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2009年6月27日 (土)

小山登美夫著『小山登美夫の何もしないプロデュース術』

ギャラリスト・小山登美夫氏の著作を読むのは、『現代アートビジネス』(アスキー新書)に次いで2冊目。示唆に富む言葉の連続、随所に挟み込まれたアーティストの皆さんへのインタビュー記事も面白かったので、一気に読み干してしまいました。

小山氏は、自身の存在を、「目標を立て、全体を統率し、成果に向かって計画を積極的に展開していくリーダー」(同書P199より引用)的な動きをするプロデューサーではなく、「何かを『すること』よりも、むしろ何かを『しないこと』を意識してきた」(P201)、と説明しています。

この本を読むと、「引き算」と「ゆだねる」によって成り立つ小山流のプロデュースが、アーティストの皆さんに、売りへのあせりを感じさせず、過去の枠組みを超えるようなクリエーションに向かわせる秘訣なのだ、ということが、よくわかります。

ネタばれになってしまうのでこの場に詳細を記すのは差し控えますが、小山氏の元から羽ばたいたアーティストの1人、村上隆氏が、TV番組「情熱大陸」の中で「小山さんのやり方はB級」と指摘したことに対する小山氏からの「回答」も、この本の中には記されていて、その中身に敬服致しました。

しかし、こういったアート周りの世界の情報に触れるにつけ、作品発表のサイクルが個人の自由に委ねられており、評価に関しても長期的なスパンで見てもらえるアートの世界と、ファッション業界との違いを感じずにはおれません。

もちろんファッションの世界にはファッション業界ならではの良さもあるんですが・・・若年層人口の減少及び平均的な所得の減少は、若いクリエーターのクリエイティブ・アウト型のブランド開発を困難にしている状況があり、それに比べればまだ、アートのマーケットには多様な個性が受け入れられる懐の深さがあるのではないかと、他人の芝生が青く見えてしまう今日この頃であります。

話は変わりますが、小山氏は若手だけでなく、もの派の菅木志雄氏のようなベテランもバックアップなさっておられるんですよね。この本の巻末には、氏が限定百部で刊行したミステリー小説『樹下草怨』(定価税込み100,000円)の広告と、「菅木志雄 倉庫美術館」を併設した板室温泉・大黒屋について書かれた本、山下柚美著『客はアートでやってくる』の広告が掲載されていて、面白い企画を連発なさっておられるんだなと思いました。


小山登美夫の何もしないプロデュース術Book小山登美夫の何もしないプロデュース術


著者:小山 登美夫

販売元:東洋経済新報社
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