ハニーズ、中国1000店目指す(H21.7.8繊研新聞他)
7月8日(水)付けの繊研新聞さんや日本繊維新聞さんに、婦人服専門店・ハニーズさんの記事が掲載されておりました。
2009年5月期連結決算が微増収大幅減益となり、特に既存店ベースの売上高が前期比11.4%減と大幅な減少になってしまったこと、今後それを挽回するため客数増を狙ってさらなる低価格戦略を推進する、というくだりもさることながら、
さくら的には、同社の中国戦略の方に、強く惹かれたのであります。
「『進出から10年たつ7年後には1000店を目指す』として、(中略)来期以降、100店ペースの出店を進める」(繊研新聞より引用)とのことですが、
上海で4月に見てきたハニーズさんの店舗の様子からすると、非常に可能性が高いのではないかという気がするんですよね。
もちろん、頻繁に見ておられる方には、より突っ込んだご意見があろうかと思うんですが、
中国でハニーズさんは、価格帯的に「ZARA」や「H&M」、日本には出店していない「ONLY」などのSPAと同クラスに位置しており、百貨店やファッションビル内で好立地を確保しておられること、
「日本的渋谷発」という謳い文句で、日本の最先端トレンドを発信していることをアピールしているものの、実際には中国のピュアヤングやヤングに受け入れられ易いMDになっていること、
販売員教育がしっかり行われていること、
上記3点に、私は成長の素地が出来ておられるのではないかという風に感じました。
前期末の中国(香港を含む)の期末店舗数が96店、今期末予定が136店で、
中国子会社の10年3月期見通しが、売上高34億円、営業利益3億円というのは、達成できれば非常に立派な数字のではないかと思います。
繊研新聞さんには、「今期から、冬物のコート、ジャケットなどで中国独自企画に着手する」と書いてありましたが、恐らく北京など華北エリア向けでは同社の中軽衣料中心のラインナップのみでは顧客ニーズを十二分に満足させられなかった、という思いがあるのではないかと思います。
さくら的には、日本で無理して1400店作るよりも、伸びている市場でもっと伸ばす方がいいのではないかと。ハニーズさんがこれから中国でどこまで店舗網を広げられるか、非常に楽しみであります。
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