には、まだまだオープン景気は続いているのではないかなぁと。JR武蔵野線の電車が越谷レイクタウン駅(2008年3月に新設されました)に停車するたびに、結構な数のお客様が降りてくるし、午後6時前、お店を出て帰路に向かう乗用車で道路は渋滞していた。

店内も、休日のららぽーとTokyo-Bayさんに匹敵するくらいの込み具合でしたからね。

ただ、正直なところ、お客様の買い方は、非常に渋いな、という印象を持ちました。不景気なので、無駄なものはなるべく買わないようにしよう、という感じをありありと受けたし、

お客様のファッション傾向も、非常に落ち着いた印象を受けた。行き帰りの電車の中でも、店内でも思ったのだが、ららぽーとTokyo-Bayさんの客層に比べて、ヤングのとんがったファッションのカップルや、ベビーカーを押している若夫婦などで、「昨日まで都心に出て行っていて結構オシャレにお金をかけていたので、本当はいろいろ買いたくてウズウズしている」ような雰囲気の人が非常に少ない。

来る時に、電車から見える風景が、背の高いマンションが少なく、田んぼだか荒れ地がずうっと広がっているような場所も部分的にあったりして、まるで故郷の岡山を彷彿とさせるような印象があったが、

お客様の堅実さ、真面目さも、岡山に匹敵するような感じを受けたのだ。

ここは、船橋のような準郊外ではなく、たぶん、完全な郊外なんですよね。

そのせいか、ファッション系のテナントさんでも、ベイクルーズさん系列とかJUNさんのアダムエロペとかシップスさんなどセレクトショップさんの郊外型業態とか、アパレルさんのちょっとお洒落なブランドなんかが、ほとんど見られなかったです。価格を少し上に上げて、感度軸も上げて・・・という戦い方が難しい立地だと見ておられるんだと思います。

価格にシビアで、堅実な方が多いとなると、売れているブランドは想像通り、「zara」「GAP」や、「スポーツオーソリティ」「ユニクロ」さんなどの大箱と、「グローバルワーク/アンダーカレント」「アパートバイローリーズ/ローリーズファーム」「アースミュージック&エコロジースーパープレミアムストア」さんのような地味系ロープライスカジュアルSPA、でありました。価格が値頃で、MDが尖りすぎておらず、客層が広い。

特に、この超大型SCの問題点なんですが、40代半ば以上50代、60代、70代のお客様に至るまで、ご来店はかなり多いんですがこういう方々向けのアパレルのショップが非常に欠落している。なので、「ユニクロ」さんはもちろんなんですが、「zara」「GAP」までもが一部40代、50代くらいの人までの受け皿になっている感すら受けました。「zara」の場合は、昔百貨店で買っていた人の好みにも相通じるエレガンスとかモードが入ったテイストですし、「zara」「GAP」双方とも、サイズには対応できますからね。この辺りは、もうちょっとイオンさん自体の運営なさっておられる「イオンスタイルストア」さんのコーナーできっちり品揃えされるべきではないかと私は思います。ヤングミセスは捨てて、中高年に絞ったっていいと思うくらいです。

ただ、イオンさんに関してはmori3Fのジャスコさんの子供コーナーが、非常に賑わっておりました。ここは、子供服だけでなくて、玩具売り場と、ミニゲームセンター的なコーナーと、子供が遊べるスペースとが全部揃っているんですよ。商業施設の中にいても小さい子供さんは退屈するばかりですからね。時間消費型施設だといっても、子供が喜ばない、子供を安心して遊ばせられないところには、若いママさんは来店しませんから、これは非常によい仕掛けだと思いました。

注目のファッション新業態3つについてですが、評判通り「アズール・バイ・マウジー」は大成功、「コーエン」と「イーブス」は少し苦戦なさっておられるのかなと思いました。

「アズール・バイ・マウジー」は、このコンサバなお客様が多い商業施設の中で、最も尖った客層を独り占めしておられる感じでしたね。レディスだけでなく、メンズも展開しておられるのが、集客につながっていましたよ。肝心のレディスのデニムは、棚2つ分の展開で、品薄気味だったんですが、それでも若いお洒落な子がどこからともなく群がってきておりました。マルキュー系の常識的な価格帯よりは安い、けど、感度的には非常に鋭い。ジモティの所得は低いけどお洒落な子を取り込む。地味系カジュアルとは、そこのところの方法論が違います。

この業態は、このまま全国展開可能でしょう。

「コーエン」さんは、今日付けの日経MJさんにも記事が出ていましたが、現状の価格帯では難しいみたいですね。特にメンズは、トラッドベースのいい商品企画なんですが、ひょっとしたらここまでのものは郊外や地方のお客様は求めておられないかもしれません。

「イーブズ」さんは、商品によって出来不出来に差があるように私はちょっと思ったんですが。ただ、新興企業さんが果敢に郊外型業態に挑戦される姿勢を高く評価したい。この企業さんならではの、独特の匂いのある商品企画には、魅力があります(卸型なら、これでもいけるんでしょうが)。

「コーエン」さん「イーブス」さんとも、アイテム別分類が非常に単調でした。VMDにも一工夫欲しいなと思います。

ファッションの話とは離れますが、これだけの広い施設を歩いているとおなかがすいたり喉が渇いたりするからか、飲食店はどこも非常に繁盛していましたね。

それと、「マルエツ」さんのVMDが、非常に良かったです。高い位置に「鮮魚」「総菜」などの文字を大きく表示し、全体像をわかりやすく示していること、埼玉県で取れた産直野菜のコーナー、冷凍食品を3種類の均一価格でくくりPRしていたり、パンのコーナーには竃も入れて焼きたてを販売するなど、思わず、「買って帰りたい」と思わせる迫力に満ちていました。

最後にまとめになりますが・・・。

このブログを書く前にネットで検索していて、イオンレイクタウンの年商目標を850億円と書いておられる方がおられたんで(しかも、わが業界ではない、別の業界の専門家の方のようでしたので)、思わず、「ほんまかいな?」と思ってしまったんですが・・・。

というのは、わが故郷のイオンモール倉敷さんが、店舗面積72,300平米に対して、今や年商400億円くらいになっているらしいということを聞いたことがあり・・・。

それに比べると、店舗面積218,483平米で850億円では、あまりにも効率が悪すぎるのでは、せめて1,000億円くらいは、と思ったりもするんですが・・・。

先程つらつらと書いてきた通り、商圏のお客様の特性、そして、現状では車で30分圏内に330万人ということらしいんですが、近々ららぽーとさん系列の、新三郷ららシティさんも出来ますんで、

そうなると集客力も下がってしまう、ということが予想されるので、固めの予想に抑えておられるのかもしれないなぁ、とも思います。

いずれは、開店景気も収まるはずなので、そうなってからが勝負でしょう。

各テナントさんがお客様を固定客化し、ケータイメルマガ送付などでしっかり再来店を促す仕組みを作ること、休日と平日の差が強まるでしょうから、売れる休日の日に販売員のシフトを集中し、タイムセールなどを行って売り場に活気を出し売り逃さないようにすること、などの工夫が必要だと思います。

それと、郊外だからといって、大手でなければ売れていない、ということは、実はない訳で、このSCさんでもやはり「ハートマーケット」さんは非常に素晴らしいVMD、品揃え、接客で、多分売り上げも好調なのではないかとお見受けしましたが、

郊外で通用するプライスラインの中でも、しっかり大手さんと差別化することは可能です。

それが出来ている企業さんは、565店舗ものテナントさんの中でも、その他大勢の中から頭ひとつ抜け出すことが出来るのではないかと、今日売り場を見ながら改めて感じました。

(長い文章になってしまったので、写真は明日、エントリを別にしてアップしますね!)

取材御礼ー(株)アクレ様サイトへのリンクを貼らせて頂きました

(今日はもう1つエントリをアップしておりますので、1つ下のエントリからお読み下さい)。

年末に、ケータイからアップしていたため、『ファッション販売』2月号で取り上げさせて頂いておりました(株)アクレ様の法人サイトへのリンクが貼れておりませんでした。申し訳ございませんでした。

12月28日(日)付けのエントリ「『ファッション販売』2月号に、(株)アクレ様について書かせて頂きました」文中に、ご紹介のリンクを貼らせて頂きました。

遅くなってしまって本当にすみません。お詫びの気持ちを込めて、このエントリの方にも、リンクは貼らせて頂きますので、皆様是非ご覧下さい。

(株)アクレ

2009年1月11日 (日)

「スティーブン・アラン」のレディスとか、「グリーン」のピンクとか、「ビューティフル・ピープル」のオンリーショップとか

この間、S研新聞のY地氏がスティーブン・アラン(Steven Alan)氏に似ているという小ネタを記したのだが、

その後何かの女性誌を読んでいて、「そういえば、『スティーブン・アラン』にはレディスもあったんだな」ということを再認識したんですよね。

何の雑誌だったか、申し訳ないが失念してしまったのだが、チェックのシャツワンピースが取り上げられていて、店舗名はUAさんのビューティ・アンド・ユースになっていた。

ということは、きっと店頭でも目にしていたかもしれないのだが、ひょっとしたら自分のサイズではなかったので、目にしていても目に入っていなかったのかもしれない。失礼しました。

アメリカのSteven Alanの公式サイトを見ると、予想通りその辺の問題は完璧にクリアされていて、レディスはXSからXLまでの展開である。メンズと同じで、明らかにシャツに強みのあるブランドで、2008/09AWの場合はトレンドのバッファローチェックなんかもきっちり揃っていた。

日本だとサイズがないなぁ、という方は米国から通販でお取り寄せ、というのもありだと思いますね。

話は飛躍するが、まあ業界の皆様方が同様の感想をお持ちだろうが、雑誌を細かく見ているといろいろとヒントになることがあって、ネット時代とは言えどもやはり買って熟読しなければプロとしては仕事にならないなぁ、というのが現時点での現実だと私は思っている。

特に、シーズンの立ち上がりの時期、雑誌社さんの編集者、スタイリストの方及び各ブランドのプレスの方がプッシュしておられるアイテムは、売れる可能性が大なんですよね。

この間、宝島社の『In Red』2月号を読んでいて目についたのは、2009SSを最後に休止してしまう「グリーン(green)」さんがやたらピンクを推しておられたこと!プレゼントにご提供しておられたピンクのスウェット素材のワンピースを始め、ピンクのトレンチコート、ピンクのシャツが誌面に登場、ピンクのオンパレードだった。

コレクションでは、結構ヌードカラーが出ていたんですが、あれはやはり黄色人種のアジア人には難しい色ですよね。ナチュカジ系の皆さんは春夏になると再びコットンとか麻に走り、色的にもナチュラルな色目に帰って行くと思うんですが、大人可愛い系とか、ゆったりシルエットではないピタッとした着こなしを好む皆さんは、不況で暗くなっている気持ちを明るい方向に↑↑↑するためには、やっぱり一番にチョイスしそうなのはピンクかなぁ、という気がしております。

たぶん私も、一番に買う春物はピンクになるかも、と思っているんですよね。

ピンクと言えば、同じ『In Red』2月号に出ていた「ビューティフル・ピープル(beautiful people)」のピンクのギンガムチェックのトレンチコートも、ファッション業界人以外の方にも売れそうな気がした。

昨日1月10日付けの繊研新聞さんには、ラフォーレ原宿さんの今春の改装で、同ブランド初のオンリーショップがオープンするという記事が掲載されていた。

「ビューティフル・ピープル」さんは、UAさんとかアクアガールさんとか、既に全国の有力セレクトショップの相当数の店舗に入っているんですが、ここに来て存在感をワンランクアップされるのではないかという気がします。

「スティーブン・アラン」「グリーン」と同じく、「○○ブランドと言えば○○だよね」という明確な切り口、一般の人が買いたくなるような鉄板アイテムを有しておられるのが強い。円高を背景に今春からセレクトショップさんは再びインポートの買い付けにシフトしますんで、ドメスティックブランドさんが安定した商売を作ろうと思えば、戦略的にそういう「ウリ」を作っていく必要があるのではないかと私は思います。

当方がご紹介するのもおこがましい話なんですが、「ビューティフル・ピープル」さんのサイトに2009SSのコレクションの動画がアップされておりますので、良かったらご覧ください。トレンチコートにしても、レザーのライダースジャケットにしても、「グリーン」さんと同じで、体型が細い方ならば、非常にかっこ良く着られるアイテムが揃っていると思います。

2009年1月10日 (土)

バンタン(Vantan)さんのクリエイティブ講座「DAY STUDIO 100」

昨年は、不景気と少子化、そして、ヤングの間でのファッション熱の低下などに危機感を抱いておられるファッション系専門学校さんの間で、新校舎の設立、地方有力都市への系列校の新設、自校の学生のみならず、外部のファッション業界関係者を巻き込んだ大規模なシンポジウムの開催等が相次いだ年で、

年が明けてからもますますその動きは強まってきているんですが、

バンタン(Vantan)さんも、昨年から少人数制の面白い講座を始めておられるようですね!

DAY STUDIO 100

一部、バンタンキャリアスクールの1日講座的な内容のものも含まれているんですが、多くの講師の方々が業界の著名人で、定員20名、受講料が1,000円から5,000円、しかも土日に開講しておられるので、認知度が上がってくれば、受講者の方はかなり増えてくるのではないかと思います。

この講座、東京だけでなく、大阪でも開講されておりますので、関西在住の皆さんにも朗報ですね!

一般の方の受講可能なものも多い、というのが、一つの特徴だと思います。

これだけの人気業界人を集めて、値ごろ感のある受講料でのセミナーが開催できるのは、卒業生とのネットワークがある学校さんならではの事業だと思います。それを、周囲をおおっと驚かせる規模=年間100連発で開催する、と言い切って実行して行かれているところに、同校の本気度の高さ、経営環境の急激な悪化に対する危機感の強さを感じます

コーチ、5年で50店ー中国に出店攻勢(H20.1.9日経MJ)

1月9日(金)付けの日経MJさんに、コーチチャイナのプレジデントであるチボー・ヴィレ氏を取材した記事が掲載されていた。

同紙によると、「中国、香港、マカオの中国圏内に今後5年間で50店出店する。現在の26店に比べ約3倍に増えることになる」「同地域の売上高は2008年6月期の3千万ドル(27億円)から、13年6月期に2億5千万ドル(225億円)に伸ばす計画だ」とのこと。

今年コーチジャパンが出版した書籍『コーチ 進化するブランド』によれば、コーチジャパンの2008年8月期の店舗数は149店、売上高は654億円なので、

2008年時点の日本対2013年の時点の中国を比較すると、売上高は日本が中国の2.92倍、1店舗当たりの売上高は日本の4.39億円に対して中国が2.96億円だから、

「中国ってまだまだだなぁ」と思えるかもしれませんが、

それは「今」の日本との比較であって、2013年になる頃には、観光客の需要で稼がなければ日本のコーチの売り上げはどんどん前年割れしていっているかもしれないと、私は思っております。

さて、いつ頃売上高で追い抜かれるか。要注目ですね。

ヴィレ氏は、インタビューに答えて「認知度を高めるのが第一段階」だと言い切っておられます。中国通の方々は皆さん口を揃えておっしゃっておられますが、中国では知名度のないブランドが売れる状況にはまだ全くなっていないというみたいで、コーチチャイナさんはそれが重々わかっておられるみたいですので、きっとご成功されるのではないかと思います。

この記事で目を惹いたのは、「同社の試算によると、中国の高級ハンドバッグ・アクセサリー市場の規模は現時点で12億ドル。これが13年までに25億ドルに拡大する」というくだり。ということは、2013年の時点で中国の高級ハンドバッグ・アクセサリー市場のシェア10%は取りたいという目標を持っておられるということなんですよね。

この分野に関しては、日本企業が割って入れる余地はないとしか思えないのが、非常に寂しいです・・・。

2009年1月 8日 (木)

女優の菅野美穂さんが女性誌の表紙に出まくっている

書店やコンビニで、「おやっ」と思われた方も多いと思うんですが、

女優の菅野美穂さんが、現在発売中の女性誌の表紙に出まくっておられますね。

集英社「モア」

宝島社「スプリング」

日経BP社「日経ウーマン」

宝島社「ステディ」

菅野さんは、笑顔が素敵な方で、さくらも大好きな女優さんであります。

昨夏gooランキングの結果で、「雑誌の表紙に載っていると買ってしまいたくなる有名人ランキング」のNo1に選ばれているようです。

今みたいな不景気な時代になってくると、モデルさんのようなトレンド先取り感の強い存在、とんがったキャラクターよりは、明るく、人間的にも丸みがあって、知名度の高い方の方が支持される、というのが世の常なんですが、

有力な雑誌社さんは、さすがにその辺のツボはしっかりと押さえておられますよね。この世界でも、やはり「不況に伴う一極集中」が始まっているように思います。

2009年1月 7日 (水)

眼鏡をかけたスティーブン・アラン(Steven Alan)氏って・・・

今日の小ネタは、わかる人にだけわかる内輪ネタってことで(笑)。

今日1月7日(水)付けの日経MJさんの「デザイン」のページに、アメリカのセレクトショップオーナーにして、自身のブランド「スティーブン・アラン・シャツ」で有名なスティーブン・アラン(Steven Alan)氏へのインタビュー記事が掲載されていた。

その記事の写真をぱっと見て思ったんだけど、スティーブン・アラン氏はS研新聞さんの展示会ご担当のY地さんに、チラ見すると似てますねぇ。一度並んで立ってみてほしいなぁ、なんて思う程であります。

但し、スキンヘッドのスティーブン・アラン氏が、眼鏡をかければ、の条件付きなんですが。

そう思って、さっきからネット上でかなり画像を探してみたんですが、どうも、今までのお写真でアイウェア着用のものは見当たらないようであります。ひょっとして、最近視力が落ちて、眼鏡派になられたのかなぁ、なんて。

すみません、どうでもいい方には、どうでもいいネタですね。ご参考までに、眼鏡なしのスティーブン・アラン氏の画像が掲載されております、「Refine29」のサイトにリンクを貼っておきます。

Refine29

このインタビュー記事の中で、アラン氏は、「品ぞろえで他店と差別化できない百貨店は今後生き残りが難しくなる」「この店にしかないというユニークさが必須となる」と語っておられますが、全く同感であります。

2009年1月 6日 (火)

米国ウォルマート(Walmart)のYouTubeを使った「Money Saves Tips Contests」

暇つぶしにネットサーフィンしていたら、こんな面白いキャンペーンを発見してしまった。

YouTubeーWalmartさんのチャンネル

日本では苦戦しておられますが、流石に本家アメリカでは、絶好調ですねぇ、ウォルマート(Walmart)様は!


アメリカでは、アマゾンでもそうなんですが、一般の方がガンガンビデオ投稿される時代になっちゃってるんですよね。なかなかに、面白いマーケティング方法だと思います。

2009年1月 5日 (月)

続・バーゲン

昨日バーゲンに行って感じたことを幾つか補足します。

1.やっぱり不景気!?

バーゲン3日目にしては、来店客数はそこそこあるように思ったのだが、お客様の買い方はやっぱりちょっと慎重になっておられるんじゃないかな、という気がしましたね。

夜用事があったので、午後4時半過ぎには新宿を出たから、閉店まで見届けた訳ではないので言い切ることは出来ないのだが、コートが入っているような大きなキャリーバッグを持っている人や、両手一杯に紙袋を抱えているような人をほとんど見かけなかったので。

それに何より、お客様の会話を聞いていると、一番それがよくわかったのだ。カップルで来ている女性が、パートナーの男性に向かって「無駄なものは買わないようにしなきゃ」などと言っておられる、そういう会話を3回も聞いてしまったので。

新聞報道によると、初売りの売り上げも前年を下回ったようだし、バーゲンについてはどういう結果が出るのか、まだ1月末までには期間があるので、動静を注目したい。

しかし皆様、ものは考えようで、「皆が買い控えているから、いい物がまだ残っている」ということもありますから、他人の意見には惑わされず、ご自身の収入及びライフスタイルに合わせて、欲しい物があるのなら、今が買い時かも!

(さくらはちなみに、業界人っぽくないんですが、ワードローブのバリエーションを増やすために「買いたいものリスト」を作っていて、毎日書き足したり眺めたりしております。アイテム別の所有数も、時々数えてそのリストに書いたりしています。衝動買いしつつも、実は密かに計画的、なんですよ・・・笑)。

2.ついで買い、思い出し買いを誘う伊勢丹さんの陳列術

昨日非常に感心したのは、伊勢丹さんのVMDだ。

2Fのザ・メッセージの横に通常は4Fのリ・スタイルで展開している「ミナ・ペルホネン」があったので、「おやっ」と思ったのだが、

他にも、3Fのプライムガーデンの、「ホンマ」や「イントゥーカ」などドメスティックのミセス向けブランドの横に「マックスマーラ」のコートを固めて持ってきていたり、

4Fのリ・スタイルには、1Fから大量に「サルトル」のブーツを移動させたりと、

部署の枠を超えてVMDをセール向けに組み直しておられた。

「このブランドのお客様だったら、こちらもついで買いされるかも」という発想で、非常にいいアイデアだと思う。商品を運び、陳列をし直し、レジの計上方法も変えるなど、面倒なことも多いが、そういう努力、気づいたことはすぐに売り場に反映する努力がないと、こういう厳しい時代は乗り切ってはいけないのではないかと感じた次第である。

3.ポスト「Green(グリーン)」を担うブランドは?

4Fのリ・スタイルの前では、元気な男性社員が「さぁ、『グリーン』がお買い得、お買い得」と何度も連呼しており、商品もかなり大量に展開されていた。

その風景を見ながらふと思ったのだが、「グリーン」さんが休止しちゃったら、リ・スタイルさんのこの一等地、今グリーンが置かれている場所には、どんなブランドが展開されるようになるんだろうかと。

「グリーン」さんって、ファッション業界外の、一般の方にも知名度と人気がかなりあったように思うんですよね(さくらの周りの業界外の女性でも、ファンの方がおられました)。正直、東コレ系のブランドさんでは、そういう広がりを持ったブランドは数は少ないと私は思う。

トラッドベースで着こなしがしやすいこと、残念ながら私のような大柄な人間には絶対に着用不能な、今時の細身な女性にぴったりのピタピタのスキニーなラインが、既存のMDブランドのちょっとぼてっとした服では満足できない層に受けたんじゃないだろうか。

さくらの想像ですが、ポスト「グリーン」も、やっぱりトラッドベースなブランドになるような気がする。やっぱり、多くのセレクトショップさんのMDの根っこには、トラッドが息づいているように思うし、一般の人の多くもバリバリの個性派モード系よりはトラッドの方を好む。

何せ、「グリーン」だったら、大概の会社に着ていける服じゃないですか。

前にも書いたことがあるんですが、独創的なデザインを生み出すためには、その前に既にファッション業界に存在するもの(過去の歴史とファッションの基本)を知ることの方が先なんじゃないかと。特にメンズは、トラッドを十二分に研究すればそれでもう業界ではご飯は食べていけるだろうし、レディスでもその応用で手堅い商売は可能だろう。

不況の今、ポスト「グリーン」のポジションを取るのは、私は恐らく、トラッドを現代的な解釈で昇華したブランドではないかという気がする。単なる見せ筋ではなく、売り上げが上がるブランドをショップさんは喉から手が出るくらいに求めておられると思うので。

4.まともなスーツやコートがないっ!!低価格カジュアルブームを勘違いするな。

いやぁ〜、伊勢丹さんルミネさんを見て思ったんですが、ほんと、まともなスーツやコートが全然ないんですよね。

ルミネさんのテナントさんであるセレクトショップさんを筆頭に、猫も杓子もカジュアルカジュアル。コート類は結構品揃えされてはいるんですが、セレクトさんのオリジナルのコートの素材感や縫製を見ると、正直げんなり、という感じである。

「世の中は不景気になっている。「ユニクロ」やファストファッションブランドに負けないよう、うちも価格を下げて対抗しよう」ということなのか・・・しかし、質がいいものが安くなるんならいいんですが、素材や縫製の質を下げて安く、というのは、いかがなものかという気がする。

特に、カジュアルとスーツ、ヤング向けのものと、営業職の人が会社で着る仕事着や、年収1,000万円以上の女性エグゼクティブ向けのスーツは、根本的に違うものだと私は思うのだが。世の中には、仕事に「ユニクロ」さんは着てはいけないという職種も沢山あるし、社会的地位やTPOに応じた応分のマナーというものもある。

さくらの知人のファッション業界外のある女性は、最近、「仕事着には『アンタイトル』や『リフレクト』『23区』を買う」と言っていましたし、私自身も今日は年始の挨拶回りの日だったので、「Y's(ワイズ)」のコートの下には、某縫製工場さん謹製の黒のスーツを着て出勤しました。年明けの初出勤には、中にはお着物という方もおられたと思うし。

ファッション業界が対象とする領域は、カジュアル(それもロープライスの)のみではない。確かに今は不景気で、ヤングや主婦層を中心になるべく安くていい物を買いたいという方々も多いが、それ以外の多種多様なニーズもある。

平場ブランドの通勤着及び、ミドルアッパープライス〜アッパープライスのキャリア服、そして、パーティーの時に大人が着用できるドレスなどを、もっともっと充実させて欲しいと、私は思います。少なくとも私個人は、カジュアルではロープライスのものも買いますが、重衣料の仕事着では絶対に形崩れしたようなスーツは買う気はありませんので。

アパレルさんには、それぞれのブランドのお客様の要望を見失わないで頂きたいなぁ、そして、本当に着心地がよい服、日本人の体型に合っていて、働く女性が生き生きと美しく見える服を開発して頂きたい。そして、百貨店さんには、そういう品格のある美しい服をきちっと品揃えして頂きたいなと心から思います。

2009年1月 4日 (日)

バーゲンハンターさくら(笑)ーやっぱりバーゲンが好き、の巻ー

一昨日は移動、昨日は仕事があったため自重していたのだが、我慢しきれなくなって今日はお昼前から、「行くぞバーゲン」(笑)と意気込んで、新宿方面へとすっ飛んで行ったのである。

一番に伊勢丹新宿店に向かったのだが、いつもならば買えもしないのに「何かいいのないかなぁ」とインポートの服飾雑貨やお洋服を相当物色するのだが、今日は行く前から、それは止めよう、とだけは心に決めていた。

何故なら、2008〜09秋冬シーズンに関しては、まだユーロ高の価格設定になっていて「インポートは3割引になったとしても明らかに割高」とわかっていたからだ。

従って本日のさくらのテーマは「ドメスティックな高感度商品、良質商品を狙うべし」であります。

一番にとあるブランドのコートを少し見て、「でも、絶対に買わなきゃならないものから先に」と思い直し、今着用している物が相当に傷んできている黒のミドルゲージ〜ハイゲージの長袖セーターを買うために3Fのプライムガーデンへ。

ここに行けば、必ずLサイズがあるから安心なのだ(^^)

最初、ワゴンの中に入っていたタートルネックのウールのセーター(安くなって12,000円くらい)を見ていたのだが、横のカウンターにカシミア100%、国内メーカーによる中国生産のプライムガーデンオリジナルのVネックがあることを発見!お値段が15,750円と、3,000円ほど高くなるが、肌触りがよく、安物のカシミアにありがちなだれた感じもなかったので、こちらに変更。

伊勢丹さんにはロロピアーナの糸を使った日本のメーカーによるもうワンランク上のカシミアも置いてありました。私のようにサイズが大きめの方で「絶対カシミアが欲しい」という方には、おすすめの売り場だと思います。

続いて、ここでは相当に試着に時間を取られることを覚悟しながら、1Fの婦人靴売り場へ。

ざっと売り場を見渡した感じでは、「もう、かなり売れてしまっているな」と・・・。今日はもうバーゲン3日目なので、仕方のないことである。方針を「ドメスティックデザイナー(日本の靴クリエーター)のブランドで、デザインに固執せず、残っているものの中から足に合うものを探す」ことに決めて、物色を開始した。

最初、「ヤスココジマ」の靴を何足か試着するも、実は私が一番気に入っていた、鳩目だけがついていてシューレースのない、履きかけのようなデザインの靴は、定番品なのでお安くはならないことが判明。他に残っていた24.5センチの靴も、幅が少しきつめだったので、今回は諦めることに。

ちなみに、「ヤスココジマ」は、岡山在住の皆様は天満屋倉敷店さんに行けばほぼフルラインナップじゃないかというくらいしっかり揃っております(私も今度は帰省した時に買うかもしれません)。テイストは「アルフレッド・バニスター」とナチュカジの中間、という感じで、革がやわらかく、足になじみやすい靴のように思います。

続いて、「OTO(オト)」と、国内ブランドではないがインポートの中では値頃な「ロートレ・ショーズ」の中から1型ずつをチョイスし、24.5センチを持ってきてもらおうとしたのだが、「ロートレ・ショーズ」の方は既に売れていたので「OTO」のみを履いてみた。

ところが、こちらも完全なジャストサイズ、という感じで、足が疲れてきた時に大丈夫かな・・・とちょっと躊躇していたところ、25.0センチも運良く残っており、こちらならば多少のゆるみもあって私のような大足の人間でも大丈夫だったので、喜んで購入致しました。

自宅に帰って気づいたのですが、型押しの革はゴート(やぎ)らしいんですね。先の方の黒い部分はハラコで、大人っぽい雰囲気です。手持ちの某縫製工場さん謹製の黒のスーツとか、「アルマーニ・コレッツィオー二」のサンドベージュのセットアップとか、きちんと感のあるスタイルの時に合わせたら素敵だろうな、なんて。

こちらの靴は、お安くなって消費税込み24,150円也。

この2つだけで今日はもう止めようか、とりあえず売り場だけ見て帰ろう、と思って新宿ルミネ1に移動してブラブラしていたところ、見つけてしまったんですよね、掘り出し物を。

3Fの「ミニョン」さんで、「mando(マンド)」のワーク調のブルゾンコートが、3割引の34,545円になっていたのだ。カーキ色と黒色の2色が1枚ずつ店頭に出ていた。サイズはワンサイズの38号だったが、着てみるとちょうど良い。

今年はコートは買わないつもりだったのと(なんせ、年末にパソコンを2台も買うはめになっちゃったんで)、ついついワーク&ミリタリーっぽいものばかり買ってしまう傾向にあるので、ちょっと迷ったのだが、「出会った時が買い時」ということで、「えいっ」と思って、買ってしまいました(笑)。

ということで、「不景気だし、最近ちょっとお金を使いすぎているから、バーゲンは2点でやめておこう」と思っても、やっぱり3点は買ってしまうさくらなのでありました。

嗚呼、でも、こうやっていい物をGETできた時の満足感といったら・・・(極上!)。プロパーをじっくり見て買う時とはまた違った、ハイテンションの中での買い物、残り物の中から掘り出し物を探し出せた時の満足感、心地よい疲労感は、何者にも代え難いものがあります。

自分はやっぱりバーゲンが好きなんだろうなと、改めて再確認した1日でありました。

(本日の戦利品のお写真です↓↓↓)


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2009年繊維ファッション業界大予測(下)

昨日のエントリの続編「2009年繊維ファッション業界大予測(下)」です。
今日の記述には繊維以外の、ライフスタイルビジネス全般、そして、ファッション業界の販促に欠かせないメディアに関する領域を含めております。

【メディア】
・4大メディア・・・いわゆる4大メディア(新聞、TV、ラジオ、雑誌)は不況とネット広告へのシフトによる広告費減に苦しむ。全国紙の解体・再編がそろそろ始まるかも?2008年に続き、雑誌の休刊が相次ぎ、ファッション雑誌も一番誌からせいぜい二番誌への読者の集中が進む。

・ネットメディア・・・大手〜中堅企業の広告戦略がインターネットに一層シフトする。PPC広告、ポータルサイトへのバナー広告等以外に、自社の独自ドメインによるネット通販を一種のメディアとして強化する動きが進む。ファッション分野の大手ブランド集積型サイトが消費者のくちコミも活用しながら巨大メディア化する。先行する大手を追うファッションビル系のサイトによる、リアルイベントと連携したプロモーションが活発化する。

・個人・・・マスコミ出身者、フリーのエディターやカメラマン、クリエーター、個店型専門店、学生などの中から、尖った個性もしくは編集力をもつ人材複数名の連携による新しいネットメディアが誕生するか?

【クリエーター】
・売り上げ不振に悩み、集客を強化したい百貨店業界や、ファッションビルなどからの、催事の勧誘は返って活発化する(条件の善し悪しは別として)。

・厳しい局面を打開するため、複数のクリエーターが集まって合同で販売イベントを行ったり、ショールーム兼セレクトショップを共同で出店するケースが増える。

・メディアの項目で述べた通り、Webでの発信を強化するクリエーターが増え、Web上での仲間同士の連携も増える。クリエーターブロガーの中から出版につながるケースも。

・不況で会社が暇になるため、レベルの高い週末クリエーターが登場する可能性あり。ナチュカジブームに乗った30代の主婦クリエーターも引き続き注目される。

・アパレルよりも、1点単価が低い靴下、キャンドル、アクセサリーや、ナチュカジ系の本物志向、長く愛用できるバッグ、革小物、靴、ストールなどの単品、食やインテリア、生活雑貨寄りのライフスタイルを豊かにするという切り口が有望か。

年末年始の一般紙や業界紙各紙の論調、そして、皆様から頂いた年賀状や年賀メール、年賀ブログ等を見ながら感じたのですが、総論としては、昨年よりも実際に多くの人の所得が下がってくる今年からが、単なる心理的な不景気ではない、本当の不景気の始まりで、一層厳しくなる、ということにならざるを得ないのではないかと思います。

ただ、ファッション業界及びファッション業界周りの全ての企業及び個人事業主が厳しくなっていく訳ではなく、

「資金力があってファッション感度が高い商品をタイムリーに低価格で提供できる大手企業」「資金力があってコモデティ商品を低価格で提供できる大手企業」にとっては、逆にお客様を集中的に集めることが出来る絶好のチャンスですし、

「財務体質が強いため、一時的に数年間売り上げを落としたとしても耐えることが可能な大手企業」ならば、この未曾有の不況期は、この間経営が悪化しているが、市場性が高く立て直しが可能な企業をM&Aするこれまた絶好のチャンス、ということになります。

また、小企業及び個人事業主でも、「財務的な背景を有する(小さい規模なりに資金調達力があり会計管理をきちんと行っている)」「商品力が高い」「不況期でも買いやすいテイスト、価格帯にはまっている」「しっかりした事業計画を有する」場合は、有力百貨店と言えども極めて厳しい状況に陥っている今だからこそ、売り上げを確実に作ってくれる力のある小企業、個人事業主にオファーが集中する、ということになってくるのではないでしょうか。

今年のファッション業界では、企業規模の大小を問わず、「力のあるものへの集中化」が雪崩を打って起こってくるのではないかと私は思っております。

逆に、企業さん、個人事業主さんの立場から見ると、自社が「財務体質が強いし、この不況だからこそ、売り上げが伸ばせそう」なのか、「不況だけど、意外と影響は受けにくい」のか、「売り上げが大幅減しそう」なのかによって、取るべき戦略は変わってくると思います。

2.2009年ファッション業界のキーワード

次に、今年経営戦略や商品企画を考える上で意識すべきポイントではないかと私が思っているものを列挙したいと思います。

・ライフスタイル(くらし)の変化

・エコ

・ネット

・新興マーケット(特にアジア)

「ライフスタイル(くらし)の変化」の中では、昨年からみられる「巣ごもりブーム」→おうちカジュアルとか、ナチュカジ以外に、今年は「NPO」とか「医療、福祉」という要素が浮上する可能性があるのでは、と感じています。

ファッション業界の一般的な企業が比較的苦手とする事柄だと思いますので、意外と、業界外から参入し成功する人が出てくるかもしれませんね。

2009年1月 3日 (土)

2009年繊維ファッション業界大予測(上)

皆さーん、改めまして明けましておめでとうございます。本日の午後には岡山市内の幾つかの商業施設にも寄ってから、新幹線に乗って今東京に戻って参りました。売り場の空気を吸えば、正月気分は完全に抜けて、仕事モード全開です。早速、今年2009年の繊維ファッション業界がどういう方向に向かうのか、私なりの「勝手に大予想」の内容を綴ってみたいと思います。

なお、ここに書いてあることは、私一人が独創的に考えたアイデアでも何でもなく、本業やジャーナリスト業の方でお世話になっている多くの業界の皆様の知見や、アンテナが立った皆様方が既にそういった方向に向かって走っておられるのを見聞きした内容をまとめたものです。

こういう厳しい時代に、私が元気に活動できるのも、そういう諸先輩方、友人・知人の皆様のお陰だと思っております。心より感謝申し上げますm(__)m

さて、今年は、【川上】【川中】【川下】【メディア】【クリエーター】の5つの分野について簡単に予測を述べた後、経営戦略や商品企画を考える上で重要だと思われるキーワードを挙げさせて頂こうと思います。

よかったらぜひ、皆様のご意見も聞かせてください。よろしくお願いします。

1.分野別動向予測

【川上】
・商社・・・企業間の戦略格差一層強まる(収益性の低い繊維部門から一層手を引いていく企業、強い財務体質を背景にM&Aやリテイル、ネット通販・TV通販を積極的に進める企業、OEMに徹していく企業の3タイプに分かれる)。

・有力テキスタイルメーカー・・・円高は輸出には不利だが、国内トップゾーンの企業はプルミエール・ヴィジョンなどの海外展示会への出展+営業活動で欧米のラグジュアリーブランドに拡販、という戦略を取り続ける。それをやりながらも、次の市場である中国、ロシア、中東などの新興国のアパレルをどう攻略するかが課題。

・合繊メーカー・・・要注目!自動車産業の不振は、この業界に痛打を与えている。大手(東レ、帝人ファイバー)がこれからどのような方向で技術開発、マーケティングを行っていくかに注目したい。

【川中】
・ミドルプライス以上の価格帯のアパレル・・・不景気による消費不振で特に旧来型の百貨店アパレル、量販店アパレル、専門店アパレルの売上高が苦戦。

・ロープライス(低価格帯)アパレル・・・渋谷109系ブランドを筆頭に5,000円でおつりのくる商品を揃えた高感度高速回転型アパレルの多くは、不況の影響は受けにくい。デニムというキーアイテムを武器に、SPA化を進めるバロックジャパンリミテッドの快進撃は続く。

・ナチュカジアパレル・・・季刊の雑誌で10万部という、イイ感じの規模、ゆるりとしたペースで広がっているテイストなので、流れは継続しそう。

【川下】
・ラグジュアリーブランド・・・円高差益還元の名目の下に値下げするブランドは更に増えるが、売上高の苦戦続く。広告プロモーションは日本から中国を筆頭とする経済が好調な国に一層シフト。地方の採算性の悪い店舗の閉鎖も始まるか?

・百貨店・・・いち早く大手同士による業界再編は終えたものの、“冬の時代”は続く。

・駅ビル・・・百貨店よりは安く、便利な場所にあって営業時間が長い駅ビルもまずまず堅調なのでは?最近、東京だけでなく横浜でも今回岡山でも感じたが、元々は若い客層が多いというのが強みだったが、娘さんに連れられて百貨店ではなく駅ビルに向かうお母さんが増えているのではないかという感じも受ける。ショップスタッフのレベルが上がり、今の時代数少ない勢いがある業態の1つ。

・海外ファストファッションブランド・・・「zara」「トップショップ」「H&M」に続いて、2009年は「フォーエバー21」「アバークロンビーアンドフィッチ」の日本出店が決まっている。また、「H&M」に関しては、大阪出店、郊外型SCへの出店も発表されており、本腰を入れた多店舗展開になることが見込まれる。

海外ファストファッション企業の数が増えることによって、バタくさいデザインへの違和感を日本人が徐々に感じなくなってくる筈。その前にもう既に素材の善し悪しへのこだわりが薄れてしまっているヤングに対し、安さと目新しいデザインをスピーディーに提供し、ローコストを維持できる仕組みを確立できている企業ならば、多店舗化できる可能性は大。

・ユニクロ・・・不況はユニクロにとってはこの上ないチャンス。2009年は再び、M&Aもありか?(アナリストの皆様、本気で読まないで・・・笑。根拠のある記述ではありません。単なるヤマ勘です)。

・国内ロープライス(低価格型)SPA・・・「ローリーズファーム」「アースミュージックアンドエコロジー」などを筆頭にした、地味系カジュアルは、ピュアヤングから団塊ジュニアくらいまでの支持を幅広く集めて、益々元気になるのではなかろうか。何と言っても安い、そして、とんがりすぎておらず、さりげなくおしゃれ、着回しも効きやすい、近場で買える。

この辺の小売り発のブランドは、モードという感覚が元々なく、顧客の動向を見ながら、ある時はアメカジっぽかったり、ある時はフレンチカジュアルっぽかったり、今はナチュカジの影響が相当あったりと、融通無碍に変化する力があるところが強い。非常に日本的(土着的)で、「セクシー入ってない」ので、外資系SPA(外資系ファストファッションブランド)の影響は当面はあまりないのではないかと私は思う。

・セレクトショップ・・・要注目!未曾有の不況に対し、そして、市場全体が低価格化していく中で、今後の方向性をどのように持って行くのか、これから益々、企業によって戦略の差が拡大するのでは?私は強く注目しています。

・ネット通販・・・本ブログでは取り上げません{近日中に『両国さくらのネットで☆ファッション☆』(http://www.apalog.com/sakura)の中で触れたいと思います}。

長くなってきたので、続きは明日以降に!

2009年1月 1日 (木)

謹賀新年2009

明けましておめでとうございます。
2009年の私のマイ・テーマは、次の3つです。
・起業家精神
・良質な情報、知識のインプット
・複眼的思考
仕事やプライベートでお世話になっております皆様方と共に、毎日を明るく、楽しく、生き生きと過ごしていきたいと思っております。本年も宜しくお願い申し上げますm(__)m

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