JC(ジャパン・クリエーション)2010S/Sの感想
JCことジャパン・クリエーションの感想も、ちょこっとだけ書いておこうと思うんですが、
最終日の金曜日の最後1時間半くらいで、駆け足で場内を見て回ったんですが、
実態的には、出展者減(数値上は、IFFのクリエーターズ・ビレッジとコラボしたコーナーとか、大正紡さんの夢工房に沢山の企業さんが参画しているので、出展者数は増えたようになっているのだけれども)という状態で、ビッグサイトの西1、2の会場の全てを使い切ることもなく、通路幅もたっぷりとしているために余計に閑散とした雰囲気に見えて、ちょっと寂しい感じが致しましたね。
大正紡さんのブースから流れてくる雅楽の調べだけが、やけに大きく響いているような感じでした。
JCは年1回開催時代の名残もあって、春夏シーズン向けよりも秋冬シーズン向け中心の展示会ではあるんですが、それにしても、やはり、不景気なんだな、ということを如実に感じた展示会でした。
前でモノが動いていない、特に高い物が売れにくくなっている、ということはあると思うんですが、市場のすべてがロープライス商品になってしまう訳ではないですし、メイド・イン・ジャパンのテキスタイルメーカーは、高価格帯やミドルアッパープライスのゾーンなど、それぞれの市場の中で「価格以上の価値」を打ち出していくことが大切なように思いました。
ジェトロ主催のミラノでの展示会も、回を追うごとに来場者が増えているという話も伺いましたが、こういう時代だからこそ、商品開発と営業体制の強化(国内、国外共、様々なやり方があると思います。自社で何でもやればよいという訳ではなく、商社やコンバーター、エージェントとの取り組みというのももちろんあります)、その基盤を成す人材育成などを緩めずに続けることが大切だと思います。
展示の中では、新設コーナーの「染色クリエーションビレッジ」が面白かったですね。意欲的な2次加工やプリントなどに挑戦している企業さんが揃っていました。
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