井寄奈美著『小さな会社のトクする人の雇い方給料の払い方』
大阪在住で、私がこよなくリスペクトする、“ナニワ女”の友人、特定社会保険労務士・井寄奈美さんが、初めての著書『小さな会社のトクする人の雇い方給料の払い方』を日本実業出版社さんから刊行されました(拍手)。
・・・といいつつ、この本の発売日は4月20日。なのに、ゴールデン・ウィークに入ってからやっと読み、本日やっとレビューをアップしているという状態、平にご容赦を〜なんですが、
実のところ、読み始めてからは、もう、一気に読み終えてしまいました。雇用契約や社会保険に関して押さえておくべきポイントが、非常に明瞭に、わかりやすくまとめられておりましたので。
同書は、経営者の小久保さんと、なにわの社労士・真奈美先生とがやりとりする形式で進んで参りますが、真奈美先生のモデルは、もちろん、いよりんこと井寄さんなのであります。
私は仕事柄、数多くの中小企業の経営者の方にお会い致しますが、中小企業にとって社員の採用・育成・給与や社会保険労務費の支払いという問題は、なかなか綺麗事では済まない、というのが実情だと思います。
理想と現実の狭間でどう折り合いをつけていくのか、皆さん悩んでおられるかと思うんですが、まずはルール=法規に関する知識をきっちり身につけてから、人材採用と育成、労務管理、財務管理という観点から見た自社の労働分配率の設定と将来的な予測等々の戦略を立案することが必要だと思います。
逆に、この辺りの問題がネックになっている企業さんが多いからこそ、「人財」に対するしっかりしたポリシーと優位性の高い条件を打ち出せる企業さんは、エリアの中で、あるいは似たような規模の同業者間で、抜きん出ることが可能になってくるように思うのです。人材あっせん会社さんに必死になってあれこれ依頼する前に、ここをきちんと致しましょう、皆様。
正直、一般的に「社員」の立場にある方々は、経営者ほど会社の経営(例えば、売り上げや利益、コストに関する問題等)について真剣に考えている訳ではないと思います。理不尽なようですが、その重さを背負えない方は、「雇う」のではなく「雇われる」もしくは「1人起業」を目指すしかないということだと思います。
人材が増え、ベクトルを1つに合わせて前に進むことによって出来る仕事は質量共に格段に大きくなり、大きなリターンが生まれるのですが、恐れず、前向きに「雇い」、チームを形成できる会社へとステップアップしていくために必要な知識をこの本は与えてくれます。
中小企業の皆様だけでなく、起業家の皆様、あるいは、これから起業したいと考えておられる皆様方に是非ご一読をお勧めしたい本です!いよりん、素晴らしい本をどうもありがとう!! 出版記念パーティーで久々にお会いできますことを楽しみにしておりますね(^^)/
小さな会社の トクする 人の雇い方・給料の払い方
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両国さくらさん!
ご無沙汰しております!!
このたびは拙著をご紹介いただき
ありがとうございます☆
お礼のコメントが遅くなってしまい
申し訳ないです・・・
労務管理とか雇用のルールとか
中小企業の経営者にとっては
できたら避けて通りたいこと?(笑)の
ようですが、ちゃんと向き合わないとダメだし
うまく人を活用しないと損!ですよね~
食わず嫌いの経営者の方にぜひぜひ
お読みいただきたいと思います!
パーティでお目にかかりますのを
楽しみにしています☆
ありがとうございました!!
投稿: 井寄 奈美 | 2009年5月11日 (月) 23時36分
いよりんこと井寄さま、
書き込み、Thanksです。
本、売れに売れておられるようで、良かったですね!
「ちゃんと向き合う」こと、そう、そうなんですよ。
雇用は、しんどいことですが、大きな夢をかなえるためには、必要不可欠なことですよね。
パーティー、盛り上がりそうですね!
平野友朗さんにも久々にお会いできそうですし。
楽しみにしておりますね!!再見!!!
投稿: 両国さくら | 2009年5月13日 (水) 00時47分