時代変わればニーズも変わり、バッグも変わる
もう大分前に、バッグ業界紙「バガジン」さんに、
「昔は男性でバッグを持つ人は少なかった。メンズのビジネスバッグが若い男性にまで広がったのはノートパソコンが普及したからだ」という趣旨のことが書いてあるのを読んで、
「確かにそうだな」と感心した記憶があったのだが、
つい最近も、日経MJさんに、今どきのヤング男子の中にお弁当を自分で作って会社に行く人が増えてきている(みんな、偉いですね。でも、やりはじめると結構楽しいと思いますが)ので、伊勢丹新宿店さんが弁当箱の入るビジネスバッグをメーカーさんと共同開発したら、ものすごい勢いで売れているという記事が出ていて、
やはり、中に入れたい物が変化してくれば、それによって袋=バッグの形状も変わってくるんだな、という風に改めて思った次第である。
極論すれば、地方都市の車通勤ならば、パソコンやお弁当箱も車の助手席に積んでおけばビジネスバッグなしでも事足りるのだが、
都心では、激しい通勤ラッシュを耐え抜ける軽くて機能的なバッグが絶対的に不可欠だ。なるべくサブバッグなしで1つで済ませたい(そうすれば忘れたりする可能性も低いですからね)という皆さんのお気持ちも、とても良くわかります。
バッグに関して最近思うのは、特にレディスではひところ流行ったようなエディターズバッグのような高価格帯のものを持って歩いている人が激減したなぁ、ということ。私がよく利用する京浜急行とか京浜東北線辺りでは、「ルイ・ヴィトン」すらほとんど見かけない(「コーチ」はよく見ますけどね)。明らかに、ドメスティックブランドへの身の丈消費にシフトしているように思う。
それともう1つ感じているのは、最近電車の中で「勉強」をしている人が増えてきているように思いませんか、皆さん? 電車の中だけでなくて、うちの近所のマックとか喫茶店、ファミレス辺りでも、そういう人が明らかに増えたように思う。
ちょっと前は学生さんの試験中の時期だった筈だから、そのせいもあったかと思うけど、社会人が資格試験の本とか、ビジネス書、英会話の本などをチェックなさっておられる姿もかなり見る。しかも、朝だけでなく、私が残業して帰宅する夜11時、12時の時間帯にもだ。
やはりこれも、不況の影響かなぁ、という気がしているんですが、女性がそういう勉強のためのA4サイズ以上の本を持ち歩くとなると、小型のクラッチバッグではやはり収納不可能なので、
大きめのトートバッグになっちゃうんですよね。
蛇足ですが、私は荷物が非常に多く、片方の肩にだけバッグをかけていると肩を痛める心配があるので、朝の通勤の時にはバッグを右肩にかけたり左肩にかけたり足下に下げたりと、結構動かしております。
朝は途中まではまず座れないので、iPhoneで中国語か英語を聞きながら睡眠学習(^^;;していることが多いんですが、バッグの中にiPhoneを入れてイヤホンをしていると、バッグを動かすたびにイヤホンがからまって大変なことになるので、
予めiPhoneをコートとかブルゾンのポケットの中に入れております。
なので、最近はアウターを購入するときに、ポケットの大きさがiPhoneが入るのに十分かどうか、出来ればフラップポケットとかファスナー付きとか、安全な構造になっているかどうかをチェックしております。
ただ、これから夏になると、ストールとかカーディガンのようなものしか羽織らなくなってきますので、
通勤時のiPhone収納用のオシャレなウエストポーチを買わなきゃ、と思う今日この頃です。
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