コーチ社がアパレル、服飾雑貨、香水の新ブランド「リード・クラッコフ(Reed Krakoff)」を開始
コーチ社が、同社のプレジデント兼エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターであるリード・クラッコフ氏の個人名を冠した新ブランド「リード・クラッコフ(Reed Krakoff)」を、2010-11年A/Wコレクションから発表するというニュースがございました。
注目すべきは、このブランド、レディスのバッグやジュエリー、フレグランスに加えて、アパレルも立ち上げると明言しておられることなんですよね。さらに、将来的にはメンズやホームコレクションも手掛け、ライフスタイルのトータルブランドとして育成していく方針のようです。
服飾雑貨に関しては「コーチ」での成功のノウハウを有している同社ですが、ロイター(REUTERS)のWebサイトを見ると、
あるアナリストのコメントとして、「アクセサリーでの成功は必ずしもアパレルに翻訳されるとは限らない」(筆者訳)との懸念が記されております。
その一方で、Needham & Co社のアナリストChristine Chen氏が、マーク・ジェイコブスやカール・ラガーフェルドの例を引き合いに出しながら、
「優れたデザイナーはマルチトラック(複数の選曲を行うこと)が可能だ」(筆者訳)とコメントしているということも紹介されておりました。
私の意見は、上記のアナリスト達のコメントはどちらも正しいだろうな、と。
その上で感じるのは、企業としてのコーチ社は業績も堅調ですので、新たなチャレンジが会社をより強くし、株主さんやお客様の期待に応えることにつながるのではないか、ということです。
アパレルに関しても、トレンド性が高い商品ではなく、「ラルフ・ローレン」や「カルバン・クライン」などのアメリカン・ブランドの成功事例のように、スタイルを明確に打ち出し、上質な単品を何度もリピーターに購入して頂けるようなブランドにしていけば、
服飾雑貨ほどではないにしても、そこそこの収益は上げていけるのではないでしょうか。
アメリカだけでなく、日本や香港には早い時期に出店されるとのことのようであります。クラッコフ氏は卓抜したセンスの持ち主ではないかと思いますので、ブランドデビューが非常に楽しみです!
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