「スティーブン・アラン」のレディスとか、「グリーン」のピンクとか、「ビューティフル・ピープル」のオンリーショップとか
この間、S研新聞のY地氏がスティーブン・アラン(Steven Alan)氏に似ているという小ネタを記したのだが、
その後何かの女性誌を読んでいて、「そういえば、『スティーブン・アラン』にはレディスもあったんだな」ということを再認識したんですよね。
何の雑誌だったか、申し訳ないが失念してしまったのだが、チェックのシャツワンピースが取り上げられていて、店舗名はUAさんのビューティ・アンド・ユースになっていた。
ということは、きっと店頭でも目にしていたかもしれないのだが、ひょっとしたら自分のサイズではなかったので、目にしていても目に入っていなかったのかもしれない。失礼しました。
アメリカのSteven Alanの公式サイトを見ると、予想通りその辺の問題は完璧にクリアされていて、レディスはXSからXLまでの展開である。メンズと同じで、明らかにシャツに強みのあるブランドで、2008/09AWの場合はトレンドのバッファローチェックなんかもきっちり揃っていた。
日本だとサイズがないなぁ、という方は米国から通販でお取り寄せ、というのもありだと思いますね。
話は飛躍するが、まあ業界の皆様方が同様の感想をお持ちだろうが、雑誌を細かく見ているといろいろとヒントになることがあって、ネット時代とは言えどもやはり買って熟読しなければプロとしては仕事にならないなぁ、というのが現時点での現実だと私は思っている。
特に、シーズンの立ち上がりの時期、雑誌社さんの編集者、スタイリストの方及び各ブランドのプレスの方がプッシュしておられるアイテムは、売れる可能性が大なんですよね。
この間、宝島社の『In Red』2月号を読んでいて目についたのは、2009SSを最後に休止してしまう「グリーン(green)」さんがやたらピンクを推しておられたこと!プレゼントにご提供しておられたピンクのスウェット素材のワンピースを始め、ピンクのトレンチコート、ピンクのシャツが誌面に登場、ピンクのオンパレードだった。
コレクションでは、結構ヌードカラーが出ていたんですが、あれはやはり黄色人種のアジア人には難しい色ですよね。ナチュカジ系の皆さんは春夏になると再びコットンとか麻に走り、色的にもナチュラルな色目に帰って行くと思うんですが、大人可愛い系とか、ゆったりシルエットではないピタッとした着こなしを好む皆さんは、不況で暗くなっている気持ちを明るい方向に↑↑↑するためには、やっぱり一番にチョイスしそうなのはピンクかなぁ、という気がしております。
たぶん私も、一番に買う春物はピンクになるかも、と思っているんですよね。
ピンクと言えば、同じ『In Red』2月号に出ていた「ビューティフル・ピープル(beautiful people)」のピンクのギンガムチェックのトレンチコートも、ファッション業界人以外の方にも売れそうな気がした。
昨日1月10日付けの繊研新聞さんには、ラフォーレ原宿さんの今春の改装で、同ブランド初のオンリーショップがオープンするという記事が掲載されていた。
「ビューティフル・ピープル」さんは、UAさんとかアクアガールさんとか、既に全国の有力セレクトショップの相当数の店舗に入っているんですが、ここに来て存在感をワンランクアップされるのではないかという気がします。
「スティーブン・アラン」「グリーン」と同じく、「○○ブランドと言えば○○だよね」という明確な切り口、一般の人が買いたくなるような鉄板アイテムを有しておられるのが強い。円高を背景に今春からセレクトショップさんは再びインポートの買い付けにシフトしますんで、ドメスティックブランドさんが安定した商売を作ろうと思えば、戦略的にそういう「ウリ」を作っていく必要があるのではないかと私は思います。
当方がご紹介するのもおこがましい話なんですが、「ビューティフル・ピープル」さんのサイトに2009SSのコレクションの動画がアップされておりますので、良かったらご覧ください。トレンチコートにしても、レザーのライダースジャケットにしても、「グリーン」さんと同じで、体型が細い方ならば、非常にかっこ良く着られるアイテムが揃っていると思います。
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