ユニクロ「プラスジェイ(+J)」春物第一弾の感想
ユニクロさんの「プラスジェイ(+J)」の春物第一弾が本日(というか、もう昨日、ですか)、発売になりました。
家事や年賀状の準備に追われて、とても実店舗に赴くゆとりがなかったので、ネットで早速チェックしたんですが、
商品ラインナップ(このリンク先はレディスです)を見ると、ダウンベストとか、綺麗な色のカシミアニットとかが含まれていて、
いわゆる梅春物的な商品も打ち出したいということで、お正月前のこの時期の発売を選んだんだなと思えるようなラインナップになっていましたね。
レディスでは、午前中は掲載されていたアシメトリーな打ち合わせになったコートが早々に完売してネット上からは画像が消されてしまったようですが、
冬物第一弾、第二弾の時に比べて、ちょっと動きは鈍いようですね。
やっぱり、消費者は賢い!何をいま買うのが一番おトクか、本当によくわかっておられると思いました。
そりゃそうだと思います。最近になって外は一段と寒くなって来ており、店頭はセールに向かってはいるものの、体感温度的には、これから冬本番、といった季節を迎えますから。正直、まだまだTシャツを買うような気分にはなれないと思うんですよ。
それと、特にレディスに関して言うと、春夏は秋冬に比べてやはり難しいのかなと。いくらシルエットが綺麗でも、単色のTシャツでものを言うのは素材ですからね(ネットで見ただけではわかりませんが)。必ずしも価格的に高いコットンが好まれるとも限らず、洗いをかけてくたっとした感じ・ラフな感じをお好みのお客様も多いですし・・・。
シルエットについても、スタイルの良い方はウエストシェイプまでされてピタピタという感じのものだったり、キャミソールとの重ね着で着用するので襟ぐりはもっと大きく空いているセクシーなものの方が好きだとか・・・。
さらには、1枚で着る際には楽しいプリント柄が欲しいなとか、いろいろなご要望が出て来て、
ミニマルなデザインとパターンの魅力だけで推すのは、かなり厳しいのかなぁと。
ユニクロさん自体も、秋冬は同業他社さんのダウンやニットの価格が割高なので、それに対して値ごろ感があり、パーツとして着回しが聞く商品を豊富なカラーバリエーションで提案し大量に販売してうまく行っておられますが、春夏になると、ジーンズ以外のアイテムは、やっぱりユニクロばかりだと面白くなくなると思われる方が多いようで(世の中にほとんど存在しなかったブルーオーシャンを開拓した「ブラトップ」は別ですが)、秋冬程のパワーは感じなかったりいたします。
ということで、秋冬以上にカジュアル色、アパレル商品にも雑貨感覚の楽しさが求められる春夏シーズンの「プラスジェイ(+J)」さんの今後の展開が注目されるところであります。
まあ、そうはいっても、ここに掲載されているTシャツ、例えば「マーガレット・ハウエル」さんとか「ギャルリービー」さんのようなブランドの商品に同様の色使いのものはよく見られると思いますが、それらと比べると価格的には格安ですからね。
ただ、素材を触らずに急いで買う程のことはないかとさくら的には思いましたので、もし買うとしたら、秋冬の残りの長袖シャツと、やっぱりカシミアのニットの方が先かなぁと。
但し、メンズに関しては、レディスとは状況は全く異なっていて、シャツとかベルトは、明らかにサラリーマンの通勤着用途の購買を狙っていると思います。
私もシャツは、たまにお役所とかきちんと感がある服装が求められるクライアントさんのところにお邪魔する際にスーツの下に着用するために買いましたが、レディスの場合は、そういうマーケットには限りがございますので、
繰り返しになりますが、やはり、レディスの春夏物の企画は、なかなか難しいですよね。(とはいえ、ネットに掲載しておけば、これからロングテールでどんどん売れて行くでしょうけど)。
さくら的には、とりあえず、レディスのLサイズが日本でも存続されていたので、「中国から買って帰らずに済む」(笑)と思って、非常に安堵したのでありました。
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