プルミエール・ヴィジョンに中国企業1社が初出展ー山東如意集団ー
繊研新聞さんや日本繊維新聞さんなどに小さく取り上げられていたが、世界のテキスタイルトレンドに最も影響力があるパリのテキスタイル見本市「プルミエール・ヴィジョン」の2010年S/S展に、中国のテキスタイルメーカーが史上初の出展を果たしたそうだ。
その企業さんの名前は、山東如意集団。ホームページを見る限りでは、かなり立派な企業さんのようだ。B2Bサイトのアリババにもご登録なさっておられるようですね。
ちょっと気になったのは、こちらのAWIさんの記事と繊研新聞さんの2月19日(木)付けの記事「ドバイ、日本にオフィス開設予定ー山東如意集団ー」という記事に登場する数字がかなり違っていた点だ。
AWIさんの記事では、年産能力について「梳毛織物で年産800万米」、生地の価格については「スーパー100's級で輸出単価は1米当たり12ドル」と記されているが、繊研さんでは、「生地の平均価格は1メートル35ドル」、生地の生産能力は「年1600万メートル(150センチ幅)」となっている。
まあ、何を基準に話すかによって、この種の問いへの回答は変わってくるとは思うが、「1メートル35ドル」というと、確かに相当に高級な部類に入ってきますよね。現物を見ていないので何とも言えないのだが、カシミアなど、原料からして高い素材を使った織物も沢山出展しておられたのだろうか。
繊研新聞さんの記事によると、同社は対米輸出の落ち込みをカバーするため「半年以内にドバイと日本にオフィスを設立する予定だ」(同紙より引用)とのこと。高級ゾーンをヨーロッパと日本の企業が独占出来る時代では、徐々になくなりつつあるようですね。
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