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2009年12月31日 (木)

2009年年末のご挨拶

今年もあと2時間半を切りました。いつもブログを読んで下さっている皆様方に厚く御礼申し上げます。今年1年本当にありがとうございました。寒波の到来で、年明けのセールでは重衣料が売れそうですね。よい年の瀬をお迎え下さい。

2009年12月30日 (水)

金比羅様in 2009

金比羅様in 2009
金比羅様in 2009
寒波が来る前に(四国の山間部って意外と積雪が多くて高速道路が止まることがあったりするんですよね)、四国に渡って金比羅宮にお参りしてきました。
すでに、参道のお土産物屋さんには、坂本龍馬のTシャツや扇子などが一杯。東京にいるとそこまでは実感しにくいですが、来年は近隣の県からの観光客がワンサカ高知に向かいそうですね。
フライング気味の初詣も済ませて、大好きな讃岐うどんもしっかり食べて、鋭気を養って参りました。
2010年は、龍馬にあやかって、今まで以上に国際派で行きます!
(展望台から写した四国平野の写真に小さく写っているおにぎり型の山が、讃岐富士。きれいな山です)。

2009年12月28日 (月)

松尾武幸先生のご冥福をお祈りします

皆さん、只今新幹線で新神戸駅の手前に来ております。今晩は何と、指定席を購入していた時間に遅れるという大失態をやらかしたんですが、自由席を乗り継ぎ、何とか岡山まで座っていけそうなのでホッとしております。
年末になって、記者の大先輩としてとても尊敬していた元繊研新聞編集局長の松尾武幸さんの訃報に接し、一つの時代の終わりを感じております。松尾先生がいつも願っておられたように、現場重視、真の意味での顧客満足、そして、仲間を大切に、ファッションビジネスに携わるみんなが生き生きと働ける環境づくりを目指して、サポーターという立場で努力していきたいと思います。お会いするたびに、「取材したい、本を書きたい」とおっしゃっておられた松尾先生、天国でもきっと、記者として、編集局長として大活躍されるのではないでしょうか。ご冥福を心よりお祈り致します。

商業界『ファッション販売』2月号にネット通販特集を掲載して頂きました

本日がパソコンからの投稿は年内最後となりますので、忘れないうちに告知させて頂きます。

本日発売の商業界『ファッション販売』2月号に、通常の連載はお休みして、特集「実店舗+ネット通販で売りパワーアップ」を6ページに亘って書かせて頂きました。

今回は取材にも時間を取り、編集部のYさんと共に、愛知県まで出向きました。時間がなかったので、きしめんが食べられなかったのが残念だったのですが(><)

取材に応じて下さったネットショップ&実店舗のオーナーのパワーと、お客様に向き合う真摯な姿勢に、私達自身も大きな刺激を受けて帰って参りました。

オーナーの皆様、そして、ネット通販の勝ちパターンについてご教示下さいました楽天市場のご関係者の皆様に、厚く御礼申し上げます。

ペンズネック楽天店

アハッピーマリリン楽天店

インポートセレクトショップでらでら楽天店


ファッション販売 2010年 02月号 [雑誌]Bookファッション販売 2010年 02月号 [雑誌]


販売元:商業界
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2009年12月27日 (日)

子供服にも、ふわふわモコモコルームウェアが出現

レディスアパレルの分野でも、巣ごもりブームを反映して、昨秋からスタートしたマッシュスタイルラボさんの「ジェラートピケ」を筆頭に続々とふわモコルームウェアのブランドもしくはサブブランドが続々と立ち上がっておりますが、

子供服業界でも、同様の動きが出現し始めましたね。

F.O.インターナショナルさんの、「ブーミールーミー(BoomyRoomy)」に関するニュースリリース(アパレルウェブさんに投稿されております)と、

ナルミヤインターナショナルさんの、「メゾピアノ(mezzo piano)」のルームウェアセット(同社ナルミヤオンラインの楽天店でご覧ください)であります。

考えてみれば、トドラーからスクールくらいの年齢の子供達って、幼稚園のお泊まり会とか、保育園だとお昼寝の時間があったりとか、友達や親戚の家に交代で泊まりに行ったりとか、臨海学校だの修学旅行だのと、結構、外泊の機会が多かったりいたします。今の時期、年末年始も、まさにそういうシーズンなんですが。

なので、大人向けのルームウェア以上に、実際にお家で着るだけでなく、ひょっとしたら外での着用というのも、意識されている商品企画だと言えるかもしれませんね。

レナウンがレリアンの株式を伊藤忠に売却

年末ですが、いろいろと大きなニュース(悪いニュースも含めて)が飛び込んで参ります。

まずは、この2本の記事をご覧頂きたいんですが・・・↓↓↓

レリアン売却先、伊藤忠など浮上(2009.11.14FujiSankei Business i)

レナウン、レリアン株を伊藤忠に売却、業務提携を(2009.12.25日本繊維新聞)

フジサンケイビジネスアイさんの記事文中に、「レリアンの売上高は、レナウンの09年2月期の連結売上高1559億円のほぼ3分の1を占めるという」とあります。それを思えば、52.76%の株式を87億6400万円で購入、というのは、安い買い物だったのではないかと私は思うんですが・・・。

「レリアン」は、中高年のコンサバな客層、例えば、学校の先生、公務員、看護師の師長さん、中小企業の社長の奥様であまり派手ではない服装を好まれる方などのお出かけ着として、根強い人気を保っておられます。こちらのお洋服を着用しておけば、「とびぬけてあか抜けた人」にはなれなくても、「社会的地位とTPOをわきまえた装い」をはずすことはない、安心服です。

顧客の高齢化という問題を抱えてはいるものの、固定客作りがしっかりしており、行きつけのお店に限らず、全国どこのお店に「レリアン」ブランドのお洋服を着用して行っても、ショップスタッフに大歓迎される、親切に話しかけてもらえ、至れり尽くせりの接客を受けることが出来る、着こなしを丁寧に教えてもらえる、お店の中では「レリアン」ファン同士の常連さん同士がまるでお友達のように話せる・・・お店に対し、単にモノを買うという行為以外のコトを求めておられる客層にとっては、なくてはならないお店になっていると思うのです。

さらには、「レリアンプラスハウス」は、日本市場に欠落している「Lサイズのプレタ」として、百貨店Lサイズ売り場の核になっています。店舗数が多いので商品バリエーションが多く、それを地方店にまで供給することが出来る・・・それなりに所得が高いLサイズのお客様の駆け込み寺は、昔から「レリアンプラスハウス」とワールドさんの「リネア」が双璧を担っておりました。

日本繊維新聞さんの記事にある通り、伊藤忠商事さんとの関係強化の影響は一番最初に生産面に現れるのでしょうが・・・。

今後考えられる施策として、

・百貨店販路以外の販路への出店(路面店、郊外型SC等。郊外型SCも、百貨店が弱体化しイオンモールさんなどの方が有力店に育っている場合には今後はアリかもしれません。郊外型SCの中で高い商品は売れないとは限らないと私は思います)。

・MDを若返らせるのか若返らせないのか?(このブランドの場合は、ずっとこのままの路線で残存者利潤を取り続けるという手もありでしょう。あるいは、既に「キャラオクルス」というブランドも存在しますが、同業他社のキャリア系のブランドをベンチマークしたMDの新ブランドを作り、「SPAだが接客だけは濃厚に」という方法もあり得ると思います)。

・海外進出(実は、現状のMD=昔の五大ブランドやトラッド系ブランドの匂いが混じった独特の日本型トラッド、に似たベタなMDのミセス向けプレタブランドは、中国でも現地アパレルがいろいろ手掛けており、非常に競合が多いように思います。もし出店するならば、日式の至れり尽くせりの接客法を徹底して指導し、逆にMD面ではブランディングに広告宣伝費をかけられないなら日式で差別化しようとせずに現地企画を加えて現地のご婦人方に好まれる要素を盛り込んで行くことが必要だと思います)。

上記3点に注目したいと思いますが、

いずれも、成功の鍵を握るのは、「レリアン」さんならではのきちんとしたよそ行きのお洋服の品揃えと丁寧で心のこもった接客、そういうブランドの根幹を成す個性を大切にし更に育てて行けるかどうか、そこにかかっているように思います。

2009年12月25日 (金)

【書評】米澤泉著『コスメの時代ー「私遊び」の現代文化論』

ちょっと前に、松岡正剛氏の「千夜千冊」というサイトで書評を発見し、面白そうだなと思って購入していた、米澤泉著『コスメの時代ー「私遊び」の現代文化論』(勁草書房刊、定価2,100円+税)を昨日年賀状を印刷しながら読み終えたんですが、やっぱりものすごく面白かったです。

この本が言わんとしておられる、「DCブランドもしくはJJファッションを選択していたような時代は、『私探し』をしている女性達の生き方を表現する手段としてファッションが人気を読んでいたが、

90年代以降は、コスメに“萌える”女性達が多種多様なコスメを選択し自らの『ビューテリジェンス』の向上を楽しむ『私遊び』の時代に変わった」

・・・という見解には、全く同感です。

なおかつ、男性のアキバ系オタクと、女性の「コスメオタク」は対を成す存在であるというご指摘も、非常に納得がいくものでした。

あとがきで、著者の米泉さんは、「制服と受験のない中学校へ入学した時から、『明日、何を着るべきか』は私の人生の最重要課題となった。(中略)それから四半世紀を経た今でも、ファッションへの関心は衰えていないと思う」と語っておられますが、

この本における記述の半分くらいは、コスメではなくファッションに関わる内容になっていて、この方は本当にファッションがお好きな方だったんだな、ということが強く伝わってきます。

ところが、そのくだりに続いて、「だが、現在のファッションはやはりツマらない」と訴え、興味の関心がファッションからコスメにシフトしていることを告白されるのです。

著者は1970年生まれで、現在は甲南女子大学の講師(同書第1版第1刷刊行時点の肩書き)で、想像ですがオタク的な資質を存分に行かせる大学教師の道を歩んで行かれたのではないかと推察致しましたが、

この方同様、多分に女オタクである私は、では、何故コスメに走らなかったのかなぁと(笑)。

正直、「ファッションが面白くない」という感覚は、ある時期から明瞭に自覚しているんですが、ダラダラとファッション業界周りに留まっている私と著者の差は何なのか?

私はハナコ世代で、米澤さんよりひと世代上なんですが、自分と同世代の、バブル期に青春時代を過ごした方々でコスメオタク道を邁進している方々は結構多いみたいですし、若い頃にはディオールやシャネルの口紅を買い求めることに喜びを感じていたこともあったんですが、

金銭的なことももちろんあるんですが、ファストファッション以上に安いドラッグストアやコンビニコスメ道を究めても良かった訳で・・・。

思うに、私は、相当に不器用(左右対称のメイクが出来ないほど・・・苦笑)だったから、かもしれません、幸か不幸か・・・。地肌も綺麗ではない、それと、あまりいろいろなものを肌に塗るのも得意でない、ということがあって、苦手意識がどんどん高まっていったんですよね。

コスメに関しては、アットコスメさんのようなクチコミサイトもございますし、ファッションよりもはるかに「語り合える仲間」が多いのがうらやましいなという気がします。もし、細かな作業が好きだったら、恐らく、今、このようなブログは書かず、自分が作成したネイルアートの写真でも得々としながら毎日アップするようになってたんじゃないかという気がして、「何だか人生損しちゃったかな」という気もするんですが、まあ、それはそれで良しといたしましょう。

さくら的に米澤さんの掲げるキーワード「『私探し』から『私遊び』」をさらに発展させると、ナチュラル系、手作りブーム、和ブーム(コスメも自然派)の現在は、多くの方が「私守り」に入っておられるのではないか。「私探し」→「私遊び」→『私守り』は、日本の社会が「成長」→「成熟」→「衰退」に向かっていることに対応していますよね。

「守り」は、コスメ雑誌などでも「肌年齢キープ」など「キープ」という表現で頻繁に使われております。あるところまで行ったら、あとは、守るのがやっと。そうやってある者は衰え、代わりに新しい誰かが成長していっている・・・それは自然の摂理で、逆らうことは不可能。衰退を少しでも食い止めるという考え方に立つのか、それともあるがままを受け入れ、もう一度「生き方の美しさ」というところに戻っていくのか・・・。

ひょっとしたら、「私守り」の次には、再び「私探し」の時代が到来するのかも、そんな風にも思ったりいたしました。

しかし、この本には、随所にファッション業界を俯瞰する上でも参考になるトピックがちりばめられていて、面白かったんですが、

1点は、「フラット化する私」という表現。

これは、2000年代の「私」が内面という奥行きを欠き、表層化しているという意味で、著者が付けている注によると、インターネットの普及によるフラット化と、現代美術家の村上隆氏が提唱しておられる「スーパーフラット」=内面の深みを全く感じさせない平面性という意味の2つを掛け合わせているとのことでしたが、

この辺りの文章を読ませて頂いて、私がずっと違和感を感じて来た「ファッションの民主化」という言葉よりも、現在のファストファッション普及の状況は、「ファッションのフラット化」と表現した方が的確なのではないかと、

まさに、「我が意を得たり」という気がいたしました。

もちろん、私は、所得の高い低いに関わらず買い易い価格帯、買い易い売り場でトレンディな商品が提供されているということには、プラスの意味合いが大きいと思っています。

ただ、その反面、上質な素材、丁寧にこだわったものづくり、万人受けはしないがクリエーターの個性が発露されたデザインやグローバルなトレンドとは異なる日本独自のデザインとそれへの共感、心のこもった接客、売り場のコミュニティ、ものを大切にする心など、ファストファッションによって失われているもの、マイナスの面もやはりあるだろうなと思っていたので、

「フラット化」という表現は、まさに、現在の状況の両義性を的確に言い当てているように感じます。

ファッション産業には発展途上国が常に新しく生産拠点として参入してくる、他産業よりそれが早く起こる産業ですので、メインストリームの低価格化というのは避けられない流れであるということは承知した上で、自社の企業規模ややりたいことが何なのかを考えて、敢えてそことは違うポジションを取り、経済的に成り立つ仕組みを構築して行く、というのも、もちろんありだと思うんですよね。

もう1点感心したのは、2006年にイブ・サンローランが「ヤングセクシーラブリー」というネーミングの香水を発売したことについて、「あまりにも即物的なネーミングである」と嘆いておられたこと!

そ、そういえば、そういうフレグランスもあったなぁと。

サンローランはその前に、1999年に「ベビードール」を発売、日本で大ヒットさせているんですが、

この辺から、今秋の、例のトートバッグが付録に付いた「ムック本」発売への流れは、始まっていたんだなと。確かに、即物的なんですが、今のヤングの気分を真っ正面から捉えたマーケティング活動を連発されているという気がいたします。


コスメの時代―「私遊び」の現代文化論Bookコスメの時代―「私遊び」の現代文化論


著者:米澤 泉

販売元:勁草書房
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2009年12月24日 (木)

ユニクロ「プラスジェイ(+J)」春物第一弾の感想

ユニクロさんの「プラスジェイ(+J)」の春物第一弾が本日(というか、もう昨日、ですか)、発売になりました。

家事や年賀状の準備に追われて、とても実店舗に赴くゆとりがなかったので、ネットで早速チェックしたんですが、

商品ラインナップ(このリンク先はレディスです)を見ると、ダウンベストとか、綺麗な色のカシミアニットとかが含まれていて、

いわゆる梅春物的な商品も打ち出したいということで、お正月前のこの時期の発売を選んだんだなと思えるようなラインナップになっていましたね。

レディスでは、午前中は掲載されていたアシメトリーな打ち合わせになったコートが早々に完売してネット上からは画像が消されてしまったようですが、

冬物第一弾、第二弾の時に比べて、ちょっと動きは鈍いようですね。

やっぱり、消費者は賢い!何をいま買うのが一番おトクか、本当によくわかっておられると思いました。

そりゃそうだと思います。最近になって外は一段と寒くなって来ており、店頭はセールに向かってはいるものの、体感温度的には、これから冬本番、といった季節を迎えますから。正直、まだまだTシャツを買うような気分にはなれないと思うんですよ。

それと、特にレディスに関して言うと、春夏は秋冬に比べてやはり難しいのかなと。いくらシルエットが綺麗でも、単色のTシャツでものを言うのは素材ですからね(ネットで見ただけではわかりませんが)。必ずしも価格的に高いコットンが好まれるとも限らず、洗いをかけてくたっとした感じ・ラフな感じをお好みのお客様も多いですし・・・。

シルエットについても、スタイルの良い方はウエストシェイプまでされてピタピタという感じのものだったり、キャミソールとの重ね着で着用するので襟ぐりはもっと大きく空いているセクシーなものの方が好きだとか・・・。

さらには、1枚で着る際には楽しいプリント柄が欲しいなとか、いろいろなご要望が出て来て、

ミニマルなデザインとパターンの魅力だけで推すのは、かなり厳しいのかなぁと。

ユニクロさん自体も、秋冬は同業他社さんのダウンやニットの価格が割高なので、それに対して値ごろ感があり、パーツとして着回しが聞く商品を豊富なカラーバリエーションで提案し大量に販売してうまく行っておられますが、春夏になると、ジーンズ以外のアイテムは、やっぱりユニクロばかりだと面白くなくなると思われる方が多いようで(世の中にほとんど存在しなかったブルーオーシャンを開拓した「ブラトップ」は別ですが)、秋冬程のパワーは感じなかったりいたします。

ということで、秋冬以上にカジュアル色、アパレル商品にも雑貨感覚の楽しさが求められる春夏シーズンの「プラスジェイ(+J)」さんの今後の展開が注目されるところであります。

まあ、そうはいっても、ここに掲載されているTシャツ、例えば「マーガレット・ハウエル」さんとか「ギャルリービー」さんのようなブランドの商品に同様の色使いのものはよく見られると思いますが、それらと比べると価格的には格安ですからね。

ただ、素材を触らずに急いで買う程のことはないかとさくら的には思いましたので、もし買うとしたら、秋冬の残りの長袖シャツと、やっぱりカシミアのニットの方が先かなぁと。

但し、メンズに関しては、レディスとは状況は全く異なっていて、シャツとかベルトは、明らかにサラリーマンの通勤着用途の購買を狙っていると思います。

私もシャツは、たまにお役所とかきちんと感がある服装が求められるクライアントさんのところにお邪魔する際にスーツの下に着用するために買いましたが、レディスの場合は、そういうマーケットには限りがございますので、

繰り返しになりますが、やはり、レディスの春夏物の企画は、なかなか難しいですよね。(とはいえ、ネットに掲載しておけば、これからロングテールでどんどん売れて行くでしょうけど)。

さくら的には、とりあえず、レディスのLサイズが日本でも存続されていたので、「中国から買って帰らずに済む」(笑)と思って、非常に安堵したのでありました。

2009年12月23日 (水)

関西系セレクトショップの健闘ーパルグループとアーバンリサーチ

昨年の今頃は、「年越し派遣村」なんて言葉が流行っていて、他産業の派遣社員さんが仕事を失っておられるお姿を見ながら「大変な時代になったもんだ」と思っていたのが、

今年は希望退職の募集が身近なところあちこちで行われており、ある方がおっしゃっていたお言葉ではないですが、「ネガティブな情報を耳に入れたくないので人に会いたくない」というお気持ちの皆さんも多いのではないかと思います。

何かと言えば、「フォーエバー21」「H&M」「zara」などのファストファッションや、日本の企業では「ユニクロ」さんの話題ばかりが目立っていた2009年なんですが、

よくよく目を凝らして見ると、ファッション業界内には他にも頑張っておられる企業さんは幾つもございます。

その良い例が、先日WWDジャパンさんも書いておられましたが、関西系専門店(セレクトショップ)のパルグループさんとアーバンリサーチさんではないでしょうか。

この2社さんが好調な理由は、

・駅ビル内のセレクトショップの価格帯が、東京系の同業他社に比べ値ごろ感がある。

・トレンドに頼らない、独自のコンセプトを軸にした個性的なMDで、他社と差別化が出来ている。

・郊外型業態向けの、いい意味で手抜きしながらも顔が良く駅ビル店より更に安い商品企画と店作りがうまい。

・・・といったところにあるように思います。

両者とも、ショップスタッフの皆さんの接客も良いですしね。

もともと、ジーニングカジュアルの流れを汲むところから会社がスタートしておられるし、関西という土壌で培われたリアルな視点、かっこつけすぎず、お客様目線重視であるところが、成功につながっているのではないでしょうか。

特にアーバンリサーチさんについては、最近アパレルウェブさんサイドからもセミナーなどでご紹介されているようですが、PCインターネットやモバイルの活用も非常に進んでおられるという点も素晴らしいですね。

2009年12月21日 (月)

これから見に行きたい展覧会「楊福東 将軍的微笑」@原美術館

この間、ネットサーフィンしていて、次に見に行きたい展覧会を見つけました。

ヤンフードン(楊福東)氏という、中国の映像作家の方の作品を集めた個展「将軍的微笑」です。

原美術館公式ホームページ

ちょうど、12月19日(土)に始まったばかりで、2010年の3月28日(日)までの会期だから、何とか行けそうかな(^^)

楊福東氏のホームページ上に掲載されているご経歴と作品を見ると、1971年生まれの方で、90年代の後半から作家活動を開始なさっておられるようですが、

現代の中国においては、ものすごいスピードで社会が進化しているので、2000年とか2003年くらいのフィルムを見ても、大昔の映像、くらいの感覚を憶えると思いますので、

非常に興味深いです。

進化する社会(国家)に対し、そこに生きる人間がそれをどのように感じ取り、変わっていくのか(あるいは何かを変えずに守ろうとするのか)、

その姿を記録することは、今を生きる同時代人にとっても、後からその記録を目にする後世の人々にとっても、意義のあることだと思うのです。

速すぎる進化に即座について行くことが難しくて、意味付けが出来ないまでも、自らの役割を「記録する人」と規定することで、アイデンティティの崩壊を防ぐ、という効果もあるのかもしれません。

そして、その記録を、少し時を置いてから、時代と地域という両軸の中で再確認することで、ゆっくりと進むべき道を見いだしていけば良いのではないかと。

記録すべき対象は、本当は、進化する存在だけではないと私は思っているんですよね。急速に落日の一途をたどる「新興衰退国」のリアルもまた、記録されてしかるべき対象だと思います。

2009年12月20日 (日)

敢えてラグジュアリー・ブランドをスルーした勇気に拍手ー展覧会「Luxury ラグジュアリー:ファッションの欲望」

実は、先週の土曜日(12月12日)、本所吾妻橋で開かれた「すみだモダンシンポジウム」に参加した後、清澄白河に出て、東京都現代美術館さんで開催中の「Luxury ラグジュアリー:ファッションの欲望」を見て来ていたんですが、

正直なところ、ブログに感想を載せるのが億劫で、1週間以上逡巡しておりました。

一番大きな理由は、実際に展覧会場に足を運んでみて、展示されている洋服の数の少なさ(展示会として「Luxury」単体では成立させるのが難しかったのか「レベッカ・ホルン展」との同時開催でした)とか、たまたまかもしれませんが来場者がそんなに多くない様子だったこと、既に展覧会に足を運ばれた皆さんの感想を見たりして、

「正直、今の時代の日本にはマッチしていないテーマだったのでは」と思ったからです。

この展覧会は、今春京都で一度開催されており、京都からの巡回ということになっておりますが、恐らく企画され始めたのは2年半以上前くらいからでしょうから、「100年に一度の大不況」の到来が想像出来なかったのも無理はないことですので、主催者を責めるのは気の毒だとは思ったのですが。

ただ、その辺も含めて、感じたところを率直に記しておくのが後世のためではないかと思うので、敢えてパソコンに向かう(筆を取る)ことに致しました。

展覧会は、

・着飾ることは自分の力を示すことーOstenation

・削ぎ落とすことは飾ることーLess is more

・冒険する精神ーClothes are free-spirited

・ひとつだけの服ーUniqueness

上記4部構成になっており、

「Ostenation」が近世(典型がロココ調の豪勢なドレス)からスキャパレリとシャネルのドレス、ディオールのイヴニング・ドレス、ルイ・ヴィトンまで、「Less is more」がポール・ポワレ以降、シャネルのスポーティー・ルック、マドレーヌ・ヴィオネにバレンシアガ、イヴ・サンローラン等々・・・となっており、

両方のコーナーに登場するデザイナーもいるのですが、

同じドレスをデザインした場合でも、近世以前からの流れを汲む、「王侯貴族や時の有力者が自らの権勢と美を誇示するための装飾過多な華やかなドレス」と、

「コルセットからの解放」以降に登場した、「女性の体のラインをより美しく見せるミニマルなドレス」

・・・の2種類が存在することを明確に示しています。

まあ、細かく言うと、ミニマルなファッションのゾーンに「ヘルムート・ラング」を入れてよとか、皆さんいろいろとご意見があると思うんですが、

この展覧会の凄いところは、実は、その次のパート「Clothes are free-spirited」は、建築家の妹島和代氏の空間デザインによる、「コムデギャルソン(COMME de GARSON)」のみを展示、さらに、最終コーナーの「Uniqueness」では、マルタン・マルジェラの「アーティザナル(手仕事による)」シリーズのみを紹介している、というところにあると思います。

これ、考えようによっては、ある種の手抜き・・・とも取れますが、

通常、時系列的にファッションの歴史を眺めていくならば、2000年以降は、明らかに、「ラグジュアリーブランドの時代」を迎えていることに間違いはなく、

「ラグジュアリー」をテーマにした展示会ならば、当然、最終コーナーでは「ルイ・ヴィトン」を始めとするLVMHグループの種々のブランドや「グッチ」「プラダ」等々が賑々しく飾られてしかるべきだなぁと。

それを、わざとスルーし、「コムデギャルソン」と「マルジェラ」を固めてみせたところに、

「ラグジュアリー」と見せかけつつ、その実は、「ラグジュアリー」の意味を「富裕層による贅沢品」という狭義のコンテクストから、

「知的文化的な豊かさを求める層への『心の満足』の提供」の意味に読み替えた、キュレーターの野心的な試みを見て取れます。

ここが、今春開かれた「カルティエ」さんの「Story of・・・」などとは決定的に違う、面白いところなんですが・・・。

ただ、タイトルだけ見たのでは、そういう隠れた仕掛けはわからないので、どうしても集客に苦戦してしまっている、というのが現在の状況のようで、非常に残念でありました。

更にいうと、90年代、2000年以降の、ラグジュアリーブランドの繁栄を支えたのは、特に日本ではハンドバッグやお財布などの服飾雑貨を富裕層のみならず中流の人々がこぞって買い漁ったからであって、

ラグジュアリーブランドがアパレルと服飾雑貨というイメージ及びビジネスの二重構造を意識的に構築するようになったこと、

さらには、その方法論が、日本からアジアに中心軸を移しつつあることとクリエーションとの連関を、

例えば昨今の「プラダ」のバッグなどは、明らかに中国人に受けることを狙ったデザインになっているように私は思っていますが、何らかの形で明示して欲しかったなと思います。

それにしても、この展示会では、いわゆる日本のデザイナー御三家のうち、川久保玲氏だけが大きくフィーチャーされ、

「イッセイミヤケ」と「ヨウジヤマモト」が全く取り上げられていなかったのは、

両ブランドの関係者にとっては忸怩たる思いがあっただろうという気が致しますし、

展覧会を見て自宅に戻りWWDジャパンの誌面でマルジェラ氏自身がブランドを辞任したという報道を見て、

私は強い感慨に囚われました。

ファッションという分野に限ったことではないですが、展覧会のテーマが現代にまで及んだ場合、何らかの政治性を帯びたり、実ビジネスの世界の事情の影響を受けてしまうのは止むを得ないのかなと。

美術館の土産物コーナーでギャルソンさん関連のグッズが大量に販売されているのを見て、「嗚呼、このしたたかさがあるから、ギャルソンさんは勝ち組なんだ」と思ったんですが・・・。

過去のクリエーションの評価と過去の売り上げとの関連は確かに存在すると思いますが、現在の売り上げが厳しくなっているからといって過去のクリエーションの実績まで否定されるべきではないだろうなと。

しかし、やはり、今の時点で御三家の評価を行うのは、まだまだ難しいんだろうなと。

一生氏の作品は確かにラグジュアリーというよりは、「ファッションの民主化」と言った方が良いような切り口を持ち合わせているように思いますが、

山本耀司氏が「Less is more」の中に全く登場しなかったのは、「うーん、どうなんだろうな」という風に感じました。

もっというなら、一度苦渋を舐めながら現在会社再建に向けて全力で頑張っておられる山本氏を鼓舞する意味でも、作品を展示して欲しかったかなと。これ、ちょっと身贔屓が過ぎますかねぇ。

最後に書いておきたいことは、この展覧会に使用されていた七彩さんの白いマネキンの美しさです。「Ostentation」のコーナーでは、頭及び顔のあるマネキン、対して「Less is more」では、頭のないボディになっていましたが、いずれも控えめなデザインながら、プロポーションが美しく、主役である洋服の美を輝かせていました。

PS.参考までに、日本美術がご専門のエディター&ライター、橋本麻里さんのブログに、本展覧会のことが記されておりますので、ご紹介させて頂きます。写真入りで、非常に丁寧に説明されています↓↓↓

Luxury:ファッションの欲望 前編ー東雲堂日乗

Luxury:ファッションの欲望 後編ー東雲堂日乗

2009年12月19日 (土)

三茶のしまむら探訪記

三茶のしまむら探訪記

今日はほとんど終了間際の時間になって、世田谷ものづくり学校さんのウィンターマーケットにのこのこと出かけていったのですが(^^;; 

行きがけに地下鉄の三軒茶屋駅で、「三茶でしまむら」のポスターを見て、

「おお、そういえば、三茶のしまむらがつい先日(12月10日木曜日)にオープンしたばかりだった。ちょうどいいから見て帰ろう」と思い、

ついでにウォッチして参りました。

お店は、246号沿い、ジーンズカジュアルショップのマルカワさんとか、ドンキホーテ系列のピカソの並びにあって、

ロケーション的には、たぶん悪くないと思います(ただ、基本的に徒歩もしくは自転車、バイクでの来店が想定されていると思いますが)。

お店に入ったのが午後7時前だったんですが、いきなり店内の表示を見て気づいたんですが、しまむらさんって三茶のお店も営業時間が午前10時から午後8時なんですね!最近午後9時とか、10時閉店にすっかり慣れてしまったので、一瞬びっくりしたんですが・・・。

しまむらさんのメインターゲットは、女子高生を中心とするティーンズ、ヤングと、ミセス層なので、いずれも、そんなに夜遅く街を徘徊する客層ではありませんので、オペレーションコストのことを考えても、優秀なパートさんの採用ということを考えても、午後8時閉店は正解なんだろうなと思います。

店舗面積は、見た感じ高田馬場のしまむらさんと同じくらいでしょうか。MD、そして、入り口近くに女子高生向けの一押し商品と服飾雑貨を並べるVMDも、高田馬場と同じでした。(入り口の位置が違うために、カテゴリの配置が高田馬場と左右逆になっていましたが)。

お客様の数は、午後7時半前後で55名くらいで、女子高生風の女の子は少なく、20代と思しきグループがちらほら。目についたのは、2,3人や1人でで来店しておられる40代、50代、60代のミセスです。この他、母娘連れ、中年のご夫婦も含めて、価格的にそんなに高そうなものはお召しになっておられない「普通のおばさん」風の方と、ちょっとディテールが面白いような、高そうな服をお召しになっておられる「世田谷区らしいおばさん」の両方がおられました。

女子高生が午後7時半にほとんどこのお店にはいなかったのは、夜は真面目に自宅で過ごしておられるような方が多いのかなということと、まだまだ知名度不足ということの両方があったのかもしれませんが、

ミセスに関しては、ユニクロさんの場合と同じで、「富裕層の多い地域に安くて価値あるものを持って行けば富裕層にも、そのエリアの庶民にも、両方に売れる」ということが、ここでも既に証明されたかなぁと。

ただ、その逆は、「ブルーカラーの多い地域に高級品を持って行っても売れない」、となるんですよね、当たり前のことですが。「都市部のブルーカラーの多い地域、準郊外、郊外には、高級品のトレンドを落とし込んだ低価格品を持っていくと売れる」というところまでは、「forever21」とか「zara」、「H&M」などによって実践されつつありますが。

フィッティングルームは7室で、高田馬場に比べてすくなく、スタッフの数も計9名で、うち男性が2名で応援風でした。フィッティングルームも半分くらいは常時空いており、レジ前にも行列は全く出来ていない状態でしたが、買い物かご一杯にいろいろなアイテムを詰め込んで買っていかれる方もいらっしゃいましたね。

しまむらさんの商品は、さくら的にはよく探すと掘り出し物がぽろぽろ見つかるので、嫌いではありません。外資ファストファッションと違って、実用衣料も揃っておりますし。今日は380円と280円の黒のソックスを購入致しました。

自宅に帰りネットで検索をかけてみました。ブログでもオープニングの時の様子はいろいろな方が取り上げておられますね。地方出身の方が、「しまむらには昔良く行った。あのしまむらが三茶に」的なコメントを寄せておられるのが目立ちました。

私も岡山時代はよくしまむらに自転車で行っておりましたが、しまむらさん、やはり地方での知名度は抜群ですね。

今日は前に高田馬場でしまむらを見た時より買いたくなるような商品が若干少ないように感じたのは、今シーズンは売り上げの柱になるような新しいトレンドが乏しかったことや、もう期末だからなのかと思っていたんですが、

しもたか.com」さんによると、オープニングの際には300人も行列が出来ていたそうですから、特にコートなんかでは顔の良い商品が売れてしまったのかもしれません。

ただ、しまむらに行った後ピカソに行ったら、20代の男性のお客様が非常に多くて、彼らのファッションを見て思ったんですが、メンズに関しては三茶ではちょっと厳しいかも・・・という気が致します。

ファッション感度の高い層が多く、このエリアの男性は「ヤンキー入ってない」ように見えますので、地方で売れるようなベタな商品は好まれないかもしれませんね。

2009年12月18日 (金)

アジアン雑貨ブーム消滅と裏腹の「隠れ和ブーム」=ナチュラル系を考えてみた

さっき、半寝半起状態でぼんやりしていたときに、ふと、マイルームのタイ製の籐のかごが目に入ってきて思いついたんですが、

「そういえば最近、雑貨特集と言えばナチュカジ、ナチュラル系のショップばかりが取り上げられているけれど、アジアンテイストってどうなっているんだろう?」と。

イケア(IKEA)さんのお陰で、北欧系はナチュラル系の対抗馬としてそれなりに元気ですし、

年代の高い層を中心に、ハワイアン雑貨は、根強いファンをキープしているようでありますが、

ナチュラル系に押されて、アジアン雑貨は、ちょっとダウントレンドになってしまっているのだろうなという気が致します。

ナチュカジ、ナチュラル系は、アパレルに関して言うともちろんヨーロピアン・トラッドや一部アメリカン・トラッドの流れを汲む天然繊維主体のカジュアルウェアになっているんですが、

服飾雑貨になると、ぽつん、ぽつんと・・・、

それが生活雑貨になると、もっと、もっと・・・、

リビングの分野になると完全に・・・、

「和」が、顔を覗かせているところが、大きな特徴だと思います。

益子焼の食器とか、古民家を改装して済むとか、それにオーガニックな食生活がからんでくると和食主体になって参りますから、益々「和」の世界ですよね。

最近、いろいろな講座の講師の先生方が異口同音におっしゃっておられるのが、「今の若い人は、和が好き」だと。アンケート結果などにも顕著に現れているそうです。

そして、海外旅行よりも国内での小旅行が好きだということなんだそうですが、

これって、20年とかそれ以上前のヤングが、リュックサックを背負って東南アジアに向かったのと好対照だなぁと。

アジアン雑貨の人気が低下しているというのも、むべなるかな、と思う次第であります。

アジア旅行が流行らなくなった理由は2つあって、

1つは、アジア諸国がどんどん経済発展してきて、貧乏旅行出来る場所ではなくなり、都市化した街を見ても面白みがないなと思えるようになってきたことと、

もう1つは、その逆で、日本経済がパワーダウンしてしまっていて、特に若い人の収入が少なくなり、海外旅行するようなゆとりがなくなってきたこと、

その両面があるのではないかと思います。

今の「隠れ和ブーム」は、身近なところに小さな幸せをみつけ生活を楽しもうという、若い方々の心理状況の現れだと思いますが、

もう少し事態が進んで来て、

“成長するアジア”と、自分自身が何らかの形で直接関わらなければならなくなった時に、

突然、強烈に、日本人としてのアイデンティティとか、「和」文化というものを意識するようになる、という風にも思うのです。

私個人は現在そのような状況、気分に苛まれているんですが・・・。

アジアン雑貨ブームからちょっと話題はそれてしまいましたが、個人的には、「こじんまりとまとまる和=アイデンティティの自己防衛」に走るのではなく、グローバリゼーションを肯定的に捉えて、スケールのもう一段大きなクリエーションや開発に向かっていきたいなと。

多大なエネルギーを要することではありますが、一度その段階を経た上で、「日本」的価値の再評価を行ってみたいと思うのです。

2009年12月17日 (木)

オシャレ男子はドギーバッグを持ち歩く

今週の月曜日(12月14日)、「酒Go!の会」という、ファッション業界の方々と楽しく語らいなおかつ飲みましょう、という趣旨で開催している会に参加したんですが、

お開きの頃になって、フリーランスPRディレクター、pro+com代表・鈴木清之さん(注:鈴木さんは私に「石黒のあめ」のことを教えて下さった方です。鈴木さんのことは、匿名及び実名で、ちょくちょくこのブログでご紹介させて頂いております)が、

「さあさあ、食べ物を残すともったいないので、これに入れて持って帰りましょう」と、

おもむろにバッグの中から折り詰め容器を取り出してささっと残った揚げ物などを詰め込んで参加者に渡しておられるお姿を見て、

「さすがオシャレ男子! すごい〜」と感嘆したのでありますが、

鈴木さんだけでなく、進んだ感覚をお持ちの方は、「外食で頼んで食べきれなかったものを自宅に持ち帰る」ようになってきているそうなんですね。

そして、そういう、お持ち帰り専用のバッグもあるらしく、それを、「ドギーバッグ」と呼称するのだということを、後日別の方から教えて頂きました。

ネットで検索をかけてみると、「ドギーバッグ普及委員会」さんのホームページが見つかりましたので、皆様是非ご覧ください。

ドギーバッグ普及委員会

公式ブログは今年の9月に開始されたばかりのようでありますが、すでにかなりの店舗さんが協力を表明されているようです。

私は大喰らいな方なので、自分1人で注文したランチなんかを残すということは、余程体調が悪い場合でないとまずありません(それどころか、通常の1人前プラス追加の小皿1品くらいでも、平気で平らげてしまいますので・・・笑)。

ただ、みんなで飲みに行った時には、どうしても食べ残しが出ますので、前々から「もったいないな」と思っていたんですよね。

率直に行って、世界の食料問題にまで思いを馳せたことはありませんでしたが、持ち帰った食べ物を翌日の朝食にすれば、ささやかな食費の節約にもなりますし、「ドギーバッグ」ってすごくいいことだと思います。

「ドギーバッグ」のようなアイテムが流行るのは、不況の影響もあるのだという気も致しますが、不況がいい意味での暮らしのダイエットにつながったり、自分や家族、社会のあり方を見つめ直すことにつながっている部分もあると思いますので、満更悪い点ばかりじゃないなと。

間もなく2009年も暮れ行きますが、来る2010年も、あまり暗くなったりストイックになりすぎず、楽しみながら生活をリ・デザイン(再設計)していけたらなと思っています。


追記:私達にいつも素敵な刺激を与えて下さる鈴木清之さんのブログ↓↓↓

クリエーターズ・ブログ 鈴木清之

太目女子には鬼門(笑)、2010年春夏トレンド「5分丈レギンス」

今日12月16日(水)付けの繊研新聞さんを見ながら、

「嗚呼、やっぱり、このトレンドを推す企業さんは沢山出て来たか」と舌打ちしてしまったんですが・・・。

同紙の記事「春夏 レギンスは五分丈が新鮮」によると、レッグ専業メーカーさんや感度の高いアパレルさんが2010年春夏シーズン向けのイチ押しアイテムとして、5分丈のレギンスを展示会で打ち出しておられるようであります。

まあ、「ルイ・ヴィトン」の2010S/Sシーズン向けコレクションなんかを見た段階で、こうなることはある程度想像がついていたんですが・・・。

それにしても、5分丈となると、レギンスの裾の部分はひざより上になってしまいますから、太目女子、大根足の女子にとっては極めて難易度の高いアイテムになって参ります。

逆に、細い方、足のラインが綺麗な方には、アクティブかつセクシーかつ、トレンディな感じが演出出来て、すごくかっこいいと思うんですが・・・。

それと、さくら的には、正直、足が太い細いに関わらず、中年以上の女子、もとい、女性にとっても、5分丈はなかなか難しいなと。何故かというと、今度は、「たるみ」の問題も加わってきますんで。膝小僧も綺麗でなくなってきますし、細い方でも膝の上にお肉が少したまってくる、というのは、もう自然の摂理で、体を鍛えることで何とかそれを防ぐ、ということにも、限度があるように思うんですよ・・・。

かくして、さくら的には、5分丈レギンスの下に、もう1枚色が異なるレギンスを重ね履きするしかないかも(苦笑)と思ったのでありました。

嗚呼、やはり、2010年の第一の目標は、「○kgのダイエット」かなぁ(ため息)。

2009年12月15日 (火)

香港のセレクトショップ「ジョイス」は「レーン・クロフォード」と同じ系列なんですね

年末が近づいて来たので、会社の倉庫の中の古い雑誌を少し捨てようと思いつつ、思わず中身をパラパラとめくっていて、ある小さなベタ記事に目がとまりました。

平成20年2月27日刊行の、WWDジャパンさんの別冊雑誌『WWD FOR JAPAN ALL ABOUT 2008S/S』の中に、

「香港高級専門店『ジョイス』経営陣のマー一族が退社」

・・・という記事を発見したのです。

その文章を読むと、「親会社であるレーン・クロフォード・ジョイス・グループ(LCLG)のコントロール権を持つピーター・ウー(呉光正)=ウィーロック会長」というくだりが出てくるんですが、

「えーっ、『ジョイス』と『レーン・クロフォード』は、現在は同一資本傘下なんだ」と!

そういえば、先月香港に行った際に、「レーン・クロフォード」と「ジョイス」の、顧客カード登録への誘導の仕方とか、カードの体裁、記入項目も、非常によく似ていたなと。

更に気になったのは、『WWD FOR JAPAN ALL ABOUT 2008S/S』に登場している、非常勤取締役に退任させられた元会長のウォルター・マーというお名前であります。

ウォルター・マー氏と言えば、香港ファッション業界の草創期の著名デザイナーのお一人ではなかったかと思い、検索をかけてみたところ・・・。

このような情報が出て参りました。やはりそうでした。著名デザイナーのウォルター・マー氏と、ジョイス創業者ジョイス・マーさんの夫は、同一人物ですね。1951年生まれの方ですから、日本のDCブランドブームを牽引したデザイナーさん達よりは一回りお若い年齢です。

『WWD FOR JAPAN ALL ABOUT 2008S/S』には、「(ジョイスの)業績は振るわず・・・と見る関係者もいる」というくだりもございました。一度見ただけでその理由を判別するのは困難ですので論評は差し控えたいと思いますが、

やはり、ビジネスとしては、客数が見込める価格帯の低いものよりは、限られた客数・富裕層やファッションフリークしか取り込めないハイプライスの商品を販売するのは、非常に難しいものであること、しかし、だからこそ、「ファッション」「美」というものに強い拘りを持つオーナーにとっては、この上なくやりがい生き甲斐を感じられるチャレンジングな商売であるということは、日本と全く同じなのではないかと感じました。

酒Go!の会 in 2009年末

今日は、主役のお一人であるM社長が、

なんと、新型インフルエンザに罹患したということで・・・

「酒Go! の会」もどうなることかと心配したんですが(ウソ・・・笑)。

新メンバーも多数お迎えし、原宿のちゅらりは夜遅くまでファッション談義というか、楽しい四方山話で盛り上がったのでありました。

それでもって、締めは、Sさん寄贈の「石黒のあめ」! おやつは、これに限ります。

幹事を務めて下さったK先生、Sさん、ありがとうございました。

皆様、2010年にまたお会いいたしましょう! 良いクリスマス&お正月をお迎えください。

2009年12月13日 (日)

<12/12>「すみだモダン・シンポジウム」に参加してきました

昨日12月12日(土)は、すみだリバーサイドホールで開かれた「すみだモダン・シンポジウム」に参加して参りました。


墨田区は、東京スカイツリー開業を契機に、すみだから生み出される様々な商品・サービスなどを対象として、付加価値を向上させ、魅力を発信することで認知度を高め、地域を活性化する取組「すみだ地域ブランド戦略」を実施しています。すみだのイメージを明確にし、地域をブランド化することにより、多くの方々をひきつけるとともに地元の方々が誇りに思うまちにすることを目指し、様々な事業を展開しています。

 来る12月12日(土)13時から、今後すみだ地域ブランド戦略を担う主体となる「(仮称)すみだブランド推進協議会」やブランド認定制度に関する情報の報告、「これからの地域ブランドの展開について」などをテーマにしたパネルディスカッション、「すみだ地域ブランド戦略」の一環として行われている「ものづくりコラボレーション」事業で出来上がりつつある試作品等の発表、ものづくり体験ワークショップなどを実施します。(すみだモダン|すみだ地域ブランド戦略ホームページより引用


試しに、シンポジウムの内容をtwitterに向けてtsudaってみました。始めての体験であります。

パソコンではなく、iPhoneで早打ちしたんですが、私は画面を日本語、中国語簡体字、英語の3設定にして使っておりますので、画面の切り替えに若干時間がかかってしまいました(中国語は一時的にはずしておくべきでした)。

ただ、いつもはほとんど日本語でtweetした後必ず英語でもtweetしておりますので、日本語だけで140文字だと、本当にものすごく沢山の内容を書き込めるものなんだなと感心致しました。

iPhoneですら、そこそこリアルタイムで議事進行を伝えることは出来るなとわかったのが大きな収穫でありました。多少の訓練を積めば、文章の読み書きが好きな方ならどなたでもたぶんすぐに出来るようになると思います。

PCを用意し、単語登録で予め「すみだ地域ブランド戦略」とか「東京スカイツリー」とか、頻繁に登場すると思われる用語を登録して一発変換できるようにしておけば、もっと早く打てるでしょうね。

大切なことは、審議会の内容などをtwitterでリアルタイムに情報公開するということを一番最初に始められたITジャーナリストの津田大介氏がおっしゃっておられる通り、「何をtsudaるのか」という、アジェンダの設定、問題意識を何に対して持つかということではないかという気がいたします。

昨日のシンポジウムのリアルタイムルポは、ハッシュタグ「#sumidamodern」にして発信致しましたので、良かったら検索してご覧になってみて下さいませ。

私以外にも、twitterでは、greentea_kirikoさんもいろいろ言及して下さっているみたいです(リアルでお会いしたことがない方だと思いますが、ご紹介させて頂きます)。

http://twitter.com/greentea_kiriko

それと、昨夜自宅に戻って気づいたんですが、漫画兄弟の末っ子さん、平沼紀久さんも会場にお見えになっておられたんですね。ブログで大きく取り上げて下さっております。ジモティのブロガーの皆さんより、アップされるのは早かったですよ。私がお礼を申し上げるのも変ですが、ありがとうございますm(__)m

平沼紀久オフィシャルブログ「ノリの杜」

こういう、有名人の方がプロジェクトに関わって下さると、盛り上がり方が違って参りますよね(^^)

2009年12月12日 (土)

お台場のヴィーナスフォートにアウトレットオープン

今日の昼間、移動の合間にiPhoneでツイッター(twitter)のタイムラインを見ていたら、

ヴィーナスフォートに今日オープンしたアウトレットの話題がかなりtweet(つぶやき)されておりまして、

私も思わずRT(リツイート=他の人のコメントを引用すること)してしまったりなんか致しました。

今、twitterのサイト内検索で「ヴィーナスフォート」と検索したところ、出るは出るは・・・クチコミの輪がものすごく広がっておりまずね↓↓↓

◆【画像】twitterの平成21年12月12日(土)深夜0時時点でのリアルタイム検索「ヴィーナスフォート」の結果

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「マルニ」が安いらしい、という噂に、思わず反応してしまったさくらでありますが・・・。

これまで、東京の都心から30分ほどで行けるこんなに近い場所にアウトレットが設けられた先例はなく、現状では3F部分の49店舗だけで、郊外の大型アウトレットで人気の「コーチ」「フルラ」「ビームス」や「ナイキ」「アディダス」などのスポーツ系カジュアルは見当たらないものの、

「ユナイテッドアローズ」「ガリャルタガランテ」などのセレクトショップ系ブランドと、「ギルフィーストア」「ゴア」「デュラス」など、郊外ではまだ珍しいギャル系のブランドさんが沢山揃っているということもあって、

少なくとも、暫くの間はオープン景気で相当にぎわうのではないかなという気が致します。

さらには、オープン3か月から半年くらい過ぎてきたら、海外での認知度とクチコミも広がって、今度はヴィーナスフォートさん本来の強みである、中国や韓国からの観光客の人気も集めそうだなと。

それこそ、この場所は、先日香港で見て来たショッピングモールの光景のように、現地人(ここの場合は日本人ですよね)とアジアの観光客双方が入り交じった国際的なお買い物天国に変貌していきそうな気が致します。

ヴィーナスフォートさんはアジアの富裕層ではなく、修学旅行生とか、どちらかというと中間層以下の方々、貯金を一生懸命貯めて海外旅行にやってきました、という方々を対象にした商業施設になっていかれると思いますので、ひょっとしたらいずれは館全体がアウトレットに・・・というのも、あり得ないことではないように私は思います。

2009年12月11日 (金)

イケメン「ストアモデル」で度肝抜くアバクロ日本1号店@銀座

ミラノのショップのオープン時の報道である程度想像はついていたんですが、いやはや、アバクロことアバクロンビー&フィッチさん、日本1号店となる銀座店のオープニングで、やはりやってくれました。

アバクロ銀座、「ストアモデル」初披露ーシャツはだけ腹筋あらわに(H21.12.10銀座経済新聞)

アバクロンビー&フィッチというブランドそのものが、20代の若い男女をターゲットにセクシーなイメージを売りにしておられますが、

「男のセクシーさ」を全開にしたこのプロモーションは、最近でこそ日本でもホストクラブのブームが巻き起こったりして性と男女の関係性へのタブーがかなり薄れてきたのでそこまでの衝撃はなくなっていますが、

それでも、水商売ではなく、ファッションビジネスの世界においてのプロモーションですから、かなり禁じ手に近い技、しかし、人間の性への関心に訴えかけるものであるからこそ、強い好奇心をそそられる、センセーショナルなプロモーションだと思います。

しかし、この「ストアモデル」の登場は、販売員=ショップスタッフのあり方の既成概念をも揺さぶるような気がして、非常に興味深いんですよね。

「販売はやらなくてよい、ショップのイメージを忠実に表現出来る体型と着こなしが出来る人材優先」というのは、

単に商品を買うだけならネットでも十分可能な今という時代には、ある意味で非常にマッチしているのかなと。

お客様がお店に求めているものが、「イメージ」であり、さらにはショップのアイコンとなるようなイケメンの男性達の「フレンドリーな接客」であって、

商品そのものの選択眼は、私達=お客様側が十二分に有しているから、接客なしで好きなものを自由に選んで試着して買わせて頂きます、この部分はセミセルフでも結構、ということなのかも、と。

「H&M」さんとか「フォーエバー21」さんは基本的に接客なし、それに対し、「GAP」さんは価格も前者のブランドよりは高めなので接客もかなり行っておられるという違いがありますが、

果たしてオープン後3か月くらい経過した時点で、アバクロさんはどちらの路線になるのか、注目したいと思います。

もう1点、感じたことですが、

日本の社会では、最近男性の草食化が話題になっておりまして、ファッション傾向で言うとユニクロさんとかアメカジ系の「ふつう」の地味系カジュアル志向、モノ志向、うんちく系のセレクトショップ系、ヤンキーファッションの流れを汲むお兄系とかオラオラ系、若くこだわりのある層の古着ミックス系ぐらいが目立つところで、

かっこいいセクシー系、というのは、かなりマイナー路線だと思うんですよね。

一時期雑誌『レオン』が流行りましたが、あの「チョイ悪オヤジ」路線だって、ちょっとお笑いというか、3枚目入っている・・・というのが日本的なあり方で、

直球ど真ん中でかっこ良く、というのは、皆さんかなり苦手なんじゃないかと。

日本人って、特に男性は、女性よりも謙虚な方が多くて、本当はかっこいい人でも、「俺ってかっこいいでしょ?」的な装いはしないというのが、日本人らしいところだと私は思うんですよ。

アバクロさんの「ストアモデル」的あり方というのは、日本においてはファンタジー、現実離れした架空の存在で、ひょっとしたら憧れ感よりも、一種のコスプレ的感覚で鑑賞しているのかも、という気もいたします。

ともあれ、アバクロさん、日本1号店オープン、おめでとうございます!ニュースだけ見て想像であれこれ言っても仕方が無いので、なるべく早くお店にも足を運び、実際に商品や売り場も拝見しお買い物もしてみたいと思います。

2009年12月10日 (木)

ユニクロ「プラスジェイ(+J)」春夏物第1弾は12月23日(水)発売

プラスジェイ

ユニクロさんの「プラスジェイ(+J)」の春夏物、クリスマス前にはもう発売なんですね。

もちろん、遅いよりは早い方がいいに決まっているんですが、私がファッション業界周りの人間で、意識して情報をチェックしているせいだからというのは大きいと思うんですけれど、最近のユニクロさんのサイクルの速さには、なんだかついていけないな、広告宣伝を見ているだけでちょっと疲れて来た・・・という感じがして参りました。

毎日毎日日替わりの安売り商品を出されて、ミニブログのツイッター(twitter)ではお客様とのコミュニケーションはなくただただ安売りをPRするつぶやきばかりで・・・。

私の周りの方々も皆さんおっしゃっておられますし、ブログを検索してもそういうコメントが結構出てくるんですが、ユニクロさんの商品はトレンド性の高さを謳った外資ファストファッション企業さんの商品と違って、ものづくりがしっかりしているので、そんなにすぐには痛まないんですよ。

ということは、いろいろなキャンペーンに惹かれて、買い物かご一杯に買って帰る、という行為を何度か繰り返すと、それらの商品をタンスにしまいこむかあるいは捨ててしまわない限りは、「しばらくの間、十分着用できる」ということになる訳です。

私は寒がりではないので、実はヒートテックもまだ買っておりませんし、全くもってそこまでの「ユニクロ」フリークではないんですが、「当分は大事に着よう」という状況に既になっております(笑)。

といいつつも、実は、「プラスジェイ(+J)」に関しては、やはり想像以上に大満足しておりまして、春夏物も商品を見てみないと断言はできないんですが、たぶんまたネットから買うんだろうなと。

今日も会社に、「プラスジェイ(+J)」のカシミアのセーターを着ていっていたんですが、ある上司に「○○さん僕のセーターどこのかわかる?」と言われ、「『ユニクロ』ですよね?私とおそろいですよ。私も今日は『プラスジェイ(+J)』ですから」と言って笑ったくらいであります。

今日掲載した写真は、まだブログでご紹介していなかったと思うんですが、最初に3点購入した後、追加で買った黒のロングのダウンジャケットです。

こちらに関しては、実は箱を開けて商品を触った段階では、「うっ、これは失敗だったか・・・」と思ったんですよね。素材がたぶん「ユニクロ」さんの「プレミアムダウンコート」と同じで、確かに軽量性には優れているんですが、妙にてかった感じの質感、色が好みではなかったので・・・。

正直、随分前に買った「ストラネス」のダウンの素材とは、比べ物にならないという気が致しました(価格が全然違いますけどね)。

ただ、着てみると、やっぱり凄かった!ダウンなのに、デザイン、パターンが全く違うんですよ。

特に、首元から三角形に下がってくる襟の形、同じく少し肩先に向かって下がり気味の肩線、そして適度なウエストシェイプのお陰で、

ものすごく、痩せて見えます(笑)。

これ、ほんと、ジル・サンダー・マジックですね。実力の差を見せつけたというか・・・。価格の高いものをやっておられる他のアパレルさんやデザイナーズブランドさんなどにとっては、大ショックですよね。

なので、やっぱり、春夏も「プラスジェイ(+J)」に飛びついてしまうんだろうなと。もし日本で大きいサイズが減らされてしまったら、中国から買って帰ることになっちゃうかも(笑)なんて思うさくらであります。

あっ、皆様、冬物は、もう残り少なくなっておりますが、今多くの品番がマークダウンされておりますよ。まだ安くなっていないですが、私はもう1点長袖のシャツを買おうかな、なんて思っております。

2009年12月 8日 (火)

東邦テナックス(株)のCFRP(炭素繊維複合プラスチック)を、トヨタの「レクサスLFA」が採用

繊維関連の業界紙さんでも、川下志向のところや総合紙さんはあまりこのニュースを大きく取り上げておられなかったんですが、

よくよくニュースを読むと、これはかなり凄いことなんじゃないかと↓↓↓

CFRPの自動車用途への展開加速 「レクサスLFA」への炭素繊維複合材料の採用についてー東邦テナックスニュースリリース

「従来のアルミ骨格のキャビンに比べ、約100kgの軽量化を実現」と、さらりと書いてありますが、100kgと言えば、若い女性の体重2人分ですからね!すごいダイエットです!!

それだけ、燃料を消費する量も少なくてすむ、というのは、素人でも想像がつくことです。

しかし、以前はトヨタさんの社名を冠したこのようなニュースリリースを見ることはほとんどなかったように思うんですが(もし間違っていたらごめんなさい)、

今年に入ってからは、他社さんの事例も含めて、ちょこちょこ出始めているような気がします。

川上の企業さんは素晴らしい技術や製品をお持ちでも、どうしても一般消費者にまで知られる機会が少ないですので、

こういう形のニュースリリースが増えてくることは、とても喜ばしいことのように思います。

超大手企業さんの商品も、その企業さん1社の力で生み出されている訳でなく、素材や部品を提供する企業さん、あるいは、より川下の販売店さんや、もっというとPRを担う広告代理店さんなど、沢山の企業さんの協力があって成り立っているんですよね。

今後、そのサプライチェーンが、全て日本企業だけで構成されるということはなくなる(というか、既になくなっている)と思いますが、

それでも、優秀な川上の企業、下請企業の存在が、日本のものづくり産業の強みを構成しているということを、私達は再認識すべきなのではないかという気が致します。

書評:小山龍介 土橋正著『ステーショナリーハック!(STATIONERY HACKS!)』

小山龍介、土橋正著『ステーショナリーハック』(マガジンハウス刊、定価1,500円+税)は、仕事術系の本を探しておられる方が手にとってご覧になられることの方が多いのかもしれないと思うんですが、

読了し、ファッション業界の皆さんを始め、「デザイン」を生業とされる皆様にも強くお勧めしたいと思いました。

プロダクトデザインは、単なる見た目の美しさだけでなく、機能面の優位性、使い勝手の良さがなければならないということは皆さん承知しておられると思いますが、

本書では、パソコンやIT系のデバイスを駆使し、10年前と比べて遥かに量的にも質的にもハードなタスクをガンガンこなしていかなければならない現代のビジネスパーソンにとって必要な文具、という観点から、お勧めの商品が紹介されております。

私個人は、会社の中に置いているものには必要以上にお金はかけない、スケジュール管理にもむやみやたらにパソコンを使ったりはしない人で、例えば、To Do ListはA4のコピー済みの紙を半分に切って使っていて、1件タスクが終わったらはさみでカットしてその部分を捨てる(笑)・・・みたいな生活をしておりまして、ファッション以外の事に関しては、体裁は全く気にしない非常に安上がりな人なんですが(笑)、

それでも、「これは早速取り入れて、業務を効率化したい」と思ったアイテムが数点ございました。

特に、本書が椅子の重要性を力説しておられるのには、全く同感であります。椅子を変えるだけで疲れが解消するということは、実際あるように思いますので(枕や布団も同じですよね)。

仕事術的な切り口と、高齢化対応、ユニバーサルファッション的な切り口が、商品開発の2大有望テーマではないかと思うんですが、同書はズバリ前者のテーマに切り込んだタイムリーな書籍だと思います。

「北欧デザイン」とか、著名デザイナーによる椅子の本とか、そういう趣味性の強いデザイン本とは異なり、普遍性が強い、相当規模のマーケットを取っていくという前提で考えられた商品が紹介されておりますので、マーケティング的観点から読むととても勉強になると思います。

パラパラとめくって部分的に眺めているだけでも楽しい本ですよ。お勧めです。


STATIONERY HACKS!BookSTATIONERY HACKS!


著者:土橋 正,小山 龍介

販売元:マガジンハウス
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2009年12月 6日 (日)

ワコール系のSPA「ウンナナクール」の、裏にワザ有りの「ゆるさ」がイイ

横浜にやっとのことで、随分前に修理に出していた眼鏡を取りに行ったついでに、2時間ばかり駅ビルのシアル(CIAL)と、横浜ルミネ(こちらはちょこっとだけ)を回ってきたんですが、

シアルの方は、アパレル系では半分くらいのショップが、「スペシャルセール」もしくは「週末限定セール」など、何らかの形で店内の一部商品の値下げを行っておられました。

ネット上でもプレセールが始まっておりますし、年明けまで待っているだけの余裕がない、というところなんでしょうか。これが不況期の緊急避難的な例外で済めばよいのですが、数年に亘って不況が続く間に常態化していくのが、「経営」という観点で考えると非常に怖いなという気がいたします。

実店舗の過当競争は、今後も継続していくのでしょうから、それを見越した上で、例えばポイントさんの「ローリーズファーム」などが、一定の販売期間を経過して明らかに動きが悪いと思われた商品を早め早めにマークダウンしておられるような方法の方が、お客様にも喜ばれ、なおかつ利益面での損が少ない手法であるように思います。

減収減益の時代、それを計算に入れた上での生産計画、販売計画、在庫コントロールが益々重要になってくるんでしょうね。

ところで、久々にシアルを見ていて、ワコールさんの子会社、ウンナナクールさんの下着とルームウェアのSPA業態「ウンナナクール」さんが、ますますイイ感じになっておられたので、感心いたしました。

「ウンナナクール」さんは、女性向けのふんどし「ななふん」とか、下着用の小さなアップリケの販売とか、暫く前からいろいろ話題を振りまいておられるんですが、

ひとめ見て、店内のポスターとか、商品のパッケージデザインが、すごいなと。

「愛に、負けるな」「自分に、負けるな」というキャッチコピーも、ゆるいけどどこかしら芯のある雰囲気を醸し出している女性(これが「ウンナナクール」のコンセプト、商品の特徴そのものなんですが)を描いたイラストも、明らかに超一流のクリエーターの手によるものに違いないなと・・・。

思ってネットで検索をかけてみたら、やはりそうでした。D-BROSのイラストレーター、渡邉良重さんの作品だそうです。

昨年からの巣ごもりブームを反映し、自宅でくつろぐ時のウェアは、「ジェラートピケ」を筆頭に幾つか発売されておりますが、

ワコールさんの場合は、元々存在していた下着のブランド「ウンナナクール」に、「ランチ」というハウスカジュアルのブランドをプラスしてご対応なさっておられるようであります。

商品は、一見、ワコールさんらしくないというか、一番象徴的なのは、ノンワイヤーのブラジャーが非常に沢山置かれているというところで、百貨店販路での40代以上向けに刺繍やレースを使った豪華で高価なブラとショーツのセットとは対極にあるかのように見えます。

そういう、「下着はゆったりと身につけたい」という、自然体派の女子(&オバさん)向けでありながらも、実は、ババシャツやキャミソール、腹巻きなどでは、保温性が高い機能素材をしっかり使っておられるんですよね。

さっき、このブログを書く前に、一般の方が書かれたブログを幾つか拝見致しましたが、「『ウンナナクール』は可愛くて、丈夫」というご意見が幾つもございました、。この、丈夫という部分が、激安だけを謳い文句にしておられるブランドさんとは異なる、ワコールさんらしいこだわりなんだろうと思います。

「ゆるい」雰囲気を醸し出しながらも、裏にはしっかり最新の技術=「ワザ」を駆使してものづくりをなさっておられる、ということでしょう。

先程、同社の直近の中間決算を拝見したところ、「入店客数の減少などによりウンナナクール全体の売上高は前年をやや上回る程度になりました」とのことで、やはり、不況が堪えておられるのかな、という気も致しますが、

「ペラペラですぐに駄目になる下着じゃ嫌」、かといって「ユニクロさんでインナーを買うのは気分的にちょっと・・・」という方々は世間には非常に沢山いらっしゃると思いますので、是非頑張って女性のカラダとココロを満足させるような商品と店作りを続けていって頂きたいと思います。

阪急西宮ガーデンズ、開業1年で売上高約659億円

12月3日(木)付けの繊研新聞さんに、準郊外型ショッピングセンター(SC)「阪急西宮ガーデンズ」さんが開業1周年を迎えた、という記事が掲載されておりました。

同紙の報道によりますと、初年度売上高がSC全体で約659億円と、当初目標の600億円を大幅に上回る結果だったそうです。

注目すべきは、来館者数はデベロッパーの阪急阪神ビルマネジメントさんが予想しておられた2,000万人を下回る1,760万人だったということです。記事の中に、「業種別での(好不調の)格差はない」「好調店のなかには、10月の客単価が4万円程度のセレクトショップもある」といったくだりがございましたが、この1年間はほとんど「100年に1度の不況」の時期と重なっていただけに、非常に立派な業績だと思います。

今年3月2日(月)付けの本ブログへのエントリ「準郊外としては最高レベルの立地ー阪急西宮ガーデンズー」でレポートさせて頂いた通り、

同SCは富裕層が多い非常に恵まれた立地に建設されているんですが、

そういう客層にあったテナント揃えを行い、デベロッパーさんもテナントさんも、恐らく、そういう顧客ターゲットにあったMDを構築しどんどん精度を上げていかれたのであろうということ、

それと、「コトコトステージ」という週60〜70もの数のイベントの実施による、リピーターの育成、
これが大きかったのではないでしょうか?

モノからコトへ、家族や地球を軸にした幸せの追求、というのが、時代の大きな潮流だと思いますが、そうは言えども、衣食住もろもろ全てにおいて、全くものを買わずに生きていくというのは不可能なことです。

皆さん日々、どこかで何かを買っている訳で、そういうお客様をつかむためには、まずは、トラフィック(来店客数)を上げて行く、頻繁にお越し頂くことが不可欠です。

商業施設の数が増え、過当競争に陥っている現在、当初目標を下回ったとはいえ、来店客数の十二分な確保に成功しておられる阪急西宮ガーデンズさんは本当に素晴らしいと思いますね。

機会があれば、また是非訪ねてみたいSCの1つです。

2009年12月 3日 (木)

ルイ・ヴィトンのスタッフの給与=ケンタッキー・フライドチキンのスタッフの給与@中国

WWDジャパンさんの11月30日号に掲載されていた、パリ編集部マイルス・ソーシャさんの署名入りの記事「ショップを構えるならまず中国に!」内で紹介されていた、

上海を起点とするリサーチ企業のポール・フレンチ=ディレクターのコメント・・・

「ルイ・ヴィトンのスタッフの給与はケンタッキー・フライドチキンのスタッフの給料と変わらない。ラグジュアリー・ブランドのブティックでは、数点が売れれば収支は合ってしまう」を読んで、

仰天してしまいました。

思うに、

「(中国のような・・・今はコストがかなり上がっていますが)発展途上国で安く商品を作って、

同じく発展途上国で、先進国向けと同じ価格帯で超高級品を売る」

という、from発展途上国to発展途上国のビジネスモデルほど、利ざやが大きい商売はないなと。

脳裏に、「文明の野蛮」とか、「文化帝国主義」とか、様々な言葉が浮かんでは消えていきました・・・。

2009年12月 1日 (火)

香港のセレクトショップ「ジョイス(JOICE)」からお礼状が届いた

先程、疲れた体をひきずるようにして会社から自宅に戻ってきたら、郵便受けに或るサプライズが!

先日、「中国・香港ショップリサーチ(その2)」と「(中休み編)」でもご紹介させて頂きました、香港の有力セレクトショップ「ジョイス(JOICE)」さんから、国際郵便で手書きのお礼状が届いていたんですよね。

こちらのお店では、「アレキサンダー・マックイーン」の定番のスカル柄のシルクのスカーフを1枚購入したんですが、「レーン・クロフォード」のインテリア・生活雑貨のコーナーでお買い物をした時と同様に、お得意様向けのメンバーズカード会員になることを勧められたので、「上海には年に1回くらいは行っていますが、香港には滅多に来ませんよ」「いえいえ、上海でもこのカードをお見せになってお買い物なさってください」なんて会話の末に、日本の住所を書き込んでいたのでした。

どうみてもお金持ちには見えない、貧乏なオバさんなんですが、「このお客様はファッション好きそう」と思って下さったのでしょうか? 一定金額以上のお買い上げだったからでしょうか? はたまた、「上海に行く度に『プラザ66』のジョイスを見ています」・・・という話が効いたからなのか・・・。

いずれにしても、最近は、日本であまりお礼状を頂く機会が減って来たような気がしていましたし、お店の温かい印象と、旅の楽しい思い出が重なり合って増幅されるような気がして、非常に嬉しく思った次第であります。

日本のショップスタッフの皆様には、逆に、中国(&香港)、台湾、韓国など、アジア圏から来日してファッション商品をお買い求め下さったお客様に、日本の素敵な記念切手を貼ったお礼状を是非、書いて送ってあげて欲しいなあ・・・仮にそのお客様が二度とお店に来られなかったとしても、感動はリアルやネット上でのクチコミで必ず伝わるでしょうから。そんな風に感じました。


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