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2009年2月22日 (日)

国際化出来ない展示会は生き残れない

昨日、一昨日と、2日間もブログをお休みしてしまってごめんなさい。もちろん、仕事もあったのだが、1月のIFF、そして、今週開催されたroomsとフロンティアという、3つの大型展示会について記そうと思いつつも、昨今の経済環境の厳しさ、そして、出展者、来場者、主催者の中に含まれている、知人や当方が陰ながらサポートしている企業さん達の真剣なお顔を思い浮かべると、一歩引いたところから白々しいことを書くのが何だか辛くて、ちょっと腰が引けてしまった、というのも、正直なところだ。

合同展示会は「win-and-win」でなければならないという表現を、主催者はもとより、出展者や来場者の方々からもちょくちょく耳にするが、それは本当のことで、特に、出展者と来場者の間の微妙なバランスが崩れてしまうと、合同展示会は一気に衰退してしまうように感じている。

来場者側から言うと、「新しい出展者が出ている」「旧来から出展している企業及びクリエーターから、新鮮味のある商品が出ている」ということがニーズなのだろうし、

出展者側からいうと、「新しいお店が来場している」「有力な既存店のバイヤーと接触できる」ということなのだろう。

仲間うち数社で始めた合同展が大概駄目になってしまうのは、出展者側の顔ぶれが限られている上に、仲間内で所有している顧客名簿には限りがあって、業界紙などでPRを行ったとしても集客が頭打ちになってしまうからである。

ところが、最近は、そこそこ規模の大きな合同展示会、有力なオーガナイザーが率いる有力な出展者を揃えた合同展示会すら、存続が厳しい状況になってきている。

日本独特の「委託」や「月末返品」という商慣習や、高価格帯のゾーンでは百貨店が強いという市場環境が存在したため、日本で専門店向けの合同展示会ビジネスが発達したのはこの10年ほどの出来事だ。それがもう、あるゾーンでは衰退に向かっているというのは、衝撃的な事実であり、業界の現場に生きる私達は、そういう現実を見据えた上で次の手を考えていかなければならないと思う。

価格帯の低いゾーンで合同展示会が成り立ちにくくなってきたのは、情報システム化の進展と中国や韓国などでの海外生産の仕組みの発達をうまくリンクさせたSPA(製造小売業)の方向に、有力なアパレルも小売業もこぞって進んでいったからである。地方の個店でも、勝ち組と呼ばれるところはこの方向に既にシフトしている。

ただ、2003,4年頃から昨年くらいまでは、新興のネット通販企業という、新しい買い手の来場が、実店舗の小売店の来場減をカバーしていた。それもひととおり行き渡って踊り場を迎えたため、出展者にとってメリットがなくなった、ということなのだと思う。

それに加えてこの100年に1度の大不況・・・地方の百貨店、専門店さんは今、東京への無駄な出張旅費を極限まで押さえておられる。通常の展示会で来場者数が減って行くのは、まずは当たり前の結果だと見てよいだろう。

そんな中で、roomsさんがファッション業界内でひとり勝ち的な来場者数の伸びを見せておられるのは、特筆すべきことだ。

roomsさんは、少し前に「出展者の半数は海外勢にしたい」という趣旨のことを日本繊維新聞さんのインタビューに対して答えておられたが、いち早くそういう方向に向けて努力なさっておられることが、出展者の減少を最小限に食い止める効果につながっていると思うし、来場者にも歓迎されていると思うのだ。

海外からの出展者も、ホテル内で開かれているプレタの専門店向けの各国の展示会と比べて、若く、アドバンストなイメージがありますしね。今回の出展者の中では、例えば「LONDON JEWELLERY EXPORTS」なんかはイーエムさん目当てで来たお客様なんかにも喜ばれそうな、イイ感じの商品が揃っていて凄く良いなと思ったし。

roomsさんが狙っておられるゾーンは、価格帯も感度も高めの、ファッションマーケットの三角形の頂点に近い部分だ。この辺は、「仕組み」とか「システム化」が導入しにくい、感性という基準があいまいな要素が売りになっている、はっきり言えばリスクの高いビジネスになってくるのだが・・・。

その分、大手ではなく、資金力では劣っていてもセンスと情熱と顧客への愛とサービス精神が旺盛な「個」が生き生きと活躍できる領域なので、

いかに厳しい時代になろうが、地方にもそういう元気な個店さんが一定数は生き残っていく筈である。

ただ、現状では、もう日本発のクリエーターだけでは、こういう個店さんのバイヤーさん達を満足させられる状況ではなくなっているので、

足りなくなっている出展者は、外=海外から引っ張ってくるしか、展示会の質と規模はキープできない、ということなんだろうと思う。

そしてその次には、来場者の方も、海外から、というのが徐々に増えてくる、という風になっていくだろうと私は思っている。

こういう流れは、この不況が終わっても基本的には変わらないだろうと私は見ております。日本は、もう物を買わなくても十分なアラカン(60代)以上中心の国になってしまいますので。展示会主催者だけでなく、出展者の皆さんも、来場者の皆さんも、実際にどこにまでものを売るか、どこからものを買うかということは別として、その前提となる情報収集の時点まではグローバルな視点を持っていなければ、判断を誤る時代になっているように思います。

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約150社の卸売業者が
ショールームをかまえます。

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体感的にはroomsも来場者が減ったように感じましたが、いずれにしても合同展を取り巻く状況・提言として非常に参考になります。 [続きを読む]

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