「JFW JAPAN CREATION2010AUTUMN/WINTER」の感想
ヨウジさんがらみのネタに追われているうちに先週書こうと思っていたことをすっかり忘れそうになっていたんですが、
記憶が消えないうちにちょこっとだけ書いておきます。
先週の10月7日(水)、8日(木)、9日(金)は、日本最大級のテキスタイルの総合見本市「JFW JAPAN CREATION」の開催日でした。私は9日(金)の午後、2時間半程度会場にお邪魔致しました。
期間中、8日(木)の午前中が、台風のため非常に来場者数が落ち込んだようで、最終的な総来場者数がどの程度に落ち着いたのか・・・。8日(木)には、出展者の方々も、ビッグサイトのすぐ側のホテルに泊まっておられた方はよいですが、都内の企業さんはお車でビッグサイトにかけつけられたり、地方から上京なさっておられた方で、ビッグサイトから離れたところに宿泊なさっておられた方の中には、2時間半とか3時間かけて会場入りされた方もおられたと伺いました。皆様本当にお疲れ様でした。
JCの会場では、地方の方や、昔からの知人の方々と久々に情報交換させて頂きましたが、大不況の真っただ中にある「今」のこと以上に、「先」の心配=「この不況が終わったら、元に戻るのか」→「たぶん、昔にはもう戻ることはないだろう(日本のヤングはチープな素材に慣らされてしまっている)」という不安の声を耳にして、非常に感じるところがございました。
しかし、さすがにJCであります。今回も海外の有名ブランドさんのテキスタイル担当らしき方のお姿をお見かけいたしました。いい生地を置いておられるブースにお立ち寄りになっておられましたね。目利きです。
日本のテキスタイルの勝ち残りの道は、やはり、アパレルと一緒になった国内市場の深耕と合わせて、輸出にあると思います。欧米はもちろんのこと、あるレベル以上に経済発展を遂げた国には、どの国にも一定割合の富裕層、中間層は存在しますので、リスクはあっても、そういう国のアパレルとの取引を狙って行くしかないでしょう。
話は変わりますが、トレンドテーマの「違和感と独創性」、ちょっとわかりにくい気がして、さくら的にはこのテーマの「違和感」というのに違和感を憶えてしまいました。
ご参考までに、総合テーマの下の小テーマ4つをご紹介しております。
「違和感と独創性」
・・・「私生活の香り」「科学的欲望」「西洋と東洋のかさなり」「不揃いのメロディー」
(プラス、別枠で「エコテキスタイル」のくくり有り)。
« ヨウジヤマモトの民事再生法に思う | トップページ | 父と子の週末スタイルの提案が秀逸ーロンハーマン »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント