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2009年10月31日 (土)

ネット通販サイト「セレクトショップマナマナ」さんの「新人ファッションデザイナー大賞」受賞者サポートページがオープンしました

10月27日(火)付けのエントリでも少しご紹介させて頂きました。

高感度・ハイクオリティなレディスブランドをオンラインで販売なさっておられる「セレクトショップマナマナ」さんの本店(独自ドメイン店)で、

昨日から、「新人ファッションデザイナー大賞」の過去の受賞者4名のPRページ&通販ページがアップされております。

ファッションの未来を作る新世代デザイナー×マナマナ

さすがマナマナさん、ビジュアルも、キャッチコピーやテキストでの説明も、非常にかっこ良く仕上げておられますね。

通販を行っておられる3名のクリエーターの商品掲載点数は、1名様につき2型と、ちょっと型数が少ないんですが、どなたも価格的に高いものと比較的買い易いものを1点ずつ選んでおられて、なかなか良いバランスなのではないかと思います。

私は、クリエーターの支援を行政丸抱えで行うことには賛成ではなくて、民間で実際にビジネスを成功させておられる方が名乗りを挙げて下さるのは非常に良いことだと思っております。ファッションビジネスは、最終的に、お客様に買って頂いてナンボの世界ですから、成功しておられる方とどんどんふれあうことが、クリエーターの方のファッションセンス及びビジネスセンスの向上につながると思うからです。

この取り組みをきっかけに、次代を担うクリエーターの皆さんの認知度が上がると良いですね(^^)

2009年10月30日 (金)

大原孫三郎氏シンポ@大阪歴史博物館(11月3日開催)

ちょっと前に日本繊維新聞さんで見ていて、

関西在住だったら、祝日の開催だし絶対行くのにな、と思ったシンポジウムをご紹介させて頂きます。

倉敷紡績(現在のクラボウ&クラレ)の第2代社長・大原孫三郎氏が開設した大原社会問題研究所の90周年記念シンポジウムが、大阪歴史博物館さんで11月3日(火)に開かれるそうです。

「大原孫三郎がミュージアム、図書館、そして大阪に残したもの」ー大阪歴史博物館

クラボウさんクラレさんは、私の故郷・岡山と非常にゆかりの深い企業さんです。大原孫三郎氏は、戦前の、まだ日本社会が十分に経済発展しておらず政治や文化も成熟していなかった時期に、狭義の経営のみならず、社会・労働問題や医療、文化、芸術など、多様な領域において広い視野を持ち先見性の高い業績を沢山残しておられるところが、傑出していると言えるのではないでしょうか。

城山三郎著『わしの眼は十年先が見える』、随分前に読んで、もちろん東京にも持って来ている本ですが、こちらもおすすめです。


わしの眼は十年先が見える―大原孫三郎の生涯 (新潮文庫)Bookわしの眼は十年先が見える―大原孫三郎の生涯 (新潮文庫)


著者:城山 三郎

販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2009年10月29日 (木)

合同展の出展ブランドの皆様、市場の価格とトレンドを「知って」おられますか?

先月から、沢山の合同展示会や、一部個展を回って、個人デザイナーの方々や小規模ブランドさんの商品を見せて頂いております。

中には、「両国のものづくり企業さんと取り引きしたい」という有難いお話もあったりして、こういう厳しいご時世に感謝・感謝です。

そういう方々の展示内容も、びっくりするほど完成度が高いものから、非常に失礼ながらまだまだ修行が必要でいらっしゃるのでは、というものまであって、

ここから先は前者の方々に語るのはおこがましいので、自分はまだ若葉マークだと思われる方だけお読み頂きたいんですが・・・。

まず、小ロット生産の見込みしか立たないクリエーターさんのブランドが、大手さんのMDブランドより割高になるのは仕方がないと思うんですが、

世の中で、自分の商品を置いてもらいたいと思っているショップの、特定の棚(ラック)の既存の商品(いわゆる、お友達ブランド、コンペチターですよね)の価格帯がいくらくらいなのかを、調べておられますでしょうか?

インポートの著名デザイナーさんのブランドよりも高いスーツを平気で展示しておられるような方は、まずはそこからリサーチされるべきだと思います。

「私は忙しいから売り場に行けない」・・・そういうお声をよく耳にするんですが、最近はネットでも調べられますんで。例えば、ゾゾリゾートさんのサイト内検索、「価格帯で探す」という機能なんかをうまく使えば、あっという間にリサーチは出来てしまいますので。

それを知った上で、止むを得ずとか、あるいは戦略的に(私は業務委託の仕事を取るのが裏の目的なので、オリジナルは高めにしても完成度を上げる戦略を取る)高いお値段にしているのか、それとも、あいまいな意識しか持っていないのか、前者か後者かでは、実際の商談で、例えば素材や工場を変えてもっと価格を落として、などといった話になってきたときに、対応が全く違ってくると思うのです。

それともう1点、デザイナーさんなのに、色、テキスタイルとかレザー、そしてコレクションのトレンドをあまりご存知ないように思える方がいて、それにもびっくりさせられることがあります。

「私はトレンドは意識していません。私の感性で企画しています」・・・一見、聞こえはいいんですが、ストリート発の新しい芽に敏感なファストファッションやマルキュー系と違って、よりどころになる情報を何も持たない→お客様の支持を得にくいひとりよがりな個性の発露になってしまっていませんでしょうか?

2年前にグローバルに決定されていくカラーのトレンド以下、テキスタイルやレザーのトレンドにしても、東京は別としてミラノ、NY、パリなどで発信されるコレクショントレンドにしても、社会や経済、文化の動きを睨みながら、その道のオーソリティーが、今の時代にマッチすると思われるテーマを選んでおられます。

それは、大概において、大枠でお客様の気分にも近いものになっているように思いますし、

それ以上に、テキスタイルメーカー、コンバーターさんや革問屋が、そのトレンドに合わせて企画しておられますので、

ファッションデザイナーの方もそこからあまりはずれないところに照準を合わせられた方が、素材選びがやりやすい筈なのです。

また、バイヤーさんも、もちろんそのトレンドを把握した上で、店のディレクションを作成しどういうテーマのどういうアイテムをどれくらい買い付けてくるか、という商品計画を立案されると思うのです。

それを知った上で、また、トレンドの話を自分より川上や川下に存在する仕入れ先、売り先の方から振られた時にもひととおり自分なりの考えは受け答え出来る、それくらいの常識は踏まえた上で、

敢えて「私はそれとは違う道を行きます」というのなら、説得力があると思いますが、

プロとして必要な最低限の知識も入手せず、作り手目線しか持たない商品を並べて、「これが私の個性です」というのは、こういうもの余り、不況の厳しい時代には、やはり通用しにくいのではないかという気が致します。

2009年10月28日 (水)

私の足は、左右で太さが違うらしい(たぶん)

展示会回りで歩き過ぎて、お風呂で一生懸命マッサージしてもなかなか治らないくらいに、ふくらはぎがパンパンになってしまっております。

今日は(というか、もう昨日は、ですか)、某百貨店さんで購入したPBの靴下のかかとが合わず(買う時からサイズ感にちょっと不安は感じていたんですが)、かかとがずれそうになるばかりして最悪の状況でした。

最近気づいたんですが、レギンスを履いていると、いつも左足の方ばかりが上へ上へと上がっていくので・・・。

たぶん私の足は、左右で太さが違っていて左足の方が太いか、もしくは左右の足の動かし方が違うか、どっちかなんだろうなと。

よく、利き手と利き足は逆だと言いますので、私は右利きだから左足の方が発達しているのはわからないでもないなと。

ただ、それにしても、ちょっと上がり方が極端で、10センチくらい差がついたりしているので、「サッカーやっている訳でもないのに何で?」と思ったりしております。

さて、こういう状況に対し、ファッション的にどう対処するか。

1.何もせず左右非対称な状態を放置する。

2.左足側が長いレギンスをどこかで作ってもらう。

3.例えば、左足側のレギンスの先にピンクの編み地を足すとか、左右の色・柄を変えたりして、敢えてアシメトリーな状況を楽しむ。

なんとなく1になっているのが今の状態なんですが、2や3もありだろうなと。

2は「非対称なものを対称なように見せかける」ということで、よく左右の手の長さの違うお客様に対しジャケットのお直しの時に施されたりするテクニックです。

でも、3の考え方も面白いんじゃないかなと。非対称結構、あるがままを受け入れる、あるがままで美しく、楽しく、ですよね。

たぶん、これから歳を重ねていくと、もっともっと体型は崩れてイレギュラーな状況になっていくだろうと思いますが、自分でもお洋服にアレンジを加えたりしながら、その時々のファッションを楽しみたいと思います。

追記:昨日は代官山で、先日「ラルフローレン」で買おうとして自分のサイズが売り切れになっていたため、泣く泣く購入を断念したカットソー素材の濃紺のテーラードジャケット(布帛より体にフィットして着易いんですよね)の、たぶん2サイズ下のものと、股上が大きく下に下がったグレーのサルエルパンツを、しかもフラットシューズに合わせてかっこ良く着こなしておられる方をお見かけしました。

さっきまで書いてきたことと矛盾するようなんですが、他人をうらやんではいけないと思いつつも、こういう時は、「やっぱりイレギュラーよりは、細身で均整の取れたプロポーションの方が何にでもチャレンジできていいなぁ」と、ついつい羨望のまなざしで見つめてしまいます(ため息)。

2009年10月27日 (火)

商業界『ファッション販売』12月号にミッド・インターナショナル様とマナマナ様について書かせて頂きました

月末です!

明日の朝、台風で電車が遅れたらいけないので、今夜は早めに休もうと思っているんですが、夜帰宅したら『ファッション販売』の新しい号=12月号が届いていたので、掲載記事のご紹介だけさせて頂きますね。

まず、連載「おしゃれネットショップBookmark」では、大きいサイズの服のネットショップ、ミッド・インターナショナル様を取り上げさせて頂きました。日本の真ん中、岐阜で独自のビジネスモデルを確立なさっておられる企業さんです。

また、「FASHION EYE」のコーナーでは、新人デザイナー大賞(今年度の最終審査会及び授賞式がちょうど先週の土曜日・10月24日に東京ミッドタウンのホールAで開催されましたね。私も拝見させて頂きました)に対するマナマナ様の支援について書かせて頂きました。

マナマナ様は、スタイリスト向けの衣装レンタルショップ及び、ネット通販サイト「セレクトショップマナマナ」の運営をなさっておられる企業さんです。高級品を販売しておられるサイトさんとして、各方面から注目を集めておられますね。

お世話になった皆様方に厚く御礼申し上げます。皆様是非、今月号の『ファッション販売』をご購読ください!

ミッド・インターナショナル

セレクトショップ・マナマナ

2009年10月26日 (月)

プラスジェイ、衝撃的な商品力

プラスジェイ、衝撃的な商品力
プラスジェイ、衝撃的な商品力
プラスジェイ、衝撃的な商品力

先週1週間は、自社主催の合同展示会の準備と後片付けに追われて、ブログをゆっくり書く時間がなかったので、

「これ取り上げたい」と思って取り置きしておいた新聞の記事や、JFW関連のイベントやショーの感想など、書きたいことがいろいろあったんですが、

今日の夕方、ユニクロオンラインストアさんから届いた荷物を開けた瞬間に、それらが全てふっとぶぐらいの、凄まじい衝撃を受けました。

ユニクロさんがジル・サンダー女史とコラボして立ち上げたレーベル「プラスジェイ(+J)」、この価格に対しては、本当に信じられないくらいの、驚くべき商品力の高さですね!

素材も、デザインも、パターンも、このお値段で売ってしまって本当に良いのですか? と言いたくなるくらいの、素晴らしい出来栄えだと思います。

「トレンドの提案」に関してはH&Mさんとかzaraさんには後塵を拝してしまっておりますが、「プラスジェイ(+J)」は「スタイル」を提案しているブランドで、素材、デザイン、パターンに関しては外資ファストファッションのコラボブランドには圧勝していると思います。それどころか、むしろユニクロさんより高いポジションにあると思われているブランド群、具体的に言うと、百貨店ブランドさんなどの価格と質のあり方に鋭い刃を突きつけた、と言えるのではないでしょうか。

特に、ウールのダブルブレストのコートの前肩の部分のパターンと縫製、シャツの襟の絶妙な小ささ、カシミア100%のニットの質感に感激致しました。カシミアに関しては、有名百貨店さんの13,000円くらいのプライベートブランドのカシミヤよりも質は良いように感じます。

最近はヤーンの展示会に行っても、価格コンシャスな売り先の要望に応えてか、カシミアそのもののグレード感を下げたり、あるいは混率を下げた提案が目立つんですが、そういうご時世だからこそ、「いい商品を買い易い価格帯で」というユニクロさんの企業努力が目立ちますね。

この商品を見られた百貨店やアパレルの関係者の皆様が、顔色を変えておられるというのもわかるような気が致します。

ただ、もちろん、「プラスジェイ(+J)」にも、弱点はあると私は感じていまして・・・。

まず、これは価格を抑えるという点と、ブランドコンセプトとして恐らくジル・サンダー女史が拘っておられるという点と両面あると思うんですが、

色数が絞り込まれていて、暖色系の差し色などが1色もないこと。

なので、例えば赤とかピンクとか欲しい方は、もちろんユニクロさん以外のところに行かなきゃ買えませんからね。百貨店さんのPBや、著名なカシミアブランドさんは、その部分を食われるという状態には、今のところならない訳です。

それと、服飾資材に関しては、既存のユニクロさんよりは改善はされていると思いますが、コートのボタンやバックルは、やはりどうみても高い商品用のものには見えないように感じます。気にいらないから買って来たボタンに換えるという方も、お客様の中にはいらっしゃるかもしれませんね。

さらに、私が着てみた印象では、たぶん「プラスジェイ(+J)」のお洋服は標準体型から、標準より10%、もうちょっと太目の方がお召しになられると、かっこいいし着心地も良いし最高、という感じになっているように思いますが(私はまさにその条件にぴったり合うお客ですが)、

逆に、標準体型より10%以上細身の方だと、どうなんでしょうかと。

まあ、そういう方はわざわざユニクロさんでお買い物はされなくても、合うブランドは沢山世の中に存在する訳で・・・。

なかなか似合う服がないやや太めな人や、ファッション感度がとびきり高い訳でもない普通の人をお洒落にする、というのが、たぶんこのプロジェクトの狙いなんでしょう。

もう、どれもこれも大満足だったので、月が変わってまだネットに商品が残っていたら、会社で着るウールのカーディガンも買っとこう、そして、ボトムスもなるべく早く実店舗に見に行かなきゃ、と、逸る心を抑えるのに懸命なさくらでありました。

2009年10月25日 (日)

Chim↑Pomのサンドアート@デザビレ

Chim↑Pomのサンドアート@<br />
 デザビレ

何かと物議を醸す事が多い彼らなので、いい意味で裏切られた感があって、良かったです。

今日の主役はファッションデザイナーの方々なので、脇役としてきっちり華を添えた、ということなのでありましょう。

「砂の下のシャネルのバッグは本物ですか?」と聞くのを、うっかり忘れました。

2009年10月23日 (金)

展示会無事終了しました

展示会無事終了しました
今、京浜東北線の中です。昨日(もう12時を回っておりますので)合同展示会Act21 11thの2日間の日程を無事終了致しました。
今回はJFWと日程が重なっていたので、お客様が両国までお越し下さるか非常に心配だったんですが、蓋を開けてみると、過去11回のうち、上から3番目という、非常に沢山の皆様にご来場頂きました。
当展示会を応援して下さっている皆様に対し、心より御礼申し上げます。
今の時期、私のTo Do リストは例年と同じく一杯になっておりますので、なるべく早く顧客名簿の整理を終わらせて、「次」に向かって走りだしたいですね。
附記:展示会でお客様から色々お土産を頂きました。写真は、フリーランスPRディレクター、プロコム代表・鈴木清之様がお持ち下さった黒糖味の「石黒のあめ」です。女子のみで分けて美味しく頂きました。いつもお心づかいありがとうございますm(__)m

2009年10月22日 (木)

合同展示会「アクト21(Act21)」、本日22日(木)までの開催です

昨日21日(水)より、墨田区内の製造メーカー9社による合同展示会「アクト21(Act21)」が始まっております。

お陰様で、昨日の来場者数は、前回、前々回を上回る実績となっております。

今回はJFWと日程が重なっておりますが、会場の国際ファッションセンター(株)【東京・両国】は、JFW関連のファッションショー、展示会が数多く開かれている六本木から、都営大江戸線で22分の距離です。

さらに、都営大江戸線両国駅A1出口より、国際ファッションセンタービルは直結しておりますので、

万一天候に恵まれなかった場合も、傘をささずに弊社展示会場にいらして頂くことが可能です。

ファッション業界の皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。

2009年10月21日 (水)

合同展示会「Act21」(東京・両国)は、21日(水)、22日(木)の開催です

時計の針が12時を回りましたので、昨日ということになりますが、昨日の20日(火)は、展示会4件をはしごし、事務仕事を一切しなかったせいか、久々に体調が非常に良くなりました(^^)

最近あちこちが痛かったのは、運動量が減ってあまり体を動かしていなかったので、体がなまっていたのかも、とすら、思えたのであります。

ということで、上司達が一生懸命準備して参りましたうちの会社主催の展示会にも、今日と明日、万全の体調で臨めそうです(^^)/

昨日、おとといと、何名かの知人の方に、「両国さんAct21は木、金だよね」と言われましたので、誤解がないように念のため書いておきますが、

いつも確かに木、金のパターンが多かったんですが、

国際ファッションセンター(株)主催の合同展示会「Act21」、今回は、10月21日(水)、22日(木)の2日間です。

「Act21 11th」ー国際ファッションセンター(株)・産業支援ホームページ

皆様お間違えのないように、お早めのお越しをお待ちしておりますね。

このブログをご愛読下さっている皆様、ご案内状がなくても、アパレルや商社、企画会社の皆様、小売業のバイヤー、プレスの皆様は、どなた様でもご覧頂けます。

今回初めて、カットソーメーカー以外に、参考出展として、アクセサリーメーカー1社、ファッションバッグメーカー1社が加わっております。展示会場も、ビル3Fの広い場所を使っておりますので、いつもよりゆったりとご覧頂けると思います。

業界関係者の皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げておりますm(__)m

2009年10月19日 (月)

2009年クリスマスケーキのトレンド

JFW in Tokyo(東京コレクション)も本日からスタートし、

ファッションの秋たけなわということで盛り上がっておりますが、

直接それとは関係のない話題を1つ。

リアルと違って、ネット上では、既に秋をすっ飛ばして歳末商戦の季節に突入しつつあるんですが、

伊勢丹さんのイセタンオンラインショップに掲載されていた、クリスマスケーキのこの画像を見て、非常に感心致しました↓↓↓

2009年クリスマスケーキご予約について:伊勢丹新宿店

ごてごてと飾り付けるのはもう古い、

円柱とか、三角錐の美しいフォルムを際立たせるように、ケーキ本体は無駄な装飾を取り除いたミニマルなデザインとし、

デコレーションは、1アイテムに集約、

でも、そのたった1つのデコレーションが、まるで宝石のように美しくあしらわれ、

舌触りも最高、珠玉の味わい・・・

という感じなんだろうと思います。

不景気な時だけに、「おうちクリスマス派」が益々増えるでしょうから、
皆様、ご予約はお早めの方がよいかも、と思います。

2009年10月18日 (日)

ユニクロの「プラスジェイ(+J)」の商品3点、只今ネットでお取り寄せ中

先週あたりは、ファッション業界の皆様にあちこちでお会いした際、

「両国さん、『プラスジェイ(+J)』もう見た?」とか、

「豊洲のユニクロに行けばまだ品揃えは結構豊富なんじゃないの」とか、いろいろおっしゃって頂いたんですが・・・。

今日も、私用があったり、今週はいよいようちの会社主催の展示会、おまけにネット通販の基礎講座「イイツー塾」の最終講義もあったりするので、

もう、こりゃ、実店舗に行ってたんじゃ間に合わないかも、と腹をくくりまして、

先程サクッとネットで下記画像の3点、ダブルブレストのロングコートと、クレリックシャツと、グレーのVネックのカシミアのセーターを注文致しました。


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これだけ3点買っても、たったの26,880円なんですよね。ジルサンダー女史のデザインなのに、そう思うと、現物を見る前から安いなと感じます。

この価格ならば、ネットでの購入にも、正直全く抵抗はないです。ユニクロオンラインストアさんは、以前『ファッション販売』で取材もさせて頂いたことがございますが、日本でも最もユーザビリティーの優れたネット通販サイトの1つだと私は思っておりますが、ストレスなくあっという間にお買い物することが出来ました。

届いたら、感想をまたこちらのブログでご紹介致しますね。

メンズをそのままサイズダウンして女性が着る、というスタイル

最近、展示会などでもちょくちょく、

「メンズ発のブランドで、メンズ用の素材、パターンで作られた服をそのままサイズダウンしてレディースにして販売」というやり方を見かけるようになりました。

これ、ちょっとぷかぷかで体が泳ぐような感じになっていると、返って女の子らしさが出て、すごく可愛いんですよね。

ダンガリーのシャツとか、ロールアップしたデニムやかつらぎのパンツとか、いわゆるナチュカジの甘口すぎる感じが好きでない通の方には、これが、たまらない味なんだろうと思います。

これって、やはり、「フェンウェック・バイ・エンジニアドガーメンツ(FWK)」の影響もあるんだろうなと、先日、「ビームスボーイ」でこのブランドさんの5万円台のツイードのジャケットを見ながら、思ったりもしたんですよね。

ただ、このスタイルって、私のような太目女子にはかなり鬼門で・・・。

「太っているからレディスが入らなくてメンズを着ている」感が出てしまうと、最悪であります。

私は、ウエストに対してヒップがかなり大きい、マルキュー世代以前の昔の日本人っぽい典型的な体型ですので、昔から、「リーバイス501」のようなメンズライクなパターンが全然合わないんですよ(^^;;

死ぬまでには一度、何とか華奢な体型になって、メンズをさらりと羽織れるようになりたいな、と思う今日この頃です。

ところで、2010年春夏シーズンに関しては、海外と日本のメンズコレクションの傾向にかなり差があって、日本勢が「強さ」を打ち出してきていたのが非常に目を惹きました。

世の中的には、最近、「草食男子」「弁当男子」ブームであったりとか、雑誌『ハナコ・フォー・メン』の創刊であったりとか、男性が女性化してきている、ということが注目されておりますが、

日本のマーケットにおいて、メンズの高価格帯の商品の消費を牽引するタイプの客層は、そういうタイプではない、ということなんでしょうね。各ブランドさんが原点に返って企画された結果だろうと思いますが、面白いなと思いました。

2009年10月17日 (土)

成約率の高い合同展示会「ジャーニー(JOURNEY)」

昨日の「マニコレトウキョウ」さんに続いて、

今日(というか、深夜0時を回りましたので、もう正確には昨日ですが)は、恵比寿のイーストギャラリーで開催されていたメンズの合同展示会「ジャーニー(JOURNEY)」さんにお邪魔して参りました。

いよいよ、「ジャーニー」の主催者・仲さんもブログを始められたようで、

◆JOURNEY-TOKYOのブログ

もう私のような者がおこがましくもあれこれこちらでコメントさせて頂く必要もないだろうと思うんですが、

仲さんご自身が非常に正直に書いておられるように、こちらの展示会の場合は、メンズに特化しているということもあって、「来場者は減っている、しかし、成約率が高い」というのが特徴だと思います。

こちらで具体的な実例をご紹介できないのが非常に残念なのですが、Aブランドが○○に決まったとか、Bブランドが△△にウン百点商品を納めたとか、こういうご時世にも関わらず、いいお話を沢山お伺いすることが出来ました。

というのも、やはり、出展者の皆様のレベルが非常に高いからなんですよね。セレクトショップさんが好きそうなトラッドがベースになっているタイプのブランドさんが多いんですが、今回はちょっと違う切り口の非常に高感度なニューフェイスにもお目にかかることが出来て、非常に感動致しました。

そうそう、話は戻りますが、前回の「ジャーニー」さんでノベルティーとして配布されたレザーのブレスレット、私はちょくちょく愛用させて頂いていたんですが、業界の皆様に、「両国さん、それ、どこで買ったの?」とものすごく質問されるので、「違うんですよ、『ジャーニー』さんで頂いたんですよ」といつもお答えしていたんですよ、という話を仲さんにさせて頂いたんですが、

そのブランドさんも、めでたく、某人気百貨店様とのお取り引きが始まっておられるのだとか(^^) 本当に良かったです。

「ジャーニー」さんに関しては、まだ発表出来ないニュースもいろいろあるようなんですが、1つだけ掲載の許可を頂きましたことをこの場でご紹介させて頂きます。

今年の秋、初めて福岡の大名で、メンズと、一部レディスも含めた展示会を開催されるそうです。日程は、11月10日(火)、11日(水)、12日(木)の3日間。レディスでは、うちの会社のセミナーでも今年講師を務めて頂きました村松啓市デザイナーのブランド「エバーラスティングスプラウト(everlastingsprout)」さんも参加されるのだとか。

東京まで出るのは大変だけど、大名なら・・・という方、是非足を運んでみてくださいね。

会場では、カジュアル合同展示会「フロンティア」の吉岡代表にも久々にお会いすることが出来ました。吉岡さんのところは、今秋から「ギフトショー」の中に、1つのコーディネートゾーンとして参画なさっておられるんですが、極めて来場者数が多い展示会なだけに、やはり、想像以上に好調な結果に終わったのだとか。現在、まだ次回2月展の募集が始まっていないのにも関わらず、申し込みがかなり来ているそうです。

こうやって、展示会の主催者や出展者の皆様のお話をいろいろと伺っていると、「不景気だから」とか「最近は高いものは売れないから」などとぼやかず、知恵を巡らしアクションを起こしていけば、チャンスの芽をつかむことは出来るんだと感じます。うちの会社も来週展示会を控えているんですが、「頑張らねば」と思いました。

2009年10月15日 (木)

「カヤノマディック(Kaya Nomadic)」@合同展示会「マニコレ」

再び左腕のひじ痛が振り返し、電車のつり革を握るのも辛いなと思いながら、JR原宿駅へ。ベルサール原宿で開かれている合同展示会「マニコレ・トウキョウ」さんに行って参りました。

今シーズンは、マニコレさんは既に一度、9月のギフトショーにも参画していらっしゃるんですよね。その時は本当に最終日の最後の30分くらいしか時間がなくて、一通りぐるりと回っただけで終わってしまったんですが、おぼろげに記憶している参加ブランドさんの中には、今日はお姿が見えない方々がおられるようでした。

逆に、ギフトショーには出ておられなくて今回のみ、という方もいらっしゃったようであります。

マニコレさんは、当初からアクセサリー関連に強い展示会でしたが、今日拝見した印象でも、やはりそれは変わっていないようでした。帽子も、「ピーチブルーム」さんを筆頭に、出展者数が増えて来ているようです。

価格帯がそんなに高くない商品も多く、ハンドクラフト的な味わいのある品揃えと、出展者と来場者がゆっくりコミュニケーションが取れるアットホームな雰囲気があって、「B2Bの手作り市」とまで言ってしまうと語弊があると思いますが、地方の個人専門店さんにとっては掘り出し物が見つかる可能性が高いように思います。

出展料がそんなに高くないので、最近は他の展示会ではめっきり少なくなった若いクリエーターの登竜門的な存在になっているようですね。

入り口に近いところに、昨年の秋にはroomsでお姿を拝見した、フレームアートの「カヤノマディック(Kaya Nomadic)」の茅切剛さんがいらっしゃいました。

茅切さんは、美大や芸大卒ではなくて、織田デザイン専門学校を出ていらっしゃるとのことで、一瞬、驚いてしまいました。私がお世話になっている先生方のお名前ももちろんご存知でした。お話を伺っているうちに、ブログでご紹介させて頂きたくなり、本稿はご本人の承諾を得た上で書かせて頂いております。

学校を卒業後、4年間ご自身のアパレルブランドを運営、その後、2年間、世界を旅行して、その時に感じたインスピレーションを元に、額縁の中にテキスタイルや花などのモチーフを盛り込み、立体感のある装飾品に仕上げて行く「フレームアート」の制作を開始されたとのこと。

作風は、単に綺麗とか、可愛いといった感じのものではなく、民族的な要素や時代性と作者の心象風景がクロスし、若さの持つエネルギーと、それとは裏腹の鬱屈や、情感を帯びたものでした。ご本人曰く、「素材の選択や生産背景の手配に、アパレル経験が非常に役立っている」とのことです。

来場者の方々からは、「お店のディスプレイ用に欲しい」というお声が多かったそうです。ギフト用とか自分へのプレゼント用には、作品を覆うカバーの部分にオリジナルのメッセージを入れることも可能だとか。

日本で「フレームアート」の作家を名乗っているのは、茅切さんが初めてとのことで、そのパイオニア精神を大いに評価したいと思います。これから一層作品が充実してこられるのではないかと思いました。以前、織田デザインの先生から、「当校の卒業生には、起業して頑張っている人達もいる」というお話を伺ったことがございましたが、茅切さんもきっとその代表選手のお一人だったんでしょうね。今後一層のご活躍を楽しみにしております。

カヤノマディック

続・ヨウジヤマモト

ヨウジさんがらみのニュース、まだまだ私の周りでは反響が大きいです。

ファッション業界の方で業界紙を細かくチェックなさっておられる方は先刻ご存知のことと思いますが、このブログは一般のファッションファンの方もかなりご覧頂いていると思いますので、過去2回の私のエントリで、私の認識不足だった点を少し補足させて頂きますね。

まず、昨日10月14日(水)付けの繊研新聞さんなどに報道されておりました通り、ヨウジヤマモトさんの民事再生法申請の直接の原因になったのは、「海外投資の失敗」です。

それと、同日付けの日本繊維新聞さんに書かれていたんですが、同社の再建を担う投資会社インテグラルさんは、「05年にワールドのMBO非公開化を進めた」企業さんだとのこと。

「短期リターンの投資ファンドではなく、自己資金とファンドで調達する『ハイブリッド型投資。従って超長期な企業支援が出来る』」(日本繊維新聞より引用)。

12日(月)にロンハーマンに行った後伊勢丹新宿店さんにも出向いたんですが、その時にも「ワイズ」のショップでお買い物をなさっておられるお客様はいらっしゃいました。

今回の出来事を、「災い転じて福となす」ことは、十二分に可能だと思います。山本耀司氏の過去の功績は、日本のファッション業界にとっては偉大な資産です。そして、耀司氏の、「ぶっ倒れるまで、服を作り続けたい」という言葉にも、どん底から這い上がろうという並々成らぬ決意とエネルギーを感じますので・・・。

きっと再生は出来る、と私は思います。次シーズンのコレクション、楽しみにしておりますので、頑張って下さい!

2009年10月14日 (水)

中国では中国向きのテーマで展覧会を開いていたカルティエ

今週号のWWDジャパンさんの別冊ジュエリー特集を読んでいて、今更のように知ったことがあるんですが(遅い情報ですみませんが)、

今春、日本では上野の森の国立博物館表慶館で開催され、私も見に行って非常に感動したカルティエさんの展覧会が、

今度は北京の故宮博物院で9月5日から開かれているそうなんですが、

テーマが日本とは全く異なっておりました。

日本の展覧会は、「Story of・・・カルティエ クリエイション〜めぐり逢う美の記憶」というタイトルだったんですが、

北京では、「カルティエ トレジャーズ〜王の宝石商、宝石商の王」になっております。

うーむ、何て上手いんでしょう、カルティエ。日本で吉岡徳仁氏がディレクターに起用されていたのは、国際的に活躍している一流のデザイナーさんだからということもあったんでしょうが、「ここが日本だから」ということだったんですね。

でもって、中国では中国人に受けそうなテーマにシフトする。郷に入りては郷に従うマーケティング戦略。したたかであります。

グローバル市場をターゲットにしているラグジュアリーブランドさんは、この次には、「伸びる市場」=「今後強化すべき市場」に軸足をシフトし、成熟市場で無駄な動きはしない、という風に変化していくんでしょうね。さすがは、宝石商の王、と自らを規定するだけのことはあります。

ご参考までに、展覧会の特設ウェブサイトと、elle.com.hkの掲載記事をご紹介しておきますね。

Cartie Treasures

elle.com.hk

2009年10月12日 (月)

父と子の週末スタイルの提案が秀逸ーロンハーマン

ロンハーマン
ロンハーマン
ロンハーマン
ロンハーマン
ロンハーマン

3連休の最終日、溜まりに溜まっていた仕事もやっと一段落、新居も7割方片付き、あちこち痛かった体の痛みがやっと取れて来たので、

「展示会で着る服を買わなきゃ」と、大喜びで千駄ヶ谷のロンハーマンに向かったのでありました。

先月の5連休の時に、「ロンハーマンは閉店が早い」(午後7時半)だとわかっていたので、もちろん、今日は早めに自宅を出ました。

渋谷から副都心線に乗り、北参道駅で降り(写真の1枚目と2枚目)、明治通りを真っすぐに進んで、千駄ヶ谷小学校の角を左折、坂をすこし下ると、煉瓦作り風、白いウインドウペーンと蔦がからまる壁面が目印の「ロンハーマン」のショップが見えてきます(写真3枚目)。

こちらって、どうやら、日本の「ロンハーマン」さんを運営なさっておられるサザビーリーグさんの本社らしいんですよね。なので、同じビルの中には、スターバックスコーヒーあり、アフタヌーンティーリビングなどもあり(写真4枚目)といった感じで、ゆったりとお買い物を楽しむことが出来るようになっております。

ひょっとしたら以前からあったのかもしれませんが、特に、スタバがあるのは非常に良いと思いました。というのは、前にも書いたことがございますが、千駄ヶ谷界隈にはケーキ屋さんとか、カフェがあんまり見当たらないんですよ。お買い物した後、お茶する場所がないとなると、「あそこなんか居心地悪い」ということになって、中長期的な集客には不利だという気がいたしますので。

さて、肝心要の「ロンハーマン」についてですが、噂にたがわず、ファッション血中濃度の高いお客様を満足させるだけの、非常に秀逸な店作りと品揃えになっておりました!

もう、評判が評判を呼んでいるのか、私が店内に入っていた時間帯にも、常時30名以上のお客様が来店されており、どなたも非常にファッション感度の高い方ばかり。子供服も置いているので、子供連れの方も多かったです。

取り扱い商品は、レディス(ハウスカジュアルと水着含む)、キッズ、メンズですが、

特に、メンズと、キッズの中のボーイズの品揃えが面白いと思いました。

いわゆる、雑誌『サファリ』を愛読なさっておられるような、富裕層、ヤンエグの30代〜40代前半お父さんの週末スタイルといった感じで、

「モンクレール」のダウンジャケットや革ジャン、「オリバーピープル」のサングラスに、インナーはほどよく体にフィットした半袖Tシャツ、ボトムスはジーンズやチノパン、といったスタイリング提案になっております。

店内にはサーフィンのビデオが流れ、サーフボードも置かれていましたが、「サーフィンもやってますよ」系、「だけど家族もすごく愛してますよ」というお父さんに似合う服です。

品揃えに関しては、羽織り物、カジュアルシャツ、Tシャツやトレーナー、ジーンズのそれぞれにおいて、素材感、サイズ感、デザイン、色に関して、非常に拘りを持って「さりげないけどよく見ると一癖あってカッコいい」商品がセレクトされていることが一目瞭然でした。

特に、Tシャツの場合は黄色とグレー、カジュアルのボタンダウンシャツではピンクなど、「ロンハーマン」として一押しの色の商品を固めて印象的に見せているところなど、「上手いなぁ」と思いましたし。プロのバイイングですね。

何故か、ベルトだけがちょっと少なめのような気がいたしましたが(キラキラ系のものは沢山あったんですけど)。

そして、そういうお父さんの着こなしを、そのままサイズダウンしたような着こなしが、ボーイズで提案されているのも、心憎いばかりであります。台の上に載せて高さを出しているマネキンでも、ダウンのベストを子供のマネキンが着ている以外は、親子全く同じような「ジャックソン」のTシャツにデニムというスタイリングにしてあって、「俺の分だけでなくて、こいつの分も買っておくか」という感じで、お父さん心をくすぐる仕掛けになっていましたし。

それに対して、レディスに関しては、単純な夫婦&親子ペアルック的なLAカジュアルの提案がなされている訳ではありません。「サカイ」「マーク・ジェイコブス」「ステラ・マッカートニー」等、国内外の人気ブランドに「ロンハーマン」のオリジナルといった感じですが、フェミニンな要素を加味したスタイリングがイメージされているように思いました。「ジャケット」の型数は少なめですね。

メディアで話題になっているネルシャツなんかもあったんですが、正直、レディスに関しては、このお店でなければ駄目、というところまでの強い魅力は感じませんでした(それだけ、競合が激しい分野であるということなんですが)。

ただ、お父さんや子供と一緒にご来店されたリッチなお母さんは、やっぱり気にいったものは買っていかれるんだろうと思います。というより、レディスに関してはより年代の若いファッション好きの方も顧客になるでしょうし。

このお店、メンズのTシャツですと4,095円のものとか、ロゴ入りボールペンみたいにもっと安いものもございますし、おこづかいのさほど多くない方でも楽しくお買い物が出来るような品揃えになっております。

アメリカで評判になっているらしい接客の良さとか(お客様の数が多すぎるので休日はどうしても「これ下さい」式になってしまうんでしょうね)、アパログの方にも少し書きましたが、これだけの力が入っている実店舗に対して、webサイトの出来栄えが今ひとつであること(これは、制作会社さんが「悪い」ということではなく、ディレクションをしなければこの程度しかやらない、というのが、web制作の世界の常識であるということです。余程奇特で熱心な業者さんに巡り会えれば運が良いのですが、普通は依頼する側が細かく指示しなければ、「とりあえず作ってきました」程度のものしか出来ません)がちょっと残念ですが、

それらの点を差し引いても、今秋オープンした店舗の中では間違いなく勝ち組、の部類に入るお店だと思います。

「ロンハーマン」さんの場合は、サザビーリーグさんという大手企業さんの事業ですので、こじんまりと黒字を出す程度で満足されることは考えにくいように思います。2号店以降の展開をどのように考えて行かれるのか、今後の動静に注目したいですね!

最後の写真は、今日私が「ロンハーマン」で買ったもの。「ビズビム(VISNIM)」のサッカーボール型(六角形)の柄入り黒のタオルハンカチ(消費税込み1,890円)です。

「JFW JAPAN CREATION2010AUTUMN/WINTER」の感想

ヨウジさんがらみのネタに追われているうちに先週書こうと思っていたことをすっかり忘れそうになっていたんですが、

記憶が消えないうちにちょこっとだけ書いておきます。

先週の10月7日(水)、8日(木)、9日(金)は、日本最大級のテキスタイルの総合見本市「JFW JAPAN CREATION」の開催日でした。私は9日(金)の午後、2時間半程度会場にお邪魔致しました。

期間中、8日(木)の午前中が、台風のため非常に来場者数が落ち込んだようで、最終的な総来場者数がどの程度に落ち着いたのか・・・。8日(木)には、出展者の方々も、ビッグサイトのすぐ側のホテルに泊まっておられた方はよいですが、都内の企業さんはお車でビッグサイトにかけつけられたり、地方から上京なさっておられた方で、ビッグサイトから離れたところに宿泊なさっておられた方の中には、2時間半とか3時間かけて会場入りされた方もおられたと伺いました。皆様本当にお疲れ様でした。

JCの会場では、地方の方や、昔からの知人の方々と久々に情報交換させて頂きましたが、大不況の真っただ中にある「今」のこと以上に、「先」の心配=「この不況が終わったら、元に戻るのか」→「たぶん、昔にはもう戻ることはないだろう(日本のヤングはチープな素材に慣らされてしまっている)」という不安の声を耳にして、非常に感じるところがございました。

しかし、さすがにJCであります。今回も海外の有名ブランドさんのテキスタイル担当らしき方のお姿をお見かけいたしました。いい生地を置いておられるブースにお立ち寄りになっておられましたね。目利きです。

日本のテキスタイルの勝ち残りの道は、やはり、アパレルと一緒になった国内市場の深耕と合わせて、輸出にあると思います。欧米はもちろんのこと、あるレベル以上に経済発展を遂げた国には、どの国にも一定割合の富裕層、中間層は存在しますので、リスクはあっても、そういう国のアパレルとの取引を狙って行くしかないでしょう。

話は変わりますが、トレンドテーマの「違和感と独創性」、ちょっとわかりにくい気がして、さくら的にはこのテーマの「違和感」というのに違和感を憶えてしまいました。

ご参考までに、総合テーマの下の小テーマ4つをご紹介しております。

「違和感と独創性」
・・・「私生活の香り」「科学的欲望」「西洋と東洋のかさなり」「不揃いのメロディー」
(プラス、別枠で「エコテキスタイル」のくくり有り)。

2009年10月11日 (日)

ヨウジヤマモトの民事再生法に思う

ヨウジヤマモトの民事再生法申請のニュースに対して、ブログやmixiにいろいろ反響をお寄せ頂き、ありがとうございました。

個人的な思いも含めて、もう少し書いておきたいと思います。

私の中では、「YOJI YAMAMOTO」が「コムデギャルソン」と共に、「ボロルック」とか「黒の衝撃」と称賛されていた80年代の記憶は乏しくて、90年代になってからの、日本の侘び、寂び、軽みの境地に達したかのようなコレクションの印象が強く心の中に刻み込まれております。

その頃私が前に勤めていた会社(日本繊維新聞)でパリ・コレクションを担当しておられた平野記者の記事を読みながら、紙面からすら伝わってくるコレクション会場の興奮に酔いしれ、

その後、雑誌『ハイファッション』などで、写真を1枚1枚舐めるように拝見し、

半年後に、岡山でヨウジのブランドを扱っておられたお店に見に行く(上顧客ではありませんでしたので、恐る恐る店内に入って、眺める)

・・・というのが、その時代の地方都市のヨウジファンの楽しみ方でありました。

その頃は、私は、断然、ギャルソンよりもヨウジ派、だったんですよね。「コムデギャルソン」には、川久保玲デザイナーのある種の女性性が、裏返しの形で濃厚に滲み出ているように思えるのがあまり好きではありませんでした。

フェミニズムの否定=女性性を過剰に意識しすぎているんじゃないか、というのが私の思いで、もっと軽やかにいきたい、と思っていたんですね。

ただ、今になって振り返ると、90年代には、東京では既にセレクトショップが着々と勢力を拡大しつつある時代であり、

国内外のクリエーター系のブランドは、ワンブランドショップで展開していく時代から、人気セレクトショップの中にワン・オブ・ゼムとして置かれ、

消費者が自由にミックスコーディネートを楽しむ時代に変貌しつつありました。

さらには、2000年以降、パリ・コレをラグジュアリーブランドが席巻し、バッグや宝飾品などを収益の柱とするビジネスモデルが定着していきますが、

アパレルが主軸のヨウジのビジネスは、こういう勢力もじわじわと包囲されていくことになります。

そういう時代の変化に対し、日本で御三家と並び称されていたコムデギャルソンさん系列のブランド群と、イッセイミヤケ系列のブランド群は、その流れに全面的には追従はしないものの、流れを読んだ上で様々な対抗策や部分的に流れに乗る手を打っていたように思います。

コムデギャルソン系に関しては、カタカナクリエイティブ系職業の人(男性)+往年のギャルソン・ファンで、そのまま歳をとっていった層(女性)+専門学校生の服好き(男女双方)、イッセイミヤケ(&エイネット)系に関しては、『日経デザイン』の読者層のような、クリエイティブ系知識人(ギャルソンの男性ファンより年代高めの男性)+年齢と共に体型が崩れ気味の百貨店で服を買うミセス層(女性)+専門学校生の服好き(男女双方)といったファンがきっちりついていて、

クリエーション先行型と見せつつ、実は、それぞれのブランドにおけるコアなファン、顧客ターゲットの志向を捉えた商品企画が行われており、

プロモーションも、ターゲットに合った媒体でしっかり行われていたように思います。

イッセイさんに関しては、社長自らが積極的にブログでリクルートを意識した情報を発信、また、JFWの中心的な運営主体となって「東コレ系」の火を絶やさない活動を続けておられます。

また、ギャルソンさんに関しては、セレクトショップを意識し、自社ブランドのミックス(あるいは一部外部ブランドも含む)による百貨店インショップや国内外の路面店におけるセレクト型売り場の開発、

期間限定のゲリラショップのオープン、

ラグジュアリーブランド(「ルイ・ヴィトン」)やファストファッション(「H&M」)とのコラボ、

低価格帯ブランドの開発(「ブラック」)など、

実店舗系のトレンドはきっちり押さえて、それを自社のスタイルにうまく落とし込んでおられるように思います。

逆に、ファーストラインのクリエーションのレベルがキープできているから、いろいろなところから良い案件が自然と持ち込まれる、ということもあると思うんですよね。

一方、ヨウジに関しては、2000年以降、山本耀司氏がアディダスと契約し「Y-3」を発売するなどの動きもございましたが、自社のビジネス面では、上記2社に比べて、目立った展開はございませんでした。「リミ・フゥ」はこじんまりとですが、きっちりファンを掴んでいるようには思っていたんですが、メンズ、レディス共、ファーストラインが、往時に比べ精彩を欠いていたように思います。

民事再生法申請に至って、耀司氏も、スタッフの皆様も、正直ほっとなさっておられるかもしれませんね。

投資会社の支援も得て、ビジネスについては理解のあるプロに任せて、耀司氏はファーストラインに全力で打ち込み、購買力のある客層+専門学校生のファンを呼び戻す、また、まずはリストラからということになるのかもしれませんが、ファーストライン以外に収益を得る手だてを打って行くということが、今、求められているように思います。

2009年10月10日 (土)

「ヨウジヤマモト」、民事再生法を申請

前々から噂は絶えないようだったんですが、とうとうヨウジヤマモトが民事再生法を申請されたそうです。

「ヨウジヤマモト」再生法申請 店舗営業は継続(H21.10.9asahi.com)

ただ、パリコレも終了し、引き受け先として、投資会社インテグラルさんというところも確保され、ネットニュースを見ると、山本耀司氏自身が登場して記者会見も行われたようで、

厳しい現実を現実として冷静に受け止め、これから事態を好転させていこうという方向に向かっておられるように思えましたので、ほっといたしました。

インテグラルさんの社外取締役として、私自身は面識はございませんが、IFIビジネススクールさんで教鞭を取っておられる一橋大学の竹内弘高教授のお名前を拝見致しましたので、それも心強く思えましたし。

とりあえず、今夜のコメントはこれくらいにさせてください。
「ヨウジヤマモト」については、ひょっとしたらもう少し追加でエントリをアップするかもしれません。

2009年10月 8日 (木)

台風に備えてーレインブーツとファーマフラーー

台風の夜ですが、皆様いかがおすごしでしょうか。私のブログの読者の皆様も、お住まいの地域によって現在の状況はかなり違うのではないかと思います。

東京は、今(深夜1時半)まだ風も雨もそこまで強くはなっておりません。しかし、今夜は、深夜0時前のJRは、かなり車内が空いておりました。余程のことがない方は、やはり早めに仕事や遊びを切り上げて帰宅されたんだろうと思います。

最近はこういう雨の日に、レインブーツを着用なさっておられる方のお姿が目立ちます。今日は朝から、そういう方々を沢山見かけました。

レインブーツブームの仕掛人は、「AKA」というブランドなどを手掛けておられる靴デザイナーの赤嶺勤さんではないかと私は思っているんですが(初めて合同展示会で赤嶺さんのレインブーツを見た時は感激致しました)、その後、インポートや靴メーカーさん発のブランドなども増え、最近はアウトレットでもゴム製のレインブーツを見かけるようになりました。

激しい雨のため、靴から雨が足に染み込んだりした日には、1日中本当に気持ちが悪くなりますが、ゴム製のレインブーツ(昔風の呼び方だと長靴、ですか)を履いているとそういう心配や、雨で革靴を痛めてしまう心配などがないので安心ですよね。

今日はもう1つ、帰りに駅でファーのボンボンマフラー(ベージュ色で、素材はラビットなのかミンクなのか、離れていたのでよくわかりませんでしたが)をなさっておられる女性をお見かけしました。

今日は気温が低かったので、ストール着用率は平素より高いように思ったんですが(私も朝家を出るとき、どれか1本持って出ようかと思いましたんで)、季節の先取りでお洒落ですね。

台風が去ったら、いよいよ秋本番。秋らしいファッションにシフトしなきゃ、と、我が身を省みて反省したさくらでありました。

2009年10月 6日 (火)

訂正がございます

以前アップしたエントリに訂正がございます。

9月17日(木)付けの「『ナデル(NADELL)』@合同展示会ホワイト」の文中、

「その後、10月14日(水)からは、伊勢丹新宿店さんでの催事も決まっておられるとのこと」とあるのは、

伊勢丹新宿店さんではなく、伊勢丹立川店さんの誤りでした。

私の聞き間違いだったようです。申し訳ございませんでした。立川近辺の皆様、ぜひ足を運んでみてくださいませ。お詫びして、訂正致します。

2009年10月 4日 (日)

ファッション業界の皆様、インフルエンザの予防接種は体調を整えてから受けましょう

やっと新居でもパソコンがネットにつながったのでホッとしております。

この週末は、展示会の準備(顧客名簿の整理)他、会社の仕事も溜まりに溜まっているは、新居の片付けは遅々として進まないはで、大変なことになっておりました。

全身筋肉痛は流石に治ったんですが、重い荷物を運んだ際に両肘を痛めてしまったようで、肘をかばっていると仕事や家の片付けは益々進まず、「参ったな」という感じなんですが、

休めてやらないと益々悪化させる可能性があるので、あまり無理はしないようにしておりました。

加えて、先週金曜日の2日には、インフルエンザの予防接種の予定が入っておりまして・・・。

私は長年予防接種は受けていなかったんですが、新型インフルエンザが流行っているということもあって、ウン十年振りに注射してもらったところ・・・。

思っていた以上に、薬が強烈であるように感じてしまいました。小学生や中学生の時は、全然そんな風に感じたことはなかったのに、最近はウイルスが強くなってきたから、人間の体に抗体を作るための薬も強くなっているのか、それとも、私の体がちょっと弱っていたためだったのか・・・。

お医者様の指示通り、予防接種の後、ちゃんと15分間休息を取ってから病院を出たんですが、その後展示会場に向かう前に、喫茶店で30分間も動けずにじっとしていなければいけない有様になってしまいました。

その後、金曜夜、そして昨日の土曜日と、何となく体がだるい状況が続き、今日やっとけだるさからは
回復したのでほっとしているんですが、

インフルエンザの注射は、体調が良いときに受けないと危険なんだな、ということを身を以て感じた次第です。

ファッション業界の皆様は、不規則勤務や長時間労働でお忙しい方が多いと思いますので、ご留意ください。ファッションネタとは関係ないんですが、かなり重要なことのように思いましたので、敢えて書かせて頂きました。

2009年10月 3日 (土)

伊勢丹リスタイル「green 」跡は「20,000,000 fragments 」

ユニクロさんの「プラスジェイ」ネタは他の皆さんにお任せし、

人が右向くときは敢えて左を向こう、ということで・・・

(というか、PCがまだネットにつながっていないので、小ネタしか書けないんですが・・・笑)。

伊勢丹新宿店さんの4F「リスタイル」の、「グリーン(green)」さんの跡地には、「トゥエンティミリオンフラグメンツ(20,000,000 fragments)」さんが大きく展開されておりますね。
予想通り、本命が抜擢されたなぁと。当たり前過ぎて、ちょっとつまんないなぁとは思うんですが、売り上げのことを考えると、やはりこれが正解なんでしょうね。

出でよ、フレッシュな大型新人!

2009年10月 2日 (金)

コムデギャルソンがザ・ビートルズと新レーベル

まだ自宅のネットがつながっていないので、携帯からなんですが、

私のブログには思っていた以上にギャルソンさん関係のキーワードでの訪問が多いので、このニュースについても取り上げておきます。

ビートルズとコムデギャルソンって、ビートルズは1960年代に活躍していたので、年代も違うし、私の中では全然リンクしていなかったんですが、

既成概念にとらわれず新しい価値観を創造した、という点では、相通ずる部分があると思います。

特に、メンズが楽しみですね。

しかし、びっくりするのは、最近のギャルソンさんの新企画投入の頻度の高さと、想像ですが企画立案から立ち上げまでのスパンが恐らく非常に短いであろうこと。

この「ザ・ビートルズ/コムデギャルソン」も、東京・表参道のジャイルにオープンする新ショップと、ロンドンのドーバー・ストリート・マーケットで、11月20日からスタートするそうであります。

期末に近い、通常あまり新店を開店しないような時期でも、どんどん新しいことをやってのける同社の意気込みにはホント、脱帽致します。裏を返すと、危機感が凄まじいんだろうなと。
ブラックは、私にはイマイチという感じだったんで、今回は楽しみにしています。熱狂的なファンではないんですが、ついつい売り場を見に行ってしまうんですよね(^^)

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