中国・広州ショップリサーチ(その2)
昨夜のエントリに続き、11月12日(木)、雨の夜の広州「北京路」です。
写真1:「JEANS WEST」
「May Flower Plaza」と同じ通りの反対側にあったジーンズ専門店。香港にも同じ店名のお店がございましたので、香港系のショップなんだろうと思います。
店頭に段ボール箱が山積みされていて、ちょっと乱雑な感じが致しました。
こちらのMDは、「ジョルダーノ」さん辺りよりもマス向けで、メンズは、ジーンズ以外にはグレーのボトムス+ボーダー、チェック、オレンジ及び赤茶系のトップスといった組み合わせで、普通のおじさん向け、対してレディスの方は、ボーダー、チェック、赤、ピンクなどを使っていますが、シルエットやディテールが可愛らしく、高校生くらいの女の子向けになっておりました。
長袖Tシャツ60元、ジーンズ120元、ダウンジャケット329元、といった価格帯です。
写真2:露天商
「JEANS WEST」の少し先には、露天商が並んでおりました。肌着やタオル、玩具など。こういうお店は、庶民の味方ですよね。安いので、人だかりがしておりました。
写真3:「安踏」の別のお店
昨日もご紹介した中国の有力なスポーツメーカー「安踏」は、別のところにもショップがございました。
写真4:ものすごく売れていたレディス専門店「AmonAvis」
午後9時半頃、かなり激しい雨が降りしきっていたんですが、「北京路」を通ってホテルに戻ろうとしていた際に、ものすごく繁盛しているレディスの専門店を見つけたんですよね!
「アモンアヴィス(AmonAvis)」という店名で、簡体字では「スーウォーツーチェン(依我之見)」というキャッチコピーがついていました。
このお店の魅力は、帽子、アクセサリー、ストールなど、服飾雑貨の品揃えの豊富さと、日本で言うと「アズノウアズ」さんなどを彷彿とさせるような感じのプリントのワンピースやスカート、チュニックなど、他にないカジュアルウェアのバリエーションです。
それを、店頭にアクセサリーの棚+天井からつるした帽子の一群など、迫力あるディスプレイで見せておりました。
接客もなかなか良くて、あれこれ試着させて頂いたんですが、いやな顔ひとつされずに、逆にいろいろ私に合いそうなものを勧めてくださいました。英語が堪能な方もおられて、非常に買い物しやすかったです。
こちらのショップスタッフさんは、私が無意識に「これ可愛いですね」と口にしたところ、「Yes, this is Kawaii.」と即座に反応されました。「可愛い」という日本語は知っていると言っておられました。
広州にはまだこういうタイプのカジュアル専門店で、しかも価格帯が安いところが少ないようで、地元のヤングから見ると、まさに、「こんなお店を待っていた」という感じなんだろうなと思いました。
写真5と6:「ジョルダーノ」
午後10時前、閉店間近の時間でしたが、後述する「ユニクロ」さん以上に繁盛していたのが、「ジョルダーノ」です。
このお店は、1Fメンズ、2Fレディス、3Fアウトレットという構成になっていましたが、特に1Fのメンズが非常によく売れていました。
ユニクロさんとの客層の違いですが、男性では外国人(欧米系の方、黒人など)と、中国の方でも身長が高かったり恰幅のよい方が明らかに多かったです。というのも、品揃えそのものも、大きいサイズの取り扱い量が多かったので、お店側の狙い通りそういうお客様がご来店なさっておられるのだろうなと。
それと、広州の「ジョルダーノ」は、後で見た香港の「ジョルダーノ」と比べても、現地の気候や好みを反映したよい品揃えになっているのではないかという気が致しました。具体的には、グレーのボトムスや、黒のパーカー、綿の横編みニットによるジップアップブルゾン(確かに気候が温暖なので、あまりウールは必要ないのかも、と思ったんですよね)等々。
価格帯は、長袖Tシャツ120元、デニム130元、カーキ(チノパン)168元などです。
韓流スターの看板を大きく掲げておられましたが、広告キャンペーンの内容は後述しますが香港とは異なっておりました。
写真7:「ユニクロ」
広州に行ったのが初めてでしたので、こちらの「ユニクロ」さんを見たのも初めてだったんですが、ちょうど「ジョルダーノ」の向かいのビルの1階に出店なさっておられました。ストリートからは少し奥まったところに入り口が設けられているのがちょっと不利かな、とも一瞬思ったんですが、何の何の、レジ前には常時5,6名の行列が出来ており、3分の1くらいの人は買い物かご一杯に商品を詰めておられました。
入り口のところで、ガードマンさんが傘を入れる袋を手渡してくれました。広州でそういうサービスをして下さったお店は、私が回ってみた中では「ユニクロ」さんだけで、これはお客様には喜ばれるのではないでしょうか。
広州のお店も、日本や、他の海外のお店同様、白を基調とする非常にクリーンなものになっております。壁面の色や照明が明るいこと、それに、商品の色使いやデザイン、縫製など全てにおいて、広州の他のブランド、ショップに比べて、「清潔感がある、きれいなお店で、商品もきれい」な印象が群を抜いていました。
そのせいだと思うんですが、お客様も他のお店と比べて、ボトムスの中にシャツを綺麗に入れてきっちりベルトを締めておられるような男性とか、清潔好き、きれいめなファッションを好む方が多いように思ったんですよね。特に競合店と比べた場合、男性にそんな方が多いような気がしました。
価格帯は、半袖Tシャツ99元、プレミアムダウンジャケット599元などです。
写真8:「北京路」を離れてホテルに向かう途中で見たお花屋さん。
花屋さんの稼ぎ時は夜、というのは、日本と同じです。
写真9:翌朝11月13日(金)、ホテルの窓から写したダウンタウンの光景
上海に比べて、街中に個人の住宅が沢山残った状態で、街としてはこれくらいの規模の方が生活はしやすいのかな、という気もいたしますね。
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