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展示会でバタバタしていた先週、気になった繊研新聞さんのベタ記事(いずれ生産系の新聞さんには、もっと詳しい記事が掲載されるのではないかと思うが)。
ドイツのパフ(Pfaff)社といえば、業界内では知名度のある企業さんだ。昔、ペガサスミシン製造(株)さんの岡山支店で、パフのプライベートショーを見た記憶があったので、ネットで検索をかけてみたら、同社とペガサスヨーロッパとのジョイ弁(合弁のことです、ハイ)は2002年に既に解消されていたようだ。
昨年9月に破産申請したパフを買収しようとしている傑克控股集団は、浙江省の企業さんだ。同社のホームページを見ると、パフの買収云々以前から、海外の縫製の盛んな発展途上国に幾つも販売拠点を築いており、着々とグローバル化を進めていたことがわかる。
「カッパ(Kappa)」ブランドのフェニックスが中国動向集団の傘下に入ったことは記憶に新しいが、これからも欧米や日本の企業が中国の優良企業に買収される案件はぽつぽつ出てくるのではないかと思いますね。
本業の方の展示会でバタバタしているうちに、いつの間にか月末。『ファッション販売』5月号が発売されておりました。
今月号の「おしゃれネットショップBookmark」では、ジュエリーのネット通販サイト・ジェイウェルドットコム様を取材させて頂きました。
発売日の直前、某合同展示会で、同社の田代社長にバッタリ遭遇! 社長自ら、精力的に動き回っておられるお姿に、改めて感銘を受けました。だから、会社が成長なさっておられるんですよね。
それと、今月はもう1本、ファッション業界のニュースをご紹介するコーナー「ファッションアイ」にも、初めてeコマースについて書かせて頂きました。こちらの方では、スタイライフ様、日本通信販売協会様にご協力頂きました。
皆様方に、この場をお借り致しまして、厚く御礼申し上げます。
◆ジェイウェルドットコム http://www.jwell.com/
◆スタイライフ http://www.stylife.co.jp/sf/
◆日本通信販売協会 http://www.jadma.org/
![]() | ![]() | ファッション販売 2009年 05月号 [雑誌]
|
展示会は、終わってからの後フォローをスピーディーに行うことが大事なので、大概は終了日の翌日の土曜日1日休んで、次の日曜日に会社に出て顧客名簿の整理を行うんですが、
今日はファッションショーを1本見る予定があったので、終わった後すぐに両国に戻って展示会の後片付けを行いました。
お陰様で、ほぼ終了しましたので、週明けには早速他の仕事にかかれそうです(^^)
明日は、のんびり過ごします。
終わりましたーっ!
と、叫びたくなるくらい、今回はスケジュール的にしんどかったんですが、お陰様で沢山のお客様にご来場頂きました。
こういうご時世だからこそ、よい商品を作りたいという、ご来場者の皆様の熱意をひしひしと感じました。展示会をやりおえた時の達成感は、やはり、非常に大きいです。地元の企業さんへのリスペクトと、コーディネーターの先生のプロフェッショナリズム、そして、縁の下の力持ちになっていて、決してそのことをひけらかさない上司達への感謝の気持ちで一杯です。
少人数の会社ながら、徐々にいいチームが出来つつあるように思います。
とりあえず、明日に備えて、今夜は久々にゆっくり休みます(^-^)
めっちゃ、眠ーい・・・。あと1日、気力で頑張りまっす!
明日3月26日(木)と、明後日3月27日(金)、東京・両国の国際ファッションセンター(株)にて、地元・墨田区のカットソーメーカー7社による合同展示会「Act21」を開催致します。
この事業は、私ではなく、上司達が中心になって進めてきたもので、私も本日の準備日まで、その詳細を知らないでいたんですが・・・。
自社主催の事業ながら、展示会場のディスプレイを見て、「これは凄い!」と、久々に感動致しました。
今回で10回目の展示会で、節目に当たることから、「アーカイブ」というテーマでやらせて頂くんですが、各企業さんが昔手がけた大ヒット商品のサンプルやら、生産に関連した器材やら、サンプル帳やら昔の写真などに始まって、コーディネーターの永森達昌先生が持ってきて下さった「お宝」の数々(具体的に申し上げますと、昔の雑誌やら書籍、プリント柄のテキスタイルのスワッチ、ファッションイラストレーション等)に至るまで、それらを会場にどーんと展示しております!!! その展示点数も、半端じゃございません。
それらが、本当に面白いというか、時代を超えた輝きを放っているというか、ファッションの楽しさや奥深さがぎゅっぎゅぎゅっと詰まっているというか、もう、見始めたら止められない止まらない状態になってしまうような垂涎の品ばかりです。
もちろん、メインとなる出展企業各社の商品サンプルも、丹誠込めて作られた品ばかりでございますので、
アパレルメーカーや小売店、企画会社、商社などにお勤めのプロの皆様、地元企業の皆様、そして、今回はそういう内容ですので、服飾雑貨系のメーカーの皆様にもお声掛けさせて頂いておりますが、是非共両国に足をお運び下さいませ。
万一ご案内上がお手元に届いていらっしゃらないという場合でも、ファッション業界関係者の皆様でしたらお名刺をお持ち頂けばご入場は頂けますので、ご安心ください。皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げておりますm(__)m
S研新聞のY地氏は、変わった眼鏡を掛けておられる。(ファッション業界人の皆様は、リュクス・バイ・プラグインや、プラグインーアクセスーで確かめて見てね!)
いつも労働時間はかなり長め(笑)なんですが、今週は、半端無く忙しいのを覚悟しておりまして・・・。
うちの会社主催の展示会はあるは、年度末ならではのアレに、ソレに・・・ということで、栄養をしっかり採り、移動の合間にしっかり仮眠して、乗り切りたいと思います!
JFW東京コレクションウィークのメインイベント、東コレこと東京コレクションのご案内の方も、うちの会社宛てに沢山頂いておりまして、本当に有難うございます。何らかの形で弊社もしくは私も含めた弊社の職員と関わりのあったデザイナーさん達からのご案内なんですが、貴重なインビテーション(招待状)をお送り頂いていることに、心から感謝致しております。
今回に関しては、うちの会社主催の展示会と、東コレがモロにバッティングしてしまっており、26日(木)と27日(金)開催分のショーにつきましては、当方だけでなく、弊社の職員は誰もショー会場に足を運ぶことは不可能な状況です。
また、他のショーについても、会社ブログへのレポートのアップが通常よりも遅れたり、業務の都合によっては拝見出来ない可能性もございます。
何人かのプレスの方には、直接お詫びのFAXもお送り致しましたが、レポートを楽しみにして下さっている読者の皆様にも、深くお詫び申し上げます。
本当に、ゴメンナサイ。申し訳ございません。 m(__)m
ということで、さくら、今週は、「本業第一」の体制で臨みますので、皆様も展示会にぜひぜひお越し下さいませ(^^)/~~
「展示会や東コレで着る服を買うべ〜」
(といいつつ、先日1着ワンピを買ってたじゃん)といった、自分に不都合なことは忘れて(笑)、午後から横浜まで出かけて街をブラブラしていたら、今日は思わぬ掘り出し物が見つかって大喜びでGetしたのが上のお写真のベストなのであります。
横浜ルミネの1Fの「トゥモローランド」で、何やらフェアらしきものをやっておられて、一目見てすぐ気にいったんですが、「サイドスロープ(SIDE SLOPE)」と「アンティパスト(ANTIPAST)」さんがトゥモローさん限定でコラボなさっておられるブランドでした。
私は本当は、ファッションニュースさんに掲載されていたこの画像のメンズのベストの柄が凄く気にいっていたんですが、この柄のレディスはないとのことだったので、上記のベストを買うことに致しました。
何やら、前身頃の部分は靴下の糸で編んでおられるらしく、細い線が出ていてなかなかに面白いですね。後身頃は、布帛になっておりますので、ダレることはございません。
早速、今週の展示会で、「コム・デ・ギャルソン」のスカートと合わせてデビューさせようと思っております(^^)
しかし、今日は3時間くらいの間に、シァル、ルミネ、ポルタ、そごうを駆け足で回ってお買い物をしたんですが、不純な天候のせいか、エイジの高い層はちょっと少なめじゃないか、という気が致しましたね。
対照的に元気一杯なのは、春休みを目前にした高校生、大学生と、社会人1,2年生くらいの若いお客様。シァルの、ロープライスカジュアルのゾーンは、まさに不況しらずといった勢いであります。
商品企画も、「オリーブ・デ・オリーブ」とか、「ローリーズファーム」なんかには、少しキュートな要素、大人可愛い系の企画の匂いとカラー展開が取り込まれており、新学期を前にウキウキした気分の女の子達にうけそうな方向にうまく振られています。
もう少し年代が高い層を対象にした「アパート・バイ・ローリーズ」の場合は、大人可愛い系だけでなく、手の込んだナチュカジの要素も加味されており、本当にこの辺のブランドは流行っているテイストを取り込み自社企画の中でうまくこなすのが非常に器用で上手いなということを強く感じました。
シァルは、横浜の中では唯一ギャル系ブランドの集積もあるんですが、こちらもロープライスカジュアルゾーン同様に、ギャルっぽい女の子達でわさわさとしておりました。但し、ブランドによって多少差があるのかな(前々から思っていたんですが、横浜には年代の高いギャルは少ないような気がするんですよね。早く結婚しちゃうと、街には出てこないんじゃないかなと)・・・と思います。
こういう若いゾーンに比べて、もう少し年代が高い層も含めて相手にしているセレクトショップさんに関しては、ひょっとしたらいいところと厳しいところの差がかなり出てきているかも、という気が致しました。MDの完成度が高くても、全体的にプライスが高いところは今は厳しそうですし、逆に、インポートの面白い商品を減らし、PBも価格を下げているのはいいけれど素材とデザインが何だかハッタリしなくなってしまっているお店もNGで、要するに、裾値や中心価格は下げていても、お店の顔になる部分の商品はそれなりのものを塊できっちり入れて見せているところが、お客様を集めているような・・・。駅ビルは、予算が高いでしょうし、レディスのお客様をロープライスカジュアルに奪われているところもあると思うので、価格の上の部分で戦いにくい今は実のところしんどい部分が大きいだろうな、と思ったりもします。
しかし、もっと大変そうなのは、ミセスの客層が多く固定客比率が高い専門店さんで、店内の3分の1をセールの状態になさっておられるところもありました。「固定客が多い」というのは安定しているように見えて、裏を返せば「新規が増えていない」ということで、今のような不況の時期は、以前にシーズン3回買って下さった方が1回に回数を減らせばそのツケが大幅な売り上げダウンという形で一気にやってきます。高いもので数字を稼ぐだけでなく、買いやすい価格帯の商品を増やし、ふりのお客様にとっても敷居の低い店作りを行い、客数を増やすことを常に心がけておく必要があるように感じましたね。
随分前に(株)コルクルーム代表取締役・安達市三先生から献本して頂いていた本を、やっと読み終えた。
元繊研新聞記者でジャーナリストの松本卓氏による本書、正直、出版のタイミングが、一般の方がファッション離れを起こしている不況の真っただ中という最悪の時期で、なおかつタイトルがいかにも昭和の時代を懐かしがっている団塊の世代やそれ以上の年代層を狙っているかのようなものになっていて、非常に損をしているように思う。
後世の人にロングテールで売れていくことを考えても、少なくともタイトルや副題の中に「ファッション」とか、この本に登場する3名の業界の先達・石津謙介氏、高田賢三氏、中村乃武夫氏の名前を含めておくべきではないか・・・というのは、ちょっと余計なお世話なのかもしれないが。
とにかく、60年代という日本の高度成長期、続く70年代を舞台に、ファッションという未開の分野で道を切り開いていった先達のエピソードは、それぞれに胸躍るものであり、失敗談も含めて読者を魅了する内容になっていた。
ファッションという世界が、美意識やこだわりが飛び抜けて強い個人が生き生きと活躍できるフィールドであり、個が時代のファッションをリードしていったこと、そういう個の活躍を後押ししたのが、経済と社会の高度成長で、著者の松本氏が「そう、あの頃はみんなが燃えていたのである」(同書「はじめに」の部分より引用)と評するような空気感があったこと・・・。
それは残念ながら、その時代に青春時代を過ごした人達にしか実感としては分からない感覚かもしれない。だからこそ、この本を読むことで、今の時代を生きる若者達にもその感覚を「想像」「追体験」して欲しい・・・著者の松本氏も、この本を私に献本して下さった安達先生も、そのように願っておられるのではないかと私は思うのだ。
3名のエピソードの中では、同郷・岡山の大先輩で何かと聞き覚えの多い石津謙介氏と、これまた隣県の兵庫県姫路市出身で、若い頃から作品を目にする機会も多くその名前に憧れを強く抱いていた高田賢三氏よりも、東京出身の中村乃武夫氏の章が、自分にとっては一番新しく印象に残った。
職人気質で、歌舞伎好きだった中村氏が、来日したピエール・カルダンのショーを見て何を看破したのか・・・この辺は、ネタバレしてしまうと面白くないと思うので、皆様是非ご自身でこの本をお読みになって頂きたいと思うが、
賢三氏以前に、日本人として初めてパリでショーを開いた中村氏が、どういう思いを抱いてパリに向かったのか、皇室デザイナーやTV番組での活躍、日本ユニフォームセンター(NUC)を設立し大手企業や博覧会のユニフォームを多数手掛けていく経緯などを読むにつけ、一本筋の通った男気のある生き方と、ラインが美しく燐とした中村氏の服との間には、何か相通ずるものがあるように感じられたのである。
中村氏に限らず、石津氏、賢三氏も含めて、様々なキーマン達との一見偶然に見える出会いが転機になり、運が開けていくかのように見えるが、その出会いを引き寄せているのも、この3名の先達にはファッションに対する並外れたこだわりと情熱があったからである。
そして、石津氏の「ヴァンヂャケット」設立や、1971-72A/Wの高田賢三氏のショー「アンチクチュール」は、特定少数の富裕層ではなく、鋭敏な感性を持った大衆=ヤングに圧倒的に支持されるビジネスに広がっていった。経済の発展が、次にはヤングの心を満たすカルチャーの発展を促す。才能を持った個は、時代の後押しを得て、世に大きく羽ばたいていったのだ。
ユニクロを始めとするファストファッションやロープライスカジュアルの台頭を「ファッションの民主化」と称する人が多い(先日ユニクロとのデザイン契約を発表したジル・サンダー氏も『デモクラティック市場』という語を連発していたらしい)が、60年代、70年代(それ以降、雑誌『ポパイ』の発刊やセレクトショップが登場する80年代より前までで区切るべきか)の高度経済成長からオイルショック、80年代初頭までの時期は、日本においてはそれ以前の戦後復興期とは一線を画す「ファッションの自由化」の時期だったと言えるのではないか。
「自由」と「民主」は、似て非なる用語である。少なくとも、「自由」が謳歌された時代には、今日はまだ物を十分に手にしていなくても明日は今日よりも豊かになることが素朴に信じられた時代であり、自分の親達よりも自分達が豊かになることも間違いないと思えた時代であり、アメリカやヨーロッパへの憧れが強く、挫折や反抗や屈折も含めて青春の輝きと自己主張の手段にファッションが不可欠だと感じられた時代だったのだと思う。
「民主」という言葉には、「自由」とは裏腹の、己を律するとかルールづけ、責任のイメージもちらつく。収入が減り、格差が進行し将来への不安を抱える今の時代のヤングには、最早はじける自由すらない、という風にも言えるかもしれない。
若いデザイナーが生活の糧を得られない時代に、創造力の翼はどこへ向かえばよいのか? インターネットなど、センスがありアンテナが立ったヤングが集まる別の磁場も広がっている今、服に必要以上の社会的文化的な意味合いは求めず、分別と社会的地位をわきまえた大人を満足させれば良いという本来の存在に収まっただけだ、という見方もあるだろうが・・・。
![]() | ![]() | 格好よかった昭和 東京オールウェイズ60's (アスキー新書 92) (アスキー新書)
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19日木曜日の夜、大残業に備えて、近所のお弁当屋さん「よっくもっく」(注:IFIマスターコースの昔の卒業生の皆さん、懐かしいでしょ〜。「よっくもっく」さんは、今は学校の向かいではなく、蔵前橋通りに移転しておりますが、健在ですよ)で買ってきたハンバーグカレーにぱくつきながら、新聞の折り込み広告の「圧力なべ」の広告に見入りつつ考えていたこと。
「100年に1度の大不況」が喧噪され始めてから、「食生活は手作りで節約を」という一大ブームが巻き起こっていて、書店ではお弁当本や料理本のコーナーが拡大され、東急ハンズやインテリア・ライフスタイルショップではお弁当箱の品揃えが強化され、女子はおろかヤング男子の皆さんまでお料理にいそしんでおられるようで、
そうなると次は、よりよい調理器具を求める動きが出てくる、というのは、至極当然の流れだろう。
昨今の料理ブームには、もう1つ、「健康志向」と「エコ・オーガニックブーム」の流れもあって、私が見ていた「圧力なべ」の広告も、「玄米ご飯が簡単に炊ける」ということを大きなセールスポイントにしておられるようであった。
そういうご時勢なので、昔に比べて、ファッション系の雑誌にも、食器とか調理器具の情報が掲載されることが以前に比べてぐんと増えている。
さっき、このブログを書く前にぼんやり眺めていた『ファッジ(FUDGE)』の3月号にも、「メイド・イン・ジャパンの実力」という特集記事に、野田琺瑯さんのボトルが、うちの地元の松徳硝子さんとか、白山陶器さんなどと一緒に取り上げられていた。
いつも書いているように、私は服と本以外にはお金をかけない(というか、かけられない)、つましい生活を送っているので、もちろん野田琺瑯の調理器具を買い集めるようなお洒落なキッチンを持っている訳ではないが、それでも何となく、ネット上では随分前から野田琺瑯さんのブームが来ているらしいというのは感じていて、
ひょっとしたらその火付け役は「アンジェ」さん辺りだったのかもしれないが、ブログの初期ブームが起こりつつあった2004年頃には、野田琺瑯の白いケトルとか、ぬか漬け用の底が深いタッパーなんかが、話題になっていたようなぼんやりとした記憶がある(今検索をかけてみたら、やはりそうでしたね)。
ファッション商品と違って、食住の分野では、明らかにヤングよりは主婦、それも、「センスの良い暮らし」ということになると、20代後半から30代の若い主婦の中からトレンドが生まれる傾向が強い。
そして、先にネットからじわじわとブームが広がって、それがヤングやシングル30代向けの雑誌に逆に広がってくる、という動きが出てきていることに、注目したいと思う。
「ブーム」と書いたが、それは一過性のものではなく、長い歴史を経ても変わらぬ良さを持つ良品佳品が再発見されているといった感があり、足が長いものだ。
野田琺瑯さんに関しても、デザインの良さだけでなく、「タッパーをそのまま火にかけられる」「ぬか漬けのにおいが移らない」といった機能面の優位性があり、これからもゆるくて長いロングセラーを続けていかれるのではないかと私は思っているんですけどね。
私が今注目しているのが、食住に関するトレンド発信が、団塊ジュニアという「人口の多い層」のクチコミパワーによるもので、この層が今後ネット上でも影響力の強さをキープしていくのか、それとも、下の世代が適齢期に入ってくると、攻守交代していくのか、ということである。
特に、「ギャルと食文化」というテーマに、さくら的には強い興味があるんですよね。皆さん、情報をお持ちでしたら、ぜひぜひ教えてください!
年度末&展示会が近づいてきているので、大忙しなのであります。
そういう生活だから、ネットサーフィンの時間はなくなり、雑誌を読む時間もなくなり、元々TVはほとんど見ない人なので、世間の事を知るのは山程会社や自宅で購読している業界紙誌からのみ、という感じになっているのだが、
新商品、ヒット商品関連の情報で、結構「読んでて良かった」というのがあったりする。
一番多いのが、日経MJさんの食べ物ネタ(笑)だったりするのだが、ファッション系の媒体でもたまにはそういうのがあって、
3月18日(水)の、「脱げやすさ解消、シューバンドー西武渋谷店で人気ー」という繊研新聞さんの記事に取り上げられていたシューバンド、これは「絶対に買い」と思いましたね。
前々から思っていたのだ。バレエシューズを履くと足が楽になるというよりは、かかとが抜けるばかりして靴がパタパタするので、返って足が疲れるな、と言う風に。
私の足の形が悪いからということではなく、多くの方がそういう悩みを抱えておられたんですね。繊研さんの記事には「12色をまとめて買った客もいる」というくだりもあったが、そのお気持ち、よく分かります。
西武さんのシューバンドは、同社とのつながりの深いタイセンさんという靴卸さんと共同開発なさっておられるようで、独自の工夫がいろいろとなされているようだ。税込みで840円なので、へたなソックスなんかよりお安いくらいですよね。
靴ずれが出来ると本当に辛いので、なるべく早く西武さんかそごうさんの売り場に行って、手持ちのバレエシューズと合う色のシューバンドを買い求めたいと思います。
今、こんなニュースリリースを発見↓↓↓
◆ユニクロ商品に関わるデザインコンサルティング契約締結のお知らせープレスリリース
ジル・サンダーが、グローバルに展開するユニクロのメンズ、レディスのクリエイティブ監修を行うのみならず、特定コレクションについては自らがデザインする場合もあるというビッグなトピックである!
ユニクロさん&ファーストリテイリングさんは、自社に合いそうな人材や会社を選ぶのが非常に上手い。ジル・サンダーとユニクロは、恐らく非常に相性の良い組み合わせなのではないかという気がする。
マスコミの皆様、どなたか契約金がどれくらいなのか、是非突っ込んでみて頂きたいなと思うのだが。
年初にも予想したのだが、いやはや、本当にこの世界同時不況が、ユニクロさんにとっては絶好のチャンスになって参りましたよね。優秀なブレーンを揃え、潤沢な資金力を背景に、自社の強みをストレッチし、弱点をうまく補強する施策を次々と繰り出してくるのには、本当に敬服してしまいます。
ジル・サンダーの目配りが加味された商品が発売となる次の秋冬シーズンが、非常に楽しみであります。
午後10時過ぎ、帰りの電車の中で、「今日になってやっと花粉症が楽になったわ」という関西弁の男性の声が。
「同感、同感」と、心の中でつぶやく私。昨日までの数日間はホント最悪の状態で、市販の薬が全く効かず、明け方せきとのどに絡まった痰のせいで目覚め、熟睡が出来ない状態。ヨガをしながらも鼻水ずるずる、仕事は手につかず、本当に「どうなることか」と言った状態だった。
ひょっとして、ピークを超えたんでしょうか?なるべくそうあって欲しいんですが。まあ、今暫くは無理は禁物、なるべく室内で静かに過ごそうと思います。
不景気だが、相変わらず花粉症予防グッズや薬の売れ行きは良さそうに見える。マスクやら内服薬やら目の洗浄液やら、それを節約しようにも、花粉症予防グッズや薬なしでは、通常の社会生活に支障が出てしまう人も多いと思うので、致し方ないだろう。
アパレル分野でも、合繊メーカーさんが開発した花粉をプロテクトするという素材を用いたコートなどが発売されているが、マスクほどではないにせよ、激しい花粉症の方にはアピールする商品なのではないかと思う。とにかく、花粉を少しでも自分の鼻や口から遠ざけたい、という気持ち、個人的には非常によくわかるので。
最近私の身の回りには、60代70代になって花粉症に突然かかる、という不幸な方々がちょくちょくいらっしゃる。何でも、人はそれぞれ、花粉を許容できる器のようなものを体内に持っていて、それを上回る量の花粉を吸ってしまうとそれ以降はアウト、になってしまうらしい。
先日、TGC(東京ガールズコレクション)とSGC(渋谷ガールズコレクション)の時に、マスク着用の若い子をほとんど見なかったので、「嗚呼、この子達の器には、まだまだ花粉を受け入れる余裕があるんだろうな」と思って、妙に感心してしまった。これだけこの時期にマスクなしの人達が大人数集まる催し物も、最近では少ないだろうなと。
ちなみにこの私は、多分20歳の時から花粉症に罹患していたようだ。その頃はまだ花粉症という言葉が普及していなかったので、「おかしいな、毎年この時期になると変な風邪を引く」と思いながら病院に行っていた。悪い意味で、時代を先取りしていたのであります。
3月14日(土)付けの繊研新聞さんにも告知記事が掲載されていたので、ご覧になっておられる方も多いと思うのだが、初台の東京オペラシティで、4月11日(土)から6月25日(日)までの間、アントワープのファッションにフォーカスした展示会「6+ アントワープ・ファッション」が開かれるそうだ。
初日以外の金土は、午後8時まで開いておられるということなので、お仕事の帰りなどにも立ち寄りやすいですよね。私もこの展示は、必ず見に行こうと思います。
個人的には、“アントワープ・シックス”は、まだまだお若いデザイナーばかりですから、過去の業績よりも、むしろ未来をどのように展望しているか、というところに焦点をあててもらいたいなという気が致しますね。
もっというと、現在日本で売り出し中の、アントワープ王立アカデミー卒のクリエーターのご紹介なんかも、少しはあって欲しいなと。そういう企画は、この企画を共催しておられる日本の有力専門学校さんのお立場からすると、ちょっと無理(自分の学校の卒業生ではないので)ということになってしまうのかもしれませんが・・・。
おや、こんなところにBOAさんがいるではありませんか↓↓↓
この場合、どちらかというと、BOAさんが「フォーエバー21(forever21)」の知名度を上げるために起用されているというよりは、昨秋全米デビューしたばかりで、3月18日にアメリカでは初めてのアルバムを発売したばかりのBOAさんを、「フォーエバー21」側がプッシュしてあげている、という感じなのだと思いますが。同店のオーナーさんは韓国系の方だからなんでしょうね。
BOAさん、相変わらず「かっこ可愛い」方ですね(^^) アメリカでも売れて欲しいなぁと思います。
ちなみに、WWDジャパンさんの3月16日号によると、低価格のファストファッション店である「フォーエバー21」は、は「米本国でもPR担当は存在せず、広告を1ドルもかけない」のだとか。「日本法人は置かず、原宿店を拠点に活動し、米国から遠隔ディレクション、韓国オフィスがサポートする」というのも、思い切った割り切りで、考えようによっては非常に効率的かもしれません。
なんですが、日本でのPRに関しては、知名度不足を補うため、プレス事務所の「ワグとプレス業務契約」(同紙)なさっておられるのだとか。
4月29日の日本1号店・原宿店のオープンに際しては、BOAさんではなく、BENIさんのオリジナルソングと、金原ひとみさんの書き下ろし小説のWeb配信が決まっているそうです。
今夜(というか、もう正確には昨夜ですが)は、うちの会社主催の「中国語会話 謝謝」の最終講義であった。
通常だと、1つの期の終わりということで、3週間置いてまた次の期が始まるところなのだが、今期を以て一旦中国語会話は休止するので、本当の意味での最後である。
この1年半は、木曜日のクラスにはアテンドするだけでなく受講料を他のお客様と同じようにお支払いして1生徒としても参加してきたので、格別の感慨があった。
もう、いい年をしたオバさんなので、なかなか単語や文法が憶えられず、iPhoneにCDを落として毎朝の通勤や移動の際に聞きながら1つひとつ憶える、という苦労のかいがあって、途中からは少しずつ話せるようになり、展示会で中国人の方に褒めて頂けるようになってきた。
これも、ご一緒に勉強してきたクラスメートの皆さんと、講師の先生のお陰である。本当に有難うございました。
最後は、先生お気に入りの、亀戸の東京大パイタンで、酒を酌み交わし美味しい中華料理に舌鼓を打って終了致しました。
先生は、「中国語を学ぶということは、単に言葉を憶えるということだけでなく、文化を知るということです」とおっしゃっていたが、本当にその通りだと思う。中国語を始めてから、やはり中国のニュースへの関心が高まり、ネットで中国のサイトを調べたりするのも少し上手くなってきたように感じるので。
中国語を学ぶことは、間違いなく私の人生を豊かにしているな、としみじみ思うのだ。
これからも必ず、すきま時間を使って中国語の学習は続けていこうと思います。
昨日3月10日(火)付けの繊研新聞さんに、JR川崎駅前の大型ショッピングセンター(SC)・ラゾーナ川崎プラザさんの今年度売上高が、700億円前後になる見込みである、という趣旨の記事が掲載されていた。
これ、ビッグカメラさんが入っていない数字ですからね。店舗面積66,300平方メートルという大型のSCだとは言え、凄いことであります。
繊研新聞さんによると、「1年目の売上高は617億円」「08年3月期が638億円」だったそうだが、のけぞってしまったのは、「当初目標の350億円」というくだり。川崎って、そんなに購買力が低いエリアだと思っておられたんでしょうか?
実際のところ、このエリアには西武百貨店さんが撤退した後は、百貨店はさいか屋さんの小型店しかなく、駅ビル、駅地下街共、ファッション感度が高いテナントさんが少なく、ラゾーナ川崎プラザさんが出来る前は完全なファッション空白地帯であった。
それでいて、人口はめちゃめちゃ多いのだ。川崎市の2008年3月1日時点での人口は139万4,466人。その隣の、私が今住んでいる東京都大田区が689,894人。この2自治体の人口の和は、私の故郷の岡山県全体の人口194万8,468人を上回っているのだから、首都圏にいかに人間が密集しているかがわかるだろう。
人が多く、お店が少ないところに店舗を出せば必ず売れる。これが小売業のセオリーだ。ただ、川崎と大田区の蒲田辺りは、ブルーカラーの街なので、かつてのような「感度はいいが価格は高い」=百貨店プライスの婦人服や紳士服などしかなかった時代には、非常に攻めにくい市場だったに違いない。
しかし、「価格は値頃だが、商品も店づくりも感度がいい」=SPA型の専門店業態が沢山登場した今は、「絶好のオイシイ市場」に変貌したのだ。
この記事で気になったのは、「昨年11月までは好調だったが、12月以降、やや数字に変化が見られるようになった(中略)。ユニクロと食品が全体の売り上げ増を支えている」というくだり。元々、このSCにはおじさんおばさんが買える商品が少ないのでユニクロさんの人気は高かったんですが、他のテナントさんも、これから薄着の季節になる訳ですしもう少し気を吐いて頂きたいなと思います。
皆さーん、期末でなおかつ展示会前なので、バタバタしております。今夜は勉強会&飲み会でした。
すみませんが、ブログはお休みさせて頂きますm(__)m
うちの会社で主催しているネット通販の会員制研究会「KFCオンラインショップ研究会」の会員さんである、ニット作家・草本美樹さんが、初めての個展を、先週の5日から、千駄木の「トレマーガ」さんで開いておられます。
もう、会期が明日までになってしまっているので、ご紹介が遅くなって本当に申し訳なかったのですが、私自身は初日の5日(木)に拝見させて頂きました。
草本さんと、毛糸とニット小物のお店「トレマーガ」の店長であり、ご自身もニット作家として非常に著名な小須田逸子さんのご了解を頂きましたので、皆様にもご紹介させて頂きますね。
草本さんは、沢山の手作りニット小物雑貨の本に作品が紹介されている方なので、ご覧になられたことがある方も多いかと存じます。
得意とされる横編みの手編みのテクニックに加えて、ご自身が所属なさっておられる小高莫大小工業(株)さんが扱っておられるメリヤス=丸編みの生地や、レース編み、麻や綿など天然繊維の布帛、アイロンで接着可能な可愛いムカラ刺繍、ボタンなど、非常に幅広い素材や服飾資材を駆使して、ひと手間、ふた手間を加えた「ナチュラルだけど、いとおしくなるような愛らしさ」を感じさせる作品を沢山作っておられます。
会場では、ストールやネックレス、指輪、ポーチ、巾着袋、コサージュなどなどの小物から、ワンちゃん向けのキュートな犬服に至るまで、沢山の作品を拝見することが出来ました。
そして、私がお邪魔した時には、草本さんのブログにちょくちょく登場する、あの「まりちゃん」もいらっしゃっていましたよ(^^)
「まりちゃん」というのは、ワンちゃんのお名前なのです。目がくりくりしていて、とっても可愛らしいだけでなく、とてもおとなしいいい子でした(というか、オバさんが怖かったのかも・・・笑。ごめんね、まりちゃん)。
うちの会社の勉強会で草本さんとご縁が出来たことで、小須田さんとのご縁も復活出来たことを、とても嬉しく思っております。
以前は何度か展示会にもお邪魔していたくらいのファンだったのです。小須田さんの作品は色使いがすごく素敵で、何だか「オズの魔法使い」みたいだなぁ、なんて思っていました。ちょうど小須田さんが「トレマーガ」をご出店されたくらいから、私の方も本業とジャーナリスト業の両方が非常に忙しくなってきて、疎遠になってしまっておりましたので・・・。
小須田さんは、実店舗に加えて、楽天市場にもご出店なさっておられるのだそうです。自分のことだけでなく、仲間のクリエーターの方々を世に広く紹介していきたい、きちんと作品を買って頂き正当な対価が得られるようにしていきたいという小須田さんの夢の実現に向けて、私達も微力ながらお手伝いが出来ればなぁと考えております。
草本さん&小須田さんにお会いできる「トレマーガ」さんでの「atelier Fiore展」は、明日10日(火)までの開催です。素敵な生き方をなさっておられるお二人と、作品を見ながら是非楽しくお話しなさってみてください。
◆草本美樹さんのブログ「atelier Fiore notebook」
◆草本さんプロデュースの手作りパーツや布地のネットショップ「atelier Fiore」
◆草本さんプロデュースの犬服用の生地とキットのネットショップ「プープティプー(peu petit peu)」
◆小須田逸子さんの実店舗のサイト「TreMaga」
◆「TreMaga楽天店」
皆さーん、昨日に続いて今日も、代々木第一体育館に行って参りました。
今日は、東京ガールズコレクションの妹版・SGCこと渋谷ガールズコレクションの開催日だったのであります。SGCは過去2回は、新木場スタジオコーストで実施されてきたので(この2回共私はオールスタンディングの観客席で拝見しております)、名称には「渋谷」と入っていても、実際に渋谷で開かれたのは今回が始めてのことでありました。
開演が午後5時の予定になっていたので、3,000円の自由席チケットを持って10分前に代々木第一体育館に行ったところ、入り口の内外に非常に大勢のお客様が溜まっている状態で、「どうやらこれはまだ、開場していないな」と。今の若い人たちは、皆さん真面目でマナーが良い方ばかりなので、誰かが怒りだしたりするようなこともなく全員が静かに待っておられましたが、結局、30分遅れの開始。
例によって、始まってからも予定時間よりはどんどん遅れていくので、レディスのセカンドステージが終わったのが、予定時刻の午後8時25分より1時間5分遅れの午後9時半。昨日に続いての、大幅な遅延で、体力には自信のある私も、ちょっとグロッキー気味でした。この時点で会場を後に致しました。
しかし、それでもやっぱり、「今日このステージを見て本当に良かった」と、心から思いました。新木場時代もそうだったんですが、SGCの客層は、マルキューの客層と同じで、TGCよりちょっと若いティーンやピュアヤングなんですよね。なので、声援の声の高さが、TGCよりワントーン高いです。MCやミュージシャンの呼びかけにもリアルに反応していますし、3階席で体を揺すって踊っている子達もいます(初期の頃はTGCの3階席でもそういう子達を見かけました。見知らぬ隣の席の子と私も肩を組んで一緒に歌ったこともありました。最近のTGCでは、正直、そんなことはなくなりましたんで)。
残念ながら、人は確実に年を取り、齢を重ねるごとに大半の普通の人は徐々に物事に感動する心が鈍くなってくるように思います。ファッションは、音楽と同じで、やはり、恋する年頃のピュアヤングの時に一番夢中になれるものなんですよね。
「セシルマクビー」は昨夜のTGCとは全く違うスタイリングで、若さと可愛さが爆発、という感じでしたし、何よりモデルさん達が皆さん型にはまらぬ個性を持って生き生きとしていて、ステージと客席の距離感が近かったのが本当に良かったと思います。
SGCはTGCと違って以前からメンズのショーもやっておられるんですが、かなり気合いが入っている感じで、こちらにも感心致しました。
このSGCのステージから、ヤングのハートをぎゅぎゅっとわしづかみにして離さないような、次世代の新しいブランドが育っていって欲しいなと、心から思いました。
皆さーん、今日(というか、もう昨日ですか)は、TGCこと東京ガールズコレクションを見に行って参りました。
今回は取材ではなかったので、4,000円の自由席で楽しく拝見させて頂きました。
私は第2回から自腹もしくは取材で欠かさずTGCを拝見しているんですが、今回はショーの数も時間配分も多めに取られていたからか、進行が非常に遅れて(こんなに遅れたのは、本当に久々、という気がするんですが)、
ファッションショーの中ではトリになっていた「セオリー」さんのショーが予定では午後8時40分終了のはずだったんですが、実際は午後9時35分終了と、その時点では1時間近く遅れてしまっている、という感じになっていました。
なので、ファッションショーが全て終わった段階で、私は失礼させて頂きました。
個人的感想ですが、ショーの中ではギルドコーポレーションさんのブランド「バックス(Backs)」さんがピカイチだと思いましたね。独自性の高いMDで、マルキュー系なんですが少し昔のDCを彷彿とさせるようなクリエイティブ性と、ゴシックやロックといったストリートの香りも感じます。
こういう個性的なブランドが出てこないと、やはりファッションの世界は面白くないですからね。
大好きな土屋アンナさんも沢山見ることが出来ましたし、シークレットゲストのDAIGOと場内の沢山の観客の皆さんと一緒に「ウィーッシュ」のポーズを決めることが出来ましたので(オバさんも一度あれ、やってみたかったのであります・・・笑)、満足致しました。
何か、花粉症なのか風邪なのかわからないんですが、のどにたんが降りてきて変な咳ばかりが出てちょっと体調不良なのであります。
忘れないうちに、今週水曜日に見てきたリテイルテックジャパン2009とIC CARD WORLD2009の感想を書いておきますが、短い文章になってしまいますことをお許しください。
今回の展示会のハイライトは、何といっても、デジタルサイネージであった。わざわざ、「リテールデジタルサイネージ2009」という特集コーナーが組まれていたことからもわかるように、今はこれが旬の話題であると言って間違いないだろう。
去年と違って、いなげやさんやオリンピックさん、アディダスジャパンさん、ブライトリングさん(以上は全てソニー)などの店頭や、ルックさんの展示会での参考展示の事例(伊藤忠テクノサイエンス)など、実際に現場で活用されている事例も非常に沢山紹介されていた。
TSUTAYAさんの事例などからもわかるように、全国3000箇所のデジタルサイネージを一元管理することすら可能になっている。システムの提供元のパナソニックデジタルコミュニケーションズさんに「万一サーバがダウンしたらどうするのですか?」と伺ったところ、電子看板側の方にもデータは保存されているので、画面が真っ黒になったりすることはなく1週間くらいならば保存されているデータでしのぐことは可能です」とおっしゃっていた。
私今年注目したのは、昨年から沢山出ていたTVサイズとか、それ以上の大型のサイズではなく、レジ前に置けるような小型サイズのデジタルサイネージである。それに、FeliCaリーダー&ライターがついたものもある。
「参考出展」という形を取っていたところもあったが、15万〜20万円とか、18万円といった価格を出しているところもある。あるブースの方曰く、「小さなサイズのものが増えたのは、WindowsベースのOSで熱くならないタイプのものが発売されたから。これが更に、今流行りのデジタルフォトフレームのサイズくらいまでもっと小さく薄くなると、量産しやすくなり、もっと安くなるだろう」と。
確かに、触らせてもらいましたが熱くなっていなかった。これは、大いなる進化だと思います。
IT関連の商品は、ある量を超えると価格がぐっと下がって一般に普及しはじめるので、こちらも来年の今頃には中小のショップでも買える価格になってくるかもしれない。楽しみですね。
2番目に私の目に留まったのは、TVでのネット利用(アクトビラ)と電子マネー(Edy)の連動が可能になったソニーさんの「ブラビア」の例だ。今年4月から実売が開始される。
通販の普及には多様な決済手段を用意し、少しでも新しい買い方に対する心理的なハードルを下げ手続きの面倒さをはぶいてあげることだというのは、アクトビラの場合も全くPC通販やケータイ通販のたどってきた歴史と同じだと思うので、まだまだ爆発とまではいかないだろうが、これは一歩前進だろう。
実は私もブラビアを所有している(ほとんど見ないんですけどね・・・笑)のだが、残念ながら旧型のものでは適用不能だとか。
第3は、ICタグ。一般的なICタグは、もう完全に珍しくない製品になったなという感を受けたが、洗濯できるICタグとか、金具などの金属製品にはめ込める金属製タグなどが出てきている。
これまでICタグでの在庫管理が不可能だった分野でも、それが可能になってくるということで、後はこの武器を使ってどういうビジネスモデルを組み立てるかということだろう。
細かいことを書き出すときりがないのだが、「うちの会社のセミナーで使ってみたいな」と思うようなビクターさんの小型で非常に音質の良いポータブルワイヤレスアンプも良かった。何と、B4サイズで、お値段も55,600円!(現金で買って持って帰りたいくらい・・・笑)。
日本の企業さんは、本当に商品を小さくしたり、薄くしたりして、更に性能を良くする、という技術には非常に長けていますね。デジタルサイネージもそうなのだが、本当に画質も音質も奇麗で、恐らくその点では世界一なのではないかと思う。
ただ、今回目についたのは、海外からの出展者の増加だ。特に、今、モバイルパソコン(低価格パソコン)で市場を席巻している台湾勢が、デジタルサイネージの分野にも果敢に進出している。
彼らの製品は、やはり日本製よりお安いんですよ。それと、非常に営業熱心です。本国から来ている方も日本語が堪能ですし。日系企業が逆に海外の展示会に出た際にこれくらいの熱意と語学力でアピールしているだろうかと、ちょっと心配になってきましたね(うちの業界のことではないので、実情はわかりませんし、余計なお世話なんですが)。
例によって、私の本名は非常にアジア人に好まれる文字を含んだ姓なので、名刺交換すると褒められまくって(笑)、気を良くして帰って参りました。
本来の仕事以外に、ちょっとイレギュラーな雑用もあったりして、少し忙しくしております。
今日は、夜寝(夕方の仮眠)もせずに働きましたので、疲れがどっとでました。
小鴨さんchiezoさんコメントありがとうございました。すみませんがお返事は明日書きますね。
皆さーん、何が何でも絶対見ておきたい展示会の1つである、リテイルテックジャパン2009&IC CARD WORLD2009に、本日行って参りましたが、
詳しいレポートの方は、後日(多分明後日くらい?)に書かせて頂きますねm(__)m
ということで、今日は展示会で見て気になったサービスを1件だけご紹介しておきます。
イスラエルのデシアという企業さんが開発されたという、心電図認証のシステムを活用した、心電図カード。日本では、TOPPAN(凸版印刷)さんが同社と提携して、展開していかれるそうです。
指紋認証に比べて、読み取りのための大きなデバイスを必要としないため、ローコスト(指紋認証の約3分の1)で、安全性も高まるということです。
ICカードに埋め込むだけでなく、パソコンそのものとか、自動車、金庫への埋め込みなど、様々な活用方法が考えられるみたいですね。
会場におられた方の話だと、「日本よりは、恐らくアメリカでの導入事例の方が先行するだろう」とのことでした。
展示会の準備で、ヘロヘロ気味なんですが、忘れないうちに、先週2月25日(水)に見てきた阪急西宮ガーデンズの感想を記しておきたいと思います。
いや〜、実際に現地に行ってみて、本当に感心致しました。関西在住の方は、阪急電車の西宮北口駅というと、それなりの土地勘を持っておられると思います。私も若い頃はずっと岡山在住で、昔は3か月に1回くらいのペースで大阪や神戸に遊びに行っていたので、あの辺の場所についてのイメージは持っていたんですが、
あんなに大阪や神戸に近くて便利な駅の真ん前に、あれだけ広い土地があったとは、もうあの場所に商業施設を作れるということだけで、半分以上成功は約束されたようなものだろう、という気が致しましたね。
ちょうと、首都圏でいうと、京浜東北線の川崎駅前のラゾーナ川崎さんも、そんな感じですが、川崎がブルーカラーの街なのに対して、阪急沿線は可処分所得が高い層が済んでいるエリアですからね。ベターというより、ベストな立地だと本当に思いました。
だから、阪急百貨店さんと、GMSのイズミヤさんと、専門店街という形の、百貨店を含む2核1モールが成立するんだろうなと。
平日の夕刻でしたが、客層は特に阪急ゾーンには、それなりにお洒落な服装に身を包んだお客様が沢山いらっしゃいました。
もう新聞紙上などでかなり報道されていますが、西宮阪急のゾーンでは、単に物を売るだけでなくお客様を巻き込んだミニイベントを展開していこうという「コトコトステージ」の告知が、非常に沢山ございました。絵本の読み聞かせみたいなものから始まって、手作り教室や、トークショーのようなイベントまで、本当に、近所に住んでいたら土日に参加したいわ、と思ってしまうような楽しいイベントばかりであります。
車での遠方からの来場には、渋滞の問題もあって限界がある準郊外では、やはり近郊のお客様に何度も来店してもらえるような、リピーター作りの仕掛けが不可欠だと思うんですが、それがきっちり出来ておられました。
それから、細かいことを書き出すときりがないんですが、MDも、準郊外でそれなりの可処分所得がある方のアクティブでナチュラルなライフスタイルにあった商品がうまく揃っていました。特に、スポーツ(ウォーキングや登山関連など)、子供関連(アパレルと玩具、書籍)、生活雑貨やステーショナリーが充実していて、文庫本用のブックカバーとか、衝動買いしたくなる物が沢山ございました。
専門店のゾーンで特筆すべきことは、各階共、中央部分が吹き抜けになっていて見通しのよい構造にしてあって、両サイドに店舗が並んでいるんですが、1店舗置きくらいの間隔で非常に沢山ブリッジ(橋)がかけてあったこと! よく、商業施設で、反対側が見たくても端まで行くまでは反対側に渡れない、という構造のものがあったりするんですが(安藤忠雄氏の建築物がそんな感じですよね、見た目はかっこいいんですが、商売には向かないパターンです)、ここは見た目も実質も両方重視というデザインになっていたので、とても効率よく見ることが出来ました。
こちらのテナントリーシングは、明らかに郊外型SCとは違う特徴があって、まず、「zara」は入っておりません(もちろん「H&M」もありません)。「ユニクロ」さんは入るには入っておりますが、他のファッションテナントとは離れた場所=4F のグルメレストラン&リラックスガーデンのフロアにございます(この階まで見る時間はなかったのですが)。
そして、関西の老舗ミセス専門店さんが、3Fには軒を並べております。この辺、大丈夫なのかしら、と思うところもあるんですが、前述したような好立地で、昔からのお得意さんを持っておられるところを見込んで誘致された(あるいは自ら出店された)のだと思います。
1Fのメインエントランス前の一等地を与えられていたのが、地元関西発、遊心クリエーションさんの「イーブス」。想像していた通り、こちらは、イオンレイクタウンさんのお店よりはショップスタッフに恵まれているように感じました(地域性の違いがノリの違いになっているかもしれませんが)。春の立ち上がりですが、メンズ、レディス共レザーのブルゾンで24,000円台とか、26,000円台とかいった商品は、価格の割に魅力度は高いと思います。MDの精度は非常に荒いんですが、超少人数の体制でやっておられるようですので、そのやり方で走れるうちは十二分に利益は出せるのではないかと思います(ただ、もっと店舗数が増えてきたら、「仕組み化」が必要でしょうが)。
UAさんの「コーエン」さんは、確かに春物からは一段プライスを落として買いやすくなさっておられるようですが、ひょっとしたら「省力化」すべきところを間違えておられるのではないかという気がします。相変わらずVMD、陳列、見せ方が単調なんですが、ポイントさんやクロスカンパニーさんを筆頭に、今、ロープライスゾーンでもこの部分で手抜きしている企業さんはないですからね。
それと、「ロープライス」な店舗だからといって、人材が優秀でなくて良い、ということでは全くないと思います。ストレートな表現になってしまいますが、「優秀」ということにもいろいろな観点での優秀さがあって、大卒で服飾の専門知識が多く、ファッションセンスの良い人を優秀というのか、専門知識には乏しい高卒の方でも、明るく元気で人柄がよい人を優秀というのか、その辺の問題もあろうかと存じます。
専門店街では、やっぱり「コールド・ストーン・クリーマリー」に行列が出来ておりました。
イズミヤさんの方なんですが、こちらの衣料品のコーナーにも、肌着とか、男児用の子供服とか大人のお父さん向けのジャージとか、ニーズはいろいろあるのではないかという気がしました。昔岡山に居た頃、定期的に岡山市内のイズミヤさんの売り場も拝見していたんですが、その頃の売り場と比べると、今の売り場はやはり非常に良くなっておられますね。
食品は元々ジャスコさん辺りよりは安いんですが、98円均一をやっておられて、お買い得感の強い品揃えになっておりました。
オープン景気が去ってからが本当の勝負になってくると思いますが、非常にMDバランスのよい商業施設さんなので、こまめなブラッシュアップを続けていかれれば「勝ち組」のポジションはキープできるのではないかという気が致しました。
(お写真は明日アップいたしますね)。
(今日はもう1つエントリをアップ致しましたので、宜しければ1つ下のエントリからお読み下さい)。
今日もう1本のエントリは自分へのメモ書きなんですが・・・。
伊勢丹のメンズ館などでメンズの『カラー(KOLOR)』というブランドを見て、「味があって、なかなかいいブランドだな」と感心していたのだが、
このブランド、レディスもやっておられたんですね(現物をまだ見たことがありませんが)。
両国にいると、ついつい世の中に疎くなってしまいます。お買い物を兼ねて、もっと売り場を見にいかねばいけませんね。
展示会も近づいてきておりますし、お持ち帰り仕事でパニクっている状態なので、小ネタ2本でご勘弁頂きたいのだが・・・。
今日の小ネタ1本目は、インフォレスト(株)さんが発行している『ヨガジャーナル日本版』が、5月28日発売の第5号から、これまでの季刊から隔月刊に昇格するということ! おめでとうございます!!
モデルの道端ジェシカさんが表紙の第4号も、いい内容だったし、ネットで検索をかけてみても、ヨガ教室のインストラクターの皆さんやヨガ愛好家に支持されていることがよくわかる。
最近、書店やコンビニの書棚を見て異変を感じておられる方が多いと思うが、一般のファッション雑誌の類いは本当に売れなくなってきているみたいだ。広告出稿も厳しくなってきていて、『エスカワイイ』に、『エスクァイア』と、休刊も相次いでいる。
そんな中で、ヨガ、自転車、ランニング、サーフィンなどのスポーツ系の雑誌は、底堅いのではないかと私は見ております。昨今は「巣ごもり」「巣ごもり」の大合唱で、みんながお家でネットばかり見ているか明日のお弁当でも作っているかと言わんばかりの報道が多いですが、昔からスポーツをやっている方々は不景気になっても自分のペースは崩さずトレーニングは続けていると思うんですよね(私もそうですが)。
むしろ、残業が減ったので、スポーツマン、スポーツウーマンが体を動かす時間は増えているくらいではないかと思います。
スポーツは、ウェアやギアにお金をかけようと思えばいくらでもかけられるんですが、お金をあまりかけなくてもやれるのが長所です。皆さんも、先行きを案じてくよくよと悩む時間があったら、体を動かすことと学びにその時間を充てましょう!(なんて、えらそうに語れるほどではありませんが、体が健康になってくると、発想も前向きに明るくなりますので、おすすめですよ)。
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